がちゃS・ぷち
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No.174
作者:春霞
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2005-07-06 21:42:38
萌えた:1
笑った:11
感動だ:1
『ビキニプリンス優様感染危険』
「ビキニはいいよ〜。 人類が生み出した文化の極みだ。 アハハン」 バサーリ。
、、、きゅ〜〜。
「美しく鍛え上げたおヒップを、さらに持ち上げ強化する、強靭なヒモ。
必要以上に筋肉を隠さない、小さい布地が許す自由度。
引き締まったウェストを強調する、鋭角的なライン。
何より、人類の最も重要な部分を、必要にして充分に保護する前b」 ぶぎゅうる。
「優お兄さま、のっけからナニをほざいてらっしゃるんですかっ!」 祐巳専用保護機構付きドリルを、かつて無い速度で回転させながら、
瞳子は地獄の底から響くように唸った。
「なにって。 今度ユキチ達と海に行くから、これから水着を買いにいくんだろう?
そこで後輩思いの僕としては、是非ともビキニを購入してもらおうと、一肌脱いだんだよ。
どう、この姿を見て買いたくなったろう?」 頭から、かなり激しく血しぶきを飛ばしつつも、平然とさわやかに笑う 優お兄さま。
…もはや人では有りませんわね。 使徒?
「だからと言って、本当に脱がないで下さい! この暑苦しい日本の夏に真っ白い皮のコートを着る人が何所に居ますか!!
しかもなぜ、下には く、く、く、黒ヒモビキニしか履いていないのですかっ!!!」
「やだな、何を言っているんだい瞳子。 何も履かなかったら犯罪じゃないか。 いや僕としては、美しいこの肉体を鑑賞したいという人には、何物をも隠す必要は無いんだが、やっぱりこういう物は、ユキチと二人っきりのときにしっぽryt」 ひゅでぶわ。
ちゅいーーーん。 「抹殺完了ですわ。」 冷たい一瞥をくれると、かつて人であった物に背を向けた。
ああ、そんな事よりも。 ひと目見たた瞬間に気を失ってしまわれた愛しい祐巳さまを、
はやくはやく介抱しなくては。
「暑いねー。志摩子さん」
「そうね、もう夏だもの。 で、乃梨子はビキニにするの?」
「え。恥ずかしいよ。」 ぽぽ。
「でも、見てみたいわ。 きっと似合うと思うの。」
「志摩子さんが、そう言うんなら、挑戦してみようかな。」 ぽぽぽっ。
「って、そこの白の、ほけほけ和んでないで、手伝いなさい。 繊細な祐巳さまが、祐巳さまがああ。」
昼下がりの椿事であった、と、のちにリリアン瓦版 『夏はすぐそこ』 臨時増刊は伝えるのだった。
◆
「そうか、ビキニか。」 坊ちゃんがりのままでは似合わないから、ポマードでガッチリ固めるか? などとぶつぶつと算段を立て始める奴。
「やめとけ。命が惜しかったら。」 俺が止めねば。
「ああん。ビキニは難しいのよー。 でも、パレオとセットなら…」 どういうビキニを着るつもりなのか、内股でくねくねと身悶えを始める奴。
「頼むから、止めてくれ。 フォローの仕様が無い」 お、俺が止めねば。
「そもそも、ビキニしか持ってないんだが。」 どんなポージングを決めようか、とか考えているのか。 妙に筋肉をぴくぴくさせる奴。
「そもそも! お前を連れて行くつもりは毛頭無い。 みんな気絶しちまうだろうが。 あんな風に。」 俺に…、止められるのか? この連中を…。
すまない、姉よ。 俺は俺で、心労でぼろぼろだ。 不甲斐ない弟を許してくれ。 今出て行ったら確実に命が無いのが判っていて、その変態OBを回収する勇気は、、、。
「…あのバカは放って置いて、とにかくここは逃げるぞ。」
それにしても、まさか、瞳子ちゃんがあんなに怖いコだとは。
◆
ちなみに、連れ立って買い物に来ているはずの黄薔姉妹も、やはり最初の1行目でKnockOutされていた。
が、足元に転がったまま見向きもしてもらえないのは、やはり黄薔薇だからか。 (南無〜
◆◆◆
続いている訳でも何でも有りませんが!
【No:236】 『柏木優の兄弟設計』 でも優さんは大活躍です。
若しかしたら、いらっしゃるかも知れない 光るの君 ファンの皆さんにささげます。 貰ってください。 返品不可です!(笑
(コメント)
春霞 >↓もっと変なものを。 書いてしまいました。 正直スマンかった。 (No.577 2005-07-06 21:43:36)
柊雅史 >ぅああ……波打ち際で腰に手を当てて仁王立ちしつつ主張している姿を思い描いてしまった・・・。 ニアッテルヨスグルサン…orz(No.583 2005-07-07 01:01:14)
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