【131】 黒由乃危険な一日戦争  (鯵 2005-06-30 01:34:35)


由乃「ケッ・・・喧嘩は両成敗!!私を殺ればあなたも死ぬのよ!!」
乃梨子「ふっ、心置きなく死んでください」
―乃梨子、仏像で由乃を撲殺しようとする―
由乃「きゃーっ!」

バギュイン!!!
―乃梨子、仏像をふっとばされそうになる―
乃梨子「ん!!」
志摩子「はーはー。なんて娘なの。銀杏で仏像が射たれても手放さないなんて」
乃梨子「志摩子さん・・・瞳子・・・」
由乃「藤堂志摩子!!」
桂「志摩子さんあんまり無理をすると」
志摩子「・・・・・・・・う・・ごふ。ごほごほ」
桂「志摩子さん!」
志摩子「ふーーばかな娘ね。姉よりも先に死ぬ妹があるの・・乃梨子」
乃梨子「し・・・志摩子さん・・・」
―見つめ合う乃梨子と志摩子―
志摩子「銀杏を・・・」
桂「・・・」
―銀杏を由乃にむける志摩子―
由乃「ひ!!」
志摩子「どうしても殺るといならこの志摩子が由乃さんを射つわ!死ぬのならこの役立たずで十分よ!!」
―目を見開き志摩子を見つめる乃梨子―
志摩子「私はかつて理科の時間、先生から習ったわ。月は日の光を受けて初めて光り輝けると。乃梨子・・・あなたはその日の光だったわ。私というひ弱な月を照らさないで・・・」
―虚空を見つめ昔を思いやる志摩子―
志摩子「いつもあなたは勇気を与えてくれた。そんなあなたが不幸な道を歩むのをみてはいられない」
由乃「あ・・うああ・・・」
志摩子「由乃覚悟!!」
ドバン!!
―銀杏が由乃に向かう―
バキッ!!
「ほげ!!」
―乃梨子のこぶしが銀杏の前に由乃の顔にあたり、銀杏が由乃をかすめていくー
志摩子「の・・・乃梨子」
桂「の・・・乃梨子ちゃん」
―空を見上げる乃梨子―
乃梨子「志摩子さん・・・月はいいなぁ。月がなければ私なんかとうに闇夜に迷い果ててました・・・」
―月を見上げる志摩子―
志摩子「乃梨子・・・」
瞳子「・・・・・・」
―月をを見上げ続ける乃梨子と志摩子―
瞳子「涙がこぼれるのを辛抱してるのですわね・・・お月さまなんかながめて」




由乃「なんなの!なんなのよ!!これは!!(怒)」
乃梨子「あっ。何するのですか由乃さま!ひとのノートなんて漁って」
由乃「け、剣道部お休みになったからお姉さまと薔薇の館のお掃除していたら乃梨子ちゃんのかばんが落ちて中身が出たのよ!!」
乃梨子「だからってひとのノートを見るなんて・・」
令「ごめん乃梨子ちゃん。・・・止められなかった(泣)」
由乃「れ〜い〜ちゃ〜ん!!(裏切り者)み、見えちゃったものはしょうがないじゃない!そんなことはどうでもいいのよ!!花の慶次のぱくりで、あまつさえ乃梨子ちゃんが慶次役というのはまあ乃梨子ちゃんが書いたのだからまあいいわ。でも、私が四井主馬・・・こんなひどい役なのよ!!・・・まだ、モブの桂さんのほうがましだわ」
令「花の慶次・・・由乃も持っていて貸してくれたのよね。・・・主馬って慶次を付け狙うんだけど結局、殴られたり、馬に蹴られたり、腕を切られたり、ふんどし一丁で逆さ吊りにされたりするんだったよね?」
由乃「(ギロッ!!)」
令「ご、ごめんよぅ(泣)」
由乃「乃梨子ちゃん、なんで私が主馬役なのよ!なんか、恨みでもあるの!?」
乃梨子「(ないこともないけど・・)ぴったりあう人がいないので由乃さまを使ってしまいました・・・」
由乃「だ・か・ら、なんで私なの・・」
令「乃梨子ちゃん!!」
乃梨子「は、はい。黄薔薇さま」
令「・・・このお話、由乃もそうだけどどのキャラも無理があるよね?」
由乃「令ちゃん・・・」
乃梨子「・・・はい」
令「・・・・・・だが、それがいい」
由乃「いいわけあるかぁ!!ふざけるなぁぁ!!!」
令「あああっ、掃除したばっかりなのに暴れてないでぇ。由乃ぉぉぉ(泣)」
乃梨子「は〜。(こうして黄薔薇忍軍は内紛によって滅びたのだった)」


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