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あきらめてくださいそれにしてもウソ\\\でもいいから  No.3876  [メール]  [HomePage]
   作者:bqex  投稿日:2018-04-01 23:30:54  (萌:0  笑:4  感:0
「お姉さま、最終回まで待ちしましたがついに某アニメのオファー来ませんでしたね」

「……祐巳、何の話をするつもり?」

「今の間でおわかりですよね? あのAパート終わったと思ったらBパートは再放送始まったのかと思ったら声変わりするトンデモアニメのことですよ」

「何のことだかさっぱり知りたくないけれど、私はそんなものの被害者にはならなくてよ」

「ご安心ください。お姉さまは第一声で視聴者の皆さまは加害者として認識されますから」

「誰が加害者ですって!? それに私とペアを組まされるのはあなたとは限らなくてよ!」

「そうですね。私もペアを組まされるとしたら瞳子の方な気がしてきました」

「あなた、久しぶりに会ったと思ったら私と喧嘩をしたくて呼びだしたとでも言う気!」

「いえ、単なるうp主の生存確認と投稿環境が劇的に変化したためのテストですので気になさらないでください」

「そういうメタオチはよしなさい!!」

bqex > うーむ、この環境ではタイトルがおかしくなっちゃうのね。次考えなきゃ。 (No.77408 2018-04-01 23:32:35)

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愛する祐巳へ  No.3875  [メール]  [HomePage]
   作者:ヘススナバス  投稿日:2018-03-17 08:47:29  (萌:0  笑:1  感:9
【No:3868】【No:3869】【No:3871】【No:3872】の続き。
マリみてと城下町のダンデライオンのクロス的な何か。
5話で一巻が終わるはずだったのに終わらなかった。


「あら、祥子に祐巳ちゃん。遅かったわね。」

「遅れてすみません、お姉様。すぐに着替えてきます。ほら、祐巳。行くわよ。」

「あ、はい!」
そう言って祥子様は祐巳の手を引っ張っていった。

「それで、奏さんと茜さんはどうしてあの二人と?」

蓉子様がそう聞いてきたのでカナちゃんが説明をした。

「なるほどね。祥子にしてはずいぶん積極的ね。何かあったのかしら…シンデレラも急に私がやりますって言ってきたし。」

蓉子様はそう言って考え込んだ。

「あら、ちょっと考え込んでしまってごめんなさい。聖たちのいる所で見学していってね。」

蓉子様に案内され私とカナちゃんは薔薇様方のいる所へ行った。
そこにはなぜか修ちゃんもいた。

「茜さん、お久しぶり。奏さんはこうやってお話するのは初めてかな?」

聖様がそうおっしゃった。

「ええ、お見かけすることは何度かありましたがこうしてお話しするのは初めてですね。」

カナちゃんが外行き用の笑顔でそう答えた。

「お久しぶりです。」

私はそう頭を下げた。

「茜さんにはうちの志摩子も仲良くしてもらっているようだしコンゴトモヨロシク。」

聖様は笑いながらそう言った。

「ところで修ちゃんはなぜここにいるの?」

カナちゃんがそう聞いた。

「生徒会長に頼まれて雑用係にな。リリアンに来る機会なんて滅多にないからありがたかった。」

「下心丸出しね…」

カナちゃんは呆れたように言った。

「そういうお前らはなんでここにいるんだ?茜だけなら祐巳の様子を見に来たのかと思うが。」

「まあいろいろあってね。そうだ!今日私と茜と祐巳は帰りが遅くなるってみんなに言っておいてくれない?」

「大事な用事か?わかった。言っておこう。茜は買い物できなかったから来週も買い物当番な。」

そ、そんな…自業自得とはいえ泣きたくなる。

「奏さんと茜さんも劇に出ない?葵さん見る限り踊りはばっちりみたいだし。」

私たちの会話が終わるのを待って江利子様が聞いた。

「せっかくですが私は遠慮させていただきます。受付とかいろいろ引き受けちゃったので。」

カナちゃんはそう言って断った。

「茜さんはどう?」

聖様が聞いてきた。

「演劇かぁ…」

やってみたい気持ちは大いにある。

「茜が出るとなるとさらに人集まるけど人見知りのあんたがその中で演技できるの?」

「うっ…私も遠慮します。」

そんなこと無理に決まっている。こんな中で演技する祐巳はすごいなぁ。

「お待たせしました。」

祥子様が祐巳を連れて更衣室からやってきた。

「あら、祐巳。似合っているじゃない。」

「そうですか…?私にはちょっと豪華すぎる気がするけど。」

カナちゃんが笑いながら言い、祐巳は複雑そうな顔をした。
そしてカナちゃんは隠していた携帯でこそこそ写真を撮っていた。

「あとで何かのネタになるかも。」

カナちゃんは邪悪な笑みを浮かべていたが私は見なかったことにした。

「もう少し前だったら祐巳ちゃんのシンデレラ姿も見られたんだけど残念だねーあれは一見の価値ありだったよ。」

聖様が笑いながらそう言った。
それは見てみたかったなぁ。

「さあ、しゃべってないで練習しましょう。祥子、祐巳ちゃん位置について。」

蓉子様が手をパンパンとたたき促して練習が始まった。



練習が終わり私、祥子様、茜ちゃん、奏様の4人は祥子様お宅に向かっていた。
茜ちゃんは能力を使って壁を持っているので目立つことこの上ない。

「茜ちゃん大丈夫?」

「うん。それに壁で顔も隠れてて誰だかわからないでしょ?それはうれしいかな。」

そう言ったそばからすれ違った子供が「あ、茜様だ。」って言っていた。
無言になる私と茜ちゃんであった。

「…それにしても祐巳堂々と演技してたねー見直しちゃった。」

「いやいや、いっぱいいっぱいだったよ!」

茜ちゃんにそう言われたが私は首をぶんぶん振って否定した。

「そうかしら?わたしから見ても茜より堂々とした雰囲気だったわよ。茜の代わりに王様に立候補する?」

奏様がとんでもないことを言い出した。
この国ではある時期に櫻田家の7人の兄弟姉妹で国民選挙を行いその結果で王様が決まる。
まだ選挙をいつやるかは発表してないが近々告示があるのではないかと言われている。
茜ちゃんもその候補の一人なんだけどいまいちやる気はないみたいだ。

「あら、いいわね。私は祐巳に投票するわよ。」

祥子様が笑いながら言った。
こういう冗談に乗るのは珍しい気がするなぁ。
柏木さんとのことが解決して何か変わったのだろうか。

「何言ってるんですか!?私は茜ちゃんが相応しいと思ってますよ。」

「え?私?」

「うん。選挙になったら絶対茜ちゃんに入れるからね!」

私は茜ちゃんの手を握りながら言った。

「あら?祐巳。私には入れてくれないの?」

奏様がそう言った。

「えーとですね。気持ちとしてはみんなに入れたいんですけど1票しかないわけだし、やっぱり茜ちゃんが1番過ごしてきた期間が長くて…」

「冗談だから冗談。あんたが茜に入れるのはわかってたわよ。」

「カナちゃん、あんまり祐巳をいじめないようにね。」

「はいはい。」

冗談だったのかぁ。でも実際選挙になったら私は迷いなく茜ちゃんに入れるだろう。
1番王様にふさわしいと思っているから。

そうこうしているうちに祥子様のお宅に着いた。
さすがに大きい。

「さすがに大きいわね・・・」

奏様がつぶやいた。

「あなたたちは宮殿があるし見慣れているのではなくて?あ、茜さん。壁はその辺に置いてちょうだい。」

「あ、はい。」

そういって茜ちゃんは壁を置いた。

「お疲れ様。茜ちゃん。」

「ありがと。いつものカナちゃんならもうちょっと小さいの作ったはずなのになぁ。」

奏様は普段茜ちゃんにツンケンしているけど実際はとても妹想いなのだ。
必死だったからこんなに大きくなってしまったのだろう。

「とりあえず中に入って。」

祥子様に案内されて私たちはお屋敷に入った。

「祥子さん、お帰りなさい。まあまあ、奏様と茜様がご一緒とはどういうことかしら。」

玄関を入ると祥子様にそっくりな綺麗なご婦人がいらっしゃった。

「お母様、ただ今戻りました。ちょっと大きな荷物ができたので家に置いてもらうことにしましたの。お爺様やお父様にはあとで私からお話ししますわ。」

「ご迷惑をおかけします。」

奏様がそう言って頭を下げたので茜ちゃんと私も頭を下げた。

「そのくらいだったらお安い御用よ。そういえば自己紹介がまだだったわね。私は祥子の母で清子と申します。」

「櫻田家第二王女の奏と申します。」

「お、同じく第三王女の茜です。」

「私はリリアン高等部1年の福沢祐巳と申します。」

みんなで自己紹介をした。

「祥子さんが山百合会以外の人を家に呼ぶなんて初めてかもしれないわね。お茶を入れさせますから上がってくださいな。」

清子様にそう促されみんなでついていった。

その途中で、
「あ、あの大変申し訳ないのですがお手洗いお借りしてよろしいですか?」

割と限界だったので恥ずかしいけど清子様にお願いすることにした。

「いいわよ。だけど多分迷うわよね…祥子さん、奏様たちを案内してもらっていいかしら?」

「ええ。わかりました。」

「あの、私もお手洗いに…」

茜ちゃんがそう言って手を挙げた。

「じゃあ二人ともついてきて。」

そうして祥子様、奏様といったん別れて行動することになった。



「いやー祐巳がお手洗いって言ってくれて助かったよ。」

私は小声で祐巳に言った。
私も限界だったのだ。

「私はここで待っているからごゆっくりね。」

清子様に案内してもらってお手洗いについた。

「まるで宮殿のトイレのようだね。」

祐巳がそう言った。

「私もそう思った。」

ふたりでふふっと笑った。

用事が終わってトイレから出るとまだ祐巳はいなかった。

「茜様の方が先ね。」

清子様がそう言った。
ど、どうしよう。人見知りの私には二人きりは辛いので祐巳を待たずに行っちゃおうかな。
そう決めて

「あ、あの私先にカナちゃんのところへ行ってようと思うので道を教えて貰っていいですか?」

「あら、そう?私は祐巳ちゃんを待っているわね。道は・・・」

「あ、ありがとうございましゅ。」

思いっきり噛んだ。恥ずかしすぎるよ。

私は頭を下げて早歩きでカナちゃんのところへ向かった。
清子様の言葉を思い出しながら向かったところで祥子様とカナちゃんの話し声が聞こえた。
ここだと思い戸を開けようと手を伸ばしたところで

「祥子さんは本気で祐巳のことを妹にするつもりなの?」

カナちゃんのその言葉で私は戸を開けるのをやめた。



お母様達はお手洗いに向かったので、私と奏さんで先に向かってお茶を入れた。

「どうぞ。」

「ありがとう。」

私はそう言ってお茶を出した。
奏さんとはほとんど話したことはない。
だけど最近なにか敵意みたいなものを感じる気がする。

「奏さんも祐巳とは仲がよろしいのね。」

「ええ。家族ぐるみの付き合いですしね。」

櫻田家と本当に近い関係にあるのね。
意外と堂々としているのは王族と付き合ううちに視線になれたということなのだろうか。

「祥子さん、一つ質問をしてよろしいかしら?」

「ええ、答えられることなら。」

そう言われて奏さんを見るとリリアンでは見ることのない鋭い目つきをしていた。

「祥子さんは本気で祐巳のことを妹にするつもりなの?」

奏さんは冷たい視線のまま私にそう聞いた。
私は一つ息を吸って奏さんを見つめ返して
「本気よ。」

そう心の底から言った。

「本当に本気?茜に事情を聴いた限りだと妹にするのはだれでもよかったように思えるけど?」

「最初はそういう気持ちもあったというのは事実よ。ただ祐巳と接しているうちに私にはこの子しかいないと心の底から思えたわ。」

「私たち櫻田家の人間は全員あの子のことを愛してるわよ。あの子を不幸にしたら私たちはあなたをゆるさないと思うわ。その覚悟はあって?」

「あの子は絶対私が幸せにするわ。」

心からの言葉を素直に言ったがこれは冷静に考えるとプロポーズみたいではないだろうか。

「…」

「…」

ふたりとも無言になる。

「まあ最終的に決めるのは祐巳だしこれくらいにしておくわ。ただ不幸にしたら許さないっていうのは本当よ?」

「ええ。わかっているわ。」

敵意が薄れた気がする。
私がいい加減な気持ちで祐巳をもてあそんでいると思っていたのだろう。
過去を振り返るとそう思われてもしかたない。
それはこれから証明していけばいいだろう。
祐巳がロザリオを受け取ってくれることが前提だけれど…

