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普通イチゴ大好き山百合会随一の猛者  No.3882  [メール]  [HomePage]
   作者:  投稿日:2018-06-24 10:56:22  (萌:2  笑:1  感:0
これは、ドキドキプリキュアの百合小説です
この話は、相田マナの視点から書かれています

〜ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸〜
☆第一話☆

小学三年生のあたしは、お婆ちゃんが大好きだった。
大好きなお婆ちゃんから小さな箱を渡された。
小さな箱を開けると箱の中には、小さな赤色の宝石が付いている指輪が入っていた。

「わ〜〜〜、綺麗な指輪だね。
お婆ちゃん、この指輪どうしたの?」

あたしは、箱に入っていた指輪を右手で持ってうっとりと指輪を見つめた。

「それはね、お爺ちゃんから結婚する時に貰った指輪じゃよ」

お婆ちゃんは、亡くなったお爺ちゃんの事を思い出して優しそうに微笑んだ。

「えっ、そんな大事な指輪だったの!?」

あたしは、大切な指輪を傷つけたら駄目だと思い慌てて指輪を箱に直した。

「そうじゃよ、お爺ちゃんとの思い出の指輪をマナが貰って欲しんじゃよ」

お婆ちゃんは、あたしが指輪の入った箱を持っている右手の上から両手を重ねて優しく微笑んだ。

「あたしは、こんな大事な物なんか貰えないよ!!」

あたしは、慌ててお婆ちゃんを見つめると箱の入った指輪をお婆ちゃんに渡して返そうとした。

「良いから指輪を受け取ってくれぬか?
これはね……」

お婆ちゃんがあたしの右手の小指を触ると愛おしそうにあたしを見つめた。

「マナの小指にある赤い糸が繋がった運命の相手にお渡して欲しいんじゃよ」

お婆ちゃんは、あたしの小指を絡めるように触った。

「そんなの誰が相手なのか解らないよ……」

あたしは、お婆ちゃんが言っている意味があんまり理解出来ずに俯いた。

「今は、解らなくてもかまわぬよ。
その時になったらきっと解るはずじゃよ」

お婆ちゃんは、しゃがんで目線をあたしと合わせて優しく微笑んだ。

「本当に解るの……?」

あたしは、お婆ちゃんの言葉を確認するかのようにお婆ちゃんを見つめ返した。

「ああ、本当じゃよ。
だからそれまで大切に指輪を持っておるのじゃよ」

お婆ちゃんは、あたしを見つめ返すとニッコリと微笑んだ。

「うん、ならこの指輪を貰うね。
ありがとう、お婆ちゃん。
相手が見つかったら必ずお婆ちゃんに紹介するからね」

あたしは、指輪の入った箱を握りしめてお婆ちゃんにニッコリと笑い返した。

「ああ、楽しみにしているおるよ」

お婆ちゃんは、しわしわの顔をしわくちゃにして微笑んだ。
それからあたしの頭を優しく撫でてくれた。
でもお婆ちゃんは、あたしが小学6生生の時に亡くなったのでお婆ちゃんに運命の赤い糸の相手を紹介する事は出来なかった……
あたしは、中学生になると生徒会長とプリキュアになりジコチューとの戦いと生徒会の仕事で大忙しだった。
そんなある日、生徒会の仕事が終わる頃に六花が質問をしてきた。

「ねえ、マナ、いつも大事そうに鞄に入れてるそれは、なんなの?」

六花は、書類を揃えながらあたしの方を向いた。

「えっ、これの事なの?」

あたしは、鞄から指輪の入った箱を六花に見せた。

「うん、それよ。
いつも大切そうに持っているから気になってね」

六花は、書類を書類入れに直すとあたしに近づいた。

「これはね、お婆ちゃんの形見の指輪なんだよ。
運命の赤い糸の相手が見つかったら渡しなさいって言われているんだよね」

あたしは、箱から指輪を出して指輪を六花に見せると指輪を箱に直した。

「そうなんだ、でも意外ね」

六花は、口元を右手で押えて可笑しそうにくすくすと笑った。

「えっ、何がなの?」

あたしは、六花が何故笑っているのか解らずにきょとんと首を傾げた。

「だってマナの口から運命の相手なんて言葉がでるんだもの。
マナは、そう言う言葉に縁が無さそうだったからね。
でも意外とマナって乙女チックなのね」

六花は、楽しそうに口元を右手で押さえてしばらく笑うと笑うのがおさまる頃に手を下ろして意外そうにあたしを見つめた。

「そうなのかな?
運命の相手どころか今までに好きになった人もいないんだよね。
だから当分、運命の相手なんか見つからないと思うよ」

六花が可笑しそうに笑ったのを見てきょとんと首を傾げて困ったように苦笑いを浮かべた。

「もしこの先も運命の相手が見つからなかったら私がマナの運命の相手になってあげようか?」

六花は、あたしの心を覗き込むように上目遣いであたしを見つめた。

「う〜〜ん……遠慮しておくよ。
運命の相手は自分で見つけたいからね」

あたしは、口元を押さえて少しだけ考え込むと軽く首を横に振り六花の誘いを断った。

「残念、マナにふられちゃったか〜〜」

立花は、あたしから距離を取り後ろを向いて自分の腕を後ろで組んで残念そうに窓の外を見つめた。

「ごめんね、六花……」

あたしは、残念そうにする六花に悪い事をしたと思い軽く頭を下げて六花に謝った。

「悪いと思うんだったら今度アイスを奢って貰うからね」

六花は、あたしの方を向いてあたしの顔を覗き込んだ。

「アイスくらいならお安い御用だよ、六花」

六花にアイスを奢るくらいで機嫌が直るならば安い要件だと思い小さく頷いた。

「約束よ、マナ」

六花は、機嫌が治ったようにニッコリと笑った。
あたしと六花は、鞄を持つと生徒会室を後にした。
あたしは、お嬢様の1番を決める大会に参加するありすの付き添いで会場に来ている。
ありすの出番には少し時間があったから中庭の花園を散歩する事にした。
しばらく散歩していると金髪で長い髪の黒い洋服を着た女の子が花を嗅いでいた。
あたしは、少し女の子が気になって話しかけた。

「ねえ、あなたも花が好きなの?」

あたしは、女の子に近づいて女の子の後ろから話かけた。

「好きってなんなの?」

女の子は、不思議そうにきょとんと首を傾げた。

「えっと、好きってのはね……
その近くにいると嬉しかったり心が和んだり自分の事のように大切に思う事だよ」

あたしは、好きの言葉をどう説明したら良いのか解らずにとりあえず自分の感じた好きの意味を伝えた。

「そうなんだ、でもマナって面白いよね」

女の子は、楽しそうにくすくす笑いながらあたしの顔を覗き込んできた。
あたしは、女の子に見つめられて心臓の音が早くなりドキドキした。

「えっ、何であたしの名前を知ってるの?」

あたしは、女の子と初対面だと思うと不思議そうに首を傾げた。

「う〜〜〜ん……今は、まだ内緒だよ」

女の子は、考え込むように自分の唇を軽く触った。
女の子は、すぐに両手を後ろに組んで楽しそうにクスクスと笑った。

「あたしの名前は、レジーナよ。
多分、また直ぐに会えると思うな。
またね、マナ。」

レジーナは、右手を振ると右手の小指に赤い糸が見えてあたしの小指に繋がっている気がした。
だからレジーナの小指をよく見ようとした。
でも突然、風が吹いて花弁が舞い上がりあたしは、目を閉じた。
次に目を開けた時には、レジーナの姿は何処にも見当たらなかった。
あたしは、不思議とレジーナにまた会える気がしていた。

〜つづく〜




 > プリキュアが大好きだから書いてしまいました…… (No.77411 2018-06-24 10:57:17)

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前衛的すぎてこの胸に一杯の愛をと寝る用の  No.3881  [メール]  [HomePage]
   作者:卒業文集をりよう  投稿日:2018-06-22 14:19:18  (萌:0  笑:0  感:0
黒いぬのがむねハム軍違います
弁護士になりわざとらしく日本にきてハム軍の奴隷たま金切り落とす

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嫉妬の炎、祥子  No.3880  [メール]  [HomePage]
   作者:ヘススナバス  投稿日:2018-05-11 18:48:35  (萌:0  笑:7  感:1
【No:3878】の続き
マリみてと城下町のダンデライオンのクロス的な何か。
祥子様がお馬鹿になっちゃった。



「そういえば新聞部が令と由乃ちゃんのインタビューしたいらしいけど」

反省会も終わった所で紅薔薇様がそう切り出した。

「今は無理ね。」

黄薔薇様はそうおっしゃった。

「そもそもなんで令と由乃ちゃんなの?」

「どうやらベストスールに選ばれたらしいわ。」

いまだに落ち込んでいる令様と怒りながら励ましている由乃さんを見ながら白薔薇様がそう聞き、紅薔薇様が答えた。

「まあ由乃ちゃんの宣言前よりはいい関係ね。」

黄薔薇様はそう言ってほほ笑んだ。

「それで代わりはどうするの?他にもなにかミス何とかやらあるんだっけ?」

そう言って白薔薇様は紅薔薇様が持っていた紙をとった。

「なになに、おー志摩子はミス・小町だって。」

「ミス小町ですか…」

ミス小町ってなんだ。志摩子さん美人だけど趣味が和風ってところからかな。
志摩子さんはどことなく複雑そうだ。

「それは聖とスールになった時の影響ね。インタビューで日舞の名取って言ったから。」

「まあそうだろうね。あ、祐巳ちゃんも選ばれてるじゃん。ミス・メイドだって。祐巳ちゃんご感想は?」

白薔薇様笑いながらそう言った。

「なんかミス・メイドってドジしそうですね。」

私は思ったことをそのまま口に出してしまった。

「確かに二重の意味でミス・メイドになりそうね。しっかりしているところと抜けているところを持っているし。」

紅薔薇様がちょっと笑いながらそうおっしゃった。

「祐巳。あなた・・・」

お姉様はそう言って頭を抱えた。

「うんうん。祐巳ちゃんのメイドいいじゃない。ただ…」

白薔薇様は立ち上がった。

そして

「胸はもっとあった方がいいかな。」

そう言って私の胸をもんだ。

「ぎゃ、ぎゃああ!!!」

私は叫び声をあげた。

「ちょ、ロ、白薔薇様!なにしてるんですか!?」

「いや、なんとなく。」

なんとなくでこんなことされたらたまったものではない。

「しかしいい反応をありがとう。」

「どういたしましてってなるわけないでしょう!」

私はツッコんだ。

「確かに恐竜みたいな叫び声は意外ね。」

「聖、あなたねぇ…って祥子あなた静かだけどどうし!?」

黄薔薇様がのんきにそう言って紅薔薇様はお姉様を見たが変な反応だったので
私もつられてお姉様を見た。
そこには赤鬼がいた。

「白薔薇様はなにしくさってるのかしら?私だって揉んだことないのに。」

「ちょっと祥子何言ってるの!?」

珍しく紅薔薇様が動揺している。

「ふむ。祥子もとうとうこの道にたどり着いたか。」

白薔薇様はわけのわからないことを言っている。

「そんなに揉みたいならご自分の妹のを揉んだらいかがですか?祐巳より大きいのですから。」

「志摩子の?」

そうお姉様が言うのでつい志摩子さんの胸を凝視してしまった。

「祐巳さん。そんなに見られると恥ずかしいわ。」

「あ、ごめん。」

志摩子さんは顔を赤らめてそう言った。

「祥子には悪いけど私は揉みたい時に揉みたい胸を揉む主義なんだ。」

「そんな主義に私の妹を巻き込まないでくださるかしら?祐巳の胸は私の物ですわ。」

聖様とお姉様が言い合ってる。なんかお姉様もボケボケになってきている気がするなぁ…
私のせいだろうか?

