ケロロのクロスです。
【No:2525】→【No:2580】→【No:2583】→【No:2584】→【No:2586】→【No:2589】
→【No:2590】→【No:2592】→【No:2593】→【No:2595】の続編です
企画SS
【No:2598】
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
11.夏休みの予定
期末テストも終わり、夏休みを目前としたある日の薔薇の館での出来事
それは、由乃さまが夏休み富士登山に行く予定を話したことから始まった
由乃「皆はどこか行くの?」
祥子「私は毎年行ってる別荘に行く予定だけど志摩子も来る?
何だったら誰か誘ってもいいのよ。」
志摩子「でしたら、皆さんで行きませんか?
もちろん皆さんの予定が付けばですが」
由乃「何時からどのくらいの期間行くのですか?」
祥子「8月の1日〜7日の6泊7日の予定よ」
由乃「それだったら富士登山と重ならないし、令ちゃん私たちも行こう。」
乃梨子「お姉さま、私たちも行きましょう。」
祐巳「行かないわよ」
切って捨てられた。
乃梨子「何でですか?」
祐巳「あなた、あの3匹3泊くらいならともかく、1週間も放置する気?」
乃梨子「あっ」
祐巳「私はいいからあなただけでも行ってきなさい。」
乃梨子「あの、でも・・・」
祐巳「ほら、そんな顔しないの、私も水曜日には行くから。ね?」
乃梨子「は、はい」
私どんな顔してたんだろう。
祥子「祐巳ちゃん、いいの?」
祐巳「ええ、まぁ。乃梨子にあんな顔されると。」
私、本当どんな顔してたの?
祐巳「山奥のあそこですよね?」
祥子「ええ」
祐巳「キヨと源助によろしくお伝えください。」
祥子「伝えておくわ」
志摩子「あの、祐巳は行った事あるの?」
祐巳「ん?
うん、10歳くらいまで毎年。」
由乃「祐巳さんと祥子さまとの関係って謎だよね。
2人ってどういう関係?
幼馴染?」
祐巳「内緒。
近いうちにわかると思うよ。
あの3人が嫌みったらしく話すだろうし。」
由乃「あの3人?
誰?
この学校の人?」
祐巳「ううん、外部。面識は無いだろうけど会えばわかると思うよ。」
由乃「そう」
由乃さまは、なんか納得してないようだった。
私も納得してない。
祐巳のことは知っておきたいと思う。
家に帰ると、
ケロロ「祐巳殿、海に行きたいであります。」
祐巳「今から?」
ケロロ「イヤイヤ、行くのは来月の15日がいいであります。
場所はこっちで調べておくのであります。」
乃梨子「やけに具体的に決まってるのね。
それにあんたアンチバリア壊れてて外に出られないんじゃなかったの?」
ケロロ「クルルに直してもらったのであります。」
祐巳の水着姿か〜
祐巳「乃梨子、鼻血出てるよ」
妄想してたら鼻血が出てたらしい。
祐巳「うーん、でも保護者も無しで行くのはちょっと。」
祐巳も、こういうところは、お嬢様学校の生徒なんだなあと思わされる。
ケロロ「その辺もちゃんと考えてあるであります。」
そう言って変な形をした銃を取り出した。
ケロロ「これで祐巳殿に大人になってもらえばいいであります。」
祐巳「いいわよ、お姉さまに頼むから。
お姉さまならあなたたちの姿を見ても面白いの一言ですむだろうし」
乃梨子「え〜〜」
祐巳「なんで乃梨子が不満言うの?」
乃梨子「あははははは」
乾いた笑いしか出なかった。
その夜私たちは祐巳が楽しみにしていた。
テレビのロードショーのホラー映画を見た。
私は怖くて眠れない(もちろん嘘)と言って祐巳と一緒に寝させてもらえることになった。
祐巳「乃梨子、怖くて眠れないってたぶん嘘だよね?
本当はどうしたの?」
やっぱりバレてる。
祐巳「昼間のこと?
私が昼間はぐらかした、由乃さんの質問のことかな?」
あれ?
予想してたものと違う事が帰ってきた。
でも、それは気になる。
祐巳と祥子さまとの関係
あの時、何だか聞いてはいけない気がして聞けなかった。
今聞いたら答えてくれるかな?
乃梨子「ねえ、今聞いたら、昼間のアレ答えてくれる?」
祐巳「うん、いいよ。
乃梨子は妹だもん知る権利はあるよ。
私と祥子さま、それに瞳子ちゃんとの関係。」
乃梨子「瞳子も関係するの?」
祐巳「うん、
それじゃあ話すね。」
【No:2609】へ続く