【1325】 世にも奇妙な姉妹だからこそ  (朝生行幸 2006-04-10 00:07:29)


「ごきげんよう。小傘原祥子役の伊藤美樹です」
「ごきげんよう。水埜蓉子役の篠原江美です」
「さて私たち、実は結構因縁がある関係だったりします」
「かなり古い付き合いよね」
「そうよね。思い起こすこと20年前…」
「え?そんなに古かったかしら?」
「ええ。1986年作のアニメ映画『ぷろじぇくとA子』で既に共演していたの」
「あー、そう言えば。確か私がお金持ちの娘で、あなたが庶民の娘」
「なにかとてもひっかかる言い方だけど、概ね間違いではないわね。今は私がお金持ちの娘で、あなたが庶民の娘」
「なにかとてもひっかかる言い方だけど、ちょうど今と正反対ってことね」
「はい。そして、一人の女の子を挟んで対立している構図は、『マリアさまが見てる』でも一緒」
「対立の程度が違うけど、実際祐美ちゃんを挟んだ関係だしね」
「今になって、再び対立するなんて、もしや『ぷA子』はこのことを予言していた!?」
「なんだってー!?」
「声優にしては、イマイチ感情がこもっていないけど、まぁそれはともかく」
「考えてみれば、かなり錚々たるメンバーが揃ってるよね」
「そうね。当時からベテランの方から、今も活躍中の方々まで」
「例えば、池田秀市、玄打哲章、登美沢美智恵から、小粥よう仔、鷹盛淑乃、林腹めぐみなどなど敬称略」
「そんな中で、かなりぺーぺーの私たちが主役を張ったんだから、今考えれば大したものね」
「今では考えられないような声だったわね、あなた」
「確かに、A子の声と祥子の声は全然違うわ。でもそれは、役作りの上で」
「どうだか」
「ふふん、〜春〜からほとんど出番が無いからって、妬まないでいただきたいわ」
「なんですって!?」
「第3期も始まることだし、あー、忙しい忙しいわ」
「言いたいことはそれだけかー!?」
「んですってー!?やんのかコラー!」

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(しばらくお待ちください)
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「うう、とりあえず、今日はこの辺で。ご、ごきげんよう」
「ごき、げんよう…、さ、さようなら〜」


 なお、当作品はフィクションです。
 登場する人物名、作品名は、実在のそれとパッと見は良く似ていますが、直接関係はありません。


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