【3319】 絶対無理って言うな  (ex 2010-10-12 19:34:21)


「マホ☆ユミ」シリーズ   「祐巳と魔界のピラミッド」 (全43話)

第1部 (過去編) 「清子様はおかあさま?」
【No:3258】【No:3259】【No:3268】【No:3270】【No:3271】【No:3273】

第2部 (本編第1章)「リリアンの戦女神たち」
【No:3274】【No:3277】【No:3279】【No:3280】【No:3281】【No:3284】【No:3286】【No:3289】【No:3291】【No:3294】

第3部 (本編第2章)「フォーチュンの奇跡」
【No:3295】【No:3296】【No:3298】【No:3300】【No:3305】【No:3311】【No:3313】【No:3314】

第4部 (本編第3章)「生と死」
【No:3315】【No:3317】【No:これ】【No:3324】【No:3329】【No:3334】【No:3339】【No:3341】【No:3348】【No:3354】
【No:3358】【No:3360】【No:3367】【No:3378】【No:3379】【No:3382】【No:3387】【No:3388】【No:3392】

※ このシリーズは一部悲惨なシーンがあります。また伏線などがありますので出来れば第1部からご覧ください。
※ 4月10日(日)がリリアン女学園入学式の設定としています。

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〜 9月30日(土) K病院 〜

 夜9時30分、聖の手術を終えた祐巳、志摩子、清子の3人が手術室から出てきた。

 3人に駆け寄る聖の両親。

「大丈夫です。 もう元通りになりました。 打撲傷も腕の切り傷も全部完治しました。
 今はまだ全身麻酔が残っているので目覚めませんが、明日の朝にはすっきり起きてくださると思います」

 聖の両親を安心させるように、にっこりと笑いながら祐巳が告げる。

「あ・・・・、ありがとう。 なんてお礼を言っていいか・・・。
 聖があのまま一生車椅子生活になるのではないかと・・・。 あなたはマリア様の生まれ変わりです」

 祐巳に深々と頭を下げる聖の両親。

 祐巳は慌てて、首を振る。
「そんな! 頭をお上げください! わたし、いつも聖さまにお世話になってます。
 ものすごく可愛がっていただいてるんです。 これくらいなんでもありません」

「そうか・・。 あなたが 『祐巳ちゃん』 なんだね。 去年までの聖は何時も難しい顔ばかりしている子だった。
 それがこの4月以降、とても穏やかになったんですよ。
 『祐巳ちゃん』 と、『志摩子』 さん。 この二人が聖を変えてくれた、 と、蓉子さんから伺っています」

「あ、こちらが、『志摩子』さんです」

「はじめまして、藤堂志摩子と申します。 いつも聖様にはお世話になっています」
 志摩子も聖の両親に向かって頭を下げる。

「そうですか、あなたが・・・。 聖が・・・いつも・・・ううっ」
 聖の母親はそこまで話すと、急に感極まって言葉がつかえた。

「ありがとうございました。 小笠原さんも、志摩子さんも。 祐巳さん、どうもありがとう」
 聖の父親は再度3人に礼をいい、運搬用ベッドで運び出されてきた聖につきそって病室に戻っていった。



「祐巳さん、腕上げたわね〜。 さっきの手術、実質2時間掛かってないでしょ?」
「うん、毎日魔導構築の特訓してるからね〜。 多分、今ならおかあさまの足も5〜6時間もあれば治せるかも。
 けっこう、演算早くできるようになったんだ。 それに今回はおかあさまがいたから魔力を目いっぱいつかえたし」
「すごいわ・・・。 これなら何時怪我をしても安心ね」
「ばか言わないでよ・・・。 怪我したら痛いんだよ? わたし、痛いの嫌だなぁ」
「うふふ、そりゃそうね」

「それにね、志摩子さんの 『理力の剣』 の切り口がどんどん綺麗になっていくの。
 そして、切った瞬間に私が魔法を唱える前にもう治療が始まっている。 気付いてた?」
「そうなの?」
「うん。志摩子さんが 『理力の剣』 を使いこなしてきてるって事だよ。 おかげで治療も早くなっている」

 祐巳が 『フォーチュン』 で 『癒しの光』 を志摩子の 『理力の剣』 に流し込んだ瞬間に、すでに 『理力の剣』 が癒しの力を持つ。
 ”ことわり” の力をその身に纏うことができる 『理力の剣』 があってこそ、の現象だった。



