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愛がもう止められない  No.3867  [メール]  [HomePage]
   作者:奏葵  投稿日:2016-09-01 17:31:38  (萌:16  笑:0  感:39
マリア様がみてるif
  太陽と聖女


第一部 −【No:3853】【No:3854】【No:3856】【No:3857】【No:3858】【No:3859】【No:3860】【No:3861】

第二部 −【No:3862】【No:3863】【No:3864】【No:3865】



テストが終わり週末の日曜日。
今回のテストは聖や栞それに志摩子と一緒に勉強した為、割と自信がある。
いつもよりテストが簡単に思えるほどだった。
今日は予定も入ってないし思う存分だらけるぞ、と心に決めた。
そんな休みを満喫しようとしていた祐巳に一本の電話が入った。
学校に行っている栞からである。
電話の内容は急にお御堂の大掃除をやることになったらしい。
そのため、体操服を持ってきてほしいとの旨だった。

急ぎ栞の体操服を用意し学校へ向かう祐巳だった。

以前と同じように私服で学校へ来たが今回は校門前で落ち合ったので問題はない。

「ありがとう祐巳、助かったわ」

「それにしても大変だね、休みの日なのに」

「逆よ、今回みたいな休みじゃないと出来ないの」

テストが終わった休みは一番生徒に時間があるということか。
実際電話が掛かってくる前の祐巳がまさにそれだった。

「ああ、なるほど」

得心した祐巳だった。

それじゃあ、と別れようとした時、栞がある人物に気づいた。

「あら、あれは弓子さん?」

「えっ」

祐巳が視線を移すと確かに弓子がいた。
白い日傘をさし、ゆるやかに結い上げた白髪、上品な空色の着物を着ている。
どうやらバス停に向かって歩いているようだ。

挨拶をしようと2人で向かった。
途中で弓子もこちらに気づき笑顔を向けてくる。

「「ごきげんよう」」

「ごきげんよう、栞さん、祐巳さん」

いつもの習慣の挨拶を交わす。

「どちらかにお出かけですか?」

「ええ、古い友人の所にね。居所が分かってこれから会いに行くところなの」

「そうでしたか」

「昔、些細なことでけんかをしたの。仲直りしにいこうと思って」

そういえば弓子さん、先日「誰かに会いたくなった」みたいなことを言ってたような気がすると思い出した祐巳だった。

「素敵な傘ですね」

日傘を見て栞が呟いた。

「最後にあの人にあった時、差していた傘なの。ずっと捨てられなかった」

弓子さんはメリーゴーランドのように、日傘をクルクル回した。

「あの日に言えなかった『ごめんなさい』を、これから言いにいこうと思って。あの人は、何て言うかしら?」

「許してくれますよ。今の弓子さんの表情を見ていれば分かります。とても仲が良かったことが。あちらもけんかをして気にしていたと思いますよ」

栞が即座に答えた。
その答えに弓子は笑顔を向け

「ありがとう、栞さん。そう言ってくれると勇気が湧くわ」

そう嬉しそうに言った。

「場所は遠いのですか?」

祐巳はそんな弓子に気になっていたことを聞いてみた。

「いいえ、都内だからそれほどでもないわ」

「でしたらお供しましょうか?今日は私予定もないですし」

7月に入っており流石に気温も高い。やはり年齢もあり心配になって聞いてみた。

「そう?それじゃあお願いしようかしら。実は少し不安だったの」

やはり少し不安があったのか申し出を快諾した。

「栞ちゃん、そういうことだから家に連絡お願いね」

「ええ。祐巳もしっかりね」

「うん」

そうこうしているうちにバスが来たようだ。

栞が見送り、2人がバスに乗って行った。

バスに乗り込んだ2人だが祐巳が昔のリリアンの話を質問して弓子が答えると言った感じであった。
久しぶりに昔の事を語る弓子も楽しそうであった。

バスを何回か乗り換え目的の駅に着いた。

近くの交番で場所を聞き、目的地に移動する。
そこは大通りから一本中に入った閑静な住宅街。
道の突き当りに都内にあってはやはり豪邸と呼べるほどの広い敷地にその洋館は建っていた。

「大きいですね」

祐巳の素直な感想に

「そうね、大きいわね」

弓子も同意した。

流石に弓子さんの話に参加するわけにはいかず、私はこれからどうしようかと悩んでいると時、黒塗りの車がこちらに向かってきた。
丁度、祐巳の横で止まった。
不思議に思っていると車の窓が開いていき、最近聞いた声が聞こえてきた。

