一昨年は、蓉子さま、江利子さま、聖さまの三人で出場し、予選最終問題で、残念ながら敗退。
去年は、祥子さま、令さま、三奈子さまの三人で出場し、予選半ばで敗退。理由は、祥子さまが人ごみに耐えられなくなったから。
そして今年は、祐巳さま、由乃さま、志摩子さんの三人が出場すると言う事だ。
そうなれば、当然私もだまっちゃいられない。
瞳子、可南子さん、そして私、二条乃梨子の三人が、負けじと参加することに。
はっきり言って、私は結構雑学に強い。そしてそれは、可南子さんも同じ事。
瞳子の力は未知数だが、私達の知識が及ばないジャンルで、何かしら貢献してくれることを期待しよう。
そして私達は今、関東地区予選会場に立っていた。
『それでは第1問!』
来た来た。
やはり、若干の緊張は隠せない。
『セシウム133の原子の基底状態の二つの超微細準位の間の遷移に対応する放射の九一億九ニ六三万一七七〇周期の継続時間を“秒”と言う。○か×か!?』
んなもんわかるかーーーー!!!!