【2477】 超・タヌキ  (通行人A 2008-01-16 05:25:25)


初めて作ったssですので皆さんご指導よろしくお願いします。

ひぐらしのなく頃にのクロスです。
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1.二人のタヌキ

 私古手梨花は、雛見沢分校を卒業後、T大法学部に通う彼氏の圭一を追って東京の高校に進学した。
だが、圭一の下宿しているアパートの近くの学校を手当たりしだい受験したもののどこもレベルが高く、唯一受かったのがミッション系のリリアン女学院だった。

梨花「まったく、何で巫女の私がキリスト教の学校に通わなくてはいけないのよ」

 梨花の実家は、何百年も続くオヤシロ様を祭る古手神社を守っている一族の宗家で、5年前、『オヤシロ様の祟り』と証した連続殺人事件の被害にあって両親を亡くしてしまい若干8歳の若さで頭首の座に着いた。

羽入「あう、あう、そこ以外全部落ちたのだからしょうがないのですよ」

 この、「あう、あう」言っている変なのが羽入、何を隠そう彼女こそがオヤシロ様なのである。
 また、彼女の姿や声は、梨花と圭一にしか見聞きしたり触れたり出来ずいかなる霊感の持ち主でも人間には羽入を見ることは不可能なのだ。

梨花「うるさいわね〜!!まあ圭一とアパートの部屋が隣同士なのがせめてもの救いよ」

羽入「着いたのですよ」

梨花「あら、もう着いたのね、それとあんたの姿見えないんだから学校では話しかけるんじゃないわよ、と、いけない いけない、もう着いたのですよ~、にぱ〜」

 二重人格のごとく口調が変わるが、別に二重人格というわけでもなく圭一と羽入以外の前では物心付いたときからこの口調で通している

梨花(あら?あれは?集合時間までまだあるし少し覗いてみましょうか)

 温室を始めて見た梨花は、引き寄せられるように温室の中に入っていった。そこで梨花が見たものは、タヌキもといツインテールの少女だった。

少女「ひゃう?」

梨花「あ、ごめんなのです。」

 扉を閉める音が大きかったのかビクッとしてこっちを振り向いた。

梨花(多分同い年だからタメ口でいいわよね)

少女「あ、別にいいよ」

 彼女は、笑いながらそう言った。
 私は、彼女の隣に腰を降ろし、軽く自己紹介をしあった。
 彼女は『福沢祐巳』というらしい。私は「祐巳さん」と呼ぶことにした。
 それから、たわいもない話をして、時間になったので祐巳さんに別れを告げその場を後にした。


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