「おかあさま」
 祐巳が心配そうな顔に変わり清子を見つめる。

「帰ってきたのは 『聖さまだけ』 だと聞きました。
 お姉さまは・・・。 おねぇ・・・さま・・・」
 祐巳の大きな瞳から涙がこぼれる。

 祐巳は聖の傷を治すこと、まずそれだけを必死に考えていた。
 その治療が終わった今、やはり心配になるのは祥子のことだった。

 清子も祥子のことが心配で気が気ではなかった。
 しかし、傷だらけで意識を失っている聖を見た瞬間から、聖の治療に必死になっていて、涙をこぼすのを我慢していた。

「祐巳ちゃん・・・」
 急に清子が祐巳を抱きしめる。

「聖さまが、あんなに傷だらけになるなんてっ! 
 あんなに強い聖さまが傷だらけで・・・。 蓉子さまも江利子さまも令さまもいたのにっ!」
 
 祐巳が清子の胸の中で慟哭する。

「わたしがっ! やっぱり、わたしがついていけばよかったっ!!」
「祐巳ちゃん・・・。 いいえ、あなたは希望なの。
 あなたを失うわけには行かない。 それに、蓉子さんたちも居る、あなた、今そう言ったわよね」
「は・・・、はい」
「私は信じるわ。 あの蓉子さんが居るんだもの。 祥子たちはきっと無事よ。 絶対に帰ってきてくれる。
 今は祈るしか出来ないけど・・・。 まず聖さんを救うことが出来た。
 明日にはお話が聞けるでしょう。 その後のことはそれから考えましょう」
「はい・・・・。ううっ・・・。 おねぇさま・・・、ううっ・・・」

 祐巳は、清子の胸で泣き続ける。 清子の頬にも涙が伝っている。

 そこに、由乃が姿を現した。 
 由乃も憔悴しきった顔をしている。

「祐巳さん・・・。 祐巳さんだって・・・、ついていけばよかった言ったじゃない!」

「由乃さんっ!」 
 志摩子が由乃に駆け寄ろうとする。

「やっぱり・・・、やっぱりついて行けばよかったのよ!」

 由乃は祐巳たちに背中を見せ、病院から走り去っていった。



〜 9月30日(土) 夕方 暗黒ピラミッド前 〜

 魔法・魔術騎士団は、午前中の水野蓉子率いる進入隊のデータを詳細に分析を行った。

 現実の戦闘に参加した佐藤聖の口から、どのような状況であったか聞きたいところであったが、進入隊の救助は一刻を争う。

 聖のそばまで行った探査ロボットの映像で、第3の部屋の床が抜けどこまで続くかわからない穴が開いていることも確認されていたため、
500mの鋼線と人一人が乗れるゴンドラを装備したウィンチ車が用意された。

 救助に向かうのは、剣士3名、魔法使い6名、ウィンチ車3台(運転手3名)のパーティである。

 今回は、祥子の使った魔法のうち、『ポイント・ミー』の呪文は不要であるため、その他の6つの魔法を6人の魔法使いで詠唱することでピラミッドに進入するのだ。

「小笠原祥子さん、一人で7呪文詠唱とは・・・。 6人必要、いやあの時点では7人の魔法使いの仕事を一人でこなしたのか・・・。 あらためて天才の力量というのを思い知らされる」

「はい。 稀代の魔法使いといわれる小笠原清子様の一人娘。 さすがと言うほかないでしょう」

「それに、他の薔薇十字所有者もすべて一騎当千。 必ず無事救い出して欲しい!」

「わかりました! では出発!」

 入口付近で、集められた6人の魔法使いがそれぞれ割り振られた呪文を詠唱する。
「『スコージファイ』  (瘴気を祓いこの場を清めよ!) 『インペディメンタ』 (瘴気の蔓延を妨害せよ!)・・・・」

 魔力により瘴気を防ぎながら、救助隊が出発。
 そして、20分後、第3の部屋に到着した。
 早速、一台のウィンチ車から地下に向かって照明をつけたゴンドラが降ろされる。
 10m・・・20m・・・そして、300mを超えたとき、ゴンドラに装着したセンサーに底に到着した反応が現れる。

「約300m。 かなり深いな・・・」
「『ソノーラス』 (声よ拡大し遠くまで届け)」
 魔法使いの一人が拡声呪文を唱える。 

「誰か居ないかー!!!
「おーい!! 返事してくれーー!!」

 そのとき、地下に到達していたゴンドラの鋼線が急に引っ張られる。
 重いウィンチ車が、その力に負け、地下へと続く穴に、ズズーーッと引きずり込まれそうになる。

 あわてて、ウィンチ車を操作し、バックさせようとする騎士団員。

「何か居る!」
 騎士団員の悲鳴が響く。
 500馬力ものパワーを持つウィンチ車がこらえきれない。
 10秒ほどその場に耐えていたウィンチ車であったが、ついに地下に引きずり込まれた。
 車両を操作していた騎士団員は直前に間一髪飛び降り難を逃れた。
 その直後、300m下に落下した車両が轟音とともに爆破した。