ん?今思うと受け取ってくれる可能性は低いのではないか?
私は祐巳に対して特に何もしていない。
それどころか恥をさらしている気がする。

これはまずい。どうにかしなければ。

「あの、奏さん?私からも質問いいかしら?」

「ええ。」

「祐巳って何が好きなのかしら?」

物で釣るのは我ながらはしたないと思うが背に腹は代えられない。

奏さんは目を丸くしている。
そして少し笑って

「あの子は甘いものが好きね。葵姉さんのお菓子をよく食べているわよ。」

こう教えてくれた。


茜ちゃんが先に言ったことを聞き清子様と一緒におしゃべりをしながら歩いて部屋に向かった。

部屋の近くまで来ると茜ちゃんがしゃがみながら戸に耳を当てていた。

「茜ちゃんなにしてるの?」

「え!?ゆ、祐巳!な、なんでもないよ。」

何でもなさそうにないが慌てて隠すので聞くのはやめておいた。

「ほらほら、そこでしゃがんでないで中に入りましょう。」

清子様に促され私と茜ちゃんも中に入った。
中ではすでに祥子様と奏様がお茶を飲んでいた。



「ではお邪魔しました。壁のこと本当にありがとうございました。」
奏様と共に私と茜ちゃんも頭を下げた。

「いえいえ、珍しいものを見られて幸せだわ。」

清子様がそうコロコロ笑った。こういうところは失礼ながらかわいらしいと思ってしまう。

「そうだ。お土産にこのお菓子持って行ってくれない?たまたま、たまたまあったのだけれど、うちじゃ食べきれなくて。甘い物よ。」

祥子様はそう言って私と茜ちゃんに手渡した。
奏様はなにか笑っているけど何がおかしいのだろうか。

「よかったわね祐巳。大好物の甘い物よ。」
奏様は笑いながら言った。

「はぁ。祥子様ありがとうございます!」

なんか釈然としなかったがうれしかったのでお礼を言った。

「では、ごきげんよう。また学校で。」

そう奏様が言い帰路についた。



祐巳と家の前で別れてカナちゃんと二人きりになった所で私は思っていたことをカナちゃんに聞くことにした。

「カナちゃんはさ、祐巳を妹にしたかったの?」

「突然なによ。」

「祥子様との会話聞いたたんだけど、私たちや祐巳以外相手にああいう感じで話すの珍しいなと思って。」

普段もっと温厚な感じで話しているはずだ。

「あんた聞いてたの?」

カナちゃんは呆れたように言った。

「うん。ごめんね。あ、でも私だけで祐巳は聞いてないよ。」

「まあそうでしょうね。祐巳を妹にっていうのは祐巳が2年になって姉がいなかったら妹にしようかなと思っていた程度よ。」

「そうなんだ…」

前に遥は95%祥子様が姉になるって言っていたたけどもしかして残り5%はカナちゃんだったりしたのかな。

「あんたにも聞きたいことがあるんだけど。」

「え、なに?」

「祐巳に姉ができるのは寂しい?」

あんまり考えたことなかったなぁ。でもこれからは姉のいる祐巳と付き合うことになるかもしれないんだよね。しかも山百合会に入るとなったら今まで通りにはいかないだろう。

「うん、寂しいのかもしれない。」

私は正直に言った。

「しかも姉になるかもしれない祥子様に嫉妬してる。」

「それは私もそうよ。だからああいう態度になったわけだしね。」

こういうところは姉妹で似ているのかもしれない。

「まあでも姉が出来ようと祐巳の私たちに対する気持ちは変わらない。そうでしょ?」

カナちゃんはそう言った

「うん。そう。そうだね。」

寂しいけど祥子様が姉になったら思いっきり祝福しよう。

「ところで祐巳が断る可能性はないの?」

「祥子様が祐巳と向き合ったならないと思うよ。祐巳って祥子様好き好き病だから。」

「なによそれ。」

ふたりで笑いながら家に入った。

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二条家サバイバル生活伝説のうにどんぶりスピード・スケート  No.3874  [メール]  [HomePage]
   作者:桜庭 優  投稿日:2018-03-09 19:42:52  (萌:2  笑:0  感:0
これはオリジナルの百合小説です
約一名暴走します
登場伽羅は全員女性です
登場伽羅は白鳥つぐみと逢見藍沙です
白鳥つぐみは高校三年生で逢見藍沙は9歳です
〜暴走幼女藍沙ちゃん〜
〜第一話〜
私のその子との出会いは、突然でした。
そして今から起きるはちゃめちゃの学園生活の前触れでしかなかったりします。

「つぐみお姉様、好きです!
藍沙と付き合ってください!!」

手紙で公園に呼び出されて公園にきたらそこには可愛らしい女の子がいた
そうとても可愛らしい女の子……いや、正確には幼女だった……

「名前は、なんていうの?」

つぐみは、冷静に対応しようとした。
そしてできるだけ落ち着きながら誰なのか女の子に質問した。

「名前は、逢見藍沙、年は、9歳です」

藍沙ちゃんは、無邪気ににっこりと笑い自己紹介をした。
9歳だったんだ、うん、さすがに子供には、手は出せないよね

「ごめんね、子供とは、付き合えないからね」

つぐみは、すぐにきっぱりと交際の断りをした。

「嘘だ!!」

藍沙ちゃんは、凄い顔で声をあらわにした。

「ひっ!?」

藍沙ちゃんのあまりにも豹変ぶりの表情に驚いて後ろに後ずさった。

「大丈夫です、つぐみお姉様を楽しませる事が出来る自信はあります!」

藍沙ちゃんは、凄い勢いでつぐみの顔に自分の顔を近づけた

「それは、どういう意味?」

つぐみは、嫌な予感しかしなかったがとりあえず聞き返した。

「もちろん子作りです……」

藍沙ちゃんは、顔を赤らめて両手で自分の顔を隠した。
そして恥ずかしそうに照れながら述べた。

「ストップ!子供がそんな事を言ったら駄目だよ!」

つぐみは、藍沙ちゃんの肩を触り言い聞かせるように話して

「たちでもねこでも攻めでも受けでも自信はあります!」

藍沙ちゃんは、真剣な表情でじっとつぐみを見つめた。

「あ、あの、藍沙ちゃん……?」

つぐみは、冷や汗をかきながら戸惑いだ。

「それに藍沙はぴちぴちの子供ですから問題はありません」

藍沙ちゃんは、胸をはり自信満々に自慢をした

「ぴちぴちって若すぎる!」
「日本人は、ロリコンだって相場が決まっています!」

藍沙ちゃんは、親指を立ててすがすがしいくらいにこやかの笑顔でつぐみを見つめた。

「いや、それは一部の人だけだからね」

つぐみは、有無言わずに突っ込みをいれた。

「どうしても駄目ですか……?」

藍沙ちゃんは、目をうるわせて上目遣いでつぐみを見つめた。

「本当にごめんね、藍沙ちゃん……」

つぐみは、申し訳なさそうに話して

「解りました、ではこれにサインしてくれたら諦めます」

藍沙ちゃんは、一枚の紙をつぐみに渡した。
書類の最初に結婚届けと書かれていた。

「これって結婚届けじゃない!?」

つぐみは、予想のつかない物を渡されて紙を破こうとした。
でも寸前で破くのを踏み止まった。

「お姉様の両親にもお姉様との結婚の許可は取っています。
それに藍沙の両親も結婚の許可をとっていますから安心してください!」

藍沙ちゃんは、結婚許可の用紙につぐみの両親と藍沙ちゃんの両親の名前が書かれている署名を見せた

「てっ私の両親は、なにをしてるのさ!!」

つぐみは、両親のとんでもないことをしたことに驚いて大声で叫んだ。

「さあ、サインをしてください!」

藍沙ちゃんは、ニコニコしながらボールペンをつぐみに渡そうとした。

「いや、無理だからね」

つぐみは、結婚届けとボールペンを藍沙ちゃんに返した。

「どうしても駄目ですか……?」

藍沙ちゃんは、泣きそうに目をうるうるうるわせながらつぐみを見つめた。

「ごめんね、今は誰とも付き合うつもりは、ないんだよ……」

つぐみは、藍沙ちゃんの目をうるわせた表情を見て良心が痛んでできるだけ優しく藍沙ちゃんのお願いを断った。

「今は付き合うつもりはないのだったらまだ藍沙にもチャンスはあるんですよね」

藍沙ちゃんは、ぱーと明るい笑顔でつぐみを見つめた。

「いや、それは………」

つぐみは、これ以上断るのは、気がひけて言葉を濁した。

「覚悟してください、必ずつぐみお姉様と結婚してみせますからね」

藍沙ちゃんは、つぐみに人差し指を指して恋の宣戦布告をした。

「ハードルがあがってるよ!
付き合ってもいないのに結婚てどんだけだよ!」
「大丈夫です。
夢は大きく持つことにしていますから」

藍沙ちゃんは、自分の腰に両手を当てて自信満々に話した


「夢がでかすぎだよ!」
「では早速帰ってつぐみお姉様を落とす作戦会議をしてきますね。
さようなら、つぐみお姉様」

藍沙ちゃんは、つぐみの言葉を聞かず突っ走るみたいにふかふかとお辞儀をして挨拶をした。
それからすぐに公園を走って去って行った
この時は藍沙ちゃんがあんな行動をとるとは思ってもみなかった。
そして次の日の学校でとんでもないことになる。

「それでは授業を始める前に転校生を紹介する。
良いぞ、入ってこい」

先生は、教室の閉まっているドアの方を向いて呼びかけた。
すぐに誰かが教室に入ってきた。
そして教室に入ってきたのは。よく知っている女の子だった。

「な、なんで……?」

つぐみは、今、教室の前に立っている転校生の人物が意外すぎた。
そしてその出来事があまりもの予想を超えていて思考回路がついていかずにいた。
私は、ただ呆然と教室に入ってきた女の子を見つるしかできなかった。
女の子は、チョークで黒板に自分の名前の逢見藍沙って書いた。

「逢見藍沙です、年は皆さんよりも年下の9歳ですがよろしくお願いします」

藍沙ちゃんは、ふかふかと頭を下げて自己紹介をした。

「ごほん、それからつぐみお姉様は藍沙の婚約者ですから手を出したら許しませんから覚えてくださいね」

藍沙ちゃんは、1回咳をすると教室のクラスメート達を見渡してつぐみの婚約者発言をすると誰にも文句を言わせなさそうににこやかに微笑んだ。

「ぶっ!?」

つぐみは、藍沙ちゃんのあまりにものとんでもない発言を聞いて唾を吐き出そうとした。

「ねえ、聞いた?
つぐみさんたら子供に手を出したらしいわよ」
「つぐみはロリコンだった、人は見かけによらないね」
「子供に手を出すなんて最低よね」

クラスメート達は、つぐみを冷めた目で見つめ悪い口を噂し始めた。
うぅ……クラスメートの視線が痛いよ…………

「あ〜〜藍沙は9歳だが外国で飛び級をしていて大学を出ていてな。
でも高校に通ってみたいとの本人の強い要望でこのたびこの学園に転校することになった。
気軽なく仲良くしてやれよ……」

先生は、面倒くさそうに自分の髪を触った。
そして先生は、藍沙ちゃんが学校に転校した理由を簡単に説明をした。
そうこれは私と藍沙ちゃんのこれから始まる波乱万丈の学園生活の幕開けでしかなかった
うぅ……私の平穏な学園生活を返してよ…………
本当に心の底から泣きたくなった……
〜つづく〜
すいません、つい書いてしまいました。
この掲示板に不必要ならば気軽なく言ってください
消しますから……

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やけっぱちの横から出てくるた〜る♪  No.3873  [メール]  [HomePage]
   作者:千早  投稿日:2018-03-06 07:32:34  (萌:1  笑:0  感:0

これはプリズマ☆イリヤの百合小説です
登場伽羅はイリヤスフィール・フォン・アインツベルクと美遊・エーデルフェルトとクロエ・フォン・アインツベルンです
この小説の視点は、最初は美遊、次はイリヤと変わります
〜いつまでも三人一緒〜
私にはかけがえのない親友が二人いる、親友の名前はイリヤとクロ、同じ顔と体格の二人はまるで双子のようだ、実際は似たような者だけれども、そして親友の一人のイリヤに私は特別な感情を持っている
その日は、イリヤとの学校の日直の当番の為に朝早くイリヤの部屋に向かった、するとイリヤのベットにはイリヤとクロが眠っていた
「クロ…イリヤと一緒に眠っているなんてずるい…」
私は恨めしそうにクロの頬を突っついてからイリヤの寝顔を覗き込んだ
「イリヤ、気持ち良さそうに眠っている…」
「うっ…ん……美遊…」
「ッ…」
イリヤの口元が色っぽくて、無意識に私の口とイリヤの口を重ねた
「イリヤ…」
「へ〜〜〜〜美遊って、そんな事をするんだ」
「ッ!?」
私はとっさにイリヤから離れると声をした方を向くとクロがにやにやしながらこちらを見ていた
「美遊って、眠っている無防備なイリヤにキスをする趣味があるんだ、良い趣味ね」
「クロ!?ち、違うの、これには訳が」
「何が違うの?実際に眠っているイリヤにキスをしたじゃない、この事をイリヤが知ったらどう思うでしょうね」
クロは意地悪っぽく微笑むと足を組んだ
「クロ、お願い、イリヤには言わないで!」
「良いわよ、言わないであげる、その代わりに美遊、私とキスをして」
「な、何を言ってるの、クロ」
「最近、魔力の補給してないのよね、さいわいの事、美遊とのキスは相性が良いみたいだし、それに美遊にとっても悪い話ではないはずよ」
「それはどういう事なの?」
「あら、だって私とイリヤの顔は同じなのよ、イリヤとキスしてると考えれば、まんざらではないはずよ」
「…それは共感できる」
「決まりね、なら美遊からキスしてよ」
「うっ…」
「ほら、美遊、早く」
クロは目を瞑りクロの唇に人差し指で触った
「……」
私はゆっくりとクロの唇に自分の唇を近づけてそのままクロとキスをした
「んっ…」
いきなりクロは私の頭に右手を回して左手を背中に回して押し倒してきてクロの舌を私の舌を吸い付けるように絡ませてきた
「んん!?」
「んっ…むちゅ…にゅちゅ…んん…れろ…」
「んっ…!んちゅ……んん…!!むちゅ…」
「んんっ…にゅちゅ…ん…れろ…」
私はクロに激しく舌を絡まされて吸い付けれれる事に自分の体は感じるみたいに痙攣するみたいに体がぴくぴくと動した
「んん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
しばらくその状況が続きやがて最高潮を迎え体を大きくびくって震わせてクロの方に倒れこんだ

