がちゃS・ぷち

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No.2484
作者:通行人A
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2008-01-17 19:37:40
萌えた:2
笑った:0
感動だ:1

『怒りをぐっと堪えた時』

ひぐらしのなく頃にのクロスシリーズです。
aD2477→aD2479→aD2481→aD2482の続編です。
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5.心に秘めた思い(祐巳視点)

梨花さんに出会って今日で20日目、彼女は未だに私が先輩であることに気付かない。
彼女に会うのは、いつも決まって昼食を食べた後となっている。
だから私は、薔薇の館で昼食をとることにした。

祐巳(あの子今日こそ気付くかな〜。)

 などと考え、私は、機嫌良くビスケット扉を開いた。

祐巳「ごきげんよう」

私がそう言うと、この場にいない志摩子さんと令さまを除く館の住人達から、『ごきげんよう』と返ってきた。
私が、お姉さまのほうを向くとお姉さまの隣に縦ロールをした見知らぬ少女(松平瞳子)が立っていた。
その子は、私と目が合うと、不敵に笑い、

瞳子「祥子お姉さま〜」

と言って、お姉さまに抱きついた。

祐巳(さ、祥子お姉さま〜!?ていうか抱きつくなー、お姉さまもそんなやさしく言ってないでもっとちゃんと断ってください!!)

 と、心の中で叫び、私は顔は引きつった笑顔で、手はスカートの裾を強く握り締めていた。
 それでも止めない彼女を見て、私の中で、何かが切れそうだった。そんなところをお姉さまに見られたくなかった私は、薔薇の館を飛び出し、温室へ向かった。
その光景を見た面々はただただ呆然とした。そのとき、瞳子ちゃんが、何か呟いたがその言葉は、誰の耳にも入らず虚空へ消えた。


(コメント)
MMM >レイニーがらみにまで発展?しかし梨花素ボケですか(笑)、薔薇のことを誰も教えないのでしょうか・・・。そしてこの更新スピードは嬉しいですね。(No.16069 2008-01-17 20:06:24)

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