「お、お、お、お、お姉さま〜!
た、た、た、た、大変です〜!」
「どうしたの?そんなに慌てて。もう少し紅薔薇のつぼみとしての自覚をもちなさい」
「はぁ、すみません。
・・・ってそんなこと言ってる場合じゃないんですよ!」
「だから、どうしたの?」
「例のバイトがばれそうです」
「へ?・・・例のバイト?
もしかして、小笠原の系列のゲーム会社のあれかしら?」
「そうなんです!なんでも初等部の子達にも大人気だそうで、それが中等部の子や、姉妹の居る高等部にまで噂が広まっているそうでして。
で、あれが私達に似ていると・・・先程も質問攻めに会いまして」
「こんなことなら届けを出しておくのだったわ。モデルくらいならと甘くみていたわね」
「はい、クラスメートがカードを持って来ているなんて思いもしませんでした。
まさか高等部にまで『オシャレ魔女 ラ○andベ○ー』が噂になるなんて・・・」