(ここからはイリヤの視点です)
イリヤは眠っていると隣が煩くて目が覚めてゆっくりと目をあけた
「うんん…クロ、うるさいよ……」
イリヤは目をこすりながら周りを見渡すとクロが美遊を押し倒しながらキスしていた
「ク、クロ、何してるの!?」
「ん、何ってキスよ、見ればわかるじゃない」
クロは美遊から口を離すと美遊はベットに倒れこんだのを見てからイリヤの方に向いた
「あ〜〜もう、そういう事を言ってるんじゃないよ!」
「何、イリヤ、もしかして妬いてるの?」
「妬いてなんかないよ!」
「で、私と美遊のどちらに嫉妬してるの、もしかして私達にとかだったりして」
クロは人差し指でクロの唇を触り色っぽく微笑んできた
「うっ…だから違うよ…」
イリヤはクロにイリヤが考えている事を言われてクロから視線を逸らした
「本当にイリヤは素直ではないんだから、あっ、そうだ、せっかくだからイリヤともキスさせてよ、イリヤに邪魔されたせいで美遊からちゃんと魔力補給できなかったのよね」
「何でクロとキスしないといけないのよ!」
「キスぐらい、良いじゃない、それに魔力補給は私には、必要な事よ。それはイリヤも解ってるはずよね」
「そうだけれども…でも心の準備があるんだよ」
「イリヤは私がこのまま消えてもいいのね、イリヤったらは冷たい…」
「あ〜〜もう、解ったよ、キスすればいいんでしょう!」
「えっ…?その…」
「うっ…」
クロは顔を赤らめて横を向いた、クロのその様子を見て、イリヤも顔を赤らめててクロから視線をそらした
「イ、 イリヤ、何、照れてるのよ!」
「そ、それはクロもでしょう!」
「っ……」
「うっ……」
イリヤとクロは顔を赤らめながら黙り込んで俯いた、しばらくするとイリヤは顔をあげてクロの方に向いた
「そ、それじゃあ、キスしようか、クロ?」
「そ、そうね」
クロはイリヤの肩を掴んで顔を近づけてきたからイリヤとクロは目を瞑りそのままイリヤとクロはキスをした
「んっ…」
「っ…」
クロは舌をイリヤの口に入れてそのまま舌を絡ませてきた
「んんっ…れろ…んっ……むちゅ………むちゅ……ねちゅ…ん…」
「んん……!んっ…んん…う…ん……むちゅ……!」
イリヤはクロに舌を絡ませられてあまりの激しくてイリヤは涙目になった
「んっ…イリヤ…むちゅ…んんっ……むちゅ…んっ……にゅっ……」
「う…んんっ……!んっ…ひゃ…ん……んん…むちゅ……んっ…!」
クロに舌をからめられるたんびにイリヤの体がビクビクと体を動かした
「むちゅ……うん…んんっ……にゅちゅ…んっ……むちゅ……んんっ……」
「うん……!あ…んっ……!にゅちゅ…んんっ……むちゅ…ひゃん……」
クロがイリヤにするキスが徐々に!激しくなりイリヤは苦しそうにクロから離れようとするけれども両脚と両手でイリヤを掴んで離れなくなった
「むちゅ……んんっ……んちゅ…んっ…むちゅ……にゅちゅ…んんっ……」
「んんっ……!んっ…むちゅ……うん…ひゃん……んんっ……」
「むちゅ……うにゅ……んんっ……んちゅ……!」
「んんっ……うん…ひゃん……んんっ〜〜〜〜〜〜〜!?」
クロに激しくキスをされてイリヤは限界を超えて体を大きく震わせてクロの方に倒れこんだ
「ぺろっ、ご馳走様、イリヤ」
クロは色っぽく微笑みながらクロの人差し指を舐めた
「クロ、イリヤ、何してるの…?」
「あら、美遊、もう回復したの?」
「そんな事よりイリヤと何していたの…?」
「ちょっと待って、美遊、これには訳があるの!」
「イリヤは黙ってて!」
「は、はい…」
「何って、美遊としたのと同じキスよ。美遊もイリヤとキスをすれば良いじゃない」
「ちょっと、クロ、いきなり何言うのよ!?」
「あら、イリヤは美遊とキスをするの嫌なの?」
「嫌とか、そう言う意味ではなくて、だいたい女の子同士で、キスって可笑しいでしょう」
「あら、女の子同士でキスは普通よ、でも美遊たらかわいそうにイリヤは美遊とキスをするのは嫌だってよ」
「……そう」
美遊は一瞬辛そうに俯いた
「あっ…」
「もうイリヤは常識に囚われすぎよ、良いじゃない、女の子同士でキスしても、それにイリヤは美遊の事が好きなんでしょう、正直になりなさいよ」
「クロ…イリヤを攻めなくていい、イリヤの言葉は正論、私がおかしいだけだから…」
「…イリヤ、美遊にここまで言わせておいて、美遊の事をほっておくって言ったら怒るわよ」
「そんなの…わかってるよ」
イリヤは美遊の方を向いた
「ねえ、美遊、美遊さえ良かったらイリヤとキスしない?」
「イリヤは私とキスしてくれるの…?」
「うん、だから美遊、イリヤとキスをしよう」
「ありがとう、イリヤ…」
美遊は少し照れながら控えめに微笑んだ、イリヤと美遊はしばらく見つめあった
「美優……」
イリヤは美遊の両手で肩を軽く触ると一瞬美遊の体がビクッてしたけれども美遊はイリヤを見つめ返した
「イリヤ……」
イリヤと美遊はゆっくりと口を近づけてキスをした
「ん…美遊…むちゅ…んんっ…むちゅ……んっ…」
「んっ……イリヤ……んんっ…むちゅ……んんっ……」
イリヤと美遊は互いを求めるみたいに舌を絡ませた
「むちゅ……美遊…んんっ……むちゅ…んっ……むちゅ……」
「んんっ……イリヤ…むちゅ……んっ……んちゅ……むちゅ…」
「美遊……んんっ……むちゅ…美遊……んっ…むちゅ……」
「んっ……イリヤ…むちゅ……んんっ…イリヤ…むちゅ……」
「んんっ……美遊…むちゅ……んっ…美遊……んちゅ……んっ…」
「イリヤ……んんっ……むちゅ…んっ……イリヤ……むちゅ…」
「ん……?」
イリヤは視線を感じる方を見るとクロが切なさそうにイリヤを見ていて、イリヤとクロの目が合うと、クロは気まずそうに視点をそらした
「イリヤ、どうしたの……?あっ…」
美遊は不思議そうにイリヤを見るけれども、すぐにイリヤの視点の先に見るとクロと目が合うけれどもすぐに気まずさそうにクロは視線を逸らした
「ねえ、美遊、良いよね?」
「イリヤがしたいようにすれば良い…」
「ありがとう、美遊」
イリヤはクロの方を向いた
「ねえ、クロ」
「な、何よ…」
「クロも一緒にキスをしようよ、やっぱりイリヤとクロと美遊と三人でキスがしたいかななんて思ったんだけれども駄目かな?」
「ちょ、ちょっと、イリヤ、あんた正気なの?」
「うん、正気だよ」
「まさか、美遊もイリヤと同じ考えなわけ?」
「私はイリヤの考えを尊重する…」
「は〜〜〜…二人そろっておかしいわよ、三人で何てありえないでしょう」
「ねえ、クロはイリヤ達とキスをするのは嫌?」
「嫌じゃないけれども…」
「なら三人でキスをしようよ」
「でも…」
「やっぱり嫌なんだ…」
「だから違うって!」
「だって三人でしたくないんでしょう?」
「だから違うって!あ〜〜もう解ったわよ、キスするわよ、あんた達のキスは全然なってないから手本を見せてあげる」
クロは顔を赤らめてやけっぱちで話したのを見てイリヤと美遊は互いに見つめてイリヤと美遊は声を出して笑った
「あはは〜〜〜〜〜〜」
「くすくすくす…」
「もう何よ、笑う事は無いじゃない!」
クロは不機嫌そうに腕を組み横を向いた
「あはは〜〜…ごめんって、クロ」
「だから笑うなって!」
「ごめんね、クロ、もう笑わないからさ」
「ふんっ」
「…ねえ、クロ、美遊」
「私はいつでも大丈夫…」
「私もいつでも良いわよ」
イリヤはクロと見つめあうとゆっくりと口を近づけそのままキスをして舌を絡ませた
「クロ…んっ……むちゅ……んんっ…ぬちゅ……」
「んっ……イリヤ…ぬちゅ……んんっ…むちゅ……」
イリヤはクロから口を離すと次はイリヤは美遊と見つめあいゆっくりと口を近づけてそのままキスをして舌を絡ませた
「んっ……美遊……むちゅ…んっ……むちゅ……んんっ…ぬちゅ……」
「イリヤ……んっ……ぬちゅ…んんっ……むちゅ……んっ…むちゅ……」
イリヤは美遊から口を離すと次は美遊とクロが見つめあってからゆっくりと口を近づけてそのままキスをして舌を絡ませた
「美遊……んっ……むちゅ…んんっ……ぬちゅ…んっ……むちゅ……」
「んんっ……クロ……むちゅ…んっ……ぬちゅ……むちゅ…んっ……」
クロは美遊から口から離すとすぐにイリヤとクロは口にキスをして舌を絡ませた
「んっ……クロ……むちゅ……んんっ…んちゅ……んっ…ぬちゅ……」
「イリヤ……んんっ…むちゅ……んっ…ぬちゅ……んんっ…むちゅ……」
クロはイリヤから口を離すとすぐにクロと美遊は口にキスをして舌を絡ませた
「んっ……クロ……むちゅ…んんっ……ぬちゅ…んっ……むちゅ……にゅちゅ…」
「美遊……んんっ…むちゅ……んっ…ぬちゅ……んっ…むちゅ……んんっ……」
美遊はクロから口を離すとすぐに美遊とイリヤは口にキスをして舌を絡ませた
「美遊……んっ…むちゅ……んんっ…ぬちゅ……んんっ……んちゅ…んっ……」
「んんっ……イリヤ…むちゅ……んっ……にゅちゅ…んんっ…ぬちゅ……んっ…」
イリヤは美遊から口を離すとすぐにイリヤとクロは口にキスをすると舌を絡ませた
「んんっ…イリヤ……むちゅ…んっ……ぬちゅ……んんっ……むちゅ………んっ……」
「クロ……んっ…むちゅ……んんっ…むちゅ……んんっ…にゅちゅ…んっ……ぬちゅ……」
イリヤはクロから口を離すとクロとイリヤと美遊はベットに倒れこんだ
「は〜〜〜…くたくた…イリヤはもうキスは無理だよ」
「ふぅ〜〜〜〜…さすがに私もこれ以上キスは無理ね」
「私もこれ以上はキスをする体力がない…」
「ねえ、クロ、美遊、好きだよ、二人と結婚したいくらいにね」
イリヤはベットで倒れたまま横になっているクロと美遊を見つめた
「いきなり何、言ってるのよ、イリヤ!?」
「私もイリヤとクロの事が好き、二人と結婚したいくらいに…」
「ちょっと、美遊もいきなり何言いだすのよ」
「ねえ、クロはどうなの?」
「何がよ…」
「だからイリヤ達の事をどう思ってるかだよ」
「そんなの…好きに決まってるわよ…」
クロは照れながら横を向き小声で話した
イリヤはそのクロの様子が可愛らしくてクロを抱きしめた
「ひゃん!?い、いきなり何よ、イリヤ」
「もうクロったら可愛らしんだから」
イリヤはクロの頬に頬ずりをした
「イリヤ、あんた、キャラ変わってるわよ、美遊も見ていないで何とか言いなさいよ!」
「……」
美遊は無言でイリヤとクロを抱きしめた
「クロだけイリヤと抱き着くなんてずるい…」
「美遊もあなたもなの!?あ〜〜もう、まともなのは私だけなの?」
「ねえ、クロ」
「今度は何よ?」
「これからもクロと美遊と三人でいつまでも一緒にいようね」
「そんなのイリヤに言われるまでの事ではないわ、私達はずっと一緒なのはこれからも変わらないわよ」
「うん、これからも三人でいられると良いよね、でも…うんん、何でもない…」
「どうしたのよ、美遊、何か気になる事があるの?」
「そうじゃない…気にしないで、クロ」
「そう?でも悩みがあるんだったらいつでも言うのよ、相談にのるからさ、もちろん、イリヤも相談にのるわよね」
「うん、もちろんイリヤも相談にのるよ」
「ありがとう、クロ、イリヤ…」
この時のイリヤ達は美遊の抱えてる悩みの大きさを理解してなかった
この時のイリヤとクロと美遊はこの三人でずっとそばにいれる事を信じて疑わなかった
〜終わり〜




