【No:1443】の続きーー♪
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・・・ずんずんずんずんずんずんずん
「納得いきませんわ!!」
ずんずんずんずんずんずんずん・・・
「なんだあれ??・・・・っとそうだ!!よぉぉ〜〜〜しぃぃぃ〜〜〜のぉぉぉぉぉぉ!!!!今行くよ〜〜〜!!!!」
ーその30分前ー
「祐巳さんのこと、好きなのね?」
「なっ!・・・・」
「違う!!そんなことない!!私は・・・わたしには・・・」
「好きになる資格が無い?」
「・・・っ!!」
「くっくっく・・・さっき言ったばかりなのに(笑)百面相、出てるわよ。」
見透かされていた。私の考え全てが。そういえば聞いたことがある。プロのカメラマンは・・・(中略)・・・と言うことは蔦子さんはその領域に達しているのだろうか。私の心の中の汚いところ全てを見透かされているみたいで・・・でも、だからだろうか、いつもは隠している自分らしさが出せる気がする。
「私は・・・私は祐巳さんを好きでいいのかな?こんな私でも祐巳さんを好きでいいの??ねぇおしえて!私が祐巳さんを好きなことって・・・・」
かわぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!そんな上目遣いで涙交じりで・・・濡れそぼった子猫のような目で見ないでぇぇぇ!!!・・・・・っと・・・・やはり、薔薇の館のメンバーは化け物だ。いつのまにやら由乃さんをこの手に抱いてしまっているではないか。ってかやわらけーし。あ〜〜お持ち帰りしてーなー。っく!!このまま抱いていたいけども、このままじゃおかしく思われてしまう。クールに、クールにクールに・・・
「由乃さん、あなた別に汚くなんてないわよ。」
「だって!!・・・だって!!!」
「由乃さんが汚いなら世界の8〜90%は汚いわね。(笑)そしてその90%は誰かを好きになっちゃあいけないわけだ。世界が滅びるのもすぐそこね(笑)」
「・・・っぷ・・・きゃはははは。」
【カシャッ】
「やっぱり笑ったほうが可愛いわね。さっきの返すからこっちを発表会で展示してイイ??」
「・・・っ!!」
「その顔もいいねぇ。」
ったったった がらっ
「べ〜〜〜っだ!!」
いいんだ。私は祐巳さんを好きでいいんだ!!待ってて祐巳さん!私・・・私!!・・・
走る私。このまま祐巳さんの下へ・・・・・っとその前に・・・・ニヤリ
あ〜〜あ。もしかしてライバルを増やしただけかなぁと思う。でもあんな由乃さん見てたらほっとけないしなぁとも思う。かわいかったしなぁ。あれがツンデレってやつなのかもしれない。さすが薔薇の館の最終兵器だわ(笑)これで薔薇の館も安泰かな、なんて私はいったい誰なんだっての。一人ツッコミも冴え渡る。うん。私クールだわ。なんて思ってたら急にドアが開いて・・・
「私、蔦子さんにも負けないから〜〜!!知らないわよ〜〜。強敵復活って感じね(ウインク)」
ったったったったったったった・・・・・
あ〜〜あ。負けそう(笑)でもいいんだ。私も負けたくないしね。頑張るだけだし・・・・それになにより、今回はいい被写体も見つけたしなぁ。ごっつぁんですって感じだわ。いい写真も取れたし・・・ね!ホントに発表会で展示したいなぁ・・・・。まぁいいや。多分由乃さんも許してくれるだろう。今度ちゃんとお願いしてみようっと。って・・・私もクラスに帰らなきゃじゃん。
このとき、私はわからなかった。この後、ここ保健室で起こる悲劇的な出来事を・・・。同じ薔薇の館のメンバーでありながら、何故か存在を忘れられるあの人のことを・・・
よぉぉぉぉぉぉしぃぃぃぃぃぃぃぃのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!(号泣)
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続きです。とりあえず、由乃さん救済終了。あとは祐巳さんだ!!がんばります。
令ちゃんの救済??なにそれ??(笑)いやいやいや、だれかやってくれるでしょう。期待して、待て次号!!