がちゃS・ぷち
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No.3213
作者:福沢家の人々
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2010-07-20 16:02:08
萌えた:1
笑った:10
感動だ:0
『嬉しそうな顔して紅薔薇のかなりの天然』
No.3209の続きかも。「平成Yahoo!娘。」A
時は平成の世・・・・
良家の子女が通う私立リリアン女学園に通う福沢祐巳に、
紅薔薇のつぼみ小笠原祥子が「一緒にググるをしていただきたいの!」と声を掛けた。
突然のお願いに、思わず頷いてしまう祐巳。
しかし、なぜググるなのか?PCも、使い方も分からないのに。
可憐な乙女たちの奮闘物語が始まる。
「ところで、ググるって、いったいなんの事ですの…。」
薔薇の館突発的妹宣言事故?後、図書館に向かう少女が2人
少々興奮気味の紅薔薇のつぼみ小笠原祥子
唐突に薔薇さま達の前で、妹宣言されてしまって、頭を抱える福沢祐巳
「リリアン女学園図書館」そこは、リリアン女学園敷地内にあり、中等部、高等部と大学が共に利用する施設
貯蔵図書も然る事ながら、リリアン女学園内唯一インターネット環境が整った「情報デジタル総合処理センター」がある。
管理は表向きは高等部の図書委員、情報処理化の生徒と、大学の情報デジタル総合処理学部情報デジタル総合処理課の生徒と講師陣で行われている。
地下には、小笠原、松平、柏木の巨大資本が惜し気もなくつぎ込まれた研究施設が、げふんげふん
図書館の受付で、「情報デジタル総合処理センター」の利用許可を取り、
「情報デジタル総合処理センター」を利用するには、高等部の図書委員、情報処理化の生徒と、
大学の情報デジタル総合処理学部情報デジタル総合処理課の生徒と講師陣、以外は受付で利用許可を取りる
センターに向かう、祐巳と祥子
その頃、地下研究施設の施設長室に、図書館の受付嬢からの一報が伝えられていた。
「小笠原祥子さまが、図書館施設内に入られました。」
「小笠原のご令嬢が・・・」
「そうか、わかった。後のことはこちらで処理する。君はそのまま職務を遂行したまえ」
「わかりました」
「直ちに部長クラス以上に全員招集をかけろ。接客中の者を除いて、至急玄関先に集合だ。祥子お嬢さまをお出迎えする」
「かしこまりました」
施設長の指令のもと、秘書から全役員に対して招集がかけられた。
とある一室。福沢建築設計事務所の社長と研究施設の副施設長が、設計図を広げ部下達の説明を受けながら会議を開いている。
「外が騒がしいですね」
会議室のドアがノックされ、施設長の秘書が入室してくる。
「会議中のところ、失礼いたします」
「外が騒がしいようだが、一体何事だ」
「はい、某SS内で勃発した、契約書争奪げふんげふん」
「いえ。小笠原祥子さまがお見えになられていて、接客中以外の部長以上の役員は玄関先に集合です」
「祥子さまが、見えているのか。接客中以外のものとなると」
「いえ。福沢社長様には、祥子さまとはご懇意だそうですので、お差し支えなければ、お会いなさってはいかがですかと、施設長が申しておりました。それでお呼びに伺ったのです」
「いかがされますか。社長」
「もちろん、お会いするよ」
「では、ご一緒に」
玄関に向かう途中の通路が人ごみで溢れかえっていた。
「こら。おまえら何をしておるか」
「い、いえ。小笠原祥子さまがお見えになられていると聞きまして。丁度、休憩中なんで、遠巻きにでも野次馬しようと。はは……」
さすがに祥子の人気は圧倒的なものだった。
小笠原のご令嬢に会えるというのは、重役連中でさえそう滅多にあるものではない。
ましてや華麗で清楚なお嬢さまという噂を聞きつけて、誰しもが一目でも拝見しようと、あちらこちらの部署から集まってきたのである。
「わかった。しかし、あまり騒ぐなよ」
突然の人だかりに、涙目になりながら祥子の聞く祐巳
「ひや〜、お〜お姉さま・・・こ・・・これは何事!ですか?」
祥子さまはふぅ、と物憂いげにため息をひとつついた。祐巳にだけ聞こえるように
「こう言う騒ぎになるからいやだったの」
そんな彼らに愛想うよく、手を振って答える祥子。
カメラまで持ち出してきて撮影しようとする者もいた。
「おい、おまえら。許可なくお嬢様の撮影は禁止だぞ」
「どうしてですか?」
「それは、お嬢様が天使だからだ」
「何ですか、それ?」