「あそこのお馬鹿さん達は置いておくとしてどうせだから志摩子と祐巳ちゃんでインタビュー受けない?
 同じクラスだし。本当は祥子と祐巳ちゃんで提案しようと思ったんだけど祥子はお馬鹿になっちゃったし。」

紅薔薇様がため息をつきながらそう言った。

「私はいいですけど、祐巳さんは?」

「志摩子さんとなら喜んで!」

そうして私と志摩子さんのインタビューが決まった。


「ところでなんで私がメイドなんだろ?」

いろいろ大変だった反省会が終わり薔薇の館を出て教室に戻っている途中で志摩子さんに聞いた。

「茜さんに世話を焼いていることが多いからじゃないかしら?それと祥子様と一緒にいることも多かったでしょ?」

「なるほど。」

確かにお嬢様とメイドはセットであることが多い気がする。

「そういえばお姉様が祐巳さんに迷惑かけてごめんなさいね?」

「いや、全然。むしろ白薔薇姉妹には劇の時に助けてもらってばっかりで。」

「祐巳さんに絡んでいるお姉様は楽しそうだし祐巳さんさえよかったらこれからもお姉様のことよろしく頼むわね。私じゃできないことだから。」

「ただ揉まれるのは勘弁かな。」

私は苦笑いで答えた。


由乃さんの衝撃的宣言から数日経ち、やっと平和な日常になった。

当日に私から由乃さんの宣言を聞き同じさっちゃんファンである茜ちゃんと由乃さんが意気投合していた。

ステレオでさっちゃんについての魅力を語られて大変だったよ。

新聞部はどこからかこの宣言の情報を聞きつけ黄薔薇宣言と銘打って報道した。

その影響で妹が姉に何か決意を宣言するのが流行っているらしいと蔦子さんが言っていた。

そうして休日になったので宣言の翌日から入院している由乃さんのお見舞いに行くことにした。

茜ちゃんも一緒に行くと言ってたので一緒に向かうことにした。

「ごきげんよう、由乃さん。」

私たちはそう言って病室に入った。

「あら、祐巳さんに茜さん。来てくれたの?」

「結構元気そうだね。」

「まあ前も元気な時は普通に生活できていたわけだしね。
元気なのはいいんだけど暇で暇で。」

「そんな由乃さんのためにいいものを持ってきたよ。」

そう言って茜ちゃんはカバンから何か取り出した。

「ジャーン!ポータブルDVDプレイヤーとさっちゃんのライブDVDだよ!」

「え!?ありがとう!うちに持って行けるDVDプレイヤー無いから断念したんだよね!」

DVDは持っているのか。

ふたりは一緒にライブDVDを見てはしゃいでいる。どことなく疎外感があるが二人とも楽しそうだからいいか。
その後看護士さんに思いっきり怒られた。

「そう言えば令ちゃんどうしてる?」

「さっちゃんとつぶやきながら歩いてたのは改善したみたい。今は大会近いから「部活に専念してるよ。」

私はそう答えた。

「あの時はついでの理由って言ったけど本当は前から考えてはいたの。
 令ちゃんは私のためにっていろいろしてくれるけど私がいなくなったらなんにもないみたいな人になっちゃうのは嫌なのよ。
 令ちゃんは一人で立って歩けるはずなのに私がついていちゃそれができない
。私はね、令ちゃんの横に立って並んで歩きたいの。お互いに縋り付く関係じゃなくてね。」

「由乃さん…」

暴走していたように見えてしっかりとした考えがあったんだ。

茜ちゃんもちょっと涙ぐんでいる。

「でもそれなら令様にそう言った方がよかったんじゃない?」

「あなたのために手術を受けますって面と向かって言うのなんか恥ずかしいじゃない。」

そういって由乃さんは笑った。


病院からの帰り道二人で話していた。

「由乃さんしっかりした人だね。」

「うん。私も同じ蕾の妹として頑張らなきゃ。」

「私も王族としてしっかり!?」

そう言いかけた所通行人に挨拶されて私に隠れながら小さな声であいさつを返している茜ちゃんである。

「茜ちゃんはもう少し時間がかかりそうだね。」

私は苦笑いしながら言った。

そうして家の前まで話しながら歩いていると茜ちゃんの家の前にタクシーが止まっていた。

「あれ?お客さんかな?」

近づいてみると大人の男の人と見覚えのある女の子と男の子がいた。

「光に遥!?何してるんだろ?しかも光は自分を成長させた姿で。」

「あ、茜ちゃんに祐巳ちゃん!」

「光、これはいったい何?」

「えーと、めんどくさいからハルくん説明して。」

「はぁ…光が今後の選挙に向けてアイドルになって支持率アップを目指してたから手伝ったんだ。
 オーディションは体を中学生にしたけど身分証が小学生のままだったからNGくらって途方に暮れてたら光が勝手にスカウトされてた。」

「ああ、この前葵お姉ちゃんが言ってたのってこのことなんだね。」

「光がこそこそ何かやってるのは知ってたけどアイドルとはねぇ。」

しかし由乃さんといい光ちゃんといい最近アイドルブームでも来ているのかな?

そこで男の人が前に出てきて頭を下げた。

「光様とは気づかずにスカウトしてすみません!私はプロデューサーの松岡です。
しかし光様にはアイドルの素質があり陛下にお許しをいただきたく参った所存でございます。」

「あ、え、はぁ。」

茜ちゃんがパンクした。

「あ、松岡さん入って入って。」

光ちゃんはマイペースに松岡さんを招き入れている。

「まったく光のやつ…祐巳さんも茜姉さん連れて入ってくれる?」

「あ、うん。」

私は茜ちゃんを引っ張って櫻田家に入った。


「どうか!光様のアイドル活動にご賛同願いませんか!?」

松岡さんがいわゆる土下座スタイルで現王様の総一郎さんに懇願している。

「うん、いいよ!」

その軽い一言で光ちゃんのアイドル活動が始まることとなった。

光ちゃんの話だと小学生のままだと客層がとか言われたらしく桜庭ライトという名前かつ中学生の姿でデビューするらしい。

「ところで光ちゃん?」

「なに祐巳ちゃん?」

「支持率アップのために始めたんなら正体隠してたら意味ないんじゃない?」

「あ。」

光ちゃんの支持率アップはまだ遠いようだ。

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欲しいと思った  No.3879  [メール]  [HomePage]
   作者:bqex  投稿日:2018-05-05 17:55:22  (萌:0  笑:7  感:1
1998年5月10日はマリア様がみてる(無印)が発売された日。
そう、今年は無印発売20周年なのです!
というわけでささやかなお知らせSSでございます。


 薔薇の館。

「ごきげんよう」

 乃梨子は静かにサロンに入ったせいか祐己さまたちはすっかり気が抜けていた。
 だから自然に出したはずの台詞はあまりにも予想外すぎたのかもしれない。

「まんが王の『マリア様がみてる特集ページ』で見たんですけどね――」

 この一言に一同は大きく反応した。

「の、乃梨子ちゃん、待って、待って!」

 お化け屋敷に突如入れられたかのような反応をする祐己さま。

「え!? な、何、もう二度とこういうの来るわけないと思ってたのに!」

 動揺のあまり、立ち上がる由乃さま。

「おおおおおおお姉さま、落ち着いてください!」

 震えてまともにしゃべれない菜々ちゃん。

「こ、こういうときは深呼吸して! ああ、それでは過呼吸になってしまってよ!」

 すっかり動揺が伝線した志摩子さん。

「そ、それで今なんだっていうのよ!?」

 問い詰める瞳子。
 誰も落ち着いてはいない。
 予想外の反応に乃梨子は驚愕したが、この場をなんとかできるのは自分だけだということを心得ていたので、できるだけ冷静に言った。

「あの、別に新刊が出るとか、新エピソードが出るとか、そういう話ではないので、とりあえず皆さま落ち着いて――」

 するとピタリ、と一同は静止し、ちょっとだけ時間をおいてから乃梨子に詰め寄った。

「何今の? すごく紛らわしすぎるんだけど!」

「言っていい冗談と悪い冗談があるでしょう!」

「いま私死にかけましたよ!」

「エイプリルフールは先月よ! カレンダー見直してきたら?」

 深呼吸のつもりが過呼吸になってしまった志摩子さん。
 慌てて一同が処置を施すも可哀想に保健室へ退場となった。
 志摩子さんは心配ではあったが、少し休めば大丈夫とのことだったので、付き添いの乃梨子は四人の待ち構える薔薇の館に戻った。

「皆さまが『まんが王』というワードにそれほどセンシティブになっているとは思いませんでした。私としては『事件です』と言うほどではなかったので、さらりとお伝えするつもりだったのですが……」

 乃梨子は釈明した。

「で、何をお知らせしたかったわけ?」

 由乃さまが怒りをだだもれにした声で尋ねた。

「『マリア様がみてる』20周年を記念して、『マリア様がみてる』シリーズの単行本(20周年の帯のあるもの)の購入特典として20周年記念ブロマイドがつくというお知らせです。お手持ちでない方はこの機会にぜひどうですか、という話です。まあ、私はシリーズ全巻持ってますから今更買う予定はないのですが。ちなみにサンプルイラストは祥子さま、祐己さまのツーショットでしたね」

