解説書２
【No:3157】【No:3158】【No:3160】【No:3162】【No:3170】
【No:3171】【No:3174】【No:3177】【No:3183】【No:3187】
【No:3196】【No:3205】【No:3233】【No:3249】【No:3288】
【No:3327】【No:3380】【No:3397】【No:3443】【No:3464】【No:3498】【No:3501】 解説書【No:3505】
【No:3509】【No:3515】 【No:3538】【No:3541】【No:3589】【No:3593】【No:3597】【No:3601】【No:3613】【No:3616】【No:3617】【No:3618】から続いています。
このSSは、前解説書【No:3505】からこれまでの間の解説書になります。
煮え切らない情熱１００％！ これさえあれば些細な疑問も気にならない！
Ｔ２Ｂ全開愉快痛快無料休載常連連載企画微解体ＳＳ！！
※少しだけネタバレを含むので、これから読もうという方は注意してください。
☆
これまでのそこら辺の人達の、更にその辺にいた人達
・一代前の反逆者 久保栞
藤堂志摩子の前に反逆者と呼ばれ、力なき覇業を目指した主人公に等しいカリスマ。黒髪美人。
力なき反抗、暴力を振るわないリリアンの改革を目指した人。
すでにリリアンにいないものの、今でも名を残す彼女の影響はとても強く、緩やかだが確実にリリアンの正義を変えた人物。
たった一年間だけ活動し、現在はリリアンに在籍していない。
現白薔薇・佐藤聖とは色々あった。
・中等部三年生 高知日出美
新聞部内定済みの中等部生。情報関係の未来の主役。案外積極的で可愛い。
中等部生でありながら、新聞部部長・築山三奈子の後ろ盾で高等部に出入りしている生徒。
わざわざ中等部から出張するだけあって、その能力は有能にして優秀である。
能力名 “多目的記憶媒体（スイートメモリー）”
画像、音声、映像を記録する記録媒体の具現化。ただし利用できるのは自分だけ。
・紅薔薇勢力突撃隊隊長“十架（クロス）”
常に眠そうで実は本当に眠い見たままの人。寝癖頭がすでにトレードマークとなっている美人。だらしなさでは他の追随を許さない主人公。
本名「黒須」。事情があって三年の頭から学園祭直前まで前線から離れていたが、めでたく復帰。
温厚で面倒見も悪くないので、人からよく頼みごとをされる。でも強引に事を進めないと自分からはなかなか動かない。だらしないから。
能力名 なし
別名“簡易結界”。人にも場所にも結界を張ることができる。
尚、この能力は前に同じ力を使ったＯＧ“十字架を背負わせる者”の知名度が高く、本名ではなく、どちらかというと“十架（クロス）”の二つ名は前例から来ている。
・紅薔薇勢力突撃隊副隊長“鵺子”
血気盛んで元気が有り余っている人。野生的な魅力があってかわいい。今獣耳業界で最も注目を集める期待の人物で、その注目度はもはや主役級。
リリアンには珍しい、一対多数を得意とする猛者。
好戦的で猪突猛進、嘘がつけないストレートな性格が幸いして、周囲に迷惑は掛けるが不思議と恨まれることは少ない。
特殊にして熱狂的なファンが付いていて、最近になって「猫耳派」と「猫しっぽ派」と「両方兼ねてこそ派」の三派閥に内部分裂して対立するという事件が起こっているが、本人は何も知らない。
能力名 強憑依
動物の力を身体に宿す強化能力。強憑依は、理性をエサにして身体能力を上げていく進化型で、時間と条件さえ揃えば三薔薇よりも強くなると目される。
ちなみに彼女の憑依動物は「黒豹」。
・紅薔薇勢力二年生長“送信蜂（ワーク・ビー）”
非常に落ち着いた人。勤勉で思慮深く、観察眼にも優れた主役クラスの指令役。目立たないけど美人。
立ち振る舞いも立ち位置も目立たない場所をキープし、常に物事を一歩退いて見ている。
そんなスタンスなせいか、同勢力の者より他勢力の者の方が、彼女を高く評価していたりする。
実はかなり強い。
能力名 なし
トランシーバーのように使える通信機の具現化。最大６人まで利用できるが、彼女以外と話すことはできない。
戦闘では、蜂型の具現化武具を飛ばして相手を攻撃する。
・紅薔薇勢力暗殺部隊“�癸粥�
表舞台にいない人。身長、体型ともに平均的で、普通に可愛い。舞台裏は間違いなく彼女達が主役である。
