【1361】 姉妹だからこそ男を見せるエレガントドリル  (允 2006-04-20 21:14:33)


よし、今回も題名無視の方向で(笑)

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 あれ?何で私ここにいるのだろう?



 それは、ある雨の降った日の翌日のこと、私は入学してからの記憶が所々消えていることに気づいた。気づいたのはいいのだが、何故かその事に関しては思い出さなくていいという気がしていた。その為パニックにもならず、平然と飲みかけの紅茶を飲み干し、そして・・・平然と挨拶をして帰ろうと腰をあげようとした。そこで気づいた事は、雨が降っていること、そしていつもさしているお気に入りの傘が今日は何故か違ったことだ。雨が降っていること、傘をさしてここ爛ラスのみんなが言うには薔薇の館瓩房分で歩いて来たはずなのに、何故か違う傘を持っていることに憤りを感じてしまう。しかし、ここでこうやって立ち上がって何もしないでいると、ここにいる、見覚えのない人物達に心配されてしまうと何故か思った私はそのまま荷物を持ち、犹韻發気気困豊瓩修海鬚△箸砲靴拭1に濡れて誰にも気づかれないが、涙を流しながら・・・。流れる涙のわけもわからずに・・・。

 
 帰ってきてからは大変だった。親や弟にかなりの心配をかけ、また、お叱りもうけた。ただ、マッパに剥かれて風呂に叩き込まれてからだが。そういえば、今考えてみると帰りにやたら派手な顔をした大学生が私の名前を呼んでいたような気がするが・・・気のせいだろう。見覚えはないし・・・いや、もしかしたら無くしたキオクの中にはあるかもしれないが・・・まぁいいだろう。どちらにせよ、記憶に無いのだから。それになぜかあの派手な顔を見ると胸が詰まって涙が出そうになるのだ。久々に母に抱かれて眠るこのひと時を手放したくなかった。もうなんでもいい感じがしてふと胸元に手を当てている自分に気づく。疑問に思いながらも、先ほどの派手な顔をした人物を思い出すより数倍切なさがこみ上げてくる。爐世瓩性瓩隼廚Δ茲蠢瓩あふれてくる涙と、それにともなう嗚咽。それを母に感づかれたくなくて必死に歯を食いしばるがうまくいかない。こうなってしまえば、泣く理由なんて頭になく、ただ母に気づかせたくないと言う思いだけで涙をこらえようとするが、やはりそこにあるはずの何かを求めて胸元に手を当ててしまうという悪循環。もうすでに、母の胸元は涙でぬれ返ってしまっているのだが、気づくようなそぶりも見せない事に感謝をしつつ、いつのまにか寝入ってしまったようだった。
 

 今日、うちの愛すべき娘が手に傘を持っているのにもかかわらず傘をささずにずぶぬれで帰ってきた。紅薔薇の蕾と言う立場はこの子には重いのではないかと心配していたが、それが的中したようだ。こんなにも頼りなく、今にも壊れてしまいそうな娘を見るのはあの出来事以来だ。いや、あの出来事よりひどいように思う。あんな思いをしたくないが為、お嬢様学校と言われるリリアンに無理して入れたのに、もっと酷い事が起こるとは人生はどうなるかわからない物だと、ふと左右を見てみると、夫と祐巳の弟である祐鬼・・・もとい、祐麒は様々な顔をしているばかりでタオルを取りに行くとか、風呂に湯を張るといった事を思いつかず、先ほど間違えた祐鬼の名にふさわしい顔をしてみたり、夫などは目の淵にうっすらと涙が見える。こんなにも娘を心配しているのかと感動した。愛すべき家族だ。大切にしよう。とか思いながら、祐麒にお湯張りに夫にタオルを取りに行かせ、祐巳を玄関に座らせた。途端に何かをひっくり返した大きな音とそのことに対して逆ギレしている声が聞こえてくるがすぐに止み、ばたばたと痛むことも気にしないような感じで走ってくる夫を眺めながら狢膵イだーーーー!!!瓩反瓦涼罎廼んだことは一生の秘密にしようっと♪

 とりあえず、軽くタオルで拭きながらまだ、風呂場にいる祐麒を蹴り退けて祐巳をマッパにし、祐巳の余り成長の無い体に嘆きながら(顔には見せず)湯船に叩き込んだ後、考えた。私にできることは何だろうと。キラキラアフロのヅラをかぶり、セーラー服で異様に長いスカートを履き、風邪でもないのにマスクをし、手にもった木刀(紅蠍仕様)で学校のガラスを叩き割ることだろうか・・・いやいや、ちがう。確かに少し後ろ髪惹かれる感じだが、それでは何の解決にもならない。うん、少し私も動揺しているようだ。落ち着いて考えてみよう。それでは、私は父兄として学校に対し、訴訟を起こし法廷で手にもった木刀(白虎仕様リボンつき)でガラスを叩き割る・・・うん、駄目だ。私では解決することはできそうに無いようだ。
 私が言うのもなんだが、私の娘は可愛い。クルクルと回るように変わる表情とツインテールのおさげ髪、ぱっと見は普通のように見えるが万人に愛される事間違いない。その娘をこんな風にした犯人に軽く殺意を覚えながら、晩御飯の献立を祐麒の好きなものから祐巳の好きなものに変更しつつため息をつく母だった。

