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貴方がすべて  No.3861  [メール]  [HomePage]
   作者:奏葵  投稿日:2016-07-05 23:03:34  (萌:4  笑:0  感:16
マリア様がみてるif
  太陽と聖女


【No:3853】【No:3854】【No:3856】【No:3857】【No:3858】【No:3859】【No:3860】の続きです。



明けた日曜日、聖は学校へ向かっていた。
今日は前回のように私服ではなく制服である。
今日は山百合会の仕事や学校の用事があるわけではない。
目指す場所はお御堂。
栞に会いに行くためである。


栞のお祈りが終わる少し前の時間帯を見計らってお御堂に到着する。
中を覗き込むとお祈りをしている栞の姿を確認できた。
栞の他には人影はなく、シンとしている。

(丁度いいかな、話をしやすい)

いつものベンチに腰を下ろしお祈りが終わるのを待つことにした。
少ししてお祈りが終わったのか栞が顔を上げた。

(よし、行くか)

それを見てベンチから腰を上げ栞の許へ向かう。
マリア像を見上げている栞に声を掛けた。

「ごきげんよう、栞」

「えっ・・・、ごきげんよう、聖さま」

一瞬驚いたように振り返りこちらを確認した後、挨拶を返してくる栞。

「ちょっといい?」

「はい、かまいませんよ。ふふ」

なぜか少し笑われた。

「?どうかしたの?」

「いいえ。ごめんなさい。昨日も同じように話しかけられたので、白薔薇さまに」

「お姉さまに?来てたんだ?」

「はい。それで姉妹って似てくるのかなって思ってしまって」

「それで笑ってしまったと」

「はい。すいません」

「いや、いいよ別に」

そうかお姉さまが来てたんだ。
何を話したかは気になるけどたぶん私のことだろう。
また心配を掛けさせてしまったようだ。

「それで何でしょうか?」

「・・・」

「・・・聖さま?」

何も話さない私に少し遠慮がちに聞いてくる栞。

「栞に聞いてほしいことがあるんだ」

私の顔を見て栞も姿勢を正す。

「はい、何でしょうか?」

「私たちのこれからについて」

「はい」

「私は栞が好きだ。その上で私と姉妹(スール)になって欲しいんだ」

「はい、私はもともと聖さまの考えに従おうと決めていました。
ですから姉妹(スール)の件はお受けします。
ただ・・・」

「ただ?」

「何故かなと思いまして」

「まだ私が未熟だからかな」

「未熟ですか?」

「栞とそして祐巳ちゃんと出会いがあってから自分の世界の小ささに気づいたんだ」

「・・・」

「それまでの私は自分の殻に閉じこもって変わらない日々を嘆いていた。
変わらない、じゃなくて変わろうとしなかっただけだったのにね。
2人の出会いがそれに気づかせてくれた」

栞を見つめなおし続けた。

「今はまだ私自身変わり始めた段階なんだ。
だからここで栞との関係に答えを出してはダメな気がするんだ。
間違った方向に行ってしまう気がしてね」

以前お姉さまに言われた言葉。
自分の殻に閉じこもるな。
即ち自分の考えで完結するな。相手のことも考えろということなんだろう。
以前だったらここまでは考えなかっただろう。

「だから2人で答えを見つけたいんだ。
友人より一歩近づいた関係で」

「だから姉妹(スール)なんですね」

「うん、だから栞」

「はい」

「私の妹(プティ・スール)になってくれますか?」

「はい、よろこんでお受けします」

「ありがとう」

聖は自身の首にかけていたロザリオを外すとそれを栞の首にかけた。
「これからよろしくね」

「こちらこそよろしくお願いします」

「ああ、そうだ」

「何でしょうか?」

「2人の時は呼び捨てでいいから」

「姉妹(スール)なのに?」

「うん、自分たちの形は自分たちで決めようと思って。
それに呼び捨てのほうが親しい感じじゃん?」

「ふふ、分かりました」

「それじゃあ、行こうか栞」

「そうですね聖」

「いきなりは照れるね」

「私もです」

2人は見つめあいながら笑った。
そして進み始めた。新しい一歩を。


そんな2人をマリア様は優しく見守っている。



=======================================
[あとがき]
今までお付き合いしていただきありがとうございます。
第一部終了です。二部に関しては予定はしていますが時期は不明です。

saxuality_660 > 第一部完結 お疲れ様でした♪ やっと巡り逢えた 聖×栞の幸せ展開…感無量です(≧∇≦) ここまでの伏線や個人的な妄想で、既に第二部への期待が高まってます(笑) (No.77020 2016-07-06 00:38:29)

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