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流れ行く人生  No.3862  [メール]  [HomePage]
   作者:奏葵  投稿日:2016-07-10 21:53:24  (萌:2  笑:0  感:11
マリア様がみてるif
  太陽と聖女


第一部 −【No:3853】【No:3854】【No:3856】【No:3857】【No:3858】【No:3859】【No:3860】【No:3861】



聖と栞が姉妹(スール)になってから1週間が経過しようとしていた。
同時に6月に入り初夏の様相が濃くなってきた。
リリアンでも夏服に衣替えし(半袖に変わっただけだが)季節の移り変わりが感じることが出来る。

聖と栞は通常であれば忙しいはずなのだが相変わらずのお御堂通いをしている。
マイペースな2人であった。

そんなお御堂でいつもの雑談が終わり帰宅している時だった。
聖が切り出した。

「そういえば明日はみんな暇?」

「明日ですか?お祈り以外予定はないですね」

「私もないと思います」

「家の用事は入って無いので大丈夫だと思いますが」

聖の質問に栞、祐巳、志摩子の順に答える。

「よし、じゃあお茶会に付き合ってね」

「お茶会ですか?」

「そうなんだ、この間祐巳ちゃんが助けたお婆さんがぜひにだってさ」

「私たちもですか?」

栞が志摩子と顔を見合わせ疑問を口にする。

「先に招待されたときに相談に乗ってもらってさ、その時栞もぜひってさ」

「そうでしたか」

「まあ3人も4人も変わらないでしょ、だから志摩子もきてね。みんなのほうが楽しいと思うしお婆さんも喜ぶと思う」

「そう言うことでしたら」

「じゃあ栞のお祈りが終わるころに中等部の校門前で集合ね」

急なお茶会が開かれることが決定した。
その後聖はお婆さんに報告に行ってくると言い先に行ってしまった。
3人は風のように去った聖を見送りつつ、明日の時間を確認し帰宅の途に就いた。



明けて日曜日、各自で中等部の校門前に集合した。
お祈りが終わった栞が着た後に聖がやってきた。

「みんな早いね〜、感心感心」

言い出したはずの聖が一番最後というのは既にご愛嬌か。
4人が揃い聖を先頭に目的地へ向かう。
しばらくおしゃべりをしながら歩いていると聖の足が止まる。
目的地に到着した。