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微笑む瞬間  No.3872  [メール]  [HomePage]
   作者:ヘススナバス  投稿日:2018-03-03 23:16:27  (萌:3  笑:2  感:1
【No:3868】【No:3869】【No:3871】の続き。
マリみてと城下町のダンデライオンのクロス的な何か。


「ゆ、祐巳ちゃん!大丈夫!?」

紅茶を吹きだした紅薔薇様はあわてて私をタオルで拭いてくださった。
ちなみに黄薔薇様と白薔薇様は笑い転げている。

「「えーと、申し訳ありませんでした。」」

柏木さんと修くんは頭を下げた。
こんなことになるとはマリア様もお釈迦様もわからなかったであろう。
紅薔薇様もごめんなさいね?と言ってくださったがむしろ悪いのは突然現れたこちら側なので私は紅薔薇様にすみませんでしたと頭を下げた。

「まあ謝るのはこれくらいにして祐巳ちゃんを着替えさせなきゃ。祐巳ちゃん着替えは持ってる?」

「いえ、今日は体育なかったので…」

白薔薇様がそう言って私に聞いたが、首を横に振ってそう答えた。

「あー祐巳、着替えは俺が持ってくるよ。祐巳のお母さんに頼めば大丈夫だろ?」

「じゃあお願いしていいかな?」

修くんがそう提案したのでそれに乗ることにした。
じゃあまたと言って修くんはいなくなった。

「ところでなんで本物の王子様がいたの?」

聖様より復活の遅かった黄薔薇様が私に聞いてきた。

「能力を使った荷物持ちのために連れてきたみたいですよ。」

私は聞いた通りのことをそのまま話した。

「なるほどねー花寺の生徒会長も顔が広いわねぇ。」

黄薔薇様は感心したようにつぶやいた。

「そういえば祥子様はどちらへ?」

祥子様はこの部屋のどこにもいなかった。
やっぱり途中で見たのは祥子様だったのかなと思い聞いてみた。

「先に体育館へ行くって言って出て行っちゃったわ。」

「そうですか。やっぱり学校内で身内に会うのってどこか気まずいですからね。」

私は黄薔薇様が答えてくれたのに対してそうつぶやいた。
その瞬間なぜか部屋の空気が凍りついた感じがした。
なぜみんな固まっているのだろうか。

「…祐巳ちゃん。いまなんて言った?」

白薔薇様が確認するように言ってきた。

「え、はい。学校内で身内に会うのは気まずいですよね、と。」

私はなぜ聞かれたのか分からなかったがそう答えた。

「…誰と誰が身内なの?」

今度は紅薔薇様が聞いてきた。

「えっと、祥子様と柏木さんがです。」

私はですよね?という視線を柏木さんに投げかけた。

「ああ、確かに僕と小笠原祥子は従妹の間柄だ。」

柏木さんがそう言った。

「失敗した…」

白薔薇様はそうつぶやいた。
失敗したって身内だと不都合があるってことだろうか。
私がそう考えていると白薔薇様が私を引っ張って小声で話しだした。

「祐巳ちゃんは知らないと思うけど祥子の家庭は複雑でね。おじい様もお父様も外に女の人をかこっていて、それが祥子の男嫌いの原因なわけよ。それであそこの男はその原因に近い存在なわけで、そんな人で男嫌い直ると思う?」

私は首を横に振った。じゃあこれからどうするのだろうか。
薔薇様方も無理にやらせるわけにはいかなくなった。
消去法でいけば私以外にいないだろう。

「ただいまー祐巳。着替え持ってきたぞ。」

そう考えていると修くんが帰ってきた。
紙袋を持っているのでお母さんがそれに入れてくれたのだろう。

「ありがとう!では私も先に体育館に行って着替えてきます。」

そう言って私は薔薇の館を出た。
シンデレラの件については薔薇様たちが話し合って決めるだろう。

先ほど祥子様がいらっしゃったあたりを探してみたがもうすでに誰もいなかった。
そろそろ着替えないとまずいと思い私は早歩きで体育館に向かうと上履きが1つだけ入っているのが目に入った。
「きっと祥子様だ!」

私は急いで上履きを脱ぎ、扉を静かに開けた。
そこには祥子様が1人でポツンと座っていた。

「祥子様…」

「ああ、祐巳。」

元気がなさげである。

「祥子様、先ほど図書館のわきの道にいらっしゃいませんでしたか?」

私はそう聞いてみることにした。

「…いかないわ。」

「そうですか。」

私はそれ以上聞かないで祥子様の隣に座った。

「スカートが汚れるわよ。」

祥子様が笑いながら言った。

「あとで着替えるので大丈夫です。」

「そういえばあなた制服が濡れているわね。どうしたの?」

「ちょっといろいろありまして…」

あなたのお姉様にぶっかけられましたとは言えず曖昧に答えることにした。

そこから少し沈黙が続いたが決して嫌なものではなくむしろ心地のいいものだった。

「いたのよ。」

「へ?」
変な返事になってしまった。

「あそこにいたのよ。どうしても先に生徒会長の姿を見たくてね。」

「見て、どうでした?」

「別に、感想とかないわよ。」

私はそこで考え込んだ。身内の姿を先に見るためだけにあの場所にわざわざいたということか。
でもそれだけなのだろうか。
もっと特別な理由があるのではないだろうか。

「祐巳、何を考えているの?」

「い、いえ!なにも!」

祥子様と柏木さんの関係について考えていました。なんて言えるわけもなくとっさにそう言った。

「嘘おっしゃい!あなたの顔はそうは言ってなくてよ?」
そう言って祥子様は私のほっぺたを両手で引っ張った。

「い、いひゃいでしゅ。しゃちこしゃま。」

私は精一杯の抗議をした。

「正直に話したら解放してあげるわよ。」

「わかりまひた!はなしましゅ!」

そう言うと祥子様は解放してくれた。

「うぅ…祥子様ひどいですよ…」

「ごめんなさいね?で無理やりにでも聞いておかないといけない気がして。こんなこと初めてしたけどなかなか頬って気持ちいいものね。」

謝ってはいるけど悪びれた様子はない。
こういうのが似合うんだからずるいよなぁ。

「それで考えていたのは祥子様と柏木さんの関係についてです。」

祥子様の眉がピクリと動いた。

「…だれからそれを?」

祥子様は声を抑えて聞いた。

「花寺の知り合いからです。祥子様と花寺の生徒会長が従兄同士の間柄だと。」

「そうよね、あなたは王家の方々と幼馴染なのだから花寺の方にも知り合いが多いわよね。」

祥子様はため息をついてそう言った。

「それだけなの?」

続けてそう聞いてきた。

「いえ、それで従兄の姿を見るためだけに祥子様があの場所にわざわざ行くのはどうしてかなと思いまして…」

「…なるほどね。特別な理由があるんじゃないかと思ったわけね。」

私はコクンと頷いた。

「私と優さんはね、婚約者同士なのよ。」

こんやくしゃ?こんやくしゃというのはあの婚約者のことだろうか。

「祥子様は柏木さんのことがお好きということですか?」

男嫌いの祥子様が婚約者である柏木さんのことを好きだけど踊るのは嫌でと頭の中がぐるぐる混乱してきたので。

「昔はね。」

祥子様は下を向いたまま答えた。

そのあと祥子様は、柏木さんに言われたことをすべて語ってくれた。
男しか愛せないこと。高校入学時に似た者同士だから結婚して他に恋人を作って自由にしてくれと言われたこと。
私の中で柏木さんの株が急落した。

「婚約解消なさらないのですか?」

私はストレートに聞いてみることにした。

「…迷っていたけど祐巳に聞いてもらって踏ん切りがついたわ。」

そう言って祥子様は座っていた舞台から降りた。
そして振り向いて

「ありがとう。」

そう笑って言った祥子様の顔は今まで見た中で一番きれいだった。

「せっかくだから踊りましょう?」

「はい!」



「婚約を解消して欲しいの。」

柏木さんが体育館へ来てすぐに祥子様は私と柏木さんを連れてマリア像のところまで来てこう言った。
何故私もいるのかわからなかったが見守ることにした。

「ずいぶん急だな。」

柏木さんは動揺もせずにそう言った。

「ずっと考えていたことではあるの。でも踏ん切りがつかなかったけど今日きっかけをもらったのよ。」
そう言って祥子様は私を見た。

「この子がそのきっかけか。僕たちの血筋は福沢家に縁があるみたいだな。わかった。僕の方はそれでOKだ。」

柏木さんも私を見てから祥子様の方に向き直りそう言った。

「おじい様方には私から言うから。」

「わかった。これでちゃんと演技できそうかいシンデレラ?」

「これがなくても私はしっかりやって見せるわよ。ね、祐巳?」

「へ?あ、はい!」

「祐巳ちゃんも大変だな。さっちゃんへの文句があったら僕へ言うといい。」

柏木さんは笑いながらそう言うと体育館へ戻っていった。

「さあ私たちも戻りましょう?」

「はい!」

私たちも体育館へ戻ろうとした時、

「祐巳、祥子さん。ごきげんよう。」

後ろから声をかけられた。

「奏さん、ごきげんよう。」

「奏様、ごきげんよう。」

それは茜ちゃんの姉であり、修くんの双子の妹になる櫻田奏様だった。
それと奏様にしがみついている茜ちゃんもいた。

「祐巳、これどうにかしてくれない?」

奏様は茜ちゃんを指さしそう言った。

「えーと、大体想像できますがいったい何が?」

「買い物当番。葵姉さんは委員会。」

「なるほどわかりました。」

茜ちゃんまた買い物当番になったのか。
カメラに映るのが嫌な茜ちゃんはいつも買い物当番になった時は葵様や私と一緒に行っているのだ。

「茜さんよくこれで生活できているわね…」

祥子様はそう呆れながらつぶやいた。
でも茜ちゃんは頼りになるし、意外にもクラスではまとめ役になっていたりするのだ。
これさえ直れば次の王様に向いているのではないかと私は思っている。

「とりあえずしがみつくのはやめなさい。」

奏様は茜ちゃんにそう言った。

「離したら走って逃げるでしょ?」

茜ちゃんがしがみつきながら言った。

「リリアンの生徒が走って逃げるなんてするわけないじゃない。」

「じゃあ…」

そう言って茜ちゃんが離すと全力疾走で奏様は校門に向かっていった。

「ちょっと待ってよ!」

茜ちゃんが慌てて追いかける。
心配なので私も早歩きで追いかける。祥子様もついてきてくれている。

「落ち葉があるから走ると危ないわね。」

祥子様が足元を見て言った。

「確かに…あ、奏様は止まりましたね。」

奏様は校門をちょっと出たあたりで止まった。
茜ちゃんはまだ走っている。

「なんで逃げるのー!」

茜ちゃんがそう言って奏様に追いついたと思った時転んで道路の方に飛び出てしまった。

「危ない!」
車が来ているのを見て私は大声を上げた。
「いてて…ん?」
茜ちゃんが状況を把握した時はもう車はすぐそばだった。
ぶつかると思って私は目を閉じた。

衝撃音はなく茜ちゃんのいた場所を見ると壁が立っていた。

「間一髪だったわね。」
奏様はそう言って茜ちゃんを抱き上げた。

その壁は奏様が能力で産み出したものだった。
奏様の能力は奏様の預金の範囲内で何でも生成できるというものだ。

「すごい壁ね…車も無傷なんて。」

祥子様がそうつぶやいていた。

「茜ちゃん大丈夫!?」

私は茜ちゃんに駆け寄った。

「うん。カナちゃんが助けてくれたから。」

「茜はもっとしっかりしなさい。あんまり祐巳に心配かけちゃだめよ?」

奏様が茜ちゃんに言った。

「ごめんなさい…」

茜ちゃんは素直に謝った。

「わかればよろしい。じゃあこの壁の処理よろしくね。」

「え?こんな大きい物どうすれば…」

茜ちゃんは困惑している。

「とりあえず私の家に預けてはいかが?誰の邪魔にもならないでしょう。」

祥子様が助け舟を出してくださった。

「祥子さんいいの?」

奏様が祥子様に聞いた。

「ええ。祐巳には助けてもらったのでそのお返しを祐巳の幼馴染にしようかと。」

祥子様はそう言ってほほ笑んだ。

「私たちはまず劇の練習に出なくてはならないので、ついてきてくださる?」

そういうことで4人は体育館に向かった。

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ぶっかけちゃうぞ部屋にいるしっかり者の  No.3871  [メール]  [HomePage]
   作者:ヘススナバス  投稿日:2018-02-26 21:46:07  (萌:1  笑:3  感:1
【No:3868】【No:3869】の続き。
マリみてと城下町のダンデライオンのクロス的な何か。