 この映像は、同時に地上の騎士団のモニターでも確認できていた。

 これでは、救助が行えない。 ゴンドラで救助隊が地下に降りたとたん魔物の餌食になるのは明白だった。

「やむをえん・・・・。 本日は捜索を打ち切る。 ただしウィンチ車はそこに置いておけ!」
 そう決断した騎士団長は、真っ青な顔・・・悲痛な声で呻いた。



10月1日(日) K病院 朝9時

 K病院のロビーには、小笠原清子、福沢祐巳、藤堂志摩子の3人と、騎士団員の姿があった。

 病院の面会時間が9時からなので、この時間に3人と騎士団は待ち合わせをしていたのだ。

「佐藤さんは本当に回復しているんでしょうか?」
 騎士団員が心配そうに清子に問う。

「ええ、大丈夫だと思いますよ。 昨夜はご両親が付き添いで残るとおっしゃっていましたので、今頃は3人で病室に居るでしょう」
 清子は安心させるようににっこりと笑って答える。

 清子自身は自分の娘である祥子の心配で眠れない夜を過ごしたのだが、さすがに不安げな顔を騎士団員に見せるわけには行かない。

(おかあさまは強い。 おばばさまの教え、こんなとこでもわかる・・・)

 祐巳はにっこりと微笑む清子を見ながら感じていた。
 祐巳は祥子の心配と、昨日の由乃の様子に心を痛めていた。
 そしてやはり何度も後悔するのは、『自分がついていけばよかった』 と思ってしまうこと。

 ついていかないことが正解だ、と一度は答えを出したのに、やはりこのような状況になってしまうとその答えは間違っていたのではないか、どうしてもそのように考えてしまうのだった。

(わたしは、 『守りたい』 って思っていたはずなのに、いつも 『守られて』 ばかりいる)

 祐巳の隣では、志摩子が祐巳の様子に心を痛めていた。

 志摩子自身が一番祐巳の心の葛藤に気付いている。
(私は、祐巳さんの 『守護剣士』。 でも心の奥底まで守るだけの力量がない・・・)

 志摩子は昨夜の祐巳の様子を思い出す。

 ベッドで眠っていたはずの祐巳が突然悲鳴を上げて飛び上がる。
 9月の終わりなのに、びっしょりと汗をかき、真っ青な顔で起き上がるのだ。

 志摩子はその都度祐巳に付き添い、着替えを手伝ったのだ。

「ごめんね・・・志摩子さん。 わたし・・・。弱いね・・・」
 飛び起きるたびに祐巳は志摩子に謝った。

 それが、昨夜一晩に5度も。
 涙だけはこぼさないように、そうしている姿が痛々しかった。

 そして、病院に出かける時間になると祐巳はお化粧をした。
 隠し切れない顔色の悪さを隠すために。



K病院 最上階 個室

 祐巳たちが聖の入院している個室に着いた時、部屋の中から話し声が聞こえてきた。

「母さん、父さんまで。 どうしたの?」
「娘の心配をするのは当然でしょう? どう、痛みはないの」

「あ、聖さま、起きてるみたい」
 祐巳がやっと安心したような顔になる。 そして、ドアを軽くノックする。

「はーい、どうぞ」 聖の母親の声。

「「「失礼します」」」
 聖の部屋に、祐巳、志摩子、清子、騎士団員の順に入ってゆく。

「祐巳ちゃん、志摩子! それに清子様、ごきげんよう」
 聖は少し驚いた顔で入ってきた人々を迎える。

 ベッドの横では、聖の両親が立ち上がり、清子たちに深々と頭を下げる。
「昨日はありがとうございました。 おかげさまで聖も無事に目を覚ましました」

「いえ、当然のことをしたまでですから。 聖さん、おかげんはいかが?」
 清子は聖の両親にこたえ、聖に言葉をかける。

「はい。 もう痛みもありません。 ・・・清子様、申し訳ありません。 祥子が・・・」

「いいえ、いいのよ。 祥子も覚悟の上でのぞんだことですもの。 
 それは蓉子さんたちも、それにあなたも同じでしょう?
 なにも責任を感じることはないわ。 
 気分が楽になってからでよいのだけれど、昨日のことを話してくださるかしら?」

「はい。 すべてお話します。 祐巳ちゃん、志摩子、ありがとう。 あなたたちが私の背骨を治してくれたんでしょ? あなたたちもこの話、聞いて頂戴」

「はい、聖さま、お願いします」

 聖は昨日のピラミッド内での出来事、魔王・ベリアルとの戦闘のこと、そして最後に自分を守ってくれた風の妖精のことなどを語り始めた。



 聖の病室の前で、由乃は聞き耳を立てていた。
 昨夜は、令の事が心配でほとんど眠れなかったのだ。

 それに、最後に祐巳に向かって吐き捨てた捨て台詞。

 由乃にもどうしようもなかったのだ。
 祐巳の責任ではないこともわかっている。
 自分自身が弱いからだ、ということもわかっている。

 でも、令のことを心配するあまり、ついつい口をついて恨み言を言ってしまった。

(わたし、最低・・・)
 由乃は思う。
(祐巳さんに謝って・・・。聖様にお話を伺って・・・。そしてこれからのことを考える!)

