[最新記事表示] [検索] [キー登録] [使い方] [交流掲示板] [過去ログ] [リンク] [がちゃSぷち] [確認掲示板] [このセリ掲示板]

がちゃがちゃ掲示板は参加無制限・ノージャンル(マリみて中心ですが)のSS投稿掲示板です。お気楽に投稿下さい。
詳しい投稿ルールなどは『使い方』をご覧頂くか、管理サイトへお気軽にご質問下さい。
スパム対応のため「http://」「https://」を含む文章、「1」や「-1」から始める名前での投稿はできません。


訪問者数:4682549(since:06-03-01)

[RSS]
おなまえ
Eメール       Keyリロード
題  名 key1:  key2:  key3:
入力欄
URL
編集キー (自分の記事を編集時に使用。半角英数字のみで12文字以内)
文字色
記事番号:へ  
 
 

ドリってる?  No.3863  [メール]  [HomePage]
   作者:奏葵  投稿日:2016-07-13 21:46:50  (萌:15  笑:2  感:7
マリア様がみてるif
  太陽と聖女


第一部 −【No:3853】【No:3854】【No:3856】【No:3857】【No:3858】【No:3859】【No:3860】【No:3861】

第二部 − 【No:3862】



時期は梅雨の半ばに差し掛かり雨が多いがここ数日は晴れている。
リリアンのようなお嬢様学校でもやはり放課後は晴れたほうが騒がしいものだ。
晴れた日は外で部活のある生徒たちは溌剌としている。


そんな声を聞きながらいつものようにお御堂に向かうため鞄を持ち席を立った時だった

「栞さん、ちょっといいかしら」

そんな栞を呼び止める声があった。

「祥子さん、何か御用かしら?」

クラスメイトでもあり山百合会の仲間でもある祥子が進行方向に立ち栞を呼び止めたのだ。

「白薔薇さまから言付けを頼まれているの」

「何かしら?」

本当は分かっていたが敢えて聞いてみた。

「分かっているのでしょう。山百合会の会合にいつまでたっても参加しないから白薔薇さまからの参加するようにとの言付けよ」

やはり予想どうりだった。
姉妹(スール)になった次の日は挨拶の為に行ったがそれ以降は聖同様参加していない。

「ええ、分かったわ。その前にお御堂に寄ってもいいかしら?
待っている娘がいるの。
その娘にその旨を伝えたいから」

「ええ、どうぞ」

そう言い残すと祥子は先に薔薇の館へと向かっていった。
祐巳に伝えるため教室を出て靴箱へ向かうと白薔薇さまと蓉子さまに捕まっている聖を発見した。
どうやら先手を打たれたようだ。
聖もこちらに気づき悲しそうな顔を向けてきた。
苦笑いしつつもお御堂に向かう。

お御堂に着くといつものベンチに祐巳が座っていた。

「祐巳」

「あっ、栞ちゃん」

「今日の座談会には私と聖は参加できないの」

「そうなの?」

「ええ、薔薇の館に行かなくちゃいけないのよ」

「ああ、やっぱり忙しいんだ。聖さまを見てるとそうは感じないけど」

「ふふ、そうみたいなのよ。だから志摩子さんにも伝えといてね」

「うん、分かった。いってらっしゃい」

「ええ、いってきます」

祐巳と別れお御堂を後にする。


(お祈りをしないのは久しぶりね)
そんなことを考えつつ薔薇の館へと向かっていった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


座談会が中止になったことを伝えるため志摩子さんの許に向かう。
今日はシスターの手伝いをしていてなにやら作業をしていた。

「志摩子さん」

「祐巳さん、どうかしたの?」

「今日は座談会中止だってさ」

「そうなの?」

「うん、山百合会の仕事があるみたい」

「そう、残念ね」

「志摩子さんは後どのくらいで終わりそう?」

「半時間はかかると思うわ」

「じゃあ暇つぶしにちょっと歩いてくるね、終わったら一緒に帰ろうね」

「ええ、分かったわ」

再び作業に集中した志摩子さんと別れお御堂を出て適当にブラブラしだした。


部活をしている娘たちの声が聞こえてくる。
テニス部の近くを通った時に桂さんを発見した。
素人目に見ても結構うまいのが分かる。
友人の意外な一面を見た気がする。


その後は当てもなく歩いていると人気のない場所に出た。
流石に誰もいないかな、と思い引き返そうとすると声が聞こえてきた。
不思議に思い声のするほうに向かうと1人の少女がいた。
顔は可愛いが何よりその髪型がすごい。

(縦ロールっていうんだよね。初めて見た)

どうやら縦ロールの娘は発声練習をしているらしい。
なかなかの声音を持っておりよく通る声だ。
その少女に興味を持ちしばらく眺めているとこちらの視線に気づいたのか顔を向けてきた。
少し驚きが入っていたがすぐに感情を読ませない顔つきになった。