「要するにだ。お嬢様はアイドルはじゃないということだ。小笠原グループのお嬢さまたる人物の素顔が世に出ることは避けなければならない。写真に撮れば万が一にも、そのお姿が漏洩する可能性もあるじゃないか。今の世の中、パソコンにデータを置いておけば、いつハッキングされるか判らないからな」
「セキュリティーは万全なのでは?」
「それにだ……。この研究施設は、カメラの持ち込み禁止ということを忘れているだろう」
「あ……」
あわててカメラを隠そうとする研究員。
「遅い! 没収する」
「ああ……」
カメラを没収されて消沈している。
祥子に近づいて行く研究施設施設長。
「お嬢様。ようこそ、いらっしゃいました。当研究施設施設長の小鳥遊(たかなし)です。(ひときは小柄な女性職員を見ながら)けっして、か・た・な・し、では、ありません。」
「はじめまして」
ぺこりと頭を下げる祥子。
「今日はどのようなご用件でお訪ねになられたのでしょうか?」
祐巳は祥子さまの手でみんなの中心に押し出されてしまった。みんなの視線が注目する。またかよ〜涙目
「いえね、山百合会の仕事でこの子が一緒にググるをしたいって、ね!」
わ〜私ですか!お姉さま・・・ジト目で見詰る祐巳を、華麗にスルーして
「ググるですか?」
「なになにをグーグルで検索する、という意味の動詞。「ググる」は極めて和製英語的な発想で作られた言葉であると思われます。よく使われる例としては、「それくらい自分でググれ」「意味がわからないのでググってみます」また、「乃○坂○香の秘密」アフレコ時に主人公、綾○裕人の中の人が、台詞の単語を質問した時、ヒロインの妹、乃○坂美夏の中の人に「ググれ、かす!」と、言われた話は、声優ファンの中では、あまりにも有名話・・・等があります。また一部には検索の意で使われ、「Yahooでググる」といった、一見意味の通らない利用法も出始めている。」そうですね。
「ゆ、祐巳、そう言う意味よ・・・分かっていて」
私ですか!お姉さま・・・酷い
人ごみの中をかき分けて現れた人物がいた。福沢建築設計事務所社長の姿をみとめて、軽く礼をして話し掛ける祥子。
「福沢のおじさま。おひさしぶりです」
「おお〜お父さん?」
「おや?祐巳、どうしてここに?」
「お父さん・・・こそ・・・」
「仕事の打ち合わせだけど?」
祥子は2人の顔を交互に見ながら
「福沢のおじさま?祐巳?」
「あ!2人は、そ、そうなのね・・・家の父といい殿方は・・・ぶつぶつ。」
「福沢のおじさまもすみにおけませんわ、ぐふふふ」
ドンドンドン・ピ!・ドンドンドン・ピ!
「リリアン女学園生徒会会則一つ、愛人はこっそり作る」
お姉さま、そんな会則ありませんから〜って山百合会ですから
「い・いや、娘ですから」
お姉さま・・・酷い
「木は、森に隠す、ですね?・・・え?娘。」
「福沢のおじさま?娘?祐巳?福沢祐巳・・・あ〜」
祐巳は、頭を抱えながら父に向き直って
「お父さん?祥子様をご存知だったの?」
「ああ?祐巳も小さい頃何度か逢っているはずだぞ?」
祥子は、あ!と、思い当たる節があったように
「道理で、今日初めて逢った気がしなかった訳ね。」
「祐巳、私たちは成るべくして姉妹になったのよ。」
いや!まだ、ロザリオ頂いてませんから〜
祐巳は、祥子のなんだか訳の分からないテンションにただただ、頭を抱えるのみだった。
(コメント)
福沢家の人々 >「リリアン女学園図書館地下研究施設は、小笠原、松平、柏木、福沢家と地下で繋がっているのは機密事項である。」と、言うのは後のお話である。(No.18730 2010-07-20 16:12:50)
福沢家の人々 >すみません!すみません!また!変なものを書いてしまいました。テヘ、ペロ!(No.18731 2010-07-20 16:14:26)
福沢家の人々 >すみません!祥子様がどんどん壊れて逝きます。(No.18732 2010-07-20 16:22:39)
福沢家の人々 >さて!今回のネタは?マリ見てベース+WORKING!!+生徒会役員共でした。解りましたか?ぐふふふ。(No.18742 2010-07-20 18:03:12)
公爵 >すばらしいですね。ニヤリとしました(No.18748 2010-07-21 22:26:19)
福沢家の人々 >公爵 さま、ありがとうございます。ニヤリしていただけて、幸いです。(No.18754 2010-07-22 23:39:57)
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