小ネタです。設定は各自妄想をば……「江利子……なぜ……」 薔薇の館に咲く七輪の薔薇は枯れ伏し、意識を保っているのは白薔薇である聖と黄薔薇である江利子だけ。 聖は膝をつき、窓際で夕日に凸を光らせている江利子を睨みつける。「聖、私の性格を知っているでしょう? そして私はあなたの致命的欠陥を握っていることも」「クッ……」「あなたの敗因は……たったひとつだわ……SEI……たったひとつの単純(シンプル)な答えよ……『あなたを私は怒らせた』」