【2105】 静かなる奇跡  (篠原 2007-01-04 23:32:06)


由:さて。ここにマリみて新刊『クリスクロス』があるわけですが、今回の最大の事件はなんといってこれでしょう。

祐:桂さんが出てるーーーー!!!!!!
 :えーーーーーーーーっっっ!!!!!
桂:ちょ、ちょっと待ってよ。そこまで驚くことじゃないでしょう。
  そりゃ私もちょっとはびっくりしたけど。
真:そ、そんなバカな! 物理的にありえないわ!
桂:物理的とまでっ!?
祐:お、落ち着いてみんな。それでも地球は回っているのよ!
桂:あんたが落ち着け!
由:事実は事実よ。現実を受け止めなければ前に進むことはできないわ。現実を見つめてショックを乗り越えるのよ。
桂:なんでショック受けるのよ!?
瞳:そうですわ。だいたい今回の最大の事件といったらわたくしのことでしょう。
  そんないてもいなくて誰も気にしないような――
桂:待て、そこの1年。
瞳:……こほん。失礼しました。そんないてもいなくて誰も気付かないような――
桂:マテやドリル!
瞳:誰がドリルですか!?
可:奇跡は起きないから奇跡っていうんですよ。
桂:奇跡は起きるから奇跡なのよ! っていうか奇跡って何!
蔦:いやあ、今回はのっけからやってくれたわよね。本編登場はもう無いかと思ってたのに。
桂:ひどっ! 蔦子さん酷い!
  うう、志摩子さん、なんとか言ってよー。
志:………どなただったかしら?
桂:……………う、うわーん

乃:………いっちゃいましたね。
祐:し、志摩子さん? 桂さんとは同じクラスだよね?
志:冗談だったのだけれど………、面白くなかったかしら?
祐:笑えないよ! っていうか冗談になってないよ!
志:あら?
由:………とりあえず、真顔で冗談言うのはやめて欲しいわ。
乃:志摩子さんは、こう見えて意外にお茶目なところがあるんですよ。
  慣れていないとちょっと固まりますけど。
志:あら、そうなの?
由:志摩子さんが真顔で冗談を言うなんて誰も思わないわよ。
乃:……(っていうか、笑えない内容が多いというか)
祐:な、なんだ、てっきりほんとにわからないのかと思っちゃった。そんなわけないよね。
志:ええ。だって、セリフの前に名前が出ているじゃない。
 :(………それ、やっぱり覚えてないんじゃ)


 はたして最後のが冗談だったのか本気だったのか、それは慣れている乃梨子にもわからなかったそうな。


一つ戻る   一つ進む