「ここだよ」

栞と志摩子がわりと近いですねなどと感想を述べた。
到着を察したのかお婆さんが玄関から出てきて4人に挨拶をする。

「ごきげんよう、今日は来てくれてうれしいわ。どうぞ中へ」

「ごきげんよう、こちらこそお招きいただきありがとうございます」

年長者の聖がめずらしく真面目な応対をする。

リビングに通されると既にお茶会の準備が整っていた

「どうぞ、お好きな椅子に腰かけて頂戴」

思い思い椅子に腰をかけ自己紹介から始めた。

「聖さん以外の人には自己紹介がまだだったわね。私は池上弓子と言うの。
因みにあなた達と同じくリリアン出身なの」

「名前が偶然ですね」

案の定祐巳が反応する。

「ええ、私もびっくりしたわ。よろしくね祐巳さん」

そう言えば以前聖さまが私の名前を言ってたっけ、と思い出しながら

「はい、改めましてよろしくお願いします。え〜と弓子さまでいいんでしょうか?」

「ふふ、聖さんにも言ったのだけどさん付でお願いね、どうもくすぐったくて」

「わかりました。弓子さん」

「初めまして、久保栞と申します。
聖さまとは1週間前に姉妹(スール)になりました。よろしくお願いします」

「あなたが聖さんの妹(プティ・スール)。お似合いの姉妹(スール)ね。」

「ありがとうございます」

栞が少し照れながら挨拶を返す。

「初めまして、藤堂志摩子と言います。
本日は急な参加にもかかわらず快く迎えてくれてありがとうございます」

「志摩子さんね、しっかりしてそうでお綺麗な方ね」

「いえそんな・・・」

どう反応すればいいか分からず謙遜する志摩子。
そんな志摩子に

「そうなんですよ〜自慢の友達なんです!」

笑顔で力説する祐巳。

「ゆ、祐巳さん」

照れる志摩子。

「「「ふふふ」」」」

そんな2人を見ながら微笑ましく見つめる3人だった。

無事自己紹介も終わりお茶会が開始された。
趣味の話や好きなものなど色々なことを話す。
学校の話題になり、弓子の興味は中等部の2人に向けられた。

「祐巳さんと志摩子さんは来年高等部よね。
どんなお姉さまが欲しいとか理想とか願望みたいなものはあるのかしら」

「う〜ん、お姉さまか〜。今のところはないですね」

「あれ?祐巳ちゃんは栞の妹(プティ・スール)になると思ってたんだけど」

聖と志摩子は驚いていた。2人は栞と祐巳は姉妹(スール)になると思っていたからだ。
逆に栞は平静そのものである。

「栞ちゃんですか?う〜んちょっと違うんですよね」

「違う?」

「はい、栞ちゃんとは本当の姉妹みたいに育ったので姉妹(スール)って感じじゃないんです」

その言葉に弓子が答えた

「姉は導くものであり、妹は支えるものと昔から言われてきたわ。
たぶん栞さんと祐巳さんの繋がりはそれとは違うものなのでしょう
姉妹(スール)にはない別の何かなのでしょうね」

「別の何か、か」

「まあだからと言って山百合会に入りたいから〜
みたいな考えで栞ちゃんの妹(プティ・スール)になりたいみたいな人に栞ちゃんは渡しません」

「もう、祐巳ったら」

なんだか父親のようなことを言い始める祐巳だった。

「あら栞さんは山百合会の幹部なの?と言うことは聖さんも?」

「あっ、はい。実はそうなんですよ。白薔薇の蕾をしています」

「まあまあ、それは大変ね。お仕事忙しいでしょう?頑張ってね」

感心し、励ます弓子の言葉に

「え、ええ。ガンバリマス」

何故か片言になって返す聖だった。
周りは知っていたが知らぬ振りをしてあげた。

「そ、そういえば志摩子はどんな姉(グラン・スール)が欲しいの?」

あからさまではあるが無理やり話を逸らす聖。

「私ですか?私も考えてはいませんね」

「ありゃ、そうなんだ」

「志摩子さんも考えてないんだ。う〜ん」

何かを考えだした祐巳。

「どうしたの?祐巳さん」

志摩子が聞くと

「志摩子さんだったらいいな〜、と思ってさ」

「えっ?」

「栞ちゃんと合いそうだから。姉妹(スール)」

「私と栞さま?」

顔を見合わせる栞と志摩子。

「そうねお似合いかもしれないわね」

弓子も同意した。

「むむむ・・・。早速孫が出来そう」

複雑そうな聖ではあるが助言も出した。

「まあ2人とも考えていてもいいと思うよ。まだ時間はいっぱいあるし」


それでこの話も終わり別の話題へと移っていった。
その後も学校の話題が続き
聖と栞は高等部の話題を、
祐巳と志摩子は中等部の話題を中心に提供し和気藹々とお茶会を楽しんだ。

お茶会の雑談も一息つき弛緩した空気が漂い始め、弓子が台所にお湯を取りに行き
しばらく小休止みたいな感じになった。
聖と栞は庭を眺めてゆったりし、
祐巳と志摩子は2人の世界に入り話をしている。

台所から戻ってきた弓子がそんな2人を見て、
どこか遠い所を見ているようなまなざしを向けた。
それに気づいた聖が

「どうかしましたか?」

「昔の気持ちが甦ってきたの」

「昔の気持ちですか」

「私がまだ聖さんと栞さんと同じ制服を着ていた頃の気持ちよ。
本当に、私たちは遠いところまで来てしまったわ」

その後、窓の外を眺めながら

「・・・会いたいわ」

とつぶやいた。

その後しばらくしてお茶会はお開きになった。
帰る時にいつでもいらっしゃいと声を掛けられて別れた。

4人はせっかくだからと聖の発案でそのまま昼食と遊びに行くことになり
夕方まで一緒に遊び回った。
今回は意外にも回りたい場所があるらしい栞が先導した。

少しずつ行動的になってきている栞を微笑ましく見ている聖と祐巳であった。



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[あとがき]
弓子さんとのお茶会の話でした。
第二部は紅一家の登場をもう少し増やしたいなと思っています。
しかしどうなることやら。

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