蔦子さんと途中で別れ、3人で帰っていると見覚えのある人影を見つけた。
「あ、岬に遥!今帰りなの?」

「うん、部活の助っ人頼まれて遅くなっちゃった。」

「僕は図書館で本読んでただけなんだけどね。」

1人は櫻田岬ちゃん。リリアン中等部2年生。能力は7人の分身を生み出せるというものだ。その7人の分身を使っていろいろな部活の助っ人を引き受けている優しい子である。

もう一人は櫻田遥君。岬ちゃんと双子で花寺の中等部2年生。能力はあらゆる可能性の確率を百分率で予知できるというものだ。朝、傘を持っていくか迷った時にその能力にお世話になったなぁ。

「ところで葵お姉ちゃんはともかくあか姉とゆみ姉がこんな遅くに帰るって珍しいよね。なにかあったの?」

岬ちゃんがそう尋ねた。

「実はね…」

私は2人に事の顛末を話した。

「へーゆみ姉があの祥子様のねぇ…」

「あれ?岬ちゃんは祥子様のこと知ってるの?」

「うん。演劇部にすっごい縦ロールの先輩がいてその人が祥子様の親戚だって言ってたんだー。」

岬ちゃんが手で縦ロールを表現しながら言った。
祥子様の親戚って話よりすっごい縦ロールのことが気になるぞ。

「そういえばうちの高等部の生徒会長がその小笠原さんの従兄だって聞いたな。」

遥君がそう思い出すように言った。
おそるべし小笠原一族。

「その辺は修兄さんと祐麒さんが詳しいかもしれないよ。その生徒会長とよく一緒にいるみたいだし。」

「祐麒がねぇ…」

弟よ、何があってそんなことになったんだ…。

「それでそれでゆみ姉は妹になるの?」

「いやいや私じゃ釣り合わないでしょ!」

岬ちゃんの質問に間髪入れず答えた。

「そうかなぁ…まあいいや。じゃあ私が高等部に上がってゆみ姉に妹いなかったら私妹にしてよ!」

おいおい、なにを言い出すんだこの子は…

「岬!私を捨てるの!?」

茜ちゃんは茜ちゃんでなんかショックを受けてるし。

「捨てるも何も実姉妹でスールになるって面白味も何もないじゃん。」

「私には岬以外いないのに〜!」

茜ちゃんが岬ちゃんに縋り付いて泣いている。
この往来でどう止めたものか…

「ほら茜。カメラに撮られてるわよ。」

葵様がそう言うと、茜ちゃんは縋り付くのをやめ葵様の陰に隠れた。
流石葵様だ。

そうしてみんなで歩きだし、お互いの家の近くまで来た。両家は隣同士なのだ。

「じゃあここで茜ちゃんまた明日ね。葵様ごきげんよう。岬ちゃんと遥君もまたね。」

「祐巳ちゃん。明日から大変だと思うけど頑張ってね。困ったことがあったら協力するから。」

「ゆみ姉、スールの件考えておいてね!」

「祐巳さん、無理はしないでね。」

「祐巳には私がついてるから大船に乗ったつもりでいなさい!」

葵様、岬ちゃん、遥君、茜ちゃんから言葉をもらい家に入った。


祐巳が家に入るのを見届けた後
「それで遥。結果はどうだったの?」
葵お姉ちゃんが遥に聞いた。

「…何が?」

「能力使って祐巳ちゃんが妹になる確率調べたんでしょ?」

遥そんなことしてたんだぁ…これは気になるなぁ。

「で、いくつだったの?」

岬が遥の腕をつかみ先を促す。

「95%。」

「たかっ!」

私は思わず言ってしまった。これは時間の問題ということかぁ。
妹になるとしても祐巳が納得して決断してくれればいいなぁと思いながら家に入った。


それから私は蔦子さん、茜ちゃん、志摩子さんの力を借りながらなんとか学校生活を送っている。
祥子様と連弾したり、祥子様がわざわざ台本を届けてくださったり、白薔薇様や令様と踊ったり、志摩子さんと葵様がぎんなんを拾っているのを目撃したりといろいろあったが比較的平和である。

そうして薔薇の館へ行くのも少し慣れてきたある日、白薔薇様と二人っきりになる機会があった。

「そういえば祐巳ちゃんさー王女サマたちとはどういう関係なの?」

白薔薇様が唐突に訪ねてきた。

「ただの幼馴染ですよ。」

「へー実は知らないうちに葵さんと姉妹の契りを交わしてたのかと思ったよ。」

いったいこの人は何を言っていらっしゃるのやら。

「そんなわけないじゃないですか。もし葵様が妹をもたれたら全国で大騒動ですよ。」

それにそもそもつくる気ないみたいだしなぁ。

「それもそうかーよかったね祥子。」

白薔薇様の目線の方向へ振り替えると祥子様がいらっしゃった。

「なにをおっしゃっているのやら。祐巳にお姉様がいないことは確認済みでしょう。」

そういえば祥子様にお姉さまがいるか聞かれてたんだった。

「実は嘘ついていたかもよ?」

白薔薇様はニっと笑っておっしゃった。

「祐巳はうそをつける子じゃないでしょう。それは百面相というあだ名を付けた白薔薇様が一番わかっているのではなくて?」

「ちぇ、つまんないの。」

白薔薇様はそう言ってコーヒーを飲んだ。祥子様はちょっと勝ち誇った顔をして自分の席に着いた。
そういうところはちょっとかわいらしいと思う。
私が祥子様のお茶を準備していると紅薔薇様、志摩子さん、黄薔薇ファミリーが続々と入ってきた。

そうして薔薇の館で作業していると桜組からカレーの差し入れがあった。一つ多いというトラブルはあったもののカレーそのものは美味しかった。
私は美味しいという感想しか言えなかったけどみんなはこうした方がいいとかしっかりアドバイスしていてちょっと落ち込んだ。

「あれ、何時?」

「じき三時。あ、そうか」

「誰がいく?」

何か薔薇様たちが話している。嫌な予感がするがカレーをどうするか聞かなければ。

「あのー残ったカレーどうします?」

「いやー祐巳ちゃん。ちょうどいいところにお使いお願い。正門で待っている人を迎えにいってほしいんだ。カレーはその人にあげるから。」

どうやら遥君の話にあった花寺の生徒会長が来る日らしい。
祥子様をちらっと見るとちょっと目線を下に落としていた。
そういえば祥子様の身内なのに踊るのが嫌なのだろうか。ためしに祐麒と踊る姿を想像したがコメディにしかならないので途中で打ち切った。身内は身内で複雑なのかもしれない。

白薔薇様に促され生徒会長の名前だけ言われて慌てて薔薇の館を出たが、肝心の生徒会長の顔を知らないことに気が付いた。
まあリリアンの校門に花寺の人はあまりいないだろうから何とかなるかなと思いながら校門に歩いていくと花寺の制服を着た二人組を見つけた。
(あれ?生徒会長ひとりじゃなかったのかな。)

そう考えながら近づき

「すみません。柏木さんでしょうか?」

と声をかけた。

「あ、はい。」

そう片方の人がこたえて振り向いた。
もう片方の人も振り向いたがそこで私は思わず声を上げてしまった。

「し、修くん!?なんでここに…」

「おー祐巳。茜から聞いてはいたけど本当に生徒会の手伝いしてるんだな。」

そこには柏木さんと一緒に茜ちゃんのお兄さんである修くん(本人にそう呼べと言われたのでそう呼んでいる)がいた。

「修、知り合いか?」

柏木さんが修くんにそう聞いた。

「ええまあ。祐巳は祐麒の姉ですよ。」

「なるほど。ユキチの…確かにそっくりだな。ああ、挨拶が遅れてすみません。花寺の生徒会長の柏木優です。」

「あ、はい。こちらこそ遅れてしまいまして。私は福沢祐巳です。」

私はそう挨拶を返した。
ユキチというのは多分祐麒のことだろう。本当に知り合いだったんだ。

「本当は柏木さん一人で来るはずだったんだが荷物運びとして連れてこられたんだよ。」

修くんの能力は瞬間移動である。自身と触れたものを移動できるもので確かに荷物運びとしては最適だろう。

「じゃあそろそろ案内してもらっていいかな?ここでは目立ってしまうようなのでね。」

柏木さんがそう言うので周りを見てみるとリリアンの生徒がチラチラ見ていた。確かにこの二人と一緒というのは目立つだろう。しかも一人は王族である。

「あ、はい。では。」

そう言って歩き出すと途中で祥子様らしき人を見たが一瞬だったので気のせいだったのだろうか…

「このまま普通に行ってもつまらないだろうか。」

靴を履きかえた所で柏木さんが何か言い出した。

「はあ。」

私は情けない返事をしてしまった。

「修の能力で一気に薔薇の館内へ行くのはどうだろうか。」

なにを言い出すんだこの人は。

「そうと決まれば実行だ。修頼んだぞ。」

そう柏木さんが言うと修くんは私と柏木さんの腕をつかみ跳んだ。

一瞬で薔薇の館に着いて最初に見たものは紅茶を吹きだし私にぶっかけた蓉子様だった。

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耐えられないから家族旅行に大きないけす  No.3870  [メール]  [HomePage]
   作者:千早  投稿日:2018-02-25 14:35:18  (萌:1  笑:0  感:0
〜ないしょのないしょ♪〜
これは、小学生GL物小説です
〜芳乃 桜の場合〜
〜第一話〜
桜こと芳乃 桜は、明日から小学五年生になる。

「うん、よしっと、これで明日の学校に行く準備は、大丈夫だよね」

桜は、ランドセルに明日、小学校に持って行く物を入れると満足そうに頷いた。

「えへへ〜〜〜明日から五年生か……わくわくもんだよ。
茉莉花ちゃんも明日の始業式の準備は、終わっているかな?」

桜は、幼馴染で親友の四葉 茉莉花ちゃんに明日の学校の準備を質問したか聞きたくて携帯電話で電話をした。

『何よ、桜……』

茉莉花ちゃんに電話すると不機嫌そうに返事が返ってきた。

「もう〜〜茉莉花ちゃんたら素っ気ない〜〜
明日から五年生だから準備は、大丈夫か心配で電話したのに〜〜〜〜」

桜は、寂しそうに不満の言葉を茉莉花ちゃんに訴えた。

『うざい……話は、それだけ…………?』

茉莉花ちゃんは、迷惑そうに素っ気なく返事を返した。
でも茉莉花ちゃんの本心からの言葉ではなく照れ隠しからの言葉だと親友の桜には、解っていた。
だからそんな態度をとる茉莉花ちゃんが可愛らしくて愛おしく感じた。

「うん、それだけだよ、五年生になってもよろしくね、茉莉花ちゃん、ちゅっ」

桜は、茉莉花ちゃんに五年生になってもお願いすると感謝を込めて携帯電話のマイクのところにキスをすると『ちゅっ』て音が出た。

『は〜〜〜……もう何をやっているの。
こちらこそ五年生になってもよろしく、桜、ちゅっ」

茉莉花ちゃんは、桜の携帯電話にするキスの音を聞いて照れを隠すようにため息を吐いた。
そして茉莉花ちゃんは、照れを隠すように感謝の言葉を小声で呟いて茉莉花ちゃんも電話にキスをする音が聞こえてきた。
茉莉花ちゃんは、自分のおこなった行動を誤魔化すように大声で叫んだ。

『あ〜〜もうあたしらしくないし!
とにかくおやすみ、桜!』

茉莉花ちゃんは、照れを隠すように大声で早口で喋った。

「うん、おやすみ、茉莉花ちゃん」

桜のおやすみの言葉を聞くと茉莉花ちゃんが携帯電話をきる音が聞こえてきた。
次の日、茉莉花ちゃんと一緒に学校に登校したくて校門前で待ち合わせをした。
桜は、茉莉花ちゃんと待ち合わせ10分前に校門前に着いた。

「少し早くきすぎたかな……
早く茉莉花ちゃん、来ないかな?」

桜は、胸をわくわくさせながら校門の前を見渡した。

「おはよう、桜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」

桜の名前を呼ぶ声の方を向くと黒髪のロングヘアーのポニーテルで白色のジャスミンの花の髪飾りをしていて白色のワンピースを着ていて背丈は130くらいの小学高学年の女の子が手を振りながら近づいてきた。
近づいてきた茉莉花ちゃんの頬にバターが付いていた。

「おはよう、茉莉花ちゃん。
茉莉花ちゃんたら頬にバターが付いているよ」

近づいてきた茉莉花ちゃんにくすくすと笑い茉莉花ちゃんの顔を触りそのまま茉莉花ちゃんの頬についているバターを舐めてバターをとった。

「ひゃん!?もう桜たら何をするのさ!!」

茉莉花ちゃんは、桜がキスをした頬を触り体を震わせ顔を真っ赤にして桜を指を指した。

「もう茉莉花ちゃんたら固いんだから女の子同士だからそれぐらい別に良いじゃない」

桜は、頬を膨らませて不満を伝えるといきなり背丈が135くらいの黒髪でツインテールで赤色の椿の髪飾りで赤色のワンピースを着た小学高学年の女の子が後ろから胸を揉まれた。

