がちゃS・ぷち

[1]前  [2]
[3]最新リスト
[4]入口へ戻る
ページ下部へ

No.1066
作者:柊雅史
[MAIL][HOME]
2006-01-31 02:31:06
萌えた:14
笑った:2
感動だ:32

『五・七・五をやってみた』

 銀杏の葉 二人で踏んだ 帰り道     ――詠み人・松平瞳子

 帰り道 寒くてそっと 身を寄せる    ――詠み人・福沢祐巳

 身を寄せる あなたの頬は 紅葉のよう  ――詠み人・松平瞳子

 紅葉のよう? 瞳子ちゃんのも 同じだよ ――詠み人・福沢祐巳

 同じだよ? わたくしはただ 寒いだけ  ――詠み人・松平瞳子

 寒いだけ? それじゃあ手でも 繋ごうか ――詠み人・福沢祐巳



「……祐巳さま、もはや全然俳句になってないと思いますが……?」
「んー、まぁ良いじゃない。細かいことは気にしない、気にしない」
「……まぁ、祐巳さまに風流を期待するほど、瞳子は愚かではありませんけど……」
「むー、私だってその気になれば、ちゃんとしたの詠めるってば」
「では、その気になってくださいませ」
「良いよ。んーと……」




 帰り道 手には紅葉と あなたの手    ――詠み人・福沢祐巳





 繋いだ手を振り解く歌を、瞳子は最後まで口に出来ませんでしたとさ。


(コメント)
柊雅史 >五・七・五なんて、中学校の授業以来のような気がする。季語? そんなものは知りませぬ!!(脱兎)(No.5983 2006-01-31 02:32:02)
柊雅史 >【No:1064】の影響を受けましたが・・・うん、私には風流は無理だった!(No.5984 2006-01-31 02:33:42)
にゃ >17文字にすべてを注ぎ込む、難しいけれど出来たときの感動もあるのです。 (No.5987 2006-01-31 03:34:36)
joker >紅葉が季語。(No.6029 2006-02-03 01:33:21)

[5]コメント投稿
名前
本文
パス
文字色

簡易投票
   


記事編集
キー

コメント削除
No.
キー


[6]前  [7]
[8]最新リスト
[0]入口へ戻る
ページ上部へ