本当に殺すわけではないが、襲われた人物は何が起こったのかわからないという不意打ち専門。
普段は隠密か一般生徒か、という感じでひっそりと過ごしている。
彼女に限らず、暗部の正体を知る者は大抵が彼女らを使役する者だが、ありえないような事情があって幹部数名に顔が割れているという、暗部所属者にしては特殊な立場にある。
能力名 なし
ナイフの具現化。
・黄薔薇勢力副総統“夜叉”
身長１４０台、女子高生としても細すぎる身体から小学生に見える人。かわいい子は軒並み主役なので主役。
何も考えず動く黄薔薇勢力総統“銃乙女（ガン・ヴァルキリー）”の補佐兼参謀として立ち回る、縁の下の力持ち。
見た目に騙される人も多いが、肩書き通りの切れ者にして強者である。
親の会社が倒産しリリアンを中退することになる寸前、彼女のお姉さまの会社と合併し何とか没落を逃れる、という洒落にならないエピソードが縁で、黄薔薇勢力に所属。今に至る。
能力名“完全兵器（ウェポンマスター）”
どこからでも武器を取り出す召喚能力。
・図書室の守護者“鴉”
血の気の多い文学少女。同じ図書好きにとってはまさにヒロイン。正面から見ると整いすぎていて顔が怖い。横顔は文句なしの美人。
休み時間昼休み放課後と、とにかく時間があれば図書室に引きこもる本の虫。
本好きと腕っ節が高じて、毎年存在する「図書室の守護者」に自然と抜擢、その役目を負った。
本と図書室に争いを持ち込まなければ非常に温厚で、彼女の顔をいじる一般生徒も結構いる。
能力名 なし
塗装、塗料の具現化と操作。
●あまり役に立たない用語辞典２
・暗殺部隊
秘密の多いリリアンの舞台裏の、もっとも秘密の部分に住む者達。
元は、力の小さい者が、力が小さいことを利用し始めたことから始まった役職。
暗部は、正確な情報を誰も知らないと言われているほどの徹底した秘密主義を貫いており、正体が割れた時点から暗部から外される。
情報漏洩を防ぐために、基本的に横の繋がりはなく、有事の際の援助や補助も期待できない孤独な任になる。
過去、薔薇さえも狩る凄腕の暗殺者もいたらしいが、その有名な秘密すらも舞台裏の底に沈んでいる。
・折紙絶対防御装攻（インスタント・イージス）
松平瞳子の異能。
ゼウスが娘のアテナに贈った盾で、アイギスとも呼ばれるイージスの名は、ギリシャ神話から来ている。
……と見せかけて、どちらかというとイージス艦の方が由来となっている。
・胡散臭い
情報屋に多い。
・縁
まるで導かれるように出会う関係。
神秘の力だってその辺に転がっているリリアンでは、案外馬鹿にできない概念。
・おっさん
“夢男”周の能力。中身はおっさん。
・勝ち負け
勝負事の白黒。
真の強者は勝利、引き分け、敗北、そして流すという四択を選ぶ。
ただ勝つ、負けるを争っている内は、リリアンでは二流以下であるか、勝ち続ける超一流である。
・切り札
奥の手と同意義。
・“女王を襲う左手（クイーン・レフト）”
水野蓉子の異能。左手に顕現する薔薇の蔦。
左手による接触で相手の力を“削り”、奪うことで成長する植物性質の思念体。
・ＱＢ
鳥居江利子の多用する技。Quiet Bombの略。
空間を圧縮し、解除し元に戻る反動を利用し衝撃を与える。多用するだけあって使い勝手がよく、応用も利く。
・黒いオーラ
福沢祐巳の力の顕現。今までにない異様な色と、異質な力を秘めている。
・黒須さん
紅薔薇勢力突撃隊隊長の本名。二つ名と本名では若干発音が違う。
二つ名にちなんで、リリアンの慣例に漏れて彼女は苗字で呼ばれている。
・けもの、けだもの
主に憑依中の“鵺子”を指す。
先の昼食無差別強奪事件は、後に長く語り継がれる伝説となる。
ちなみに紅薔薇勢力全体からのカンパで、不特定多数への昼食の補償は果たされた。
・超える
二年生が三年生に対して目指すもの。そして二年生がお世話になった三年生にできる最大の恩返し。
・桜草
サクラソウ科の多年草。
久保栞の思念体を駆使して頂点を目指す正体不明人物の二つ名として使われている。
・参閃“杯花”
支倉令の必殺技。木刀による斬撃技の一つ。
略さず言うと「一閃、参の太刀」。名は花札「菊と杯」から来ている。
・死装束
戦闘における体操服のこと。
これを着て望む闘いは、完全勝利か完全敗北の二択しか望まない、という意気込みの現れ。
ちなみに制服時における下のスパッツ着用は、たしなみにして義務である。
・酢こんぶ
最近“鵺子”が夜食としてハマッているもの。“送信蜂（ワーク・ビー）”曰く「気持ち悪い」。