「ひゃん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
「ん〜〜〜〜〜〜やっぱり桜ちゃんの胸の触り心地は、最高やな〜〜〜〜
っていたたたた、痛いって、茉莉花ちゃん!?」

茉莉花ちゃんは、にこやかの笑顔でどす黒いオーラをまとって椿ちゃんの耳を強く引っ張った。

「椿、あたしの桜の胸を揉んで良いのは、あたしだけ、解った?」
「わ、解ったって、うちが悪かったから茉莉花ちゃん堪忍してえな」

椿ちゃんは、桜の胸から手を離して両手を合わせて謝った。
茉莉花ちゃんは、椿ちゃんが私の胸から手を離して謝ったのを見て椿ちゃんの耳から離した。

「ほっ……
でも茉莉花ちゃんは、私の事をあたしの桜って思っていてくれたんだね」

桜は、嬉しそうににこにこしながら茉莉花ちゃんの顔を覗き込んだ。

「う、うるさい、そんなわけないよ、桜の聞き間違いじゃない」

茉莉花ちゃんは、恥ずかしそうに顔を赤らめて桜から視線をそらして自分の気持ちを誤魔化した。

「うふふ、そう言う事にしておいてあげるね」

桜は、くすくす笑いながら愛おしそうに茉莉花ちゃんを見つめた。

「それよりも桜ちゃんと茉莉花ちゃん、今日の五年生のクラス分けの発表を見たん?
なんと桜ちゃんと茉莉花ちゃんとうちの三人は、同じ五年三組のクラスやで」

椿ちゃんは、両手を広げて嬉しそうに話した。

「本当に!?
やった〜〜〜〜今年も三人一緒のクラスだね。
今年も同じクラスでよろしくね、椿ちゃん、茉莉花ちゃん」

桜は、茉莉花ちゃんと椿ちゃんの手を握りしめて嬉しそうににっこりと笑った。

「うん、今年も同じクラスでよろしくね、茉莉花ちゃん、桜ちゃん」

椿ちゃんは、桜に手を握りしめられて嬉しそうににこにこしながら桜と茉莉花ちゃんを見渡した。

「は〜〜〜同じクラスになっただけで、なにをそんなに喜んでいるのさ、まあ……今年もよろしく、桜、椿……」

茉莉花ちゃんは、ため息を吐くと照れたように顔を赤らめて桜の手を握り返して小声でよろしくって呟いた。

「うふふ、それじゃあ、クラスに行こう、茉莉花ちゃん、椿ちゃん」

桜は、茉莉花ちゃんの態度を愛おしそうに見つめると茉莉花ちゃんと椿ちゃんの手を握りしめたまま自分の五年三組の教室に向かった。
教室に入ると背丈が135で紫の撫子の花のがら模様のついた着物を着ていて黒髪のロングヘアーで髪に大きな紫のリボンをつけた上品のおしとやかそうな女の子に目が留まった。

「わ〜〜〜……綺麗な人だな、誰なのかな……?」

桜は、綺麗な女の子をうっとりして見つめた。
椿ちゃんは、悪巧みするように微笑み綺麗な女の子の後ろに回り込むと綺麗な女の子の胸を揉んだ。
綺麗な女の子は、にこやかに微笑み椿ちゃんが揉んだ手を掴むと椿ちゃんの腕を捻りあげた。

「おはようございます、椿様。
おいたがすぎますわよ」
「痛いって、撫子ちゃん、うちが悪かったから許してえな」

椿ちゃんは、涙目で撫子ちゃんを見つめながら謝った。

「もうなでっし〜〜たらそのくらいにしてあげなよ。
でも怒ったなでっし〜〜可愛らしんだから〜〜」

背丈が135、白色のゴスロリの服装、黒髪のロングヘアー、髪に大きな白色のリボンをつけていて、撫子ちゃんと同じ容姿の女の子が撫子ちゃんの背中から抱きつて撫子ちゃんの頬に頬ずりをした。

「ひゃん!?お、お姉様、恥ずかしいですわ……」

撫子ちゃんは、撫子ちゃんと同じ容姿の女の子に抱きつかれるとびっくりして椿ちゃんの掴んでいる腕を離すと恥ずかしそうに顔を真っ赤にした。

「椿ちゃん、学校でも美人で有名な双子の姉妹と知り合いなの?」
「そやで、桜ちゃん達は、撫子ちゃん達と会うのは、初めてやね」

椿ちゃんは、菫ちゃんの肩を触って桜達の方を向いた。

「この子が双子の姉の藤咲 菫ちゃんで……」

椿ちゃんは、次に撫子ちゃんの肩を触って桜達の方を向いた。

「この子が双子の妹の藤咲 撫子ちゃんだよ」

撫子ちゃんは、桜達に近づくとやんわりと微笑んだ。

「桜様達の事は、椿様からお聞きしておりますわ。
こちらの方は、芳乃 桜様ですわね」

撫子ちゃんは、桜の方を向いてやんわりと微笑んだ。

「それでこちらの方が四葉 茉莉花様ですわよね」

撫子ちゃんは、茉莉花ちゃんの方を向いてやんわりと微笑んだ。

「よろしくお願いしますわ、桜様、茉莉花様」

撫子ちゃんは、自分の両手を前で握りしめると自分の口元を軽く押さえてやんわりと微笑んだ。

「よろしくね、桜っち、茉莉っち」

菫ちゃんは、右手の人差し指と中指を立てて自分のおでこに当ててにこやかに微笑み挨拶をした。

「うん、よろしくね、撫子ちゃん、菫ちゃん」

桜は、嬉しそうに撫子ちゃんと菫ちゃんに向かってにっこりと笑った。

「まぁ、よろしく、撫子、菫……」

茉莉花ちゃんは、自分の気持ちを誤魔化すように照れたように顔を赤らめて素っ気ない態度をとりながら返事をした。
茉莉花ちゃんの素直じゃない態度を見ると撫子ちゃんと菫ちゃんは、見つめあうとくすくすと笑った。
その後に本鈴が鳴り響くとクラス名簿を持った黒髪のショートヘアーで背丈が110くらいで紫色のジャージを着ていて小学一年生くらいの容姿の女の子が教室に入ってきた。
教室に入ってきた女の子は、教卓の前に立つと黒板に何か書こうとするけれども背の高さが足りなくて書けなかった。
女の子は、自分の失敗を誤魔化すように一回咳をすると木材踏み台の上に立つと黒板に『立花 紫苑』と書いた。

「今日から君達の担任になる立花 紫苑だ。
ボクの事は、紫苑先生と呼んでくれ。
よろしく頼むよ」

紫苑先生は、生徒全員を見渡すと大きく頷いてにこやかに微笑んだ。

「えっ、紫苑お姉ちゃん!?
何でこんな所にいるん!?」

椿ちゃんは、立ち上がり驚いたように大声で叫んだ。

「こら、椿、紫苑お姉ちゃんじゃなくて紫苑先生だろ」

紫苑先生は、椿ちゃんに近づいて椿ちゃんの頭に名簿で叩いた。

「痛っ!?叩くなんて酷いな〜〜〜〜
うちのデリケートの頭にタンコブができたらどうするん〜〜〜〜?」

椿ちゃんは、紫苑先生に叩かれた頭を摩りながら不満を伝えた。
ホームルームが終わるチャイムが鳴り響くと紫苑先生は、名簿を持った。

「連絡事項は、以上だ。
皆さんは、今日から五年生だ。
お姉さんの自覚を持って学園生活を過ごしてほしい。
それでは、日直、号令」

今日の日直の菫ちゃんは、立ち上がった。
0
「起立、気を付け、礼」

菫ちゃんの号令と共にクラスメートは、立ち上がり姿勢を整えると礼と共に頭を下げるとお礼を伝えた。

『『『『『『『『ありがとうございました』』』』』』』』
「はい、ありがとうございました」

紫苑先生は、生徒達に向かって優しく微笑むと名簿帳を持つと教室を出ていった。

「ごめん、用事が出来たから先に帰るね。
じゃあね、桜ちゃん、茉莉花ちゃん、撫子ちゃん、菫ちゃん」

椿ちゃんは、ランドセルを持つと私の挨拶の返事を待つよりも先に紫苑先生の後を追いかけるように慌てて教室から出ていった。

「椿ちゃん、慌ててどうしたのかな?
紫苑先生とも知り合いだったみたいだし……」

桜は、茉莉花ちゃんの方を向いて不思議そうに首を傾げた。

「そんなの決まっているよ、つばっき〜〜は、愛に生きてるんだよ。
いや〜〜〜〜〜青春していますね〜〜〜」

菫ちゃんは、にやにやしながら椿ちゃんが慌てて出ていった扉を見つめた。

「もうお姉様たらそんな笑い方は、下品ですわよ……」

撫子ちゃんは、菫ちゃんの態度を仕方がなさそうに右手で口元を押さえて苦笑いを浮かべた。

「そんな素直になれるなんて羨ましい、椿……」

茉莉花ちゃんは、人に聞こえるか聞こえないくらいの小声で呟いた。

「なあに、茉莉っちたら素直になりたい相手でもいるのかな〜〜〜?」

菫ちゃんは、茉莉花ちゃんの後ろから抱きついてにやにやしながら茉莉花ちゃんの頬を突っついた。
菫ちゃんが茉莉花ちゃんに抱きついたのを見て胸が締め付けるように痛みがすると辛そうに茉莉花ちゃんを見つめた。

「わっ、菫、何をするのよ!?」

茉莉花ちゃんは、顔を真っ赤にして驚いたように大声をだして悲鳴をあげた。

「桜様、どうかされましたか?」

撫子ちゃんは、桜の異変に気づき心配そうに桜を見つめた。

「えっ!?うんん、なんでもないよ、ごめんね、先に帰るね、じゃあね、撫子ちゃん、茉莉花ちゃん、菫ちゃん」

桜は、撫子ちゃんの視線に気づき慌てて両手を振って自分の気持ちを誤魔化すようににっこりと微笑んだ。

「えっ、桜、待ってよ!?」

自分の嫉妬を茉莉花ちゃんに気取られないようにする為にランドセルを持って茉莉花ちゃん達の方に手を振ってお別れの挨拶をした。
茉莉花ちゃんの呼びとめる声を聞かないで逃げるように教室から出ていった。
桜は、茉莉花ちゃんと菫ちゃんに嫉妬した自分に嫌気がさして自分の気持ちを落ち着かせるように学校を歩き回った。
一年生の時に通っていた一年五組だった教室の前を通ると空き教室になっていた。
一年五組だった空き教室の扉を開けようとしたら鍵は、かかってなくてすんなりと扉が開いた。
空き教室に入ると窓の近くにある椅子に座った。

「ここで授業を受けていたんだよね、懐かしいな……」

桜は、教室の中を懐かしそうに見渡すと自分が嫉妬した事が憂鬱になりながら窓の外を見つめた。

「は〜〜〜〜……友達に嫉妬してるだなんて私は、何をしているのかな……」

桜は、自分の嫉妬が嫌になり深くため息を吐いた。

「桜、探したよ!!」

茉莉花ちゃんは、息をきらしながら走って空き教室に入ってきた。

「茉莉花ちゃん……なんで……?」

空き教室に入ってきた茉莉花ちゃんを戸惑いながら茫然と見つめた。

「桜が嫉妬深いの解っていたのに他の女の子に体を許して、ごめん」

茉莉花ちゃんは、両手を合わせて謝った。

「し、嫉妬深い……」

茉莉花ちゃんに嫉妬深いと言われて両手を床に当てて落ち込んだ。

「でもここの教室は、桜と一緒に一年生の時に通っていた教室よね。
懐かしいよね……」

茉莉花ちゃんは、教室の中を見渡すとしみじみと呟いた。

「うん、でも一年生の時は、嫉妬なんかしなかったのに……
いつから私は、嫉妬深くなったのかな……」

桜は、辛そうに俯いて呟いた。

「桜は、悪くない。
あたしもそうだから……」

茉莉花ちゃんは、顔を赤らめて恥ずかしそうに自分の頬を人差し指でかいて小声で呟いた。

「茉莉花ちゃんもそうだったんだね……
ねえ、茉莉花ちゃん、他の人としないようなことがしたいな……」

桜は、顔を赤らめて茉莉花ちゃんを見つめた。

「他の人としないことって……?」

茉莉花ちゃんは、きょとんと首を傾げた。

「う〜ん、たとえばキスとかどうかな……?」

桜は、発情したように顔を赤らめて茉莉花ちゃんの顔を覗き込むように上目使いで見つめた。

「キ、キス!?
桜、何をいうのさ!?」

茉莉花ちゃんは、顔を真っ赤にして大声で叫んで驚いた。

「あれ〜〜〜〜茉莉花ちゃん、キスをするのは、怖いのかな?」

茉莉花ちゃんの驚いた顔が可愛らしくて桜は、挑発するように意地悪っぽくにやにやしながら茉莉花ちゃんを見つめた。

「こ、怖くは、ないわよ!
良いよ、キスをしようじゃないの!!」

茉莉花ちゃんは、桜の挑発に反抗するように桜を睨んで大声で叫んだ。

「えっ、キスしてくれるの!?」

茉莉花ちゃんが私の挑発に反抗するように叫んだのをみて桜は、驚いたように叫んだ。

「キスをしようと言ったのは、桜じゃない!!」

茉莉花ちゃんは、反発するように叫んで桜を睨むと桜も茉莉花ちゃんを睨んだ。
桜と茉莉花ちゃんは、互いに睨むと緊張がとれたように茉莉花ちゃんと桜は、笑いだした。

「ねえ、茉莉花ちゃん……」

桜は、目を憂わせながら茉莉花ちゃんを見つめた。

「うん、良いよ、桜……」

茉莉花ちゃんは、小さく頷くうっとりと桜を見つめた。
桜と茉莉花ちゃんは、どちらともなく自然と口を近づけてキスをした。

「ん……まぁ……りか……ちゃん……んんっ……う……んっ…………」
「んんっ…………さぁ……くら……う……んんっ…………んっ……」

茉莉花ちゃんと桜は、互いを求めるようにキスをした。

「んんっ…………うっ……んんっ……まりぃ……かちゃん……んんっ…………」
「うっ…………ん……さくぅ……ら……んんっ…………んんんっ…………」

桜は、茉莉花ちゃんを求めるようにさらに激しくキスをした。

「んんっ……うっ…………んっ……まぁ……りかちゃん…………うぅ……んっ……」
「あっ……んんっ…………んんんっ……さぁ……くら…………うぅ……んんっ…………」

茉莉花ちゃんは、あまりにも桜に激しくキスをされると苦しそうに涙目になりながら声をあげた。
茉莉花ちゃんは心の中で『桜ったら激しすぎる、あたし、どうにかなっちゃう……』って思った。

