【452】 カンタービレバカンス  (joker 2005-08-30 19:29:53)


 放課後、乃梨子に言いくるめられて、薔薇の館に来た瞳子。

「あらら。まだ、どなたも来ていませんのね。仕方ありませんわ。掃除でもして待っていますか」

 最近、流行りの曲を口ずさみながら、さっそく掃除の準備をしはじめる。
 ふと、乃梨子のカップが片付け忘れてられているのを見つけて、お節介な親友が頭に浮かんできた。すると、歌もこう変わってしまう。


♪二条って〜 名字の半分は〜

 ヨウ! ヨウ! ヨウ〜♪

 どうせヨウなら ごきげんなヨウがい い〜♪

 Yo〜〜〜♪


「…瞳子、あんた楽しそうだね……。」
振り向くとそこには乃梨子さんが。

「ののの、乃梨子さん!!?」





「ごきげんよう、乃梨子ちゃんに瞳子ちゃ……ん?」
 祐巳が薔薇の館に入ると、そこには、不機嫌そうな乃梨子と
「ごきげんよう……祐巳さま」
 背中に「中居」と書かれた紙を貼った瞳子がいたという。


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