「ごきげんよう、何か御用でしょうか?」

「あ、ごめんね。邪魔する気は無かったの。今のは発声練習だよね」

「ええ、そうです」

それが何か?みたいな感じで対応してくる。
普通であれば気まずくなり去るのだろうが逆にどんどん興味が沸いてきた。

「合唱部に入っているの?」

「いえ、高等部で演劇部に入る予定です」

「演劇か〜。似合ってていいと思うよ」

素直に感心しそのまま感想を返すと少し顔に変化をみせ

「そうですか。ありがとうございます」

ほんの少しだけ笑みを浮かべ礼を返してきた。

「そうだ!自己紹介がまだだったよね。私は福沢祐巳。3年だよ」

「松平瞳子ですわ。2年に在籍しています」

「瞳子ちゃんか〜。よろしくね」

「ええ、こちらこそ」

「ねえねえ、さっきの続きやってよ。何か台詞みたいなのもあったよね」

「えっ、な、なぜ人前でしなくてはならないのですか!」

「だって演劇って人前でするものだよ」

「うっ・・・」

「それに人前で練習したほうがより実践的だし」

「・・・」

正論であるため反論できないでいる瞳子だった。

「見てみたいな〜」

期待のこもった目で見ていると

「あ〜もうやればいいのでしょう」

根負けした瞳子だった。
その後しばらく瞳子の発声練習を見学し、きりのいいところで

「や〜今日はいいものが見えた」

満足げな祐巳と

「そうですか」

緊張からかいつもより大分疲れている瞳子であった。

「それじゃあ瞳子ちゃん今日はありがとう。また見学させてね」

「はぁ〜仕方ありませんね。ご勝手に」

つっけんどんな態度をとりながらもまんざらではない様子だった。

「それじゃあね、ごきげんよう瞳子ちゃん」

「ごきげんよう、祐巳さま」

瞳子と別れ再びお御堂に向かう祐巳だった。


お御堂に着いたとき丁度志摩子も作業が終わっておりそのまま一緒に帰宅の途に就いた。



次の日、しばらく山百合会の会合で忙しくなるので座談会は当分は出来なくなると昨日帰ってから栞に言われたのでそれを志摩子に伝えた。
その為、今日からはお御堂に寄らずに帰ることになった。

最近は志摩子さんと一緒にいるのが当たり前になってきている。
その志摩子さんと一緒に靴箱を出たところで瞳子ちゃんがいるのに気づいた。
瞳子ちゃんもこちらに気づき挨拶をしてくる。

「ごきげんよう、祐巳さま」

「ごきげんよう、瞳子ちゃん」

「祐巳さんの知り合いの方?」

「うん、瞳子ちゃんだよ」

「祐巳さま、もう少しちゃんと紹介してください。松平瞳子と申します」

「藤堂志摩子です」

志摩子と瞳子が紹介しあう。

「あはは、ごめんごめん」

「祐巳さんと瞳子ちゃんは仲が良いのね」

「あっ、やっぱり分かる?」

「ええ」

「もう相思相愛なんだよね〜」

おどけた感じで答える祐巳に

「どこをどう見たらそうなるのですか」

つい反応してしまう瞳子だった。

「そんなことを言う娘には〜うりゃっ」

「きゃっ」

普段ではなかなかお目にかかれない俊敏な動きで瞳子の後ろを取り抱き付いた。

「う〜ん、なかなかの抱き心地」

「ええっ、ちょっ、祐巳さまこんな衆人面前で抱き付かないでください!」

「じゃあ、人がいなかったらいいの?」

「そ、それは・・・」

祐巳を見るとにやにやしていた。
どうやらからかわれたようだ。

「もう、離してください」

何とか腕の中から逃げ出した瞳子

「あ〜あ。逃げられちゃった」

ますます聖の抱き付き癖が移りつつある祐巳だった。

「まったく・・・」

ぶつぶつ文句を言っているが本気で言っているようには見えない。
そんな瞳子を見て

「いじるとまた可愛いね瞳子ちゃん」

「ううっ・・・。祐巳さまがこんなおめでたい方だったとわ」

「おめでたいって・・・。ちょっと酷くない」

「いいえ、祐巳さまはおめでたいですわ、志摩子さまもそう思われるでしょう?」

「祐巳さん?祐巳さんは可愛いわ」

「志摩子さん。も〜照れるよ〜」

「あらっ、私は本当のことを言っただけよ」

そんなこんなで見つめあっている2人。

(て、天然が揃うと手が付けられない)

愕然とする瞳子であった。
しばらくしてようやく2人の世界から帰ってきた。
今度はなるべく刺激しないように言葉を選ぼうと思う瞳子だった。

「そういえば今日は練習しないの?」

「家の用事がありますので今日はしません」

「そっか」

「瞳子ちゃんは何か部活をしているの?」

「高等部で演劇部に入るんだって。そのための発声練習をしてたんだ」

「そうなの、頑張ってね」

「はい、ありがとうございます」

「また見学させてね」

「またですか?」

「うん」

「嫌と言っても来るんでしょうね祐巳さまは」

「あはは、よく分かってるね〜」

「はぁ〜仕方ありませんわね」

そう言いながらも顔は少し嬉しそうな瞳子であった。
早くも祐巳の世界に感化され始めていた。


「それじゃあそろそろ帰ろうか」

「そうね」

「はい、そうですね」


こうして新たな出会いがあった祐巳。
そんな祐巳をマリア様は優しく見つめている。



===================================
[あとがき]
瞳子華麗に参上。
祥子の件がないためこんな感じになってしまいました。
早くデレ成分100%の瞳子が書きたいです。

saxuality_660 > 学園祭の準備が控えている 初夏ゆえに、祥子も内心苛ついてたでしょうね(^^; そして…基本的に祐瞳派な自分としては 期待が膨らみます(≧∇≦) (No.77021 2016-07-14 02:24:46)

名前  コメント  削除パス  文字色
- 簡易投票 -
     

△ページトップへ


 
 

記事No/コメントNo  編集キー
  

- Gacha-Gacha-SS-Board-V2.00 -