・接近戦
主に手足の届く間合いで闘うこと。
・添い寝
大切な人が傷つき倒れたらやらねばならないこと。「もはや自然なこと」とは“竜胆”談。
・多目的記憶媒体
“記録”に関する異能の総称。
ＵＳＢメモリのようなもので、一括りにされているが様々な形のものがある。高知日出美の異能でもある。
・知恵
リリアンでは指令職、管理職に必要とされるもの。他勢力とは常に知恵比べをしている。
・衝立
大切なもの。できれば向こう側とこちら側の間と、隣と隣の間にも欲しかった。
・手足
手と足。勢力における配下。島津由乃が壊しながら闘うもの。
・遠縁
小笠原祥子と松平瞳子の関係。
・“遠吠え”
“紅蓮の魔犬（ケルベロス）”必殺技。拳の延長線上に放つ炎の衝撃波。
本来なら拳が触れるほど接近して使用するものではなく、避ける相手に対する遠当てに考案された。
・泣く
辛い時、悲しい時、嬉しい時、くすぐられた時、痴態を二回見られた時に出てしまうもの。
・“汝往くは茨の果て”
小笠原祥子の未完成の必殺技。刃が一帯を埋め尽くす。幾万の真紅の刃が薔薇に見える。
・二年生
三年生と一年生に挟まれている学年。上の圧力、下の期待に挟まれ、肩身の狭い想いをしている者もいるとか。
・脱がせる
“神憑”が合法的にやらかす禁断の行為。あの暴れん坊もさすがに嫌がった！
・猫しっぽロマン
しびれるね、とは支倉令の言葉。
・猫耳ロマン
実物として見るとそんなに可愛くないね、とは支倉令の言葉。
・Ｎｏ
いいえ。拒否。ダメです、の意。“宵闇の雨（レイン）”なら言わせないもの。
・這い上がる
島津由乃の奇跡。現在進行中。
・“禁断の死角（パンドラボックス）”
新聞部部員の誰かの能力。異能を“記憶”する箱。容量の問題で戦闘用には不向き。
・日陰
舞台裏のこと。隠密達の活躍現場。
・封印
“十架（クロス）”の得意技。異能を封じること。また、自主的に禁じ手と定めること。
・平気
ベテラン以上の子羊が、辛い時にする顔や態度。できるだけ弱みを見せないのはリリアンの子羊のプライドである。
・放任主義
佐藤聖のスタンス。だから勢力に見捨てられた。
・“マリアさん”占い
“雪の下”にやらせた改造版こっくりさん。女性はとかく占いとか好きなものである。
・耳に氷を詰める
“氷女”が穏やかな表情を浮かべつつやると言われるいやがらせ。良い子は絶対にしてはいけない行為。
・昔
リリアンＯＧが作った逸話は数多くあり、そのどれもが時を食らい成長し、伝説となって今に残る。
想像を絶する事件が記録に記されていたりする。
だが実際は、忍者のアレと一緒で、後世をビビらせるつもりで大げさに記録されている眉唾物のエピソードも多い。
・迷信
奇跡の力がその辺に転がっているリリアンにおいて、オカルトはわりと無視できない概念。
ただし迷信を「本物」にする奇跡の力もあるので、ホラー系の噂はあまり流れないようになっている。
・問題
リリアンでは常に起こっているもの。三割は島津由乃が関係している。
・やられたらやり返す
貸し借りと同意義だが、こちらは怨恨関係から強制力が含まれる場合が多い。
名のある子羊は必ずやらないと周囲に舐められる。
・“揺れる”
小笠原祥子の切り札“回転”使用による現象。過去“巡凶者”という薔薇が使った基礎能力強化技術。
・世論
リリアン限定の世間の声。二つ名持ちとして恥ずかしい行為をすると周囲に舐められる。
特に、山百合会に対する周囲の目は厳しく、これを無視すると正義のバランスは確実に崩れる。
・“烙印”
“十架（クロス）”の“結界”の証。“結界”を張る際に必要不可欠な“結界文様”とはまた違う。
・凛々しい
闘う女性は美しい。そういうこと。
・ルール
リリアンでは暗黙のルールは多い。違反すると予想外のきついペナルティが下されることもある。
・礼儀
主に生意気な下級生に上級生が叩き込むもの。叩き込んでも直らない者もいる。
・肋骨
あばら。左右十二本で内臓を守る骨。ボディを打たれたらまず折れるもの。折れると痛い。
・悪い奴
リリアンにおいては誰しもが善で、誰しもが悪であり、誰が悪いとは一概に言えない人間関係が成り立っている。
・ヲクレ兄さん
百万分の一の確率くらいで妹が放つ不意の一言。だがこの話とは関係ない。
・ンジョモ
かの名作ファミコンソフト「熱血高校ドッ●ボール部」のあふりかチームに登場するキャラ。だがこの話とは関係ない。