「祐巳?何故ここにいるの?」

「あれ?祥子さま」

車に乗っていたのは図書館で出会った祥子さまだった。
車から降りて祐巳の横に立つ。
そんな祥子を見て一番驚いていたのは弓子だった。

「彩子さん」

「「えっ」」

2人の声が被った。

「ごめんなさいね、あまりにも似ていたから」

「いえ、彩子は私の祖母です」

「そう、彩子さんのお孫さん」

そう言って弓子は懐かしそうに祥子を見る。
気恥ずかしくなり祐巳に聞いた。

「祐巳、こちらの方は?」

「池上弓子さんと言って彩子さんに会いに来ました」

「あら、ごめんなさい自己紹介もしなくて」

「いえ、お気になさらないで下さい」

するともう1人車に乗っていたらしくその人も降りてきた

「どうぞ、中にお入りください。母も待っていますので」

どうやら祥子の母らしい。


祐巳も一緒に中に通されてしまった。
家に入るまでの間4人は自己紹介と経緯を語った。
弓子は言うまでもないが祐巳は付き添いであること。
清子と祥子は彩子の趣味の園芸の手伝いらしい。
庭には庭師がいるが趣味で小さな温室を作っていて、
それだけは昔から自分でやっているらしい。
だが最近は体の弱りもあって清子や祥子が手伝うことが多くなっており
今日もそれで来たようだ。

中に通されて彩子と自己紹介する。
その後、祥子に連れ出された。
祐巳自身、お邪魔したら悪いなと思っていたので良かった。

「手伝ってもらっていいかしら?」

どうやら今日はポットで植えている花をプランターに移すようだ。

「はい」

こうして2人で温室へ向かった。


祥子から作業を教わって2人で協力しながら進めていく。
談笑も交え2人の世界が出来上がっていた。
祥子自身こんなにも楽しい植え替えは初めてだった。


幾許か時間が経過しただろうか。
3人は様子が気になって見に来ていた。
そこには当然ながら作業をしている2人がいた。
だがそこには彩子と清子が知っている祥子はいなかった。
そこにいたのはとても穏やかに微笑み談笑しながら作業する祥子であった。

「驚きました。あの祥子さんがあんな表情で笑うなんて」

「そうね、でも嬉しいわ。孫の笑顔が見れて」

「そうですね。祐巳ちゃんか・・・」

「どうかしたの?」

「いえ、祥子さんの姉妹(スール)になってくれないかなと思いまして」

「ふふ、それは野暮よ。私たちの出る幕ではないわ」

そこで弓子が口を挟んだ

「あの2人なら何もしなくても大丈夫と思うわ」

「そうね、私もそう思うわ」

そんなことを言いながら3人は温室を後にした。



「ありがとう、それとお疲れ様」

全ての作業が終わり祥子から労いの言葉が掛けられた。

「始めると楽しかったのであっというまでした」

そう言いつつ祥子に笑顔を向ける。
その笑顔を見惚れつつも頬に土が付いていることに気づいた。
おそらく土の付いた手で顔を触ったのだろう。

「祐巳、頬に土が付いているわ」

「えっ、どこですか」

「待って」

慌てて拭こうとする祐巳の手をやんわりと制した。
祐巳の顔を上げさせ取り出したハンカチで優しく拭いてあげる。
その間、この前の図書館のように見つめ合う形になった。

「はい、拭けたわ」

「あ、ありがとうございます」

少し照れてしまい俯き恥じらいながら礼を言う祐巳。
その祐巳をある種の熱の籠った視線で見つめる祥子だった。


その後は歓迎と慰労を兼ねてお茶とケーキが出されたのでしっかり頂いた祐巳であった。

祥子と祐巳が合流した後、少しお茶会をしてお開きになった。
帰りに関してだが小笠原一家が譲らず送ることで押し切られた。
これには弓子も祐巳も苦笑するしかなかった。

別れるときにまたお茶会をしましょうと約束し解散となった。


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【あとがき】
ストパニ(アニメ版)の温室でのやり取りが書きたくてこんな感じになってしまいました。
いつかマリみてとストパニのクロス物を書きたいとは思っています。

スパム増えてきたので一度削除しました。
お返事いただいた方々には申し訳ありません。

vertigo > 祥子様が若干柔らかいですね。TV版だと「まだいたの」はさすがにどうかと感じましたが (No.77399 2016-09-20 23:06:32)
柚子 > 1話から一気読みしちゃいました!面白です!次回も楽しみにしてます (No.77400 2016-10-02 05:02:13)
saxuality_660 > うぅ…続きが読みたいよぅ( ノД`)… (No.77402 2017-03-27 19:43:30)

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