 淡々とお知らせする乃梨子。
 由乃さまと瞳子はなあんだ、という表情に変わり、菜々ちゃんも乃梨子に非がないことを理解してくれたようだ。しかし。

「……ほ」

「ん?」

「欲しーいっ!」

 祐己さまは全力で叫んでいた。

「祐己さん、落ち着こうか」

 由乃さまが先ほどとは打って変わって冷ややかに突っ込みを入れた。
 今更ツーショットなんて蔦子さまを捕まえればいつだってゲットできるでしょう、と。
 瞳子なんて呆れた顔して、祥子さまを呼びましょうか、とまで聞いている。

「それとこれとは別問題だよ! ひびき先生って今何やってるの? だって、二度と書いてくれないかもしれないじゃないの!!」

 気迫あふれる祐己さまの表情にその場にいたものは全員引いていた。
 その前にひびき先生に失礼だろう、とも口には出さなかったが、全員が思った。

「ねえ、それってまんが王だけ?」

 乃梨子の腕にすがりつくように祐己さまは情報を絞り出そうとする。

「いえ、まんが王の他でもやってるみたいで公式のtwitterでは3月ごろには告知されてたみたいですね。Amazonのkindleでは20%オフセールもやってます」

 追記で申し訳ないが、キャンペーン対象店舗じゃないところもあるので、確認してほしい。

「わかった、ありがとう!」

 ダッシュで薔薇の館を飛び出していく祐己さま。
 静かに見送る一同。

「祐己さん、家に何冊『マリア様がみてる』無印あるのかしらね?」

「この前お邪魔したときは初版と映画化したときのとプレミアムボックスのは確認しましたけど、まだあるかもしれませんね」

 瞳子が生暖かい目で回想する。

「とりあえず、今日は薔薇さま二人がいなくなっちゃったから、解散しようか」

「そうですね」

 静かに帰り支度をし、祐己さまの行く末を案じる一同だった。

「ところで、志摩子さんは?」

「それは私が――」

 志摩子さんの荷物と自分の荷物を持ち、乃梨子は保健室に寄って一緒に帰ろうと思っていた。


 そのころ、マリア像前。

「きゃ!」

「ごめん! 志摩子さん!」

 過呼吸が落ち着き、薔薇の館に戻ろうとしていた志摩子さんは、ダッシュで本屋に直行しようとしていた祐己さまに跳ね飛ばされそのまま保健室に逆戻りとなったのであった。

bqex > 今更ですけどtwitter始めました。 (No.77409 2018-05-05 17:56:02)
bqex > @bqex_gokigenyouです。 (No.77410 2018-05-05 17:56:47)

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支倉令の苦難  No.3878  [メール]  [HomePage]
   作者:ヘススナバス  投稿日:2018-05-05 12:01:02  (萌:1  笑:4  感:2
【No:3877】の続き
マリみてと城下町のダンデライオンのクロス的な何か。
革命は起きなかった



「ふんふふーん♪」

今日の私はご機嫌である。祥子様と姉妹になることが出来たからだ。
今日は薔薇の館で反省会があるので早めに家を出た。

「あら、祐巳ちゃん。ごきげんよう。」

「ごきげんよう!葵お姉ちゃん早いね。」

ついお姉ちゃんと言ってしまった。学校では気を付けないと。

「私は委員会があるのよ。祐巳ちゃんは反省会だっけ?」

「よくご存じで。」

「志摩子ちゃんが言ってたからね。学校まで一緒に行きましょうか。」

そう言って二人で歩き出した。

「そういえば昨日は美味しい料理ありがとうございました。」

「いえいえ。めでたいことだし、うちの子たち姉妹つくらなさそうでそういう機会なさそうだしこっちとしても楽しかったわ。」

奏様と茜ちゃんは確かにつくらなさそうだ。

「岬ちゃんは姉つくるかもしれないよ?」

「本当?祐巳ちゃんが妹にするの?」

「全然そんなこと考えてないです!まだ妹になったばっかりだし…そうじゃなくて演劇部の縦ロール先輩です。」

「ああ、前に言っていた子ね。祐巳も会ったの?」

「ええ。文化祭の時に。なかなか癖の強そうな子でしたけどね。」

私じゃとても姉妹になれないだろうなぁ。

「そうなんだ。岬には王族へのインタビューとかいろいろ引き受けてもらっちゃってるから学校では自由に過ごしてほしいわね。」

「そういえば、光が最近何か始めたようなのよ。」

「光ちゃんが?」

櫻田光ちゃん。小学5年生で櫻田家の5女である。能力は対象物の成長具合を変化させる生命操作というものだ。

「うん。何を始めたのかわからないんだけど突き進んじゃう子だから祐巳も見守ってあげてね?」

「わかった。」

光ちゃんなにを始めたんだろう。

葵様とはマリア像のところで別れて私は薔薇の館へ向かった。


「ごきげんよう。」

私は入って挨拶をした。

「ごきげんよう、祐巳ちゃん。遅れずに来てえらいわね。」

紅薔薇様が挨拶してくださった。中には紅薔薇様とお姉様だけがいらっしゃった。

「ごきげんよう、祐巳。紅茶入れてくれるかしら。」

「は、はい!お姉様!」

私は荷物をお姉様の隣の席に置き、紅茶を入れに行った。

「あら、やっぱり姉妹になったのね。おめでとう。」

私のお姉様という言葉に反応して紅薔薇様がそう言ってくださった。

「やっぱりっていうのは?」

私はその部分が気になったのでそう言った。

「祥子がなぜかそわそわしていたから何か隠しているのは分かっていたのよ。
しかし祐巳ちゃんは姉妹になってもどっしりしているのに祥子はそわそわして祐巳ちゃんの方がお姉様みたいね。」

そういってクスクス笑った。
多分櫻田家と過ごしてきたから多少のハプニングには慣れているからだろう。
そうでなかったらお姉様とさえ呼べなかった未来もあったのかな。
今の状態でもお姉様にタイを直してもらった写真を見た時は慌てたけど。
櫻田家と付き合うのは大変だったけどそういうところは感謝したい。

その言葉にお姉様が反応したが紅薔薇様は軽くあしらっている。

そうしていると志摩子さん、黄薔薇の蕾の姉妹、黄薔薇様と次々に入ってきたので合わせて紅茶を準備した。
途中で志摩子さんと由乃さんも手伝ってくれた。
祥子様にいただいたロザリオについて由乃さんが興味津々だったので先に妹になったことを伝えたら二人ともいい笑顔でおめでとうと言ってくれてうれしくなった。

「白薔薇様遅いわね。」

「まあどうせ忘れてるんでしょ。」

紅薔薇様と黄薔薇様がそんな会話をしていた。

「ちょっと祐巳さん聞いてる!?」

そんな中私と志摩子さんは由乃さんに絡まれている。
今日の由乃さんはアグレッシブである。

「ほらほら、由乃。祐巳ちゃんも志摩子も面喰ってるよ。二人ともごめんね?由乃は元来こういう性格なんだ。由乃もあんまり張り切るとまた熱出るよ?」

「ふふふ、令ちゃん。そんな由乃とはもうおさらばよ!皆様、わたくし島津由乃は心臓の手術を受けることをここに宣言します!」

それは本当に爆弾発言だった。

「よ、由乃!突然なんで!」

令様が慌ててる。

「令ちゃんがいつまでも独り立ちしないからよ。っていうのがついでの理由で」

「わ、私がついでの理由…」

令様が部屋の隅で体育座りで落ち込んでしまった。

「祥子、ちょっと令を慰めてあげて。」

「なぜ私が…はぁわかりました。」

紅薔薇様がお姉様にそう頼みお姉様はしぶしぶ従った。

そして暴走機関車はまだ止まっていなかった。

「もう一つの理由は!さっちゃんのライブに行くためです!」

「さっちゃん…」

そう黄薔薇様がつぶやいてみんなでお姉様を見た。

「違います。さっちゃんは祥子様じゃないです。」

由乃さんは首を横に振った。

「さっちゃんはアイドルです。米澤紗千子という名前の。偶然祥子様と同じお名前ですが祥子様の芸名ではないです。」

さっちゃん…あー茜ちゃんが好きだと言ってたのを聞いた覚えがある。

「祥子もリリアンのアイドルよね?同じようにさっちゃんっていう名前で売り出しましょうよ!」

黄薔薇様が楽しそうに言った。

「黄薔薇様!話の腰を折らないでください!」

由乃さんが黄薔薇様に噛みついた。

「というわけで手術を受けることにしました!」

そう言って着席したが室内には令様の祥子に負けた…と泣いている声と祥子様のさっちゃんは私ではありません!聞いているの令!?という言葉しかなかった。

「ごめん!遅れた!って何この状況?」

そう白薔薇様が入ってくるまでこういう状態だった。


「…ということです。」

紅薔薇様が白薔薇様に説明してあげてと言ったので私が説明した。

「いやーただものじゃないと思ってたけど由乃ちゃんのこの突然さは黄薔薇の血だね。」

そう言って白薔薇様は笑った。

「手術を受けるのはいいことだと思うけど言葉をしっかり選ぶべきよ。」

祥子様は令様の慰めを由乃さんと代わりちょっと疲れながらプリプリしている。

「そう言えば祥子もいうことがあるのではなくて?」

紅薔薇様がそう言った。

「この状況で言うのもアレですが…祐巳、いらっしゃい。」

そう言われ祥子様の隣に立った。

「このたび私と祐巳は姉妹になったことをご報告させていただきます。」

「おめでとさん。」

白薔薇様がそう言って手をたたいた。

「由乃ちゃんの方を後にすべきだったわね。インパクトが足りないわ。」

黄薔薇様はつまらなさそうにつぶやいた。

「インパクトですって!?そんなもの求められても困りますわ!」

「じゃあサービスしなさいよ。ロザリオ渡すまでの顛末を詳しく。」

「なんでサービスする必要があるのですか!」

「ね、ね。祐巳ちゃん!どうだったドキドキした?」

黄薔薇様の標的がこっちに来た。

「えっと、ドキドキしましたけどうれしさの方が強かったです。やっと私一人を見てくれたんだって。」

「祐巳ちゃんは健気だね。さっちゃんこんないい子滅多にいないんだから大切にしなきゃだめよ?」

白薔薇様が私に手をまわしてそう言った。

「もちろんですわ。それとさっちゃん呼びはやめてください。」

さっちゃんという言葉に令様が反応した。
令様の方を見ると由乃さんがさっちゃんは祥子様じゃないと洗脳していた。

「それじゃあ報告も終わったことだし反省会始めましょう。」

紅薔薇様のその言葉で反省会が始まった。
黄薔薇の蕾の姉妹は無視するらしい。

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祐巳大好き!  No.3877  [メール]  [HomePage]
   作者:ヘススナバス  投稿日:2018-04-28 03:28:17  (萌:2  笑:0  感:4
【No:3868】【No:3869】【No:3871】【No:3872】【No:3875】の続き。
マリみてと城下町のダンデライオンのクロス的な何か。
一巻の終わり



