【1172】 桂さあぁぁぁぁんっ出番が無いときは怪しげな  (六月 2006-02-24 01:48:44)


♪Che vuole questa musica stasera・・・・・・
「カツラです。コミックス版でも出番が無くなりました。
 5巻のトイレのシーンは紅薔薇さまだけ登場です」
「カツラです。元々出て無かっただろうと言うのはやめてください。
 いばらの森のモブシーンくらいには居たとです」
「カツラです。聖典にも挿絵が欲しかとです。
 祐巳さんのお友達で挿絵が無いのは私だけとです」
「カツラです。結局お姉さまとの関係は微妙なままです。
 ロザリオは返すわ、先輩のラケットを貰うわでねちねちといびられます」
「カツラです。志摩子さんの様子に気が付いたのは私です。
 蔦子さんはおいしいところだけ持って行き過ぎと思うとです」
「カツラです。祐巳さんのお家に誘われたことがありません。
 他の山百合会の方々もまだだというのがせめてもの救いです」
「カツラです。やっぱり最初のあの台詞がいけなかったのでしょうか?
 有名人になった祐巳さんに忘れ去られてしまったとです」
「カツラです、カツラです、カツラです、カツラです・・・・・・」

場内がシーンと静まり返る。これは俗に言う滑ったという状況ではないだろうか。
って、後ろの席で・・・・・・えーっと、美冬さん?が頷きながら涙を拭っているわね。
司会進行の席では、祐巳がものすごい青い顔をしてオロオロしてるのが見える。
あら、1年生の席でも瞳子ちゃんの周りで二人ほど頷いてる子が居るわね。微かに『私達も同じかしら?かしらかしら?』って聞こえるわ。
今日は私達3年生を送る会。予餞会の場のはずなのに。
このカ・・・・・・なんだったかしら?印象薄くて名前を覚えられないわ。
場の雰囲気がずいぶんと冷え込んでしまったけど、がんばるのよ祐巳!
こう言う時こそ次代の紅薔薇さまとしての力量が問われるの!あなた達が主役なのよ!どうでもいい脇役に負けちゃダメよ!!
祐巳ファイト!って由乃ちゃんや志摩子もフォローしなさいよ!
『・・・・・・えっと、引き続きまして落語研究会による一席をお楽しみください。
 どうも見事な一発芸ありがとうございました・・・カツラ?さん?』
「祐巳さんが親友だって言ったのに、私の純情を玩んだのね〜〜〜〜〜〜〜」
何やら不穏な台詞を残して行ったようだけど、大丈夫でしょう。明日にはみんな忘れているわね、出番が無くなった同盟のことなんて。
あの・・・・・・誰だったかしら?のことなんて。


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