がちゃS・ぷち

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No.357
作者:水
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2005-08-12 21:03:13
萌えた:1
笑った:21
感動だ:0

『隙あらば時にはドリルつっこみ』

薔薇の館の中。

祐巳さまと瞳子が一枚の書類を覗き込んでうんうん唸っている所に、由乃さまが近づいていって。
「瞳子ちゃん、祐巳さんとラブラブしてるわね。」
というのに、瞳子はすかさず反応し。
「由乃さま!」
と、振り向きざまに、
「「パシッ!」」
と同時に二つの音を立てた。

もちろん瞳子が頬を張ったわけじゃなく。
振り向いた勢いに二つの縦ロールが、一つは祐巳さまの後頭部を、一つは由乃さまの顔面を、それぞれ張ったのだ。
「「ううっ……」」
つぼみのお二方がそれぞれ呻いている。
ペコペコと頭を下げている瞳子を眺めつつ、乃梨子は笑いを堪えながら一言だけこぼした。
「おそるべし…… ドリルつっこみ……」


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