 決心のついた由乃は、『よしっ!』 と握りこぶしを作り、聖の部屋のドアをノックする。
 潔いところも由乃の美点であった。



「ごきげんよう! 失礼します!」

「「由乃さんっ」」
 祐巳と志摩子が驚いた顔で由乃を見る。

「由乃ちゃん・・・」 
 聖はすべてを悟ったかのような顔で由乃を見つめ、
「由乃ちゃん、令のこと、ごめんね。 でも、全部ちゃんと話すから。 最後まで聞いて」
 と、優しく話しかける。

「はい。 申し訳ありません。 祐巳さん、昨日はごめんなさい。 わたし・・・言い過ぎた」
 由乃は祐巳に向かって頭を下げる。
「由乃さん、いいの。 わたしも・・・わたしのほうこそごめんね」

「うん。志摩子さんも、清子様もすみませんでした。 わたしにも聖さまのお話を伺わせてください」

 リリアンの次代を担う3人の1年生。

 祐巳、志摩子、由乃の3人が聖の前に座る。

(この子達・・・。この子達も覚悟を決めてきたのね)

 清子は3人を見つめながらそう思っていた。



 聖の話が終わる。
 そして、同行していた騎士団員から、今度は聖の知らない話が報告させた。

 救助隊の行動についてである。

「佐藤さんを救助した後、騎士団では救助隊を編成してピラミッドに進入しました。
 そして、第3扉のあった部屋から地下に向けウィンチ車でゴンドラを降ろしました・・・」

 騎士団員から、昨日の救助失敗の状況が報告された。

 聖は予測していたこととはいえ、がっくりと肩を落とす。

「そう・・・ですか。 声が返ってこない、そして、地下には何者かがいる。 その者は数トンもあるウィンチ車を引きずり込むことが出来るパワーがある、そういうことですね」

「はい。 この状況では騎士団に救助の方法が思い浮かばない・・・。
 無理に進入しても魔物の餌食になるばかり・・・。 そういうことです」

「わかりました。 やはり私が行きましょう」
 聖は穏やかな顔で言う。
「わたしなら、魔界の瘴気も平気です。 わたしは 『かぜ』 ですからシルフィードが守ってくれます。 きっとみんなを探してきます」

「「「聖さま!」」」
 聖の決意の言葉を受け取った3人の1年生が聖につめよる。

「わたしたちも行きます! 一人は危険です。 それに私はもう後悔はしたくない!」

 しかし、聖はゆっくりと頭を振る。
「ダメだよ、君たちは未来のリリアンの希望なんだ。 蓉子たちを救うのは私の役目だよ」
 諭すように3人を優しく見つめる聖。

「んー! もう黙っていられないっ!」
 おとなしくこれまでの話を聞いていた由乃が急に立ち上がり、ビシッと聖に指を突きつける。

「いつまでもお子様じゃないって言うの! 私たちだってやるときはやりますっ! それに・・・どうだ!」

 由乃は、聖に突きつけていた指を、 ぴょん、と軽くはじく。

「あ・・・」 
 おでこを由乃につつかれた聖は唖然として由乃を見る。

「ほらっ! 今の 『一本』 ですよね! 聖様、わたしが聖様から一本取ったら薔薇十字への道を教えてくれると約束したじゃないですか!
 約束は守ってもらいますよ!」

「「由乃さん、でかした!!」」
 祐巳と志摩子が笑いながら聖を見る。

「聖さま、わたしたち、薔薇十字所有者になります。 道をお示しください」
 
 3人の1年生が聖の前に整列して頭を下げる。

「聖様、ごめんなさい」 
 由乃だけは少し顔を赤らめて聖に謝る。
 さすがに、上級生に凸パッチンはないだろう・・・。

「参ったな・・・」
 聖はぽりぽりと頬を掻く。

「聖さん」
 清子も覚悟を決めた顔で聖を見る。

「事、ここにいたってはもう他の方法がありません。 小笠原も騎士団も最大限の力を尽くします。
 この子達に力を貸してあげてください。 
 ・・・ 祐巳はわたくしの自慢の娘なんですよ。 この子達なら大丈夫。 あとは妖精王にお任せしましょう」

 聖は清子を見つめる。

 大事な一人娘の消息が知れない。 その上でもう一人の・・・本当の娘以上に可愛がっている祐巳をその危険にさらす覚悟をしている母親。

 その厳しくも強い決意の言葉に聖は打たれた。

「わかりました。 では妖精王へ続く扉に行きましょう」



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