【2047】 貴女の心に豆鉄砲をどうぞ  (砂森 月 2006-12-12 13:14:40)


何か最近変な想像力が働きます
自作【No:2041】より ロザリオ授受シーンのパロディネタです
元ネタは最後に(やってる人には分かります)
実は二番煎じです(爆)



「実はね、受け取ってほしいものがあるの」
 そう言って紅薔薇のつぼみが取り出したのは、ロザリオ。
「それは……」
「ええ。私の妹になってほしいの」
「え……」
「いや?」
「いえ、凄く嬉しいです。けど……」
 紅薔薇のつぼみの申し出はものすごく嬉しかった。出来ることならすぐに受け取りたかったのだけれど、今の私にはまだその資格がないから。
「ごめんなさい。私にはまだロザリオを身に付ける資格がないのです」
「えっ? ど、どういうことなの?」
「だって、私……」
 わざわざこんな貴重品を用意して下さったお姉さまには申し訳ないけれど、身に付けられない物を頂くのは私の気が引けるから。
「まだレベルそこまで高くないんです」
「えっ?」
「お姉さま、私はまだ70台ですよ?」
「そんな……ロザリオにこんな壁があったなんて」
「90台からですからね」
 ロザリオ。この世界では古代装備の一つとも言われ、レベル90以上でないと身に付けることは許されない。ちなみにこの世界のマックスレベルは99である。
「せっかく露店で見つけたから買ったのに」
「知らなかったんですね」
「ええ。道理で凄く高かったわけだわ」
「レアですからね」
「まあいいわ。今度からは一緒に冒険行きましょう」
「えっ、いいんですか?」
「もちろん。私は貴方と一緒に居られれば幸せなのよ?」
 それは私にとって、最高の殺し文句だった。

「じゃあとりあえず今日の所は窓手でもいっとく?」
「あの、私火壁持ってないんです」
「あら、型は何なの?」
「その、極水型なんです……」
「貴方らしいわね」
「お姉さま、とりあえず首都に行きませんか? ロザリーなら装備出来ますので」
「そうね。店売り品なのが少し寂しいけれどそれで我慢しておくわ」
「ポタあります?」
「あるわよ」
「じゃあお願いします」
「大聖堂前でね」
 それは、某有名オンラインゲームでの話だった。



ということで分かる人には分かる某有名MMORPGネタです
二番煎じの意味は柊さまの本サイトの読み物内「やってはいけない不条理なオチ」を読めば分かります
言うまでもないですが 単なる出来心です(爆)


一つ戻る   一つ進む