文化祭当日。
私は茜ちゃんとクラスの店番をしていた。
「茜ちゃん大丈夫?」

「だ、だ、だいじょうぶ!じゃないかも…」

「じゃあ応対は私がするから茜ちゃんはノートに名前書いてもらってね。」

「わ、わかった。」

何故人見知りの茜ちゃんがこんなことをしているのかというとクラスのみんなに「茜さんがいると人が集まるからお願い!」と頼まれてしまったからだ。

ただ茜ちゃんの人見知りさは知られているので私とセットにしたということらしい。

「茜ちゃんそのままだと選挙の時大変そうだね。」

「私は王様なんてなるつもりないもん…」

そう言って茜ちゃんは机に突っ伏した。

「そうそう、この後祥子様とどっか行ったりしないの?」

「一応誘われたけど茜ちゃん置いていけないよ。お昼頃私たちの展示見に来るって言ってたかな。」

「そこは祥子様を優先しなさい!私の面倒は蔦子さんが見ます。」

「え!?私!?」

茜ちゃんがびしっと指差した方向にはカメラの調整をしていた蔦子さんがいた。

「んーまあいいでしょう。その時間やっておけば祐巳さんの劇は見に行けそうだしね。」

「あ、祐巳さん。祥子様と一緒に回るんだったらぜひ写真部に行ってちょうだい。あの写真のパネルがあるから。」

「わかった。ふたりともありがとね。」

私は二人のあたたかさに感謝しながら接客を始めた。

そうこうしているうちにお昼ごろになった。

「ごきげんよう、祐巳。」

声をかけられたので顔を上げたらそこには祥子様がいらっしゃった。

「ご、ごきげんよう!祥子様!」

「少し見させてもらうわね。」

祥子様がそう言って歩き出そうとした。

「あ、祥子様。見終わったらここにサインお願いします。」

「ええ、わかったわ。」

茜ちゃんのお願いに祥子様はそう答えた。

祥子様が見て回ってサインを終えると

「祥子様。祐巳はこれから休憩なのでご自由に連れまわしてください。」

茜ちゃんがそう言った。なんか私はペットみたいな扱いだ。狸のペットとはなかなか珍しい。

「いいのかしら?祐巳はあなたが心配だから残りたいって言っていたけれど。」

「ええ、だいじょうぶです!蔦子さんに助っ人を頼んだので。」

そこで蔦子さんが登場した。

「安心してください。しっかり面倒は見ておきますから。」

蔦子さんは私と祥子様にそう言った。
茜ちゃんもペットみたいな扱いである。
茜ちゃんとは同じツインテールであったり似ている所があるのかもしれない。

「では、祐巳行きましょう。」

「はい!」

そういって祥子様と一緒に出ようとすると

「あ、そうだ。中等部で岬の一人が劇やってるみたいだからよかったら私の代わりに見てあげて。」

茜ちゃんがそう声をかけてきた。

「祥子様、時間って大丈夫でしょうか?」

「ちょっとくらいなら遅刻してもいいでしょう。こういう日ですもの。」

そう言って祥子様は笑った。

「ありがとうございます!じゃあ早速行きましょう!」

私は祥子様の手を取って歩き出した。

(しまった!ついいつもの癖で手を…)

茜ちゃんも人見知りがなければ活発なので手を引っ張られたり、逆に人見知り状態の時は私が引っ張ったりしていたのでつい手をつかんでしまった。

恐る恐る祥子様の顔を見ると特に気にした様子はなさそうだった。

「どうしたの祐巳?行くのではなくて?」

「あ、はい。」

私たちは手をつないだまま文化祭を回ることになった。


「あ、始まりますね。」

私と祥子様は並んで劇を見ている。

「あ、岬ちゃんだ。わかっていたけど私より断然うまい…」

助っ人を頼まれるような人だからうまいのだろうとは思ってたけど私とはレベルが違った。

「あなたにうまい演技なんて誰も望んでないわよ。あなたは堂々と自分の演技をすればいいの。」

私がへこんでいると祥子様がそう言ってくださった。

ちょっとだけ元気になった。
そこで舞台をしっかり見ると1人だけはるかに輝いて見える子がいた。

「うわーあの子すごいですね!」

「ええ、女優を目指しているそうよ。」

「お知り合いですか?」

「親戚の子よ。」

そう言えばずっと前に岬ちゃんが演劇部に祥子様の親戚の縦ロール先輩がいるって言ってたような。
もう一度舞台を見るが今は演劇用の髪型なのか縦ロールではなかった。

そうこうしていると演劇は終わった。

「それでこれからどうするの?」

「写真部に行きませんか?あの写真がパネルになってるらしいので…」

「ああ、あの始まりの写真ね。」

祥子様はクスっと笑った。

「祥子お姉様!」

祥子様と話しているとどこからかそう言う声が聞こえてきた。
え?まさか実は祥子様に妹が?
やっぱりだれでもよかったのだろうか…

「私には妹いないわよ。妹にしたい人はいるけれど。」

祥子様が私の表情を読んだのかそうおっしゃった。

「そうなんですか…ちなみに妹にしたいのはどういう方なんですか?」

「秘密よ。祐巳、今日の劇が終わったら時間をくれるかしら?」

「はあ。」

私は怒涛の展開で変な返事をしてしまった。

「祥子お姉様!無視するなんてひどいですわ!」

「ごきげんよう、瞳子ちゃん。いい劇だったわ。」

瞳子ちゃんと呼ばれたプリプリ怒っていた。

「そちらの方がご噂の福沢祐巳様ですわね。ごきげんよう。」

なんか敵意剥き出しな気がする。

「ご、ごきげんよう。噂って…?」

「祥子お姉様の妹候補ですもの。中等部にも噂くらい流れてきますわ。」

ああ、そういう噂か。

「ゆみ姉!来てくれたんだ!」

瞳子ちゃんと話していると岬ちゃんがやってきた。

「うん。かっこよかったよ!」

「えへへ。ありがと。」

「瞳子ちゃんもものすごくひきこまれる演技ですごかったよ!」

「はあ、ありがとうございます。」

なんか瞳子ちゃんが毒気の抜かれた顔でお礼を言った。

「あ、祥子様。初めまして櫻田岬です。」

「こちらこそ。小笠原祥子よ。姉である奏さんにはいろいろお世話になってるわ。」

「あ、そうだ。瞳子ちゃん初めまして。福沢祐巳です。」

「松平瞳子ですわ。」

そう言って私たちは自己紹介した。

「ゆみ姉の劇も見に行くからねー瞳子様と一緒に!」

「え?私もですの?」

「祥子様の劇見たいって言ってたじゃないですかー一緒に見ましょうよ!」

そう言って岬ちゃんは瞳子ちゃんに抱き着いていた。

「ええい!うっとうしい!わかったから離れなさい!」

「じゃあとういうことでゆみ姉またあとでね!祥子様、ゆみ姉のことよろしくお願いします。」

そう言って瞳子ちゃんと岬ちゃんは去って行った。

「元気な子ね。」

祥子様は笑って言った。

「はい。それにいい子ですよ。」

「そのようね。」

瞳子ちゃんと岬ちゃんが話をしているのを見てそう言った。

「じゃあ私たちも行きましょうか。」

「はい!」

そうして私たちも写真部へ向かっていった。


「遅い!」

紅薔薇様に二人して怒られてしまった。

「もう逃げるとは思ってはいなかったけど万が一があるかと思って心配だったわ。」

「すみませんでした。」

ふたりで頭を下げた。

「まあいいわ。急いで準備して頂戴。」

私は黄薔薇様に髪を結ってもらった。

「そういえば祐巳ちゃん兄弟っている?祐巳ちゃんに似た人が葵さんと奏ちゃんに連行されていたけど。」

「はい。弟がいます。」

連行って…無理やりつれて来られたのか。

「はい。できたわよ。」

「ありがとうございます。」

「じゃあ頑張ってね。」

そう黄薔薇様に言ってもらい劇の始まる時間になった。


まさか櫻田一家が家族総出で見に来るとは思わなかった。
現王様であるみんなのお父さん総一郎さんに奥さんの五月さん。
小等部の光ちゃんや幼等部の栞ちゃん。
花寺の小等部の輝君まで来るとはね。

隣にはうちの家族もいた。
なぜか祐麒は葵様と奏様に挟まれてたけど。

その光景を見た瞬間セリフが飛びそうになったけどなんとか耐えた。

「あなた一人でなにしてるの?」

「ちょっと黄昏てました。」

今日を振り返っていると祥子様がやってきた。

「茜さんや蔦子さんはどうしたの?」

「茜ちゃんは奏様に連れていかれました。蔦子さんは多分その辺で写真撮っています。」

「なるほど…祐巳ちょっと歩かない?」

そう言って祥子様と共に歩き出してマリア像の前まで来た。

「すべてはここから始まったのね。」

「ええ、そうですね。」

「優さんに婚約破棄を伝えたのもここだし何か縁があるのかもしれないわね。」

祥子様はそう言って笑った。

「祐巳、私の妹になってくれないかしら?」

「…一つ聞かせて貰っていいですか?」

「いいわよ。」

「どうして私なんですか?」

「あなたのことが好きでどうしても必要だからよ。」

その目に嘘はなさそうだった。

「私はよく茜ちゃんの代わりに伝言だったり要件を聞いたりしてきました。それで茜ちゃんありきの人間なんじゃないかって悩んでました。私はだれかの代わりに過ぎない人間なんじゃないかって。」

