【2905】 祐巳SP  (クロス 2009-03-25 14:22:25)


 ここは私立リリアン女学園。この女学園高等部では同級生同士は名前に「さん」をつけて呼び、上級生を呼ぶ時は「さま」をつける。挨拶の言葉は「ごきげんよう」

 私、福沢祐巳はリリアン女学園1年生。今日もマリア様の御心のような青い空の下で学園生活に励む。何の取り柄もない私にとっては平凡な学園生活が待っているはずなのだけれど…………それがそうじゃないんだよね、はあ。なぜなら……

祐巳「ごきげんよう」

「「「「「「「「「「ごきげんよう、祐巳(ちゃん)」」」」」」」」」」


 『もしも、祐巳1年生、他の名のあるメンバーが2年生だったら』(注:いふです)


祥子「祐巳! 私の妹になりなさい!」

祐巳「いきなりですね。だが、断る」

可南子「じゃあ、私の妹になりなさい。今なら24時間祐巳を監視してあげるわよ」

祐巳「毎日してるじゃないですか」

瞳子「瞳子なら毎日縦ロールにして差し上げてよ」

祐巳「私にはレベルが高すぎるから、遠慮します」

蓉子「私は姉として祐巳ちゃんを包み込んであげるわよ」

祐巳「そういうことは涎を吹いてから言ってください」

祐巳「ぎゃあ!」

祐巳「って何するんですか、乃梨子様!」

乃梨子「祐巳の体、本当に柔らかいね。私は祐巳の欲しい仏像をつけるよ」

祐巳「仏像はいりません! 早く離れてくださいよ!」

祐巳「ぎゃあ!」

祐巳「今度は志摩子様ですか!」

志摩子「祐巳は可愛いわね。20年腐敗させた銀杏ならどう?」

祐巳「臭っ! 早く捨ててください!」

祐巳「ぎゃあ!」

祐巳「聖様!」

聖「祐巳はいい匂い……でもないね。私は香水つけるよ〜」

祐巳「これは志摩子様の銀杏の匂いです! 傷つきますからそんな気遣いしないでください!」

ひょいっ

由乃「はい、祐巳にロザリオつけたよ! これで祐巳は私のものね」

祐巳「……由乃様、これ金メダルですよ」

由乃「げっ! ほんとだ!」

江利子 菜々「ぷっ」

由乃「江利子さん! 菜々さん!」

江利子「祐巳ちゃん。私の妹になれば、毎日おいしいお菓子(令作)をごちそうするわ」

菜々「祐巳。毎日アドベンチャーを楽しみたくない?」

由乃「無視して祐巳をたぶらかしてるんじゃないわよ!!」

令「まあまあ、由乃。いきなりロザリオをつけちゃだめだよ」

由乃「何よ、令! 私が祐巳にロザリオをつけちゃダメなの!」

令「いや、そんなことは言ってな」

由乃「令のバカーーーーーーーー!!」

江利子「で、返事は?」

祐巳「お菓子か…………はっ、私はそんなことにつられません!」

菜々「私は?」

祐巳「失礼ですが、普通に通ると思ってるんですか?」

静「祐巳、私は来月にイタリアに行っちゃうの。思い出をくれない?」

祐巳「それ先月も聞きました」

栞「祐巳、一緒に逃げましょう」

祐巳「一人で逃げてください」

菊代「私のお母様が病気なの。妹になってくれない?」

祐巳「意味がわかりませんし、菊代様はリリアンじゃないでしょ」

桂「私はテニスを教えてあげる」

祐巳「・・・・?」

桂「あれっ? どうしたの?」

祐巳「えーと、どちら様ですか?」

桂「ガーン」

蔦子「祐巳の幼稚園のときの写真を堤供するわ」

祐巳「なんでそんな写真持ってるんですか!?」

蓉子「なんですって! 祐巳ちゃんの幼稚園のときですって!」

可南子「蔦子さん、私にも堤供してくれませんか?」

蔦子「いいけど、ただじゃないわよ」

瞳子「1億でも払ってみせますわ!」

祥子「甘いわね、瞳子さん。私なら100億単位で払うわ」

祐巳「後で差し上げますから、そんなものにそんな金出さないでください!」

笙子「私はヌード写真ありますよー」

祥子 瞳子 !!

祥子「……い、いくらならそれを堤供してくれるの?」

笙子「手放したくありませんが、そうですね…… 全財産でどう?」

祥子「………………御爺さまに相談するわ」

瞳子「瞳子もお父様に聞いてみますわ」

祐巳「お願いですから、やめてください!」

蓉子「さて、どうやって手に入れようかしら?」

可南子「蓉子さん。ここは協力しません?」

蓉子「あら、いいわね。それじゃあ、あなたが実行で、私が証拠隠滅にしましょう」

可南子「わかったわ」

蓉子 可南子「ふふふ」

祐巳「犯罪はダメですよ!」


祐巳「もう、いいかげんにしてよ〜」

「祐巳ちゃん」

祐巳「え?」


 続く


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