【2636】 コメントしづらい抱き枕がゲスト  (keyswitch 2008-06-05 21:41:56)


「………」
『………』
 なんとも言えない空気と重い沈黙が薔薇の館にたちこめた。
 完璧超人の紅薔薇さまも、面白いもの大好きの黄薔薇さまも、楽しいこと大好きの白薔薇さまも。
 ヒステリーが出るはずの紅薔薇の蕾も、妹以外なら沈着冷静な黄薔薇の蕾も。
 いつもなら百面相する紅薔薇の蕾の妹も、ストッパーがはずれた黄薔薇の蕾も。
 固まっていた。
 唯一いつもと変わらない微笑みの白薔薇の蕾。ただし、目が泳いでいる…

 全員、いつもなら空席になっている椅子に座っている物に目を奪われていた。
 その席に座っていたのは…
 人形だった。
 ただの人形なら「何故こんなところに?」とは思うだろうが、固まる事は無い。
 が、そこにあったのは…
 いわゆる抱き枕。
 …ただの黄色い人型の抱き枕…
 誰が書いたかは判らないが、マジックでちゃんと顔も書かれている。
 3房の髪・胡散臭い目・四角い口にはなにかが…
 首には触ってはいけない気がするペンダント。

 そして、身体にはご丁寧に名前まで書かれていた。ひらがな4文字。
「さ○すけ?」
 誰かがその名前らしい文字を読んだ直後、全員が無言で薔薇の館を後にするのだった。


 帰り道
「由乃さん…なんだったんだろう…アレ」
「…なんだったんだろうね……でも…」
「でも?」
「背中に『惡』の文字がないのはおかしいよね、祐巳さん」
「ぉぃ…」


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えーと…このキー登録したのはどなたなのでしょうか(汗)
見た瞬間これが頭に浮かんだ自分は…人としてナニカガマチガッテイル orz
限られた人にしかウケない・使ってはいけないであろうキャラ&ネタ
…のはずだったのですが、1日で30名以上の方ががっかりしていらっしゃるらしい…
(えーっと…皆様、ネタ元判っているのかかなり疑問ではありますが…3人しか聞いてないはずなのに)
ので、『週末には消しますです』と記載しましたが、自戒(自壊?)の意味を込めて(主に自分が)絶望するためにこのまま残させていただきます。
前言撤回早すぎ!&毎度毎度お目汚し、本当に申し訳ありません。m(_ _)m

書き忘れましたが、このお話はあくまで『SZBH』とのクロスです。
『さよなら絶望先生』とは、何ら関係はない……はずです。


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