【No:2866】の続き
『マリア様がみてる×ローゼンメイデン』(注:クロスオーバーです+由乃がおバカです)
島津家
由乃「……3よ」
金糸雀「……4かしら」
由乃「……5」
金糸雀「……6かしら」
由乃「……7」
金糸雀「……8かしら」
由乃「………なかなかためるじゃないの、金糸雀。気に入ったわ」
金糸雀「よっちゃんこそ」
由乃「ふふ、9」
金糸雀「10かしら」
由乃「11」
金糸雀「12かしら」
由乃「ダウトッ!!!!!」
金糸雀 !!!!!!!!
由乃「ふふふ、その反応……もしかして当たりかしら」
金糸雀「さ、さあどうかしら」
由乃「開くわよ」
ぺらっ
ダイヤ 3
金糸雀「くっ!!」
由乃 にやり
由乃「これまでの合計28枚……金糸雀、悲惨ね」
金糸雀「…………」
由乃「じゃあ、つぎは私の番ね。13」
金糸雀「1かしら…………ってもうやめないかしら?」
由乃「えー、せっかく面白くなってきたのに」
金糸雀「2人でダウトのどこがおもしろいかしら!! かれこれ1時間は付き合っちゃったけど、これほどまでに時間の無駄を感じたことないかしら!!」
由乃「ババ抜きも7並べも同じようなこと言ってたけど……何が不満なのよ!!」
金糸雀「不満にもほどがあるかしら!! なんであきらかに2人向きのゲームじゃないのを選ぶかしら!!」
由乃「入院中は令ちゃんとよく2人でやってたのよ!! そのときは徹夜までして盛り上がったんだから」
金糸雀「異常の2文字かしら!! もう一回入院することをお勧めするかしら!!」
由乃「じゃあ、何がいいのよ!!!」
金糸雀「ブラックジャックやポーカー、スピードなどたくさんあるかしら!!」
由乃「そうだわ!!」
金糸雀「!! 急になんなのかしら!?」
由乃「漫才をやりましょ」
金糸雀「へ!?」
由乃「漫才よ、漫才」
金糸雀「なんでそんな話になるかしら?」
由乃「さっき2人向きがどうたらこうたら言ってたじゃない。だから、漫才よ! 漫才なら2人でもできるじゃない?」
金糸雀「た、確かにそうかしら。でも、なんで漫才かしら?」
由乃「去年のMー1はなんだか不評だったからよ」
金糸雀「い、意味が分からないかしら」
由乃「つーまーりー、私達がよりおもしろい漫才をすればいいのよ」
金糸雀「よっちゃん、本当に入院した方がいいかしら」
由乃「そうと決まれば、漫才の台本を作るわよ」
金糸雀「……もう諦めたかしら」
ーーーーー30分後ーーーーー
由乃「金糸雀。あなた、ハートの8止めてるでしょ? さっさと出してすっきりしなさい」
金糸雀「ふふふ、甘いかしら。よっちゃんはカナの好きな卵焼きより甘いかしら。まだ置けるところはこんなに残っているかしら」
由乃「くっ! 金糸雀、あんたろくな大人にならないわよ」
金糸雀「なんとでも言うかしら」
由乃「じゃあ、私はこっちを置いてっと」
金糸雀「なかなかの目のつけどころかしら。これは油断できないかしら」
由乃「勝負は最後までわからないってね」
金糸雀「ふふふ、カナのターンかしら。カナはここに置くじゃねええええええええ!!!!!!」
由乃「ど、どうしたのよ、金糸雀?」
金糸雀「何で7並べやってるかしら!!!! さっきまでのやりとりをまた繰り返すつもりかしら!!!!」
金糸雀「漫才はどうしたのかしらああああああああ!!!!?!!!??!」
由乃「だって、なかなかアイディアが浮かばないんですもの」
金糸雀「バカかしら!!! よっちゃんはバカかしら!!! だったら、漫才しようなんてほざくなかしら!!! このバカ馬鹿莫迦ばーーーーーかかしら!!!」
由乃「ひ、人を何度もバカ呼ばわりして、そこまで言うなら金糸雀、あなたが作りなさいよ!!!!!」
金糸雀「えっ!!??」
由乃「わたしはバカですから作れないけれど、賢い金糸雀ならもちろんつくれるわよねえ」
金糸雀「も、もちろんかしら」
由乃「じゃあ、作ってもらうわよ。お題は……そうね……『マリア像』で作りなさい」
金糸雀「なんてシビアかしら……」
由乃「次回のSSを楽しみにしてるわよ。ふふふふ」
→【未定】に続く