一発ネタです。
時期的にいないはずの人もいますが、気にしないで下さい。
「祐麒、ウォールマーケットのドンに会う方法を考えないと」
いきなり祐巳が話し掛けてきた。
「なんだよ祐巳、いきなり」
そう言って祐麒が祐巳を見ると・・・
「え?」
祐巳はピンクのワンピースを着ていた。それはいい。問題は、手に杖を持っている。杖といっても散歩の時に持ち歩くような杖ではない。どちらかというと、ゲームで人をぶん殴る時に使うような杖だ。
「祐巳、その杖・・・」
「どうしたの祐麒、私の武器のロッドよ。これがどうかしたの?」
そう言って平然と振りまわす。あの、危ないんですけど。
「ドンに会う方法は思いついたかしら」
この声は志摩子さんだ。そう思って祐麒が振りかえると。
「え?」
志摩子さんは短い白のタンクトップにタイトなミニスカートという素晴らしい、もとい破廉恥(死語)な格好で立っていた。リリアンの生徒がおへそ丸出しでいいんでしょうか。薄々気付いていたけど志摩子さんはスタイルが良い。うちの姉(以下検閲時に削除)
「ドンに会う準備できた?」
由乃さんだ。由乃さんもおへその出る上着にショートパンツ、そして背中に大きな手裏剣を背負ってる。
そこで祐麒は気付いた。
この3人の衣装、見た事がある。
たしか10年くらい前のゲームで、名前は・・・
「とっとと話を進めろよユキチ」
高田は右手が銃付き義手。この役しかないだろう。
「ユキチは要領悪いからなー」
小林は似合いもしないタバコをくわえながら言う。手には長い槍。
「にゃにゃにゃ、にゃにゃ」
なんだこの猫?大きなヌイグルミの上に乗って操縦?している。
「いいないいな。ユキチったらうらやましいっ。このこのこのっ」
アリス!その暑苦しいマントとバンダナはいい。どうして白のキャミソールに赤いパンツ、そしてミュールなんだ。なぜお前だけ中途半端な格好している?
祐麒は思った。
間違い無い。
このゲーム、あれだ。
そしてこれからドンに会うということは・・・
え?どうなったのかって?
したよ、女装。
だってそうしないと話が先に進まないんだもん。
結果?
もちろん、俺が選ばれたよ。
だって、ドン役、柏木先輩だったから。
祐巳達が来るのがあと7秒遅かったら・・・