【1253】 勘違い  (OZ 2006-03-14 03:34:24)


日曜日から月曜日にかけ、真美は風邪気味で少し熱っぽかった、たいした事も無さそうだが、大事をとって月曜日は学校を休み、一日家で寝てすごした。
火曜日の朝、熱は下がったが少し身体がだるかったので、病院に行くため午前の授業はお休みした。

「真美ちゃん、午前じゃなく今日も休んだら?」
「ううん、大丈夫、病院で注射も打ってもらったし、お薬も飲んでる、今は全然平気、だから心配しないで、ね?お母さん。」
「本当に?」
「大丈夫だって。」

丸1日と半分休み、午後から学校に行くのはなんとも不思議な気分、昨日と今日の朝からのみんなの記憶の中にいきなり入り込むエイリアンな気分、う〜ん、もしかしたらまた熱でも上がってきたかしら?

教室に向かっている最中
「真美さん!!」
「うを!! なによ蔦子さん。」びっくり
「大丈夫なの? 」
「大丈夫も何もちょっと風邪をひいただけよ。 いったいどうしたの?」
「いや、てっきりあのことを気に病んで、その為・・・」
「あのこと? 何のこと?」
「知らないの?」
「?」
 ・・・
「ご、ごきげんよ〜〜〜〜 あは、あはは〜〜 」ばつの悪そうな顔をしつつ逃げ去ろうとする蔦子さん。
私はすばやく蔦子さんのスカートを掴んだ。
「何なの、言いなさい!!」
「な、何のことかしら、」汗たらたら
 私はスカートを掴みつつ・・
「ああ〜〜 なんだか私、このまま『ばんざ〜い』ってしたくなってきちゃった。」
 
 ばんざ〜い = 蔦子さんのパンツ丸見え = 蔦子さんいや〜〜ん 

「く!! 卑怯者!!」
「何とでもいって、それで何のこと?」
「あ、あの、その・・・」
「ばんざ〜〜 ・・」
「い、言う!! 言うからスカート離して!!!!」

  ・
  ・
  ・

蔦子さんの話を聞いて私は衝撃を受けた、
「うそ!! そんな!! 日出実が、浮気!!?」

聞くところによると、日曜日、町で日出実は眼鏡を掛け、すごく美人で大人っぽい女性と歩いていたらしい、物凄く楽しそうに、嬉しそうに、しかも腕なんかも組んでいたそうだ。
「そ、そんな、」真美は蔦子のスカートを掴みつつしゃがみこみ、プルプルと震えている。
「あ、あくまで、リリアンの生徒が町で偶然見たって言う噂話、たぶん見間違えだって、世の中には似ている人が結構居るものよ、それに、私の目から見たって日出実ちゃんは真美さんにぞっこんだと思うわ、ね? だから気にしないで、そしてスカート離して・・・ ね?」

 プルプルプル・・・
「真美さん。ねえ? どうしたの? 真〜〜美ちゃん?」 蔦子は少し屈み真美に問いかけた。
  「そ、そんな〜〜〜〜〜〜!! 」
スカートを持ったまま真美は勢いよく立ち上がった、 ガバ!! スポ〜ン!!(ご存知のとおり、リリアンの制服はワンピース)少し屈んでいた蔦子さんは・・・ 
哀れ、今蔦子さんの身体を包むのは、そ・その、眼鏡と下着のみ。
「「「 おおお〜〜〜〜 」」」なぜか回りから感嘆の声が聞こえた。

「へ? なに! へ??   いや〜〜〜〜〜〜〜!!!!」



   〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 場所は変わり

薔薇の館の階段を淑女には似つかわしくないような激しさで昇り、そしてビスケット扉を乱暴に開けた。
「ねえねえ、由乃さん、志摩子さん、聞いた!!」 紅薔薇の蕾 福沢祐巳、息を切らせつ。
「あのね、祐巳さん、趣旨を言わないでいきなり『聞いた?』なんて言われても解るわけないでしょ。」
「ああ、ごめん!! そのね、なんだか真美さんと、日出実ちゃんに変な噂が流れてるの。」
「変って? どんなことかしら?」首をかしげる志摩子。
「じつはね・・・」

かくかくしかじか・・・

「なるほど、蔦子さんはナイスバディなわけね。」
「やっぱり蔦子さんは着やせするタイプと思っていましたわ。」     由乃さんと違って。ぼそ
「あら、バッチリ聞こえてましてよ、何気に嫌味かしら志摩子さん?」
「別に、何のことかしら?」
  バチバチ
「もう!!そんなことじゃないでしょ!! 由乃さん、志摩子さん!! 蔦子さんのナイスバディは置いといてよ。」
「冗談よ、そもそも祐巳さんの体以外興味ないから。」
「ええ、その点は由乃さんに同感ですわ。」
「?」
「とりあえず、日出実ちゃんの相手の調査をしましょうか。」
「そうですね、真美さんは私達の大切なお友達なんですもの、ほっとけないわ。乃梨子にも何か話があったか聞いて見るわね。」
  今、ここにリリアン美少女探偵団が結成された!! 



   〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 日出実が、そんな、日出実が・・・ 真美は死人のようにふらふらと歩いていた、ぶり返した風邪の熱も次第に上がっていった。

「お姉様、ごきげんよう。」にっこり
 私は、日出美の顔を見るなり逃げ出してしまった。
「お、お姉様!!」
一人残される日出実、理由も解らずただただぽか〜んと口を開けたたずんでいる。
「どうしたのかしら、お姉様? せっかくこれを見て貰いたかったのに・・・?」


 ごめんね、日出実、でも、ホントにごめんね・・・ なんだか、まだ、気持ちの整理が、混乱してるの・・・
私は、何も考えることが出来ず、そのまま早退してしまった。
 自室のベットに横たわり
「色んな姉妹を取材して、冷静に色んな感情を見てきたつもりだったけど、はあ、結局『つもり』だったのかな? 私って結構嫉妬深かったんだ・・・ こんなんじゃ、お姉様失格、それ以前よ・・・」 真美はマクラに顔をぎゅっと押し付けた、誰に見られるでも無いのにその涙を隠すように。

その後、真美は(水・木)二日休んだ。


   〜〜〜〜〜〜〜〜〜


金曜日のリリアン中庭

「居た!! 祥子、居たよ、あそこ。」
三奈子は一人屍のようにベンチに座っている。 今にもずり落ちそうな感じで。

「ちょと、三奈子さん、貴女どうしたの!? 妹たちが今大変なのでしょう?」
「ああ、令さん・・・ ごきげんよう・・・ それに祥子さんも、」 目は真っ赤で、下には「くま」もくっきり出来ていた。
「ごきげんようじゃ無いでしょう!! いつもの覇気はどうしたの!!」
「ま、 まあ、まあ、祥子、そんなにきつく言ったら悪いわよ、三奈子さんだって色々考えてるんだって、ね?三奈子さん? 大丈夫、私たちは味方よ。」
その言葉を聞いた三奈子は、
うるうるぼたぼた
「で、でい(令)じゃ〜〜〜ん(さ〜〜〜ん)」 びや〜〜〜〜 ガバッと令に抱きつく三奈子
「ちょっ!! 落ち着いて!! 涙!! 鼻水!! すごいから!! うひいい〜〜!!」
びや〜〜〜〜〜〜


ち〜〜ん
「はい、ココアよ、これ飲んで少し落ち着いて? ね?」
「ごめんね、令さん、取り乱しちゃって。 クリーニング代払うから。」 令様びっちょり
「別にいいよ、ていうか、祥子!! こっちにおいでよ。」 2mほど距離を置いている祥子
「本当に大丈夫? 三奈子さん びや〜〜〜〜ってならない?」
「ならないから、ね?」
「ええ、もうなりません。」ぐすぐす

「ところで、今回の話なんだけど三奈子さんは何か知ってる?」
 落ち着いたと思った三奈子の感情が再び爆破した。
「知ってるも何も!! 真美に電話したって出てくれないし!! どうしていいか解らないの!! それに、ねえ、覚えてるでしょう? あの事件!! あんなのまた見るの嫌なの!! しかも私の可愛い妹たちで・・・ そんなこと無いと思っても、色々考えちゃうの・・・ そしたら本当に怖くて・・・ 日出実ちゃんにも・・・ 怖くて、聞けな・くて・・どうしたら・いい・のか・・・ 」 顔を被い涙を流す三奈子。
「落ち着いて、三奈子さんそんなこと絶対無いから!!」
「どうして貴女にいえるの!? 気休めはやめて!!」
「気休めじゃない、絶対!! 黄薔薇、いいえ、ミスターリリアンの名に懸けて!!」 令は三奈子をぎゅっと、強く抱きしめた。今はそれしか言えない、それしか出来ない、それが嘘か誠かわからないが。

私にとっても、耳がいたい話だわ、令に抱かれ泣きじゃくる三奈子を見つめ祥子は一人思った

「ありがどう〜〜〜 」 三奈子は再び、きつく令に抱きつき びや〜〜〜〜〜  
祥子は・・・ すでに4mほど離れていた。

びしょびしょの令は「とりあえず、真美ちゃんのお宅に行ってみようか、ね?」 三奈子の頭をよしよしする。


   〜〜〜〜〜〜〜〜〜


そのころ一方、リリアン美少女探偵団は
何の当てもなく学園を歩いていた・・・

「何も収穫がないわね?」
「そうですわね、第一眼鏡で、大人で、美人さん、リリアン以外で心当たりがあるほうが不思議ですわ。」
 其の時。
「は!? 眼鏡を掛けてて、大人で、美人さん、もしかして・・・」
「祐巳さん、心当たりあるの?」
「うん、一人」
「なら、とりあえず会いに行って見ましょうか?」
「そうですわね。」



   〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 令、祥子、三奈子は山口家に着いた。

真美ママ 「まみ〜〜〜 お姉様がきてるわよ〜〜 あと、びっくりしないでね〜〜 薔薇様も来て下さっているわよ〜〜 」
 返事が無い、ただの屍のようだ
「とまあ、こんな感じなんです、食事とトイレには出てくるからあんまり心配してないんですけれども。」

「お母さま、失礼します。」
「はいな、三奈子さん、お願いします。 あと、日出実ちゃんもちょっと前に来て上に居るわよ。」
「え? 日出実ちゃんも? ですか?」
 三人は二階へ昇った。
そこには、真美の部屋の前でたたずんでいる日出実ちゃん。
「あ!! 三奈子様、お願いです、一緒に説明を・・・」
「真美!! いい加減出てきなさい!! 私たちをこんなに心配させて、何考えてるの!!」三奈子は日出美の声を掻き消しつつ叫んだ。
「あ、あの? 三奈子様? な、なにを・・・? 」 
「日出実ちゃん、私は貴女を信じている、だから大船に乗ったつもりでいいのよ!!」
「ええ〜〜って、そもそも三奈子様!! 今回のことは・・・」
日出実が言葉を言い終える前に、祥子と、令に抱きかかえられた
「大丈夫、日出実ちゃん、ここは三奈子さんに任せなさい。」
「紅薔薇様!! 誤解なんです、きちんと説明します、だから・お願いです、話をきいて・・・」
「ええ、みんな誤解で、気の誤り!! 大丈夫みんな日出実ちゃんのことを悪く言わないわ。て、私たちが言わせない!!」
「うええ〜〜 黄薔薇様まで!! だから!! 話をきいてください・・・ 」
またまた、日出実が言葉を言い終わる前に 祥子と令が、「ぎゅう〜〜」


 う・う・・う・・・うわああああああ〜〜〜〜〜ん 突然、日出美は泣き出した。
「お姉様、お姉様、うわあああああ〜〜〜〜〜ん!!」

ばたん
泣き声を聞き真美は部屋の扉を開け飛び出してきた、「日出実、そんなに大声で泣かないでよ、私が恥ずかしいじゃない。」
「お姉様・・・」 日出実は真美に抱きつき再び泣き崩れる。
三奈子はつかつかと真美に歩み寄り、手を振り上げた!
「真美!!」 
 ばしん!! 真美の頬は赤く染まる。
「いい加減目が覚めたかしら!! 貴女は今、日出実ちゃんの姉なのよ!! 姉である貴女が妹をこんなに心配させて、いったい何様のつもりよ!! しかも貴女の姉である私にもこんなに心配させて!! ほんとに・・ほんとに・しんぱ・いしたん・・だから・・・」三奈子は滝のように涙を流す。
「お、お姉様、日出実、ごめんなさい、本当にごめんなさい・・・」

 「何とか修復できそうなんじゃない?、ね?祥子?」
「そうね、こうなったら私たちはお邪魔虫になりかねないから、帰りましょうか。」 その背後に物凄い衝撃と声が響いた!!

「うわああああ〜〜〜〜ん!! 三、三奈子様の馬鹿〜〜 !! 何でお姉様をぶつんですか〜〜!! 」吹っ飛ぶ三奈子

「悪いのは全て私と三奈子様です!! でも9割三奈子様です、これを見てください!!」うぐうぐ、まだ泣きながら数枚のプリクラ(大きいやつ)を出した。
「「これって!!??」」



   〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 リリアン美少女探偵団は祐巳の知り合いに会いに来ていた(当初は容疑者、だったはず)

「ごきげんよう、景さま。」ぺこり
「あら? 祐巳ちゃんこんにちは。その、『ごきげんよう』のほうがいいかしら? 今日はどうしたの? 聖さんなら居ないわよ。 あ、私に会いに来てくれたのなら嬉しいわ。」
「ごきげんよう景さま、始めまして、私は黄薔薇の蕾こと島津由乃です。」ぴょこんと頭を下げる。
「はい、ごきげんよう、由乃ちゃんね。よろしく。」にこ。
「お初にお目に掛かります、白薔薇の藤堂志摩子です。いつも姉がお世話になっております。」恭しく頭を下げる。
「お世話なんて、実際、聖さんのおかげで何かと退屈してないわ、貴女が聖さんの妹さんの志摩子ちゃんね、よろしく。 実際、聖さんの妹さんがこんなに素敵なお嬢さんなのには正直びっくりしたわ、 いえ、聖さんが、まったくホントにしっかりしてないなんて事を言ってる訳じゃないのよ。」
「・・・以後お見知りおきを。」 志摩子は恥ずかしくなってしまった (もう!お姉様ったら)
「はい、よろしく、志摩子ちゃん。」にこ。
    ツンツン
「ちょっと祐巳さん、まるで私たち子供扱いよ、どうすんのよ? しかもすごくいい人じゃない。」
「すごくいい人なんだよ、それに、まあ、景さまにとってはやっぱり、私達は子供なんじゃない? 由乃さんや志摩子さんから見ても景さま大人でしょう?」
「むうう〜〜 悔しいけど、そう思うわ。」
「本当に、穏やかで素敵な物腰ですわね。」

