がちゃS・ぷち

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No.2613
作者:通行人A
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2008-05-05 18:48:19
萌えた:2
笑った:26
感動だ:0

『締めて良いですか』

ケロロのクロスです。
 【No:2525】【No:2580】【No:2583】【No:2584】【No:2586】【No:2589】
【No:2590】【No:2592】【No:2593】【No:2595】【No:2601】【No:2609】
【No:2612】の続編です

企画SS
【No:2598】
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今回の作品は途中で視点が乃梨子から祐巳に切り替わります。





14.出発の日A




祥子さまの別荘に到着すると、一組の初老の男女が出てきた。

初老の女「お帰りなさいませ、祥子お嬢様」

初老の男「お疲れ様でございます。」

祥子「キヨと源助も元気そうね。よかったわ。
   皆、紹介するわね。
   ここの管理をしてもらっている、沢村さんご夫妻よ。」

キヨ「いらっしゃいませ、キヨでございます。
   我が家だと思って、おくつろぎくださいね。」

源助「源助とお呼びください。
   ここの暮らしは、慣れないとご不便なこともございましょう。
   何なりとお申し付けください。」

祥子「2人とも、
   この子が私のプティ・スールの志摩子
   それでこちらが私の親友の支倉令さんとそのプティ・スールで従兄弟の島津由乃ちゃん、
   それから・・・、祐巳ちゃんのプティ・スールの二条乃梨子さんよ」

キヨ・源助「ゆ、祐巳お嬢様の?」

乃梨子「はい、お姉さまが後から行きます。お2人によろしくとのことです。」

祥子「祐巳は4日のお昼頃来るそうよ。」

源助「かしこまりました。改めて皆さんどうぞよろしくお願いいたします。」

キヨ「よろしくお願いいたします。」





とばりが、家に来たのでとりあえず私の部屋につれて来た。

祐巳「それにしても、たった1泊なのにずいぶん大きなボストンバックで来たね。」

とばり「ああ、これですか?
    祐巳って面白いもの好きでしょう?
    信じられないかもしれませんが、
    今家に居候している宇宙人がいて興味を持つかと思って連れて来たのですのよ。」

そう言うと、バックの中からケロロたちをカエルとたとえるなら、
オタマジャクシとたとえるのが妥当ともいうべきものが出てきた。

するとさっきまで隠れていたドロロが出てきて、

ドロロ「タママ殿?」

オタマジャクシのような宇宙人「ドロロ先輩?」

とばり「え?・・え?・・」

とばりは分かってないようだけど、事態を把握した私は、

祐巳「そういう事、ドロロ皆連れてきて」

ドロロ「承知」

それから数分後ドタドタと足音を響かせながら、ケロロたちがやって来た。

ケロロ「おお、久しぶりであります。タママ2等」

タママ「軍曹さん!軍曹さんたちもここに居たんですね」

ケロロ「何はともあれケロロ小隊これにて全員集結であります。
    それでは共めーー」

祐巳「近所迷惑になるから共鳴したら潰すわよ。」

笑顔で言ったら、すぐに黙ってくれた。

タママ「テメー、軍曹さんになんて口叩いてんだワレー。」

そう言って殴りかかって来たので反射的に手刀で叩き落してしまった。
タママはとばりがつれて来たわけだからあんまり酷い事すると怒るかと思って、
そっと様子を伺おうとすると

とばり「タママ、テメー祐巳に掴みかかるとはどういうつもりだ!オイ!!」

タママは締め上げられていた。
どうやら今はひばりちゃんが出てるらしい、
とばりちゃんは多重人格で、普段のお嬢様のような、
いえ、モロ、お嬢様なのだけれど、
それは置いといて主人格でおとなしそうな口調で何気に腹黒いのがとばり、
今出てる、心は純粋だけど短気で気が強いのがひばり、
あと今は紹介しないけど、ことりの3つ・・いえ、3人が私の今知っている人格で、
そろいも揃ってなぜか祐麒と仲が悪かったりする。

祐巳「ひばり、その辺にして、そろそろ行かないと説明会間に合わないよ。
   はやくとばりと変わって。」

ひばり「いけねえ」

後ろでクルルたちが何か言い争っていたが時間がないので急いで家を出た。



【No:2615】へ続く


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