「うっ……ん……まぁ…………りかちゃん……んんっ……うっ…………んん〜〜〜〜〜!?」
「ん……うっ……んんっ……さぁ……くら…………う……んっ……んんん〜〜〜!?」

桜と茉莉花ちゃんは、互いに求めるように激しくキスをしすぎたために体力の限界をこえて桜と茉莉花ちゃんは、互いをささえるように抱きしめながら倒れ込んだ。

「えへへ〜〜〜〜少しだけ激しくしすぎたかもしれないね」

桜は、幸せそうに照れ笑いを浮かべて茉莉花ちゃんを見つめた。

「少しだけ……?
桜、かなり激しすぎだったよ……」

茉莉花ちゃんは、桜を非難するするようにじと〜〜〜と桜を見つめた。

「あはは〜〜〜〜……ごめんね、茉莉花ちゃん」

桜は、自分のやりすぎた言動を誤魔化すように笑うと直ぐに両手を合わせて茉莉花ちゃんに謝った。

「ねえ、茉莉花ちゃん、またキスをしようね」

桜は、顔を赤らめて上目使いで茉莉花ちゃんを見つめ右手の人差し指で自分の唇を触り色っぽく微笑んだ。

「んっ……まあ、たまにだったら桜とキスをしてもいいかもね……」

茉莉花ちゃんは、照れたように顔を赤らめて右手の人差し指で自分の頬を触り桜に聞こえるか聞こえないの小声で呟いた。

「くすくすっ……」

茉莉花ちゃんの態度が可愛らしくて桜は、愛おしそうに茉莉花ちゃんを見つめくすくすと笑った。
こうして桜は、茉莉花ちゃんと二人だけの秘密ができた。
この先も茉莉花ちゃんと二人の秘密が増えていくと思うと楽しみでしかたがなかった。
〜つづく〜


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祐巳は私が守る!手助けは無用です誰も止められない  No.3869  [メール]  [HomePage]
   作者:ヘススナバス  投稿日:2018-02-10 09:37:09  (萌:0  笑:5  感:0
【No:3868】 の続き
マリみてと城下町のダンデライオンのクロス的な何か


「「あ、葵様!ごきげんよう!」」

私と蔦子さんは慌てて挨拶をして頭を下げた。
しかしどうしてここに…委員会と茜ちゃんは言っていたけれど。
ちなみに普段は葵姉さまと呼んでいるがリリアン内では姉は特別な意味を持つから外すことにしている。
茜ちゃんはおねえちゃんと呼んでいるけれどだれもが関係性を知っているので問題ないだろ。・

「ごきげんよう。それはね、祐巳ちゃん。
今日は委員会が先生のご都合で中止になったのよ。何人かに連絡しそびれたらしくて私が連絡係として待っていたの。
志摩子ちゃんと一緒にいたのもそういう理由よ?」

心を読むとはさすが第一王女!
そういえば志摩子さんと同じ委員会だったんだっけ。

「心を読んだんじゃなくて顔を読んだのよ?祐巳ちゃんは顔に出すぎだし。」

なっ!私は慌てて顔を覆ったが時すでに遅し。みんなに笑われてしまった。

その後、葵様の言葉に付け足すように志摩子さんが
「私が最後だったらしくて待っていてくださったお礼に薔薇の館でお茶をご馳走しようと思ったの。」
と言った。
なるほどそういうことか。

「そろそろ上にいきましょう?遅れてしまうわ。」

と志摩子さんが続けて言って歩き出したのでので私たちはそれについていった。

「それで茜はどうしてここに?」

歩きながら葵様は茜ちゃんに聞いた。

「私は祐巳の付添い。ちょっと心配だったしね。」
「そうなの?やさしいわね。」

葵様がにっこりそう言うので茜ちゃんの顔が少しひきつっている。
私を盾にするという目的もあったからね。

「お姉さま方の意地悪!」

そんな声が扉の向こうから聞こえたのでびっくりしてしまった。

「祥子様いらっしゃるみたいね。」

え!?ということは今のは祥子様…

「わかりました!今すぐ連れてきます!」

その声と同時に急に人が飛び出てきた。
私がぶつかると思って目を閉じた瞬間
「危ない!」
と叫ぶ声とともに奇妙な浮遊感があった。
そしてビターン!という大きな音が響いた。

私は助かった。茜ちゃんが能力を使って助けてくれた。
ただ飛び出てきた方、祥子様が薔薇の館で思いっきりヘッドスライディングしてしまったのだ。とても痛そうだ。

「だ、だ、だ大丈夫ですか!?」

私を抱きかかえていた茜ちゃんに降ろしてもらい私は慌てて祥子様に駆け寄った。

「ちょっと祥子!大丈夫!?令!救急箱持ってきて!」
「は、はい!」
「令ちゃん!私も手伝う。」
「ふ、ふふ…お腹いたい…あの祥子がビターン!って…」
「いやー見事なもんだねーあっぱれだよ!」

扉の中からいろんな声が聞こえてきた。
お腹抱えて笑っていらっしゃる方もいるようだが。

「あ、茜!2人抱えることはできなかったの!?」
「む、無理だよー!急だったんだもん!」

葵様と茜ちゃんは小声で何か言い合っているし、志摩子さんと蔦子さんは茫然としている。
なんかとんでもないことになってしまったなぁ。

祥子様の治療を終えてみんなが席に着いた。幸い(?)鼻血と、ちょっとしたすりむきで済んだようだ。

「それで葵さん達はなぜここにいらっしゃったの?」

まず紅薔薇様である水野蓉子様がそう尋ねた。

「私は志摩子ちゃんにお茶に誘われただけなんだけど…」
「へー志摩子ったらやるわね!あの葵さんをナンパなんて。さすが白薔薇の蕾ね!」

葵様がそう答えると、黄薔薇様である鳥居江利子様が茶々を入れた。
志摩子さんはあたふたしている。こんな志摩子さんは貴重だなぁ。

「私の教育の賜物だね。」
うんうんと頷いてそうおっしゃったのは白薔薇様である佐藤聖様。
三人の薔薇様勢揃いである。

葵様と薔薇様の会話に耳を傾けていると突然肩に手を置かれて
「ちょっといいかしら?」と小声で話しかけられた。
びっくりして振り向くと鼻にガーゼを詰めた祥子様がいらっしゃった。

祥子様に誘導されてみんなに声が聞こえないところへ行くと
「あなたお姉さまはいて?」
といきなり言われた。
「いませんけど…」
そう答えると
「結構」
そう言って祥子様はみんなのところへ行った。
そこでこう宣言した。

「私この子を妹にします!」
鼻にガーゼを詰めながらであるからか、りりしさとどことなくコミカルさを兼ね備えての宣言を
夢を見ているような気分で私は眺めていた。

突然のスール宣言から飛び交う話を聞くに祥子様は男嫌い。王子が令様でなく花寺の生徒会長だとあかされる。シンデレラ嫌。
妹もいない人に発言権無し。妹連れてくればいいのでしょう!偶然いた私を妹に。という流れだということが分かった。

「祐巳大丈夫…?」

心配そうに話しかけてくる茜ちゃん。大丈夫なのかすらもわからない状況である。

「わかんない。」
「そうだよねぇ…ロザリオ授受なんて初めてだからわからないよねぇ。ていうか本当にいいの?」
「ロザリオ授受!?だ、だれが!?」
「へ?祐巳と祥子様に決まってるじゃない。」

いつの間にかそんな話に…どうしよう、こんなんでいいのか?うーん…

「お待ちになって。お姉さま方。祐巳さんのお気持ちをお忘れではないですか。」

はっと気が付くと志摩子さんが薔薇様方にそう言っていた。
薔薇様に気持ちを尋ねられ私は…
「祥子様の妹にはなれません。」
そう言った。

しかし私が薔薇様方も悪いのではないかと祥子様をかばってやいのやいのしていたところ白薔薇様が
「祥子が祐巳さんを妹にできるかで賭けをしましょう。祥子が出来なかったらそのまま祥子がシンデレラ。妹にできたら姉の穴を埋めるのが妹ってことで祐巳さんがシンデレラね。」

なんかとんでもないことを言い出して初の薔薇の館訪問が終わった。

その日は私、茜ちゃん、葵様、蔦子さんで帰ることになった。
「怒涛の展開でパネルの許可忘れちゃったけど祐巳さんが祥子様の妹になれば交渉も楽そうだわ。」
「蔦子さんは私が負けると思ってるの?」
「うん。祥子様の方がエネルギーありそうだし」

うぐ、確かにそうだけど・・・

「私は祐巳ちゃんと祥子さん意外と合うと思うわよ?」
「えーそうかな?祐巳いじめられそうじゃない?」
「私は葵様に1票。」
みんな勝手なことを言っている。

「そういえば葵様は妹をつくられないのですか?」

蔦子さんがふいに聞いた。確かに葵様の妹なら引く手あまただろう。

「私はつくらない方がいいと思うから…」

葵様がちょっと声を落としてそう言った。

「葵様の妹になりたい人は多そうですしその人たちにとっては残念ですね。」

それに気づかなかった風を装い私は明るめの口調で言った。
葵様にはばれていそうだけど。

「うちのクラスでも葵お姉ちゃん大人気だよね〜私と同じ王族なのに人気の差にちょっと落ち込むかも…」

「茜さんと祐巳さんはいろんな顔見せてくれるから被写体として私からは大人気よ。」

そう話しながら歩いていると
そんな時
「お待ちなさい。」
デジャブかな?背後から憧れの人の声が聞こえた。

「祥子様…」
「覚えていらっしゃい。必ずあなたの姉になって見せるから。」

そう宣言し蓉子様と一緒に帰って行った。
たとえ鼻にガーゼが詰まっていてもその姿は誰から見てもとてもかっこよかったのであった。

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設定は愛と勇気と友情!受け取って下さい  No.3868  [メール]  [HomePage]
   作者:ヘススナバス  投稿日:2018-02-06 20:57:29  (萌:1  笑:5  感:2
マリみてと城下町のダンデライオンのクロス的なものです。
桂さんがどっかいってしまいました。あと全然話が進んでいません。





私立リリアン女学園。
ここに通い続ければ純粋培養のお嬢様が育つという乙女の園。
それは王族であっても例外ではないと言われるが…

「はぁ…」

リリアン女学園高等部1年の私福沢祐巳は教室で無意識にため息をついていた。
今朝憧れの人紅薔薇の蕾である小笠原祥子様にタイを直されてしまったのを思い出し、ため息をつくのは何度目だろうか。

「どうしたのー祐巳。ため息なんかついて。相談にのるよ?」

そんな私に話しかけてきたのは櫻田茜ちゃん。
私の幼馴染でなんと王女である。
人見知りで恥ずかしがりだが困っている人を助けずにはいられないという自慢の友人だ。

「あ、茜ちゃん!また遅刻ギリギリだね。」

私は時計を見てそう言った。

「聞いてよ祐巳!先週と監視カメラの位置全部かわってたんだよ!折角全部覚えたのに〜」

全部覚えたって…。それはかなりすごいことでは?