「あら? 祐巳さんじゃない。ごきげんよう。」
「あ、弓子さん。ごきげんよう、ご無沙汰しております。」ペコリ
「ちょうど良かった、友人から美味しいお菓子とお茶を頂いたの、お友達と一緒にどうかしら?」
「ああ、弓子さんは私達の先輩なのよ。」
由乃と志摩子は顔を見合わせた。
「今日のお茶会はとっても楽しくなりそう。」弓子さんは本当に幸せそうに微笑む、その顔を見ている景さまも本当に幸せそう。



   〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「この写真は!!」 
そこには物凄く大人で美人な女性と、その腕に抱きつく日出美の姿があった。
「はい、私と三奈子様です。」
「へ、三奈子さん、これ、貴女なの? ホントに!?」祥子様も令様も目を白黒
「いたた・・・ 日出美ちゃん酷いわよ、ってなに、 どれどれ、 ああ、これは、この前真美のホワイトデイのお返しの品を探しに行ったとき、たまたま日出実ちゃんと会ったの、だから一緒にお買い物してプリクラ取ったわ。 その時の一枚かしら、やっぱりこんな格好、まったく恥ずかしいったらありゃしないわ・・・ 」
「でも?お姉様?このときはなぜ、このような格好を?」真美は、三奈子がこのような服装をするのが嫌いなのを知っていた。【No:231】参照
「ああ、この日、町で親戚の結婚式があったのよ、嫌だったけど両親がこの格好で行けって強引に・・・ まったくなんでこんな変な格好・・・ で、何か新郎の友達だとか言う男の人が色々言ってくるから、嫌になっちゃって。」
「それで、式を抜け出した、と。」 令はため息をついた。
「せっかく町まで来たんだもの、これ幸いと、真美へのプレゼントを探していたの。」
「そして、日出実ちゃんと会った。」 祥子は頭を抱えた。
「どうしたの? 私、何か変なこと言ってます? それに今回のこととは関係ないと思うんですけど?」

「「 関係どころか!! 今回の原因は全部おまえだ〜〜〜〜〜!! 」」
「ええ〜〜〜 何で〜〜〜 」薔薇様2人に怒鳴られても、何のことかまったく解らない三奈子様は悩みすぎてその後寝込んでしまった。






 その後、私のわだかまりと、誤解と、風邪もすっかり治った頃、日出実の浮気騒動もたいした盛り上がりも無く、静かに終息していった。
由乃さんと志摩子さんには、祐巳さんに紹介された新しいお友達が出来たらしく、楽しそうに最近よく遊びに行ってるみたい。
  そのことも在り、何とか探偵団のことはまったく忘れているらしい。
今度、真美さんも一緒に行こうよ、と、祐巳さんが誘ってくれたので、取材がてらに今度ぜひ行ってみたいと思う。


「真〜〜美さん、今その手帳の中にプリクラが見えたんだけれども、良かったら見せてくれない。」
「だ〜〜め!! これは大事なものなんですから。たとえ蔦子さんでも見せられません。」
「ふ〜〜ん、まあいいわ、 だって・・・ 持ってるもの!! 」 蔦子さんが私に見せた1枚のプリクラは、私が持っているのと同じ物。
「な、な、な、何で?」
「それはね・・・」
「それは・・・」 ごくり
「校門で三奈子様が配ってたから、新聞部三姉妹はこんなに仲良しですよっ てな感じで。」
  お姉様、なにを・・・
くら・・・ 「あらら、真美さんまた熱がぶり返したのかしら?」

「何とでも言って・・・ 」 倒れた真美の目の前にお姉様が配っていただろう、その一枚がひらりと舞い降りた。
そこには、(本人は嫌がっていたが)実にお美しい三奈子様となんともかわいらしくちょっぴり照れくさそうな笑顔の日出実、その2人がピースをして写っている、そして、その下に、( 大好き!! 日出美&三奈子より愛を込めて )

まあ、いいか、こっちはあくまで印刷物。
私の持ってるのは、2人の直筆のオリジナルなんだから。



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