がちゃS・ぷち

[1]前  [2]
[3]最新リスト
[4]入口へ戻る
ページ下部へ

No.448
作者:joker
[MAIL][HOME]
2005-08-30 02:47:59
萌えた:2
笑った:5
感動だ:0

『三賢者へ行ってみませんか』

No437の続きです。




「じゃあ、今から行きましょうか?」
「…えっ?」

 江利子の思わぬ言葉に、私はびっくりした。
 果たして、江利子は私の話を聞いていたのだろうか?今、聖を連れて行ったら、さすがに私も止めれるかどうか。私はまだ、聖のせいで、死にたくない。
「聖のせい、だなんて、つまらないわよ、蓉子。」
「人の心を読むなっ!」
 思わず私は、胸を両腕で覆う様に隠す。
「……そんな事しても、心は読めるわよ。それより、さっさとキリスト様のところに行くわよ。せーいー!」
 江利子が大声で聖を呼びはじめて、少し焦る。
「ちょっと、江利子!さっきの話を聞いていたの!?」
「まあまあ、蓉子。落ち着いきなさい。聖は、美人を目の前にして話す事すら出来なくて、いらついてるだけよ。マリア様に会わせて2、3話しをさせれば、いつもの聖に戻るわよ。そうなれば、蓉子でも、いつもの様にぶっとばせるようになるわ。」
「…いつもの様に、って……」
 聖にそんなに酷い事をしてただろうか?あやつの行動からして、ちょうどいい方法をとっていたが、少し考え直した方がいいかもしれない。
 と、丁度聖が服を着替えて部屋に入ってきた。
「聖、ちょうど良いところに来たわね。今、蓉子を説得したから、キリスト様のところに行くわよ。」
「えっ?ホント?やった〜♪」
 何だか、江利子に言いくるめられた様な気がするが、聖が子供の様に喜ぶ姿を見て、まぁいいか、と思うことにした。




また続く。


(コメント)
さんたろう >腕で胸を隠す蓉子さまに萌え(No.1565 2005-08-31 16:28:11)

[5]コメント投稿
名前
本文
パス
文字色

簡易投票
   


記事編集
キー

コメント削除
No.
キー


[6]前  [7]
[8]最新リスト
[0]入口へ戻る
ページ上部へ