「それはお気の毒で。今日は葵様と一緒に来たの?」

葵様は茜ちゃんの2つ上のお姉さんで生徒会役員の薔薇様ではないが下級生に大人気なすごい人である。というより全国民から大人気なのだけれど。

「そうだよ〜カメラの位置かわってたから結局能力使ってきちゃった
。いやーリリアンのスカートは飛んでもパンツ見えにくくていいねー!
これだけでもリリアンに入ってよかったと思うよ!マリア様に感謝だね!」

マリア様もそこで感謝されても困ると思うけど…
茜ちゃんたち王族はカメラで安全に過ごせているか監視されているのである。
そして王族には1つ特殊能力が備わっているらしい。
ちなみに茜ちゃんはグラビティ・コアという重力を操れるものだ。

「そんなことより祐巳の話だよ!それで何があったの?」

と言われましても時間がと思っているうちにチャイムが鳴った。
茜ちゃんはまたあとで教えてね。といって席に着いた。さてどう話したものか…

昼休みになりお弁当を食べながら今朝祥子様にタイを直されたことを茜ちゃんに話した。

「なるほどねーでもそのくらいなら向こうもあんまり覚えてないんじゃないかな?」

うぐ…確かに平平凡凡な生徒とのちょっとした出来事なんか覚えてないかも…

「そんな平凡な祐巳さんと茜様にお願いがあるんだけど」

突然ニュッと眼鏡の生徒が現れたので食べていたものを吹きだしそうになった。

「つ、蔦子さん!びっくりさせないでよ!」

私はささやかな抗議をした。

「いやーごめんなさいね。話しかけるタイミングうかがっていたもので。
茜さん、同席してもよろしくて?」

「もちろん!」

茜ちゃんはそう言って蔦子さんの座る場所を空けた。

「それで蔦子さんのお願いって何?」

私は蔦子さんに聞いた。

「まずこれを見てほしいのだけど。」

そう言うと蔦子さんは写真を2枚出した。
1枚は朝の出来事がきっちり収まった祥子様と祐巳の2ショットだった。

「こ、これどどどど!!」

「これはね、学園祭のために張り込んでたら偶然撮れたの。」

蔦子さんが的確に私の言葉にならない質問に答えてくれた。

「すごいね蔦子さん!すっごくいい写真だね!」

茜ちゃんめ勝手なことを…

「茜さんにはこっちを」

そう言って蔦子さんはもう1枚の写真を見せた。
茜ちゃんが葵様に赤い顔でしがみついて隠れている写真だった。

「こ、これどどどどど!!」

「昨日張り込んでたら偶然撮れました。」

私とほぼ同じ反応を見せた茜ちゃんに同じようなことを言う蔦子さん。
うーむ、しかしこの茜ちゃんは非常にかわいい。
茜ファンクラブ会員3としてこういう表情は非常に好きである。
会長と会員.2の方も同意してくれるだろう。

「それでお二人にお願いなんだけど学園祭でパネルとして飾らせて!」
「「絶対無理!」」

まったく同じ反応である。

「まあそう言うのはわかってたわ。茜さんの方は諦めるとして、祐巳さんこの写真欲しくないの?パネルに飾らせてくれたらあげるわよ。」
「欲しいけど…」

「祐巳いいんじゃない?いい思い出になるよ?」

自分が助かったからって適当なことをいう茜ちゃん。
ただ欲しいのは事実である。

「じゃあ決まりということで!祐巳さん放課後祥子様に許可貰いに行くわよ。」

とんでもないことをさらっと言って戻っていってしまった。
まあ写真貰っちゃったし仕方ないか。

そして迎えた放課後。蔦子さんと一緒に薔薇の館へ向かおうと思ってたところ茜ちゃんが駆け寄ってきた。

「あれ?茜ちゃんどうしたの?」

「私も一緒に行くよ。心配だしさ。」

泣かせてくれるじゃないか。
最後の方に小声で葵お姉ちゃん委員会だから盾になってもらおうとって聞こえたのは気のせいと思っておこう。
王族は専門のテレビ番組があるくらい注目されて大変なのである。

「それじゃあ行きましょうか。」

蔦子さんの声で三人は薔薇の館に向かった。

「山百合会になにか、ご用?」

薔薇の館に着いたはいいがノックできずにいると後ろから声をかけられた。
びっくりして振り返るとそこには先日白薔薇の蕾になった藤堂志摩子さんがいた。

「私たち祥子様にお話しがあって。取り次いでくださる?」

そう蔦子さんが言うと

「あれ?茜?それに祐巳ちゃんも。」

志摩子さんではない声が志摩子さんの方から聞こえた。

「あ、葵お姉ちゃん!?」

そこには茜ちゃんのお姉さんである葵様がいらっしゃった。

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愛がもう止められない  No.3867  [メール]  [HomePage]
   作者:奏葵  投稿日:2016-09-01 17:31:38  (萌:18  笑:0  感:40
マリア様がみてるif
  太陽と聖女


第一部 −【No:3853】【No:3854】【No:3856】【No:3857】【No:3858】【No:3859】【No:3860】【No:3861】

第二部 −【No:3862】【No:3863】【No:3864】【No:3865】



テストが終わり週末の日曜日。
今回のテストは聖や栞それに志摩子と一緒に勉強した為、割と自信がある。
いつもよりテストが簡単に思えるほどだった。
今日は予定も入ってないし思う存分だらけるぞ、と心に決めた。
そんな休みを満喫しようとしていた祐巳に一本の電話が入った。
学校に行っている栞からである。
電話の内容は急にお御堂の大掃除をやることになったらしい。
そのため、体操服を持ってきてほしいとの旨だった。

急ぎ栞の体操服を用意し学校へ向かう祐巳だった。

以前と同じように私服で学校へ来たが今回は校門前で落ち合ったので問題はない。

「ありがとう祐巳、助かったわ」

「それにしても大変だね、休みの日なのに」

「逆よ、今回みたいな休みじゃないと出来ないの」

テストが終わった休みは一番生徒に時間があるということか。
実際電話が掛かってくる前の祐巳がまさにそれだった。

「ああ、なるほど」

得心した祐巳だった。

それじゃあ、と別れようとした時、栞がある人物に気づいた。

「あら、あれは弓子さん?」

「えっ」

祐巳が視線を移すと確かに弓子がいた。
白い日傘をさし、ゆるやかに結い上げた白髪、上品な空色の着物を着ている。
どうやらバス停に向かって歩いているようだ。

挨拶をしようと2人で向かった。
途中で弓子もこちらに気づき笑顔を向けてくる。

「「ごきげんよう」」

「ごきげんよう、栞さん、祐巳さん」

いつもの習慣の挨拶を交わす。

「どちらかにお出かけですか?」

「ええ、古い友人の所にね。居所が分かってこれから会いに行くところなの」

「そうでしたか」

「昔、些細なことでけんかをしたの。仲直りしにいこうと思って」

そういえば弓子さん、先日「誰かに会いたくなった」みたいなことを言ってたような気がすると思い出した祐巳だった。

「素敵な傘ですね」

日傘を見て栞が呟いた。

「最後にあの人にあった時、差していた傘なの。ずっと捨てられなかった」

弓子さんはメリーゴーランドのように、日傘をクルクル回した。

「あの日に言えなかった『ごめんなさい』を、これから言いにいこうと思って。あの人は、何て言うかしら?」

「許してくれますよ。今の弓子さんの表情を見ていれば分かります。とても仲が良かったことが。あちらもけんかをして気にしていたと思いますよ」

栞が即座に答えた。
その答えに弓子は笑顔を向け

「ありがとう、栞さん。そう言ってくれると勇気が湧くわ」

そう嬉しそうに言った。

「場所は遠いのですか?」

祐巳はそんな弓子に気になっていたことを聞いてみた。

「いいえ、都内だからそれほどでもないわ」

「でしたらお供しましょうか?今日は私予定もないですし」

7月に入っており流石に気温も高い。やはり年齢もあり心配になって聞いてみた。

「そう?それじゃあお願いしようかしら。実は少し不安だったの」

やはり少し不安があったのか申し出を快諾した。

「栞ちゃん、そういうことだから家に連絡お願いね」

「ええ。祐巳もしっかりね」

「うん」

そうこうしているうちにバスが来たようだ。

栞が見送り、2人がバスに乗って行った。

バスに乗り込んだ2人だが祐巳が昔のリリアンの話を質問して弓子が答えると言った感じであった。
久しぶりに昔の事を語る弓子も楽しそうであった。

バスを何回か乗り換え目的の駅に着いた。

近くの交番で場所を聞き、目的地に移動する。
そこは大通りから一本中に入った閑静な住宅街。
道の突き当りに都内にあってはやはり豪邸と呼べるほどの広い敷地にその洋館は建っていた。

「大きいですね」

祐巳の素直な感想に

「そうね、大きいわね」

弓子も同意した。

流石に弓子さんの話に参加するわけにはいかず、私はこれからどうしようかと悩んでいると時、黒塗りの車がこちらに向かってきた。
丁度、祐巳の横で止まった。
不思議に思っていると車の窓が開いていき、最近聞いた声が聞こえてきた。

「祐巳?何故ここにいるの?」

「あれ?祥子さま」

車に乗っていたのは図書館で出会った祥子さまだった。
車から降りて祐巳の横に立つ。
そんな祥子を見て一番驚いていたのは弓子だった。

「彩子さん」

「「えっ」」

2人の声が被った。

「ごめんなさいね、あまりにも似ていたから」

「いえ、彩子は私の祖母です」

「そう、彩子さんのお孫さん」

そう言って弓子は懐かしそうに祥子を見る。
気恥ずかしくなり祐巳に聞いた。

「祐巳、こちらの方は?」

「池上弓子さんと言って彩子さんに会いに来ました」

「あら、ごめんなさい自己紹介もしなくて」

「いえ、お気になさらないで下さい」

するともう1人車に乗っていたらしくその人も降りてきた

「どうぞ、中にお入りください。母も待っていますので」

どうやら祥子の母らしい。


祐巳も一緒に中に通されてしまった。
家に入るまでの間4人は自己紹介と経緯を語った。
弓子は言うまでもないが祐巳は付き添いであること。
清子と祥子は彩子の趣味の園芸の手伝いらしい。
庭には庭師がいるが趣味で小さな温室を作っていて、
それだけは昔から自分でやっているらしい。
だが最近は体の弱りもあって清子や祥子が手伝うことが多くなっており
今日もそれで来たようだ。

中に通されて彩子と自己紹介する。
その後、祥子に連れ出された。
祐巳自身、お邪魔したら悪いなと思っていたので良かった。

「手伝ってもらっていいかしら?」

どうやら今日はポットで植えている花をプランターに移すようだ。

「はい」

こうして2人で温室へ向かった。


祥子から作業を教わって2人で協力しながら進めていく。
談笑も交え2人の世界が出来上がっていた。
祥子自身こんなにも楽しい植え替えは初めてだった。


幾許か時間が経過しただろうか。
3人は様子が気になって見に来ていた。
そこには当然ながら作業をしている2人がいた。
だがそこには彩子と清子が知っている祥子はいなかった。
そこにいたのはとても穏やかに微笑み談笑しながら作業する祥子であった。

「驚きました。あの祥子さんがあんな表情で笑うなんて」

「そうね、でも嬉しいわ。孫の笑顔が見れて」

「そうですね。祐巳ちゃんか・・・」

「どうかしたの?」

「いえ、祥子さんの姉妹(スール)になってくれないかなと思いまして」

「ふふ、それは野暮よ。私たちの出る幕ではないわ」

そこで弓子が口を挟んだ

「あの2人なら何もしなくても大丈夫と思うわ」

「そうね、私もそう思うわ」

そんなことを言いながら3人は温室を後にした。



「ありがとう、それとお疲れ様」

全ての作業が終わり祥子から労いの言葉が掛けられた。

「始めると楽しかったのであっというまでした」

そう言いつつ祥子に笑顔を向ける。
その笑顔を見惚れつつも頬に土が付いていることに気づいた。
おそらく土の付いた手で顔を触ったのだろう。

「祐巳、頬に土が付いているわ」

「えっ、どこですか」

「待って」

慌てて拭こうとする祐巳の手をやんわりと制した。
祐巳の顔を上げさせ取り出したハンカチで優しく拭いてあげる。
その間、この前の図書館のように見つめ合う形になった。

「はい、拭けたわ」

「あ、ありがとうございます」

少し照れてしまい俯き恥じらいながら礼を言う祐巳。
その祐巳をある種の熱の籠った視線で見つめる祥子だった。


その後は歓迎と慰労を兼ねてお茶とケーキが出されたのでしっかり頂いた祐巳であった。

祥子と祐巳が合流した後、少しお茶会をしてお開きになった。
帰りに関してだが小笠原一家が譲らず送ることで押し切られた。
これには弓子も祐巳も苦笑するしかなかった。

別れるときにまたお茶会をしましょうと約束し解散となった。


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【あとがき】
ストパニ(アニメ版)の温室でのやり取りが書きたくてこんな感じになってしまいました。
いつかマリみてとストパニのクロス物を書きたいとは思っています。

スパム増えてきたので一度削除しました。
お返事いただいた方々には申し訳ありません。

vertigo > 祥子様が若干柔らかいですね。TV版だと「まだいたの」はさすがにどうかと感じましたが (No.77399 2016-09-20 23:06:32)
柚子 > 1話から一気読みしちゃいました!面白です!次回も楽しみにしてます (No.77400 2016-10-02 05:02:13)
saxuality_660 > うぅ…続きが読みたいよぅ( ノД`)… (No.77402 2017-03-27 19:43:30)

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