【2881】 秘密!譲れない事食べ物が傷みやすくて  (クロス 2009-03-10 22:37:41)


【マリア様がみてる×ドラえもん】(注:クロスオーバー?です)

祐巳「うわーん! 聖えも〜ん、またお姉さまとけんかしちゃったよ〜」

聖えもん「またかい、祐巳ちゃん。仕様がないな〜。私が祥子のこと忘れさせてあげるよ〜」

祐巳「え、遠慮します! 私はお姉さまloveですから……」

聖えもん「ちえっ。じゃあ仲直りする道具でも出そう」

祐巳「本当? ありがとー、聖えもん」

聖えもん「あれでもないこれでもない」

聖えもん「あっ、これだ」

聖えもん「パカラパッカラ〜 桃太郎印のきびだんご〜」

祐巳「うわー、これでお姉さまはわたしの僕ね……ってバカー!」

祐巳「これじゃあ仲直りになってないし、それ以前にお姉さまは人間ですよ! 人間には桃太郎印のきびだんご
は効かないじゃないですか! たぶん……」

聖えもん「も〜祐巳ちゃんはわがままだな〜」



聖えもん「じゃあ、これは」

聖えもん「パカラパッカラ〜 スモールライト〜」

祐巳「やったー、これでお姉さまを小さくして私の部屋に監禁……って犯罪ですよー!」

聖えもん「まさか祐巳ちゃんがそんなことを考えるなんて……そんな願望があるってこと?」

祐巳「まあ少しは…………じゃなくて! お姉さまと仲直りする道具を出してくださいよー」



聖えもん「う〜ん、これならどうかなー」

聖えもん「パカラパッカラ〜 ビッグライト〜」

祐巳「うわーい、これでお姉さまと私がガリバーのように大きくなれば、私たちは巨人族として世界から手厚い保護を受け、お姉さまと幸せな生活がおくれるのね〜……ってなんですか巨人族ってー!」

聖えもん「ゆ、祐巳ちゃん、大丈夫? お医者さん鞄出してあげようか?」

祐巳「そんな存在が痛い子を見るような目をしないでください! それよりお姉さまと仲直りする道具をさっさとださんかい! こらっ!」



聖えもん「わ、わかってるさ〜(祐巳ちゃん怖い)」

聖えもん「んーはいっ」

聖えもん「パカラパッカラ〜 タイムふろしき〜」

祐巳「……で」

聖えもん「でって?」

祐巳「んなもんで何するんだこのおんどれりゃー! 説明次第ではリリアン七不思議『桜の木の死体』をおんまえで実現させてやろーかっ! えーこらっ! えーこらっ!」

聖えもん「ひい」

聖えもん「や、やだなー、祐巳ちゃん。冗談だよー」



聖えもん「本当はこっち」

聖えもん「パカラパッカラ〜 わすれろ草〜」

祐巳「遺書の準備ができました。両親だけでなく志摩子さんにもちゃんと遺言書いてくださいね」

聖えもん「ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい…………」

聖えもん「次こそは! 次こそは必ずや祥子と仲直りする道具を出してみせます、部長!!」

祐巳「誰が部長かっ!!」



聖えもん「これでもないあれでもない」

聖えもん「は、早く出さないと、私リリアン7不思議の1つになっちゃうよ〜」

聖えもん「そうだ! これなら」

聖えもん「パカラパッカラ〜 地球破壊爆弾〜」

祐巳 シャー シャー ←包丁を研ぐ音

聖えもん「ほ、ほらっ、これを持って『仲直りしなければ、地球とともに爆発します』って言えば、祥子も快く仲直りしてくれるよ!」

祐巳「快くじゃねえし、そんなの根本的に仲直りになってねんだよーーーーーーーーー!!!」

聖えもん「うわーーーー!! 祐巳ちゃん、そんなに包丁振り回したら当たっちゃうよ!!」

祐巳「いいんです。当てるんですから」

聖えもん「ひ〜〜〜〜」



バタンッ

祥子「ちょっと!! 騒がしいわよ!!」

祐巳「お、お姉さま!!」

聖えもん(た、助かった〜〜)

祥子「祐巳! 包丁なんか振り回したら危ないじゃない!」

祐巳「す、すいません」

聖えもん(いやいや、確かに危ないけど、そんなレベルじゃないよ。てかなんで普通に注意してるの!?)

祥子「まったく……祐巳が怪我でもしたらたいへんじゃない」

聖えもん(私だよね!? どうみても怪我負わされそうになったの私だよね!?)

祐巳「うう、ごめんなさい」

祥子「わかってくれたならいいわ」

祥子「それに……私の方こそごめんなさい。知らなかったとはいえ、あなたのものを勝手に食べちゃうなんて…」

祐巳「え!? お、お姉さま!? 頭を上げてください! あんなのまたつくればいいだけですから」

聖えもん(へー、祥子、祐巳ちゃんの手作り食べたのか〜。うらやましい)

祥子「じゃあ、許してくれるのね」

祐巳「もちろんです、お姉さま」

祥子「ありがとう、祐巳」

聖えもん(これにて一件落着だね〜)



祥子「それにしても、あのどら焼き、本当においしかったわ。また食べたいわ」

祐巳「あんなのでしたら、いくらでも作って差し上げますよ」

聖えもん(祐巳ちゃんの手作りどら焼きか…………って、えっ!?)

聖えもん「ちょ、ちょっと待ったーーーーー!!」

祐巳「うわっ!!」

祥子「いったいなんだというの!?」

聖えもん「どら焼きって設定上から言うと、わたしのために作ったんだよね。私、どら焼き好きだし」

祐巳「そ、そうですけど、でも聖えもんは実際どら焼きみたいな甘いものって嫌いじゃないですか」

聖えもん「祐巳ちゃんの手作りなら別問題だよ!」

聖えもん「うわーん、わたしのどら焼きが〜」

祐巳 「また作ってあげますから、機嫌を直してください」

祥子「それより、聖えもん、蓉みちゃんが探してましたよ」

聖えもん「話をすり替えてんじゃないわよ!祥子、わたしのどら焼きを…」

蓉みちゃん「聖」

聖えもん ぞくっ 

聖えもん「よ、蓉みか。わたしのことはおねえちゃんって呼ばなきゃだめだぞ」

蓉みちゃん「聖、わたしのメロンパンを食べたわね」

聖えもん「へ?」

蓉みちゃん「わたしのメロンパン食べたわねって言ってるのよおーーーーーーーーー!!」

聖えもん「た、食べるわけないじゃない!」

蓉みちゃん「じゃあ、口のまわりについてるメロンパンのかすはなんなの!!」

聖えもん「う、うそ、そんなはずは…………し、しまった!!」

蓉みちゃん「やっぱりあなただったのね」

聖えもん「いや〜ついおいしそうだったから。ははは」

蓉みちゃん「わたしの大好物だということを知っているかしら。これはお仕置きが必要ね」

聖えもん「で、でも設定上の話だし、蓉子もそんなに好きってわけでは…」

蓉みちゃん「問答無用!!」

聖えもん「ぎゃーーーーーーーーーーーー」







祐巳「お姉さま、大好き」

祥子「私も祐巳のこと大好きよ」

「「ふふふふ……」」

聖えもん「たすけてください……」

蓉みちゃん「だーめ」

「ぎゃーーーーーーーーーーー」

ちゃんちゃん


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