チュ♪「聖様・・・、卒業しちゃってもいいですよ」「・・・・・」「それじゃあ」「・・・・・、祐巳ちゃん」祐巳が教室を出て行った後、まだその場から動かない聖。―――腰、抜けちゃったかも。ふと思い、優しい唇が触れたあたりを、手でそっとなぞる。―――少し、震えていたな。なぞった手を、そのまま自らの唇へ運び、そして口付ける。「え?ええ?イチゴ牛乳味??」―――レモンじゃないんだ。―――でも、祐巳ちゃんらしいかな。< 了 >