注意。ある意味オリキャラが登場します。
それと、なんかいろんな意味で結構微妙な内容だったりするので、読む人は覚悟のほどを。
はぁ〜い。みなさんごきげんよう。
私は夢見るスールの絵日記の精霊、スプウちゃんだよ☆
決して、スプ○ちゃんじゃないから、訴えたりしないでね☆
さて、絵日記の精霊なんて言われてる私だけど、もちろん絵日記の精霊なのでプライベートもなんのその!
赤裸々にスールの生活っぷりを語って言っちゃうよ!
ちなみにいくら絵日記の精霊でも、SSで絵の再現はできないから我慢してね☆
って、誰に向かっていってるんだろうね私は。アハハー。
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小笠原百貨店
リリアン女学園・新聞部、写真部
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さて、記念すべき第一回(?)の犠牲者(?)となる絵日記の持ち主。私の主は―――
パンパカパーン!1年椿組、紅薔薇のつぼみの松平瞳子ちゃんで〜す!
姉であり、紅薔薇さまとして当選した祐巳さんの妹であり、周りから見れば逆にウザイくらいの
ラヴラヴっぷりを誇っているだけに、もしかしたらこの絵日記自体、放禁になるかもしれないけど、
スプウちゃんはがんばるよ!!
えーっと、ではまず……
『×月○日(金)
今日は、お姉さまと一緒にお買い物に行きました。
薔薇の館においてある紅茶が少なくなったからと、お姉さま直々に買出しを名乗り出たのです。
もちろん、私も愛するお姉さまのためにご同伴しましたわ』
うん。日記でもわざわざ敬語だったり、なんか性格がでてるよね!
というか、なんだかもうこの時点で嫌気がさしてきたけど、スプウちゃんがんばるよ!!
『薔薇の館を出た私達は、さっそくおいしい紅茶が売っているお店へ行きました。
道中では、お姉さまが終始私の手を握っててくれていたり、楽しいお話ができたりと、もう私はこの時点で
このお買い物の用事は80%は終わったようなものでしたわ』
……うん。そのさ、この絵を見せてあげれないのが悔しくてならないよ。
無駄に高い画力がいかんなく発揮された、ラヴに次ぐラヴなこの絵を。
というわけで、この絵は精霊であるこのスプウちゃんが独り占め☆早速裏山で燃やしてくるね!
『まだお店まではだいぶ距離があるところで、突然お姉さまは私に提案してきました。
「瞳子、ちょっとだけ寄り道していかない?」お姉さまが指差す先には、私達行きつけのケーキ屋さんがありました。
いくらお姉さまのお誘いとはいえ、その輝かしいほどの笑みを見せたとは言え、仮にも薔薇さまである祐巳さまがリリアンの校則を破ってはいけない。
そう思った私は、ピシッっと言ってあげましたの。
「お姉さま。それでしたら今度の休みに2人っきりでゆっくりと行きましょう。
今は乃梨子さん達も待っていることですし、用事だけ先にすませないとですわ」
私の言葉に、お姉さまは満面の笑みを浮かべながら、「瞳子はいい子だね」と言って、頭をなでてくださいました。
あぁ――。思わず私はそのままお姉さまに抱きつくところでしたけど、それは今度の休みまで取っておく事にしましたの。
瞳子ってえらいですわねオホホ』
…………
あ。思わず、自分がこの日記の精霊ってこと忘れてたよ☆
とりあえずこの後はちょっと拙い表記とかがあるから割合するね。
ようは、2人は仲良く買い物を終えて、薔薇の館に戻ってみんなと紅茶を楽しんで、2人で帰って
この日記を書いて寝た。って事なんだ。
ふー。思わぬ言葉が飛び出したことで途中までしか紹介できなかったけれど、大体毎日こんな感じなの。
正直、この仕事やめたくなってきちゃったな……
「安心しなさい、スプウちゃん」
あ、貴女は!乃梨子ちゃんの絵日記の精霊であるミクロさま!
あ、けっして弥○菩薩とかじゃないので訴えないでね☆
「私の持ち主、乃梨子の方がもっと過激で18禁で児ポルギリギリな内容よ」
あぁ、そうなのか!よかったこれはまあ序の口なんだ!
祥子さまの絵日記とかは、もうギリギリなんだろうな。という余裕すら生まれてきた!
「さぁ、スプウちゃん。明日もがんばって日記の内容に耐えてきましょう」
はい!ミクロさま!!
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「……ん」
朝日が閉めたカーテンから零れ出ており、外では鳥達のさえずりが聞こえる。
ベットから起きた瞳子は、少しの間呆けて、
「……なにか、可笑しな夢をみたような気がします」
先ほどまで見ていた、自分のよくわからない夢を思い出そうとしていた。が、なかなか思い出せない。
どうしたものかと近くにあった時計を見ると、時間は10時を過ぎていた。
「!!ま、拙いですわ!お姉さまとのデートの時間が……」
慌ててベットから降りると、瞳子は素早く着替え、音速の如き速さで部屋を出て行った。
『今日も私は1人、内容に耐えないといけないのね…がんばれ私!負けるな私!!』
机の上においてあった赤い絵日記はそういうと、1人気合を入れた。
か、どうかはさておき。絵日記の精霊などというものが居るかどうかもさておき。
今日も瞳子は絵日記を書くのだった。
《続かない》