 今日、うちの愛すべき、世界一可愛い娘が雨に濡れながら涙を流し、帰ってきた。その姿を見た瞬間何も考えられず、そしてこんな状態にしてしまった自分(父には何の関係も無いが)に腹が立ち、腹が立ち、腹が立ち、はらがたち・・・気づいたら涙を流しそうになってしまった。そのことに気づいて慌てて拭うが、世界一愛する我妻には見られていたらしく、サムズアップしている。うん、私はこの家族を愛している。息子などはどーでもいいが・・・。なんて事を考えている間に我愛する妻に蹴られタオルを取りに行く。息子は湯船にお湯を張りに行くようだ。祐巳を火傷させるようなことがあったらブチコロスとか思っていると、何かに足を躓きこけてしまった。その拍子に上から何かが降ってきて頭に当たった為、つい大声で不満をぶちまけてみたが、はたと気づき、慌ててタオルを取り、祐巳の元に急いだ。あたかも、親友を人質に取られて走るメロ・・・なんとかのように。まぁその現場を息子に見られたがまぁ気にしない。私は祐巳の父なのだから(意味不明)

 今日、うちの姉貴がずぶぬれで帰ってきた。そのため、うっすらと見える・・・いやいや、涙顔の姉貴を見ると何故か猛烈に殺意が沸いてきて、うっかり隣にいる父と言う名の人物を明日の生ごみの日にぴったりの物体に変えてしまおうと思いつつ、やっぱり気になるうっすら感。こういうときでも男は!!とか自分にも軽く憤りを感じていると、母が父にサムズアップしていた。なんだろう?まぁ、父と母が少しだけ世間とずれた所にいることは小学校三年生の参観日でわかっていたことなので、気にしないことにした。そうこうするうちに、母に尻を蹴り上げられながら、湯船にお湯を張りに行かされた。今日は緊急事態なので、この家を建ててから今まで使うことの無かった、父作のお湯張りジェットハイパワー君をMAXでしてみよう。姉が緊急事態なんだしょうがないよねと誰に言うわけでもない言い訳をかましてスイッチオン!・・・ふつーーーにお湯が溜まりました。何の脈絡もなく。唐突に・・・・・。父って実はすごいのかもしれないと思いながら廊下に出ると、その父が何故か廊下に出ているモグラに足を躓き、こける瞬間だった。・・・・・・・・・・・うん、父は父だなと思いながらお湯張りジェットハイパワー君をもう一度見にいったのだった。



 祐巳の好きなご飯を作る途中、夫が私にアドバイスしてくれた。私たちは祐巳の親だがなんて頼りないのだろうと、私たちにできることはもしかしたら怒る事と心配することだけなのだと。そうなのかも知れないと暗くなってると夫は私には母としてもう一つできることがあると言ってくれた。うん、愛する夫の言うことだ。多分あっているのだろう。それにそろそろ祐巳分(祐巳の身体からあふれ出る、暖かい波動とかそんな感じ)が足りなくなってくる頃だ。今まではこっそり補給していたが、今日は思いっきり補給できるいいチャンスだし、やっぱり母親としてもあんな祐巳を一人で寝させることなんてできそうになかったのだ。それに、理由なんて聞いたところで私にできるのは木刀(タチコマ仕様、色はブルー)で校舎のガラスを叩き割ることぐらいだ。ここらで母としてのありがたさ的なものをわからせ、こっそり補給していた祐巳分を堂々と摂取させてもらえるようにしてみようじゃないか!うん、それがいい!!思い切ったが吉日と、ご飯を食べた祐巳を寝る準備に急いでさせ、祐巳の部屋に大きめの布団を敷き、一緒に床についたのだった。

 あぁ・・・今日も祐巳は可愛いなぁと思いながら、祐巳分を摂取しようとするが、一向に祐巳分が流れてこない。あれ?おかしいなとうっすらと目を開けると祐巳は胸に手を当て、涙を流しているようだった。時折こちらを気にするようなそぶりは私に心配かけまいとする気使いだろうか。あぁ、私の娘はこんなにも、こんなにも悲しいのに私のことを気使いながら声を押し殺して泣くのか。私はすぐにでも娘を抱き寄せ、キスをしながら狢膵イだーーーーー!!!!瓩閥びたかったが、母親として気づかないフリをするべきだと、必死で感情を隠し、表情を隠し、歯を食いしばり、耐えた。そのかいもあってか、娘には気づかれずに済んだようでいつのまにか、寝息を立てていることに気づいた。ほっとして先ほど祐巳(世界一の)が気にしていた胸元を見てみると、寝るときにさえはずさないはずのロザリオをしてないことに事に気づいた。おかしいなと思っていると、祐巳が一筋涙を流しながら・・・



    「おねえさま・・・・」



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 あれー?おっかしいなー・・・今回は笑い無しで感動系を目指していたはずなのに・・・。多分これも、お笑い題名のせいだと責任転嫁しつつ(笑)

 ちなみに今回の話と前回の話(狙撃された奇跡の女の赤ちゃん)はつながらないはずです。多分。でも良く考えたら繋がるのか?・・・・うーーーん。どうおもいますか?





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