「…」
突然話し出したので祥子様はちょっと呆気にとられているが私は続ける。

「そういうことが積み重なってある日茜ちゃんに言ったんです。私はあなたの代わりなんかじゃない!って。あ、小さいころの話ですよ。」

「それは茜ちゃんのおかげで解決したんですけど今でも誰かの代わりっていうのがちょっぴり苦手なんです。」

「だから祥子様の代役にされそうになったこと、誰でもいいからという精神でロザリオを渡そうとしたこと。実はショックでした。」

「…ごめんなさい。」

「もういいんですよ。祥子様は誰かの代わりとしてではなく私をしっかり見てくださったようなので。」

そして私は祥子様に笑顔でこう言った。

「不出来な妹ですみませんがよろしくお願いします。」


私は帰り道、奏様と茜ちゃんに襲われ事の顛末を話させられた。
どうやら奏様は祥子様に事前に伝えられていたらしくそれで茜ちゃんを連れ去ったようだ。

「祐巳もついに姉が出来たのねーあんな姉だけど。」

なぜか祥子様に対する評価が厳しい奏様である。

「あんなって…祥子様は優しいですよ。だいぶ厳しい所もあるけど…」

「はいはい。あ、祐巳は今日家に来なさい。姉さんが祐巳に姉が出来た記念に料理作ってくれているらしいわ。」

「事前に準備されてたみたいだけど私が断ってたらどうしたの?」

「断るなんて誰も思ってないわよ。ところで茜はさっきからだまってどうしたの?」

「え?なんでもないよ。」

「茜ちゃん。私に姉が出来ても茜ちゃんの代わりは誰もいないし唯一無二の親友だよ。」

「へ?うん!そうだね!祐巳大好き!」
そういって抱き着かれた。

私はこの人見知りの親友と賑やかなその家族。そして今日得た姉と共にずっと楽しく暮らしていけたらいいなと思った。

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あきらめてくださいそれにしてもウソ\\\でもいいから  No.3876  [メール]  [HomePage]
   作者:bqex  投稿日:2018-04-01 23:30:54  (萌:0  笑:5  感:0
「お姉さま、最終回まで待ちしましたがついに某アニメのオファー来ませんでしたね」

「……祐巳、何の話をするつもり?」

「今の間でおわかりですよね? あのAパート終わったと思ったらBパートは再放送始まったのかと思ったら声変わりするトンデモアニメのことですよ」

「何のことだかさっぱり知りたくないけれど、私はそんなものの被害者にはならなくてよ」

「ご安心ください。お姉さまは第一声で視聴者の皆さまは加害者として認識されますから」

「誰が加害者ですって!? それに私とペアを組まされるのはあなたとは限らなくてよ!」

「そうですね。私もペアを組まされるとしたら瞳子の方な気がしてきました」

「あなた、久しぶりに会ったと思ったら私と喧嘩をしたくて呼びだしたとでも言う気!」

「いえ、単なるうp主の生存確認と投稿環境が劇的に変化したためのテストですので気になさらないでください」

「そういうメタオチはよしなさい!!」

bqex > うーむ、この環境ではタイトルがおかしくなっちゃうのね。次考えなきゃ。 (No.77408 2018-04-01 23:32:35)

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愛する祐巳へ  No.3875  [メール]  [HomePage]
   作者:ヘススナバス  投稿日:2018-03-17 08:47:29  (萌:0  笑:1  感:9
【No:3868】【No:3869】【No:3871】【No:3872】の続き。
マリみてと城下町のダンデライオンのクロス的な何か。
5話で一巻が終わるはずだったのに終わらなかった。


「あら、祥子に祐巳ちゃん。遅かったわね。」

「遅れてすみません、お姉様。すぐに着替えてきます。ほら、祐巳。行くわよ。」

「あ、はい!」
そう言って祥子様は祐巳の手を引っ張っていった。

「それで、奏さんと茜さんはどうしてあの二人と?」

蓉子様がそう聞いてきたのでカナちゃんが説明をした。

「なるほどね。祥子にしてはずいぶん積極的ね。何かあったのかしら…シンデレラも急に私がやりますって言ってきたし。」

蓉子様はそう言って考え込んだ。

「あら、ちょっと考え込んでしまってごめんなさい。聖たちのいる所で見学していってね。」

蓉子様に案内され私とカナちゃんは薔薇様方のいる所へ行った。
そこにはなぜか修ちゃんもいた。

「茜さん、お久しぶり。奏さんはこうやってお話するのは初めてかな?」

聖様がそうおっしゃった。

「ええ、お見かけすることは何度かありましたがこうしてお話しするのは初めてですね。」

カナちゃんが外行き用の笑顔でそう答えた。

「お久しぶりです。」

私はそう頭を下げた。

「茜さんにはうちの志摩子も仲良くしてもらっているようだしコンゴトモヨロシク。」

聖様は笑いながらそう言った。

「ところで修ちゃんはなぜここにいるの?」

カナちゃんがそう聞いた。

「生徒会長に頼まれて雑用係にな。リリアンに来る機会なんて滅多にないからありがたかった。」

「下心丸出しね…」

カナちゃんは呆れたように言った。

「そういうお前らはなんでここにいるんだ?茜だけなら祐巳の様子を見に来たのかと思うが。」

「まあいろいろあってね。そうだ!今日私と茜と祐巳は帰りが遅くなるってみんなに言っておいてくれない?」

「大事な用事か?わかった。言っておこう。茜は買い物できなかったから来週も買い物当番な。」

そ、そんな…自業自得とはいえ泣きたくなる。

「奏さんと茜さんも劇に出ない?葵さん見る限り踊りはばっちりみたいだし。」

私たちの会話が終わるのを待って江利子様が聞いた。

「せっかくですが私は遠慮させていただきます。受付とかいろいろ引き受けちゃったので。」

カナちゃんはそう言って断った。

「茜さんはどう?」

聖様が聞いてきた。

「演劇かぁ…」

やってみたい気持ちは大いにある。

「茜が出るとなるとさらに人集まるけど人見知りのあんたがその中で演技できるの?」

「うっ…私も遠慮します。」

そんなこと無理に決まっている。こんな中で演技する祐巳はすごいなぁ。

「お待たせしました。」

祥子様が祐巳を連れて更衣室からやってきた。

「あら、祐巳。似合っているじゃない。」

「そうですか…?私にはちょっと豪華すぎる気がするけど。」

カナちゃんが笑いながら言い、祐巳は複雑そうな顔をした。
そしてカナちゃんは隠していた携帯でこそこそ写真を撮っていた。

「あとで何かのネタになるかも。」

カナちゃんは邪悪な笑みを浮かべていたが私は見なかったことにした。

「もう少し前だったら祐巳ちゃんのシンデレラ姿も見られたんだけど残念だねーあれは一見の価値ありだったよ。」

聖様が笑いながらそう言った。
それは見てみたかったなぁ。

「さあ、しゃべってないで練習しましょう。祥子、祐巳ちゃん位置について。」

蓉子様が手をパンパンとたたき促して練習が始まった。



練習が終わり私、祥子様、茜ちゃん、奏様の4人は祥子様お宅に向かっていた。
茜ちゃんは能力を使って壁を持っているので目立つことこの上ない。

「茜ちゃん大丈夫?」

「うん。それに壁で顔も隠れてて誰だかわからないでしょ?それはうれしいかな。」

そう言ったそばからすれ違った子供が「あ、茜様だ。」って言っていた。
無言になる私と茜ちゃんであった。

「…それにしても祐巳堂々と演技してたねー見直しちゃった。」

「いやいや、いっぱいいっぱいだったよ!」

茜ちゃんにそう言われたが私は首をぶんぶん振って否定した。

「そうかしら?わたしから見ても茜より堂々とした雰囲気だったわよ。茜の代わりに王様に立候補する?」

奏様がとんでもないことを言い出した。
この国ではある時期に櫻田家の7人の兄弟姉妹で国民選挙を行いその結果で王様が決まる。
まだ選挙をいつやるかは発表してないが近々告示があるのではないかと言われている。
茜ちゃんもその候補の一人なんだけどいまいちやる気はないみたいだ。

