マリア様のなく頃に
〜時始め編〜
ひぐらしのなく頃にのクロスシリーズです。
第1部【No:2477】→【No:2479】→【No:2481】→【No:2482】→【No:2484】
→【No:2487】→【No:2488】→【No:2490】→【No:2492】→【No:2499】
→【No:2503】→【No:2505】→【No:2506】→【No:2507】
第2部【No:2527】→【No:2544】→【No:2578】→【No:2578】→【No:2587】
→【No:2643】→【No:2648】
第3部【No:2656】→【No:2670】の続編です。
企画SS
【No:2598】
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〜狂始め編〜完結
【No:2670】→【No:2698】→【No:2711】→【No:2713】→【No:2714】
エピローグ【No:2715】
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〜償始め編〜連載中
第1部【No:2715】→【No:2720】
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第3部 秋
第1章 花寺学院学園祭
第3話 解決
私はパンダの頭を投げつけた。
男はいきなりの事に、驚いて隙を見せた。
私は男の鉈を持っている手に両手でしがみついて、
鉈を奪った。
男と女で力の差はあるが、相手は怯んでいて、
片手で持っていたので、割と簡単に奪い取れた。
私が鉈を奪い取ると、
男は遠巻きに周囲で見ていた花寺の生徒達によって、
取り押さえられた。
私は鉈を置き、乃梨子ちゃんに駆け寄って、
祐巳「乃梨子ちゃん大丈夫だった?
怪我は無い?」
私がそう言うと、
恐怖心が後から来たのか、
もしくは緊張が解けたからかは分からないけれど
乃梨子ちゃんの目から涙がポロポロ零れ落ちた。
乃梨子「祐巳さま!・・・祐巳さま!・・・」
乃梨子ちゃんはそう言いながら、私に抱きついてきた。
私は、泣き続ける乃梨子ちゃんの背中を撫でてあげた。
それから、数分後、
祐麒が先生達を、梨花が警察の人たちを連れてきた。
こうして、花寺学院学園祭は後味悪く、中止となった。
私と乃梨子ちゃんは事件の当事者として警察で事情聴取をうけた。
また、当然のごとくこの事件は新聞及びリリアンかわら版に載り、
隠していたのだが今回の事件をお姉さまが知って大激怒、
花寺のリリアン女学園学園祭の手伝いは中止にとの噂も流れたが、
私と乃梨子ちゃんで説得?して無事行われることとなった。
そしてなぜか事件以来乃梨子ちゃんが私に懐くようになった。
事件から2週間たち例年より少し遅れた体育祭が行われた。
私やお姉さま、由乃さんの居る緑チームと
梨花や乃梨子ちゃん、瞳子ちゃんの居る赤チームがしれつな最下位争いをした。
どこかの世界のように賭けをしなかったからか、
それとも田舎育ちで身体能力の高い梨花が居たからなのか
結果緑チームが最下位となった。