*タイトルなんかねー*の続きの続き。
今俺は訳もわからず射撃の練習に励んでいる。
指導官らしき人物が言った、「足を肩幅ぐらい開いて、腰を軽く落とし、銃を構えたら脇をしっかりと閉めて、銃口は的に向ける、後はトリガーを思いっきり握れば弾は出る!!」
うるせーそんなことはわかってんだよ、モー何日同じこと言いやがるこの糞教官が!そんなことを思いながらここ三日間を過ごしていた俺。
三日前始めて銃を手に持った、最初はなんて重いんだと思った、そんなのは今はモーなれた。
そうだ!三日前俺は始めて銃を持ったんだ、いきなりおっさんが俺にライフルを渡した、そして俺はこんな変なとこにいすわるよーになった、漫画みたいな話だ。
あの日、俺はこの団体に違和感を感じなかった、ライフルを受け取った後、俺に部屋を案内してくれた子供、7、8歳ぐらいにしか見えなかったガキだった、そして、俺と近い年の奴はここには何十人といた、その子らはほかでおきた鳥どもの起こした爆撃の生き残りらしい…ほかにもあんな最悪なことがおきていたんだと、俺はその時初めて知った、そして、ほかの奴らもみなその被害者だってことも…。
世の中不幸なのは俺だけじゃないんだなーと思い知らされたのも覚えている。
ここの詳しいことは知らない、どっからこんな銃器、食料、燃料など、最低限生活に必要な物、そして今にも戦争ができそうな物は取り寄せられているのかなどは知らない。
まー今苦しまずにいられればそんなことはドーでもよかった、だけど俺の頭には昔先生が言っていた言葉が頭をよぎっていた、人は必ず良い事、悪い事は五分五分に起こると、どちらかと言えば悪い事のほうが多く起こる傾向にあると…不安だ。
そんなこんなでドーにか今まで過ごしてきた、これから先いったい何が起こるのだろうと上の空で休憩室で休んでいた俺に肩をたたいた奴がいた。
「なに気取ってんだよ。」
笑いながら三人組みに話しかけられた、そいつらは俺と同い年の奴らだった、今どき風な奴が一人、オタクっぽいのが一人、背の低いのが一人だ、そんで三人とも男だ、そして俺は返答した。
「なんでこー話しかけてくれる奴が女の子じゃねーかなー!!」
三人は笑った、俺も笑った、それからくだらない事をダラダラと話して時間を過ごした。
あーこんな時間がいつまでも続きならきっとまだ幸せなんだろーなーと、時折思った。
次の日の朝、眠いでもいかなきゃ殴られる…そんな事を思いながらいつもドーり飯食って、射撃場に向かっていた、すると突然、一回、二回、三回と俺の目の前に赤い光が横切った、そして今まで眠かった俺の脳味噌に染み渡る警報のサイレンが鳴り始めた。
ウゥウゥゥウゥゥゥゥウウ〜♪
何が起きたかわからず急いで射撃場に向かった、そこには昨日の三人やほかの奴らもいた。
指導官らしき奴があわてて来た、きたそうそう息を整えて言いやがった。
「これより君たちには出動してもらう、初めての実戦だが、心配はいらん、この数日間びっちりと射撃の練習をしてきたんだから大丈夫だ、さー私についてきなさい。」
そーいって教官は歩き始めた。
「ふざけんな!数日間?はぁっ!!俺は三日間しかやってねーっつの!!!」って言いたかった、だがそんな空気じゃなかった、周りの奴らは今にも悲鳴を上げて敵陣に突っ込みそうなオーラをかもし出していた。
ゆーの忘れてたがこれから俺の町を爆撃した鳥どもに会いに行く、戦争だ。
教官のあとを歩いていくと、俺が始めて来た倉庫、ライフルをはじめて握った倉庫、ココに厄介になる第一歩の倉庫に来た、そこには俺をココまで連れてきたおっさんがいた、そのおっさんが言ったこれからチームを作る、そーいって好き勝手にチームを作り、その後俺らに防弾ジョッキにライフルを渡した。
俺はおっさんと仲の良かった三人と一緒だった、それぞれ五人一組のチーム編制だった。
そしてみんなこの倉庫の奥へと向かった、始めて来た、奥は一面真っ黄色の部屋だった、なんじゃこりゃと思いながらエレベータに乗った、上に行くともともとはどっかの会社のビルだったみたいな風景だった。
それぞれ順番に外に出て行く、そろそろ俺らも出発だ、このシーンと静まり返ったところで俺は一人叫んだ、「ヨシッ!!」なんのよしだかわからないが言ってみた。
いよいよ外に出る、今までの俺とは違う、これから新しい俺になるんだ、ニュー俺になるための第一歩だそー俺に言い聞かせておっさんの後を追って外へと向かった。
なんか長ったらしくなってしまった。呼んでいただいた人には感謝感激雨アラレっスね!