もちもちぽんぽんしりーず。超外伝。
【No:1868】の激裏話。
「はい。」
沈黙
「はい、OKでーす。」
「恵美さーーーん、この後何かあります?」
カーテンによって仕切られた控え室に首だけ突っ込んで聞いてみる。
「何も無いわよ。」
苦笑いを浮かべていた。
心の中でガッツポーズ。
「飲みに行きましょう。」
「収録中ちらちら見ていたのはそれ?」
腰に手を当てて、ちょっと呆れている御様子。
「・・・はい。」
子供っぽいのは分かってる。
でも、「仕方ないじゃない!!」と言えるほど子供でもない。
「駄目でしょ、仕事中はきちんとしないと。」
私の方に歩いてくると、頭をぐしゃぐしゃされた。
頭だけ出してるものだから、無抵抗でぐしゃぐしゃ。
「あー、せっかく直してきたのに。」
天然パーマだから、アイロン使って真っ直ぐにしてきたのに。
「まぁ、私も期待してたんだけどね。」
「え?」
ぐしゃぐしゃする手から逃れた直後に聞こえた声に恵美さんの顔を見た。
「次から利奈ちゃんとか麻美子ちゃん来るし、しばらく一緒って無いじゃない。
それに今日なら2人っきりだしね。」
「はい。」
あんまりに嬉しいせいか、言い終わる前に返事をしてしまった。
しかも、首まで振って。
「くすくす。髪を直したら行きましょう。佳奈ちゃん。」
あんまりにも笑うものだからささやかな嫌味。
「うー、恵美さんがやったのに〜。」
私の言葉に少し考えると。
「確かにそうね。じゃあ、持ってきてくれたら私がやってあげる。」
「本当ですか?」
声が2オクターブくらい上がった気がする。
「ええ。すぐ持ってきたらやってあげる。」
まるでいたずらっ子のような笑顔で。
「はい。」
私は小走りで、出来る限り早く自分の鞄に向かった。
私はまるでボールを投げられた犬のようだったと、後日その場に居たスタッフに言われてみたり。
完全に趣味です。連載が10に届いたので。遊び半分で。また、気が向いたらやりたいな。っていうか、向くと思います。笑(オキ)
ねーずみーの世界を作った会社じゃないので、これくらいは大丈夫だとは思いますが。(ハル)