「あら、いいわね。私は祐巳に投票するわよ。」

祥子様が笑いながら言った。
こういう冗談に乗るのは珍しい気がするなぁ。
柏木さんとのことが解決して何か変わったのだろうか。

「何言ってるんですか!?私は茜ちゃんが相応しいと思ってますよ。」

「え?私?」

「うん。選挙になったら絶対茜ちゃんに入れるからね!」

私は茜ちゃんの手を握りながら言った。

「あら?祐巳。私には入れてくれないの?」

奏様がそう言った。

「えーとですね。気持ちとしてはみんなに入れたいんですけど1票しかないわけだし、やっぱり茜ちゃんが1番過ごしてきた期間が長くて…」

「冗談だから冗談。あんたが茜に入れるのはわかってたわよ。」

「カナちゃん、あんまり祐巳をいじめないようにね。」

「はいはい。」

冗談だったのかぁ。でも実際選挙になったら私は迷いなく茜ちゃんに入れるだろう。
1番王様にふさわしいと思っているから。

そうこうしているうちに祥子様のお宅に着いた。
さすがに大きい。

「さすがに大きいわね・・・」

奏様がつぶやいた。

「あなたたちは宮殿があるし見慣れているのではなくて?あ、茜さん。壁はその辺に置いてちょうだい。」

「あ、はい。」

そういって茜ちゃんは壁を置いた。

「お疲れ様。茜ちゃん。」

「ありがと。いつものカナちゃんならもうちょっと小さいの作ったはずなのになぁ。」

奏様は普段茜ちゃんにツンケンしているけど実際はとても妹想いなのだ。
必死だったからこんなに大きくなってしまったのだろう。

「とりあえず中に入って。」

祥子様に案内されて私たちはお屋敷に入った。

「祥子さん、お帰りなさい。まあまあ、奏様と茜様がご一緒とはどういうことかしら。」

玄関を入ると祥子様にそっくりな綺麗なご婦人がいらっしゃった。

「お母様、ただ今戻りました。ちょっと大きな荷物ができたので家に置いてもらうことにしましたの。お爺様やお父様にはあとで私からお話ししますわ。」

「ご迷惑をおかけします。」

奏様がそう言って頭を下げたので茜ちゃんと私も頭を下げた。

「そのくらいだったらお安い御用よ。そういえば自己紹介がまだだったわね。私は祥子の母で清子と申します。」

「櫻田家第二王女の奏と申します。」

「お、同じく第三王女の茜です。」

「私はリリアン高等部1年の福沢祐巳と申します。」

みんなで自己紹介をした。

「祥子さんが山百合会以外の人を家に呼ぶなんて初めてかもしれないわね。お茶を入れさせますから上がってくださいな。」

清子様にそう促されみんなでついていった。

その途中で、
「あ、あの大変申し訳ないのですがお手洗いお借りしてよろしいですか?」

割と限界だったので恥ずかしいけど清子様にお願いすることにした。

「いいわよ。だけど多分迷うわよね…祥子さん、奏様たちを案内してもらっていいかしら?」

「ええ。わかりました。」

「あの、私もお手洗いに…」

茜ちゃんがそう言って手を挙げた。

「じゃあ二人ともついてきて。」

そうして祥子様、奏様といったん別れて行動することになった。



「いやー祐巳がお手洗いって言ってくれて助かったよ。」

私は小声で祐巳に言った。
私も限界だったのだ。

「私はここで待っているからごゆっくりね。」

清子様に案内してもらってお手洗いについた。

「まるで宮殿のトイレのようだね。」

祐巳がそう言った。

「私もそう思った。」

ふたりでふふっと笑った。

用事が終わってトイレから出るとまだ祐巳はいなかった。

「茜様の方が先ね。」

清子様がそう言った。
ど、どうしよう。人見知りの私には二人きりは辛いので祐巳を待たずに行っちゃおうかな。
そう決めて

「あ、あの私先にカナちゃんのところへ行ってようと思うので道を教えて貰っていいですか?」

「あら、そう?私は祐巳ちゃんを待っているわね。道は・・・」

「あ、ありがとうございましゅ。」

思いっきり噛んだ。恥ずかしすぎるよ。

私は頭を下げて早歩きでカナちゃんのところへ向かった。
清子様の言葉を思い出しながら向かったところで祥子様とカナちゃんの話し声が聞こえた。
ここだと思い戸を開けようと手を伸ばしたところで

「祥子さんは本気で祐巳のことを妹にするつもりなの?」

カナちゃんのその言葉で私は戸を開けるのをやめた。



お母様達はお手洗いに向かったので、私と奏さんで先に向かってお茶を入れた。

「どうぞ。」

「ありがとう。」

私はそう言ってお茶を出した。
奏さんとはほとんど話したことはない。
だけど最近なにか敵意みたいなものを感じる気がする。

「奏さんも祐巳とは仲がよろしいのね。」

「ええ。家族ぐるみの付き合いですしね。」

櫻田家と本当に近い関係にあるのね。
意外と堂々としているのは王族と付き合ううちに視線になれたということなのだろうか。

「祥子さん、一つ質問をしてよろしいかしら?」

「ええ、答えられることなら。」

そう言われて奏さんを見るとリリアンでは見ることのない鋭い目つきをしていた。

「祥子さんは本気で祐巳のことを妹にするつもりなの?」

奏さんは冷たい視線のまま私にそう聞いた。
私は一つ息を吸って奏さんを見つめ返して
「本気よ。」

そう心の底から言った。

「本当に本気?茜に事情を聴いた限りだと妹にするのはだれでもよかったように思えるけど?」

「最初はそういう気持ちもあったというのは事実よ。ただ祐巳と接しているうちに私にはこの子しかいないと心の底から思えたわ。」

「私たち櫻田家の人間は全員あの子のことを愛してるわよ。あの子を不幸にしたら私たちはあなたをゆるさないと思うわ。その覚悟はあって?」

「あの子は絶対私が幸せにするわ。」

心からの言葉を素直に言ったがこれは冷静に考えるとプロポーズみたいではないだろうか。

「…」

「…」

ふたりとも無言になる。

「まあ最終的に決めるのは祐巳だしこれくらいにしておくわ。ただ不幸にしたら許さないっていうのは本当よ?」

「ええ。わかっているわ。」

敵意が薄れた気がする。
私がいい加減な気持ちで祐巳をもてあそんでいると思っていたのだろう。
過去を振り返るとそう思われてもしかたない。
それはこれから証明していけばいいだろう。
祐巳がロザリオを受け取ってくれることが前提だけれど…

ん?今思うと受け取ってくれる可能性は低いのではないか?
私は祐巳に対して特に何もしていない。
それどころか恥をさらしている気がする。

これはまずい。どうにかしなければ。

「あの、奏さん?私からも質問いいかしら?」

「ええ。」

「祐巳って何が好きなのかしら?」

物で釣るのは我ながらはしたないと思うが背に腹は代えられない。

奏さんは目を丸くしている。
そして少し笑って

「あの子は甘いものが好きね。葵姉さんのお菓子をよく食べているわよ。」

こう教えてくれた。


茜ちゃんが先に言ったことを聞き清子様と一緒におしゃべりをしながら歩いて部屋に向かった。

部屋の近くまで来ると茜ちゃんがしゃがみながら戸に耳を当てていた。

「茜ちゃんなにしてるの?」

「え!?ゆ、祐巳!な、なんでもないよ。」

何でもなさそうにないが慌てて隠すので聞くのはやめておいた。

「ほらほら、そこでしゃがんでないで中に入りましょう。」

清子様に促され私と茜ちゃんも中に入った。
中ではすでに祥子様と奏様がお茶を飲んでいた。



「ではお邪魔しました。壁のこと本当にありがとうございました。」
奏様と共に私と茜ちゃんも頭を下げた。

「いえいえ、珍しいものを見られて幸せだわ。」

清子様がそうコロコロ笑った。こういうところは失礼ながらかわいらしいと思ってしまう。

「そうだ。お土産にこのお菓子持って行ってくれない?たまたま、たまたまあったのだけれど、うちじゃ食べきれなくて。甘い物よ。」

祥子様はそう言って私と茜ちゃんに手渡した。
奏様はなにか笑っているけど何がおかしいのだろうか。

「よかったわね祐巳。大好物の甘い物よ。」
奏様は笑いながら言った。

「はぁ。祥子様ありがとうございます!」

なんか釈然としなかったがうれしかったのでお礼を言った。

「では、ごきげんよう。また学校で。」

そう奏様が言い帰路についた。



祐巳と家の前で別れてカナちゃんと二人きりになった所で私は思っていたことをカナちゃんに聞くことにした。

「カナちゃんはさ、祐巳を妹にしたかったの?」

「突然なによ。」

「祥子様との会話聞いたたんだけど、私たちや祐巳以外相手にああいう感じで話すの珍しいなと思って。」

普段もっと温厚な感じで話しているはずだ。

「あんた聞いてたの?」

カナちゃんは呆れたように言った。

「うん。ごめんね。あ、でも私だけで祐巳は聞いてないよ。」

「まあそうでしょうね。祐巳を妹にっていうのは祐巳が2年になって姉がいなかったら妹にしようかなと思っていた程度よ。」

「そうなんだ…」

前に遥は95%祥子様が姉になるって言っていたたけどもしかして残り5%はカナちゃんだったりしたのかな。

「あんたにも聞きたいことがあるんだけど。」

「え、なに?」

「祐巳に姉ができるのは寂しい?」

あんまり考えたことなかったなぁ。でもこれからは姉のいる祐巳と付き合うことになるかもしれないんだよね。しかも山百合会に入るとなったら今まで通りにはいかないだろう。

「うん、寂しいのかもしれない。」

私は正直に言った。

「しかも姉になるかもしれない祥子様に嫉妬してる。」

「それは私もそうよ。だからああいう態度になったわけだしね。」

こういうところは姉妹で似ているのかもしれない。

「まあでも姉が出来ようと祐巳の私たちに対する気持ちは変わらない。そうでしょ?」

カナちゃんはそう言った

「うん。そう。そうだね。」

寂しいけど祥子様が姉になったら思いっきり祝福しよう。

「ところで祐巳が断る可能性はないの?」

「祥子様が祐巳と向き合ったならないと思うよ。祐巳って祥子様好き好き病だから。」

「なによそれ。」

ふたりで笑いながら家に入った。

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二条家サバイバル生活伝説のうにどんぶりスピード・スケート  No.3874  [メール]  [HomePage]
   作者:桜庭 優  投稿日:2018-03-09 19:42:52  (萌:2  笑:1  感:0
これはオリジナルの百合小説です
約一名暴走します
登場伽羅は全員女性です
登場伽羅は白鳥つぐみと逢見藍沙です
白鳥つぐみは高校三年生で逢見藍沙は9歳です
〜暴走幼女藍沙ちゃん〜
〜第一話〜
私のその子との出会いは、突然でした。
そして今から起きるはちゃめちゃの学園生活の前触れでしかなかったりします。

