うp主からのコメント:誰ですか、こんなキーを入れたのは? 百合描写ありで書いちゃいましたよ(おいおいおいおい)
山百合会より映像が流出し動画サイトで閲覧可能になっていた。気づいた山百合会では犯人探しが始まった。
「図書館のコンピューターが使われたそうよ。ここまでわかったらもう時間の問題よね」
志摩子の言葉に乃梨子は激しく動揺していた。
「乃梨子、どうしたの?」
「……なんでもありません」
「私はあなたのお姉さまだから、妹のことは知っておかなくてはならないのよ」
「……私がやりました」
衝撃の告白を受け乃梨子への事情聴取が始まった。
「私がやらなければあの動画が闇から闇へ消えてしまうのかと思うと耐えられなくて」
同時に乃梨子の無罪を支持する署名活動が始まった。
「生徒の八割が支持しているんです。罪に問うべきではありません」
いよいよ処分発表という時に闖入者があった。先代紅薔薇さまだった。
「この動画は、何なの?」
薔薇の館。
祐巳「瞳子、この前貰ったハーブティーは?」
瞳子「申し訳ありません。(自分のカップを指し)これが最後でした」
祐巳「じゃ、それちょうだい」
瞳子「えええっ、く、口つけちゃいましたけど……」
祐巳「大丈夫。私、変な病気とかないから」
瞳子「そういう問題では――」
祐巳は瞳子のカップをひったくってハーブティーを飲む。
祐巳「ん?」
祐巳は瞳子にいきなり口づけする。
祐巳「思ってたより大人の味だったから返すわ」
流出した動画だった。
「乃梨子ちゃん! 流出させた責任を取って瞳子ちゃんの部分をCGで私に加工しなさいっ!」
「お言葉ですが祥子さま、直接口移しをなさった方が早いのでは?」
「いいから、言う通りにしなさいっ!」
「ひっ!」
以来、乃梨子は動画修正作業のため薔薇の館に缶詰めになっているという。