がちゃＳ・ぷち

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No.14
作者：うみ
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2005-06-10 21:39:32
萌えた：21
笑った：8
感動だ：1

『素晴らしい闇の事件簿』

白薔薇のつぼみこと二条乃梨子に伸びる、黄薔薇のつぼみの魔(？)の手。
志摩子という存在をうまく利用した、『タレうさ耳』の途方も無ないまでの破壊力を目の当たりにしたことで、抵抗むなしく力尽きたかに見えた乃梨子。
『白薔薇のつぼみ志摩子に萌え死に事件』と銘打たれたそれだったが、しかし闘いはいまだ終わってはいなかった。
それは、瞳子がネコ耳を装着したことを発端として……。

「に……にゃん♪」
「――――」

(あの様子だと――完膚なきまでに堕ちたね、祐巳さん)
(そうですね。瞳子のアレは、普段とのギャップもあいまって相当破壊力が高いですから)
(それも、『祐巳さんにとっては』って但し書きがつきそうなほどに)
暗躍する二人と、見つめ合う二人。好対照な二組は、更なる混迷をも垣間見せる。

そう、それはさらに次の日に。

戦火は未だ収まる気配を見せぬまま、いつかの予感通りその魔の手は祐巳にまで伸びようとしていた。
奮闘(？)むなしく、その術中に落ちた祐巳の取った行動とは。

「えっと……(首を傾げつつ)……ぽ、ぽこ……？」
「―――――はうっ！」

(これは……あまりにも危険だわ。まさか首を傾げるだけでなく、ほんの少しの上目遣いという高等技術まで織り込んでくるとは――さすがは祐巳さんね)
(というか、見るからに瞳子が壊れちゃってますが……)
(いいのよ、あっちはいつものことでしょ)
(……それもそうですね)

こうして、薔薇の館の夕闇は今宵もその色合いを深めていくのだった。

（コメント）
うみ　＞えっと、ごきげんよう。唐突に参戦の模様です(笑)　ちなみに内容は以前柊さまが掲載されていた『白薔薇のつぼみ志摩子に悶え死に』からの続き……というより、読んだ直後に思い浮かんでしまったもので、もう止まらなかったんです(マテ)　こんなふうに続けていいのかなぁ…と思いつつ、出来てしまったからには投稿せざるを得ないだろうと。板の趣旨とは多少ずれてしまうんですけどね(苦笑)　このようにつたない作品ではありますが、どうぞ平にご容赦を。以上、長文乱文失礼しましたｍ(_ _)ｍ(No.18　2005-06-10 21:41:28)
柊雅史　＞いやいや、つづきもアリでしょう。これで残るは黄薔薇一家のみですね。果たして黄薔薇話につづくのか！？それとも原作に忠実に、黄薔薇は活躍の場もなく蚊帳の外なのか！？(No.19　2005-06-11 03:05:01)
M.O.　＞蚊帳の外って言うな～（ぷんぷん）しかも文字色黄色ないし（泣）(No.174　2005-06-19 21:57:00)
弥生　＞ネコは基本的にツンデレなのでありでしょう。タヌキは……？(No.17574　2009-05-16 22:50:17)

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