「つぐみお姉様、好きです!
藍沙と付き合ってください!!」

手紙で公園に呼び出されて公園にきたらそこには可愛らしい女の子がいた
そうとても可愛らしい女の子……いや、正確には幼女だった……

「名前は、なんていうの?」

つぐみは、冷静に対応しようとした。
そしてできるだけ落ち着きながら誰なのか女の子に質問した。

「名前は、逢見藍沙、年は、9歳です」

藍沙ちゃんは、無邪気ににっこりと笑い自己紹介をした。
9歳だったんだ、うん、さすがに子供には、手は出せないよね

「ごめんね、子供とは、付き合えないからね」

つぐみは、すぐにきっぱりと交際の断りをした。

「嘘だ!!」

藍沙ちゃんは、凄い顔で声をあらわにした。

「ひっ!?」

藍沙ちゃんのあまりにも豹変ぶりの表情に驚いて後ろに後ずさった。

「大丈夫です、つぐみお姉様を楽しませる事が出来る自信はあります!」

藍沙ちゃんは、凄い勢いでつぐみの顔に自分の顔を近づけた

「それは、どういう意味?」

つぐみは、嫌な予感しかしなかったがとりあえず聞き返した。

「もちろん子作りです……」

藍沙ちゃんは、顔を赤らめて両手で自分の顔を隠した。
そして恥ずかしそうに照れながら述べた。

「ストップ!子供がそんな事を言ったら駄目だよ!」

つぐみは、藍沙ちゃんの肩を触り言い聞かせるように話して

「たちでもねこでも攻めでも受けでも自信はあります!」

藍沙ちゃんは、真剣な表情でじっとつぐみを見つめた。

「あ、あの、藍沙ちゃん……?」

つぐみは、冷や汗をかきながら戸惑いだ。

「それに藍沙はぴちぴちの子供ですから問題はありません」

藍沙ちゃんは、胸をはり自信満々に自慢をした

「ぴちぴちって若すぎる!」
「日本人は、ロリコンだって相場が決まっています!」

藍沙ちゃんは、親指を立ててすがすがしいくらいにこやかの笑顔でつぐみを見つめた。

「いや、それは一部の人だけだからね」

つぐみは、有無言わずに突っ込みをいれた。

「どうしても駄目ですか……?」

藍沙ちゃんは、目をうるわせて上目遣いでつぐみを見つめた。

「本当にごめんね、藍沙ちゃん……」

つぐみは、申し訳なさそうに話して

「解りました、ではこれにサインしてくれたら諦めます」

藍沙ちゃんは、一枚の紙をつぐみに渡した。
書類の最初に結婚届けと書かれていた。

「これって結婚届けじゃない!?」

つぐみは、予想のつかない物を渡されて紙を破こうとした。
でも寸前で破くのを踏み止まった。

「お姉様の両親にもお姉様との結婚の許可は取っています。
それに藍沙の両親も結婚の許可をとっていますから安心してください!」

藍沙ちゃんは、結婚許可の用紙につぐみの両親と藍沙ちゃんの両親の名前が書かれている署名を見せた

「てっ私の両親は、なにをしてるのさ!!」

つぐみは、両親のとんでもないことをしたことに驚いて大声で叫んだ。

「さあ、サインをしてください!」

藍沙ちゃんは、ニコニコしながらボールペンをつぐみに渡そうとした。

「いや、無理だからね」

つぐみは、結婚届けとボールペンを藍沙ちゃんに返した。

「どうしても駄目ですか……?」

藍沙ちゃんは、泣きそうに目をうるうるうるわせながらつぐみを見つめた。

「ごめんね、今は誰とも付き合うつもりは、ないんだよ……」

つぐみは、藍沙ちゃんの目をうるわせた表情を見て良心が痛んでできるだけ優しく藍沙ちゃんのお願いを断った。

「今は付き合うつもりはないのだったらまだ藍沙にもチャンスはあるんですよね」

藍沙ちゃんは、ぱーと明るい笑顔でつぐみを見つめた。

「いや、それは………」

つぐみは、これ以上断るのは、気がひけて言葉を濁した。

「覚悟してください、必ずつぐみお姉様と結婚してみせますからね」

藍沙ちゃんは、つぐみに人差し指を指して恋の宣戦布告をした。

「ハードルがあがってるよ!
付き合ってもいないのに結婚てどんだけだよ!」
「大丈夫です。
夢は大きく持つことにしていますから」

藍沙ちゃんは、自分の腰に両手を当てて自信満々に話した


「夢がでかすぎだよ!」
「では早速帰ってつぐみお姉様を落とす作戦会議をしてきますね。
さようなら、つぐみお姉様」

藍沙ちゃんは、つぐみの言葉を聞かず突っ走るみたいにふかふかとお辞儀をして挨拶をした。
それからすぐに公園を走って去って行った
この時は藍沙ちゃんがあんな行動をとるとは思ってもみなかった。
そして次の日の学校でとんでもないことになる。

「それでは授業を始める前に転校生を紹介する。
良いぞ、入ってこい」

先生は、教室の閉まっているドアの方を向いて呼びかけた。
すぐに誰かが教室に入ってきた。
そして教室に入ってきたのは。よく知っている女の子だった。

「な、なんで……?」

つぐみは、今、教室の前に立っている転校生の人物が意外すぎた。
そしてその出来事があまりもの予想を超えていて思考回路がついていかずにいた。
私は、ただ呆然と教室に入ってきた女の子を見つるしかできなかった。
女の子は、チョークで黒板に自分の名前の逢見藍沙って書いた。

「逢見藍沙です、年は皆さんよりも年下の9歳ですがよろしくお願いします」

藍沙ちゃんは、ふかふかと頭を下げて自己紹介をした。

「ごほん、それからつぐみお姉様は藍沙の婚約者ですから手を出したら許しませんから覚えてくださいね」

藍沙ちゃんは、1回咳をすると教室のクラスメート達を見渡してつぐみの婚約者発言をすると誰にも文句を言わせなさそうににこやかに微笑んだ。

「ぶっ!?」

つぐみは、藍沙ちゃんのあまりにものとんでもない発言を聞いて唾を吐き出そうとした。

「ねえ、聞いた?
つぐみさんたら子供に手を出したらしいわよ」
「つぐみはロリコンだった、人は見かけによらないね」
「子供に手を出すなんて最低よね」

クラスメート達は、つぐみを冷めた目で見つめ悪い口を噂し始めた。
うぅ……クラスメートの視線が痛いよ…………

「あ〜〜藍沙は9歳だが外国で飛び級をしていて大学を出ていてな。
でも高校に通ってみたいとの本人の強い要望でこのたびこの学園に転校することになった。
気軽なく仲良くしてやれよ……」

先生は、面倒くさそうに自分の髪を触った。
そして先生は、藍沙ちゃんが学校に転校した理由を簡単に説明をした。
そうこれは私と藍沙ちゃんのこれから始まる波乱万丈の学園生活の幕開けでしかなかった
うぅ……私の平穏な学園生活を返してよ…………
本当に心の底から泣きたくなった……
〜つづく〜
すいません、つい書いてしまいました。
この掲示板に不必要ならば気軽なく言ってください
消しますから……

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やけっぱちの横から出てくるた〜る♪  No.3873  [メール]  [HomePage]
   作者:千早  投稿日:2018-03-06 07:32:34  (萌:1  笑:0  感:0

これはプリズマ☆イリヤの百合小説です
登場伽羅はイリヤスフィール・フォン・アインツベルクと美遊・エーデルフェルトとクロエ・フォン・アインツベルンです
この小説の視点は、最初は美遊、次はイリヤと変わります
〜いつまでも三人一緒〜
私にはかけがえのない親友が二人いる、親友の名前はイリヤとクロ、同じ顔と体格の二人はまるで双子のようだ、実際は似たような者だけれども、そして親友の一人のイリヤに私は特別な感情を持っている
その日は、イリヤとの学校の日直の当番の為に朝早くイリヤの部屋に向かった、するとイリヤのベットにはイリヤとクロが眠っていた
「クロ…イリヤと一緒に眠っているなんてずるい…」
私は恨めしそうにクロの頬を突っついてからイリヤの寝顔を覗き込んだ
「イリヤ、気持ち良さそうに眠っている…」
「うっ…ん……美遊…」
「ッ…」
イリヤの口元が色っぽくて、無意識に私の口とイリヤの口を重ねた
「イリヤ…」
「へ〜〜〜〜美遊って、そんな事をするんだ」
「ッ!?」
私はとっさにイリヤから離れると声をした方を向くとクロがにやにやしながらこちらを見ていた
「美遊って、眠っている無防備なイリヤにキスをする趣味があるんだ、良い趣味ね」
「クロ!?ち、違うの、これには訳が」
「何が違うの?実際に眠っているイリヤにキスをしたじゃない、この事をイリヤが知ったらどう思うでしょうね」
クロは意地悪っぽく微笑むと足を組んだ
「クロ、お願い、イリヤには言わないで!」
「良いわよ、言わないであげる、その代わりに美遊、私とキスをして」
「な、何を言ってるの、クロ」
「最近、魔力の補給してないのよね、さいわいの事、美遊とのキスは相性が良いみたいだし、それに美遊にとっても悪い話ではないはずよ」
「それはどういう事なの?」
「あら、だって私とイリヤの顔は同じなのよ、イリヤとキスしてると考えれば、まんざらではないはずよ」
「…それは共感できる」
「決まりね、なら美遊からキスしてよ」
「うっ…」
「ほら、美遊、早く」
クロは目を瞑りクロの唇に人差し指で触った
「……」
私はゆっくりとクロの唇に自分の唇を近づけてそのままクロとキスをした
「んっ…」
いきなりクロは私の頭に右手を回して左手を背中に回して押し倒してきてクロの舌を私の舌を吸い付けるように絡ませてきた
「んん!?」
「んっ…むちゅ…にゅちゅ…んん…れろ…」
「んっ…!んちゅ……んん…!!むちゅ…」
「んんっ…にゅちゅ…ん…れろ…」
私はクロに激しく舌を絡まされて吸い付けれれる事に自分の体は感じるみたいに痙攣するみたいに体がぴくぴくと動した
「んん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
しばらくその状況が続きやがて最高潮を迎え体を大きくびくって震わせてクロの方に倒れこんだ

