がちゃS・ぷち

[1]前  [2]
[3]最新リスト
[4]入口へ戻る
ページ下部へ

No.1989
作者:杏鴉
[MAIL][HOME]
2006-11-14 11:28:59
萌えた:5
笑った:0
感動だ:10

『分かってほしい』

私は何かに祈りを捧げたことなど一度もない。

そうする必要性も感じないし、そうしたいとも思わない。



――けれど。



祈りを捧げている彼女を見るのは好きだった。



だからいつも、目を閉じて祈る彼女の横顔を



そっと、見つめていた。





「私、人よりお祈りする時間が長いんでしょうか?」





視線に気付いた彼女が、はにかんだように私を見上げて言った。





――どうして?





私がそう尋ねると





「だって、いつもお姉さまの方が先にお祈りを終えているんですもの」





そう言って彼女は微笑んだ。








本当の事を話してしまおうか……?





――いや、やめておこう。





もう少し、彼女の姿を見つめていたいから。






(コメント)
杏鴉 >初投稿になります。いろいろとツッコミを入れていただけると嬉しいです。宜しくお願いします。(No.13657 2006-11-14 11:36:05)
沙貴 >お祈り後のゆったりした時間が感じられて、良いですね。容姿描写があればもっと状況を空想しやすいかもしれません。(No.13658 2006-11-15 00:47:12)
砂森 月 >シンプルに、さりげない日常のひとこまを。いい感じですね〜(No.13660 2006-11-15 02:23:48)
杏鴉 >コメントありがとうございます! >沙貴さま やはり容姿描写はあったほうが良いでしょうか?名前はあえて伏せてみたのですが、ちょっとぼかし過ぎちゃいましたね…。次はもっと精進したいと思います。アドバイスありがとうございました。^^(No.13679 2006-11-17 12:55:40)
杏鴉 >あぁ、エンター押しちゃった…。>砂森 月さまもコメントありがとうございます。^^ いい感じ、と言っていただけて嬉しかったです。また書こうと思っているので、良かったらまた読んで下さいね。(No.13680 2006-11-17 13:00:02)

[5]コメント投稿
名前
本文
パス
文字色

簡易投票
   


記事編集
キー

コメント削除
No.
キー


[6]前  [7]
[8]最新リスト
[0]入口へ戻る
ページ上部へ