【809】 トップ・オブ・ザ・唯我独尊  (ケテル・ウィスパー 2005-11-06 09:35:11)


小ネタです。
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「はぁ〜………」
「どうしたのよ、祐巳さん?」
「………恋がしたいなぁって………なんで額に手をあてるの由乃さん?」
「いや、”お姉さま命”の祐巳さんが何言い出すんだってつい…ねぇ」
「別にいいでしょ、私が白馬の王子様待っていたって」
「ぅぁ〜、”白馬の王子様”なんて久しぶりに聞いたわ〜」
「ぅぅっ、そう言う由乃さんだって………あ、いるんだっけね、彼氏……」
「ふふん、自分の弟のことを忘れるなんてね」
「うっ、なんか祐麒を人質に取られてる気分…」
「どういう意味よ! で、志摩子さん……なにお腹抱えてるのよ?!」
「ふふふ…だって……特等席で…”つぼみ漫才”なんか見せられるから…」
「「つぼみ漫才ってなに?!」」
「二人の会話」
「言い切ったよこの人は………で? 志摩子さんはどうなのよ?」
「なにがかしら?」
「殿方に興味はあるの? お付き合いしてみたいとか?」
「あ、それ聞きたいな」
「そうね〜、興味が無いと言ったら嘘になるかしら? でも、自分が殿方とお付き合いをしているのを想像出来ないわね。 乃梨子はどう?」
「……そうですね。 白馬の王子様に興味はありませんけれど…」
「『ありませんけれど』?」
「フェラーリかポルシェを国産車並みに走らせる人には興味があります」


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