(ここからはイリヤの視点です)
イリヤは眠っていると隣が煩くて目が覚めてゆっくりと目をあけた
「うんん…クロ、うるさいよ……」
イリヤは目をこすりながら周りを見渡すとクロが美遊を押し倒しながらキスしていた
「ク、クロ、何してるの!?」
「ん、何ってキスよ、見ればわかるじゃない」
クロは美遊から口を離すと美遊はベットに倒れこんだのを見てからイリヤの方に向いた
「あ〜〜もう、そういう事を言ってるんじゃないよ!」
「何、イリヤ、もしかして妬いてるの?」
「妬いてなんかないよ!」
「で、私と美遊のどちらに嫉妬してるの、もしかして私達にとかだったりして」
クロは人差し指でクロの唇を触り色っぽく微笑んできた
「うっ…だから違うよ…」
イリヤはクロにイリヤが考えている事を言われてクロから視線を逸らした
「本当にイリヤは素直ではないんだから、あっ、そうだ、せっかくだからイリヤともキスさせてよ、イリヤに邪魔されたせいで美遊からちゃんと魔力補給できなかったのよね」
「何でクロとキスしないといけないのよ!」
「キスぐらい、良いじゃない、それに魔力補給は私には、必要な事よ。それはイリヤも解ってるはずよね」
「そうだけれども…でも心の準備があるんだよ」
「イリヤは私がこのまま消えてもいいのね、イリヤったらは冷たい…」
「あ〜〜もう、解ったよ、キスすればいいんでしょう!」
「えっ…?その…」
「うっ…」
クロは顔を赤らめて横を向いた、クロのその様子を見て、イリヤも顔を赤らめててクロから視線をそらした
「イ、 イリヤ、何、照れてるのよ!」
「そ、それはクロもでしょう!」
「っ……」
「うっ……」
イリヤとクロは顔を赤らめながら黙り込んで俯いた、しばらくするとイリヤは顔をあげてクロの方に向いた
「そ、それじゃあ、キスしようか、クロ?」
「そ、そうね」
クロはイリヤの肩を掴んで顔を近づけてきたからイリヤとクロは目を瞑りそのままイリヤとクロはキスをした
「んっ…」
「っ…」
クロは舌をイリヤの口に入れてそのまま舌を絡ませてきた
「んんっ…れろ…んっ……むちゅ………むちゅ……ねちゅ…ん…」
「んん……!んっ…んん…う…ん……むちゅ……!」
イリヤはクロに舌を絡ませられてあまりの激しくてイリヤは涙目になった
「んっ…イリヤ…むちゅ…んんっ……むちゅ…んっ……にゅっ……」
「う…んんっ……!んっ…ひゃ…ん……んん…むちゅ……んっ…!」
クロに舌をからめられるたんびにイリヤの体がビクビクと体を動かした
「むちゅ……うん…んんっ……にゅちゅ…んっ……むちゅ……んんっ……」
「うん……!あ…んっ……!にゅちゅ…んんっ……むちゅ…ひゃん……」
クロがイリヤにするキスが徐々に!激しくなりイリヤは苦しそうにクロから離れようとするけれども両脚と両手でイリヤを掴んで離れなくなった
「むちゅ……んんっ……んちゅ…んっ…むちゅ……にゅちゅ…んんっ……」
「んんっ……!んっ…むちゅ……うん…ひゃん……んんっ……」
「むちゅ……うにゅ……んんっ……んちゅ……!」
「んんっ……うん…ひゃん……んんっ〜〜〜〜〜〜〜!?」
クロに激しくキスをされてイリヤは限界を超えて体を大きく震わせてクロの方に倒れこんだ
「ぺろっ、ご馳走様、イリヤ」
クロは色っぽく微笑みながらクロの人差し指を舐めた
「クロ、イリヤ、何してるの…?」
「あら、美遊、もう回復したの?」
「そんな事よりイリヤと何していたの…?」
「ちょっと待って、美遊、これには訳があるの!」
「イリヤは黙ってて!」
「は、はい…」
「何って、美遊としたのと同じキスよ。美遊もイリヤとキスをすれば良いじゃない」
「ちょっと、クロ、いきなり何言うのよ!?」
「あら、イリヤは美遊とキスをするの嫌なの?」
「嫌とか、そう言う意味ではなくて、だいたい女の子同士で、キスって可笑しいでしょう」
「あら、女の子同士でキスは普通よ、でも美遊たらかわいそうにイリヤは美遊とキスをするのは嫌だってよ」
「……そう」
美遊は一瞬辛そうに俯いた
「あっ…」
「もうイリヤは常識に囚われすぎよ、良いじゃない、女の子同士でキスしても、それにイリヤは美遊の事が好きなんでしょう、正直になりなさいよ」
「クロ…イリヤを攻めなくていい、イリヤの言葉は正論、私がおかしいだけだから…」
「…イリヤ、美遊にここまで言わせておいて、美遊の事をほっておくって言ったら怒るわよ」
「そんなの…わかってるよ」
イリヤは美遊の方を向いた
「ねえ、美遊、美遊さえ良かったらイリヤとキスしない?」
「イリヤは私とキスしてくれるの…?」
「うん、だから美遊、イリヤとキスをしよう」
「ありがとう、イリヤ…」
美遊は少し照れながら控えめに微笑んだ、イリヤと美遊はしばらく見つめあった
「美優……」
イリヤは美遊の両手で肩を軽く触ると一瞬美遊の体がビクッてしたけれども美遊はイリヤを見つめ返した
「イリヤ……」
イリヤと美遊はゆっくりと口を近づけてキスをした
「ん…美遊…むちゅ…んんっ…むちゅ……んっ…」
「んっ……イリヤ……んんっ…むちゅ……んんっ……」
イリヤと美遊は互いを求めるみたいに舌を絡ませた
「むちゅ……美遊…んんっ……むちゅ…んっ……むちゅ……」
「んんっ……イリヤ…むちゅ……んっ……んちゅ……むちゅ…」
「美遊……んんっ……むちゅ…美遊……んっ…むちゅ……」
「んっ……イリヤ…むちゅ……んんっ…イリヤ…むちゅ……」
「んんっ……美遊…むちゅ……んっ…美遊……んちゅ……んっ…」
「イリヤ……んんっ……むちゅ…んっ……イリヤ……むちゅ…」
「ん……?」
イリヤは視線を感じる方を見るとクロが切なさそうにイリヤを見ていて、イリヤとクロの目が合うと、クロは気まずそうに視点をそらした
「イリヤ、どうしたの……?あっ…」
美遊は不思議そうにイリヤを見るけれども、すぐにイリヤの視点の先に見るとクロと目が合うけれどもすぐに気まずさそうにクロは視線を逸らした
「ねえ、美遊、良いよね?」
「イリヤがしたいようにすれば良い…」
「ありがとう、美遊」
イリヤはクロの方を向いた
「ねえ、クロ」
「な、何よ…」
「クロも一緒にキスをしようよ、やっぱりイリヤとクロと美遊と三人でキスがしたいかななんて思ったんだけれども駄目かな?」
「ちょ、ちょっと、イリヤ、あんた正気なの?」
「うん、正気だよ」
「まさか、美遊もイリヤと同じ考えなわけ?」
「私はイリヤの考えを尊重する…」
「は〜〜〜…二人そろっておかしいわよ、三人で何てありえないでしょう」
「ねえ、クロはイリヤ達とキスをするのは嫌?」
「嫌じゃないけれども…」
「なら三人でキスをしようよ」
「でも…」
「やっぱり嫌なんだ…」
「だから違うって!」
「だって三人でしたくないんでしょう?」
「だから違うって!あ〜〜もう解ったわよ、キスするわよ、あんた達のキスは全然なってないから手本を見せてあげる」
クロは顔を赤らめてやけっぱちで話したのを見てイリヤと美遊は互いに見つめてイリヤと美遊は声を出して笑った
「あはは〜〜〜〜〜〜」
「くすくすくす…」
「もう何よ、笑う事は無いじゃない!」
クロは不機嫌そうに腕を組み横を向いた
「あはは〜〜…ごめんって、クロ」
「だから笑うなって!」
「ごめんね、クロ、もう笑わないからさ」
「ふんっ」
「…ねえ、クロ、美遊」
「私はいつでも大丈夫…」
「私もいつでも良いわよ」
イリヤはクロと見つめあうとゆっくりと口を近づけそのままキスをして舌を絡ませた
「クロ…んっ……むちゅ……んんっ…ぬちゅ……」
「んっ……イリヤ…ぬちゅ……んんっ…むちゅ……」
イリヤはクロから口を離すと次はイリヤは美遊と見つめあいゆっくりと口を近づけてそのままキスをして舌を絡ませた
「んっ……美遊……むちゅ…んっ……むちゅ……んんっ…ぬちゅ……」
「イリヤ……んっ……ぬちゅ…んんっ……むちゅ……んっ…むちゅ……」
イリヤは美遊から口を離すと次は美遊とクロが見つめあってからゆっくりと口を近づけてそのままキスをして舌を絡ませた
「美遊……んっ……むちゅ…んんっ……ぬちゅ…んっ……むちゅ……」
「んんっ……クロ……むちゅ…んっ……ぬちゅ……むちゅ…んっ……」
クロは美遊から口から離すとすぐにイリヤとクロは口にキスをして舌を絡ませた
「んっ……クロ……むちゅ……んんっ…んちゅ……んっ…ぬちゅ……」
「イリヤ……んんっ…むちゅ……んっ…ぬちゅ……んんっ…むちゅ……」
クロはイリヤから口を離すとすぐにクロと美遊は口にキスをして舌を絡ませた
「んっ……クロ……むちゅ…んんっ……ぬちゅ…んっ……むちゅ……にゅちゅ…」
「美遊……んんっ…むちゅ……んっ…ぬちゅ……んっ…むちゅ……んんっ……」
美遊はクロから口を離すとすぐに美遊とイリヤは口にキスをして舌を絡ませた
「美遊……んっ…むちゅ……んんっ…ぬちゅ……んんっ……んちゅ…んっ……」
「んんっ……イリヤ…むちゅ……んっ……にゅちゅ…んんっ…ぬちゅ……んっ…」
イリヤは美遊から口を離すとすぐにイリヤとクロは口にキスをすると舌を絡ませた
「んんっ…イリヤ……むちゅ…んっ……ぬちゅ……んんっ……むちゅ………んっ……」
「クロ……んっ…むちゅ……んんっ…むちゅ……んんっ…にゅちゅ…んっ……ぬちゅ……」
イリヤはクロから口を離すとクロとイリヤと美遊はベットに倒れこんだ
「は〜〜〜…くたくた…イリヤはもうキスは無理だよ」
「ふぅ〜〜〜〜…さすがに私もこれ以上キスは無理ね」
「私もこれ以上はキスをする体力がない…」
「ねえ、クロ、美遊、好きだよ、二人と結婚したいくらいにね」
イリヤはベットで倒れたまま横になっているクロと美遊を見つめた
「いきなり何、言ってるのよ、イリヤ!?」
「私もイリヤとクロの事が好き、二人と結婚したいくらいに…」
「ちょっと、美遊もいきなり何言いだすのよ」
「ねえ、クロはどうなの?」
「何がよ…」
「だからイリヤ達の事をどう思ってるかだよ」
「そんなの…好きに決まってるわよ…」
クロは照れながら横を向き小声で話した
イリヤはそのクロの様子が可愛らしくてクロを抱きしめた
「ひゃん!?い、いきなり何よ、イリヤ」
「もうクロったら可愛らしんだから」
イリヤはクロの頬に頬ずりをした
「イリヤ、あんた、キャラ変わってるわよ、美遊も見ていないで何とか言いなさいよ!」
「……」
美遊は無言でイリヤとクロを抱きしめた
「クロだけイリヤと抱き着くなんてずるい…」
「美遊もあなたもなの!?あ〜〜もう、まともなのは私だけなの?」
「ねえ、クロ」
「今度は何よ?」
「これからもクロと美遊と三人でいつまでも一緒にいようね」
「そんなのイリヤに言われるまでの事ではないわ、私達はずっと一緒なのはこれからも変わらないわよ」
「うん、これからも三人でいられると良いよね、でも…うんん、何でもない…」
「どうしたのよ、美遊、何か気になる事があるの?」
「そうじゃない…気にしないで、クロ」
「そう?でも悩みがあるんだったらいつでも言うのよ、相談にのるからさ、もちろん、イリヤも相談にのるわよね」
「うん、もちろんイリヤも相談にのるよ」
「ありがとう、クロ、イリヤ…」
この時のイリヤ達は美遊の抱えてる悩みの大きさを理解してなかった
この時のイリヤとクロと美遊はこの三人でずっとそばにいれる事を信じて疑わなかった
〜終わり〜




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