【2794】 時間だけ足りない  (通行人A 2008-12-04 23:57:29)


宇宙人もみてる


ケロロのクロスです。
違う作品もクロスしています。
今後幾つか加入予定です。


   【No:2525】→【No:2580】→【No:2583】→【No:2584】→【No:2586】
  →【No:2589】→【No:2590】→【No:2592】→【No:2593】→【No:2595】
  →【No:2601】→【No:2609】→【No:2612】→【No:2613】→【No:2615】
  →【No:2618】→【No:2621】→【No:2626】→【No:2634】→【No:2645】
  →【No:2654】→【No:2661】→【No:2671】→【No:2699】→【No:2723】
  →【No:2764】の続編です


過去特別編
  【No:2628】  【No:2765】


企画SS
  【No:2598】


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





27.   緊急会議






それはお姉さまが修学旅行から帰ってきてから3日後の放課後のことだった。
その日の作業は各クラス・部活の文化祭の出店届けを
整理していた時に由乃さまが発した何気ない一言から始まった。


由乃「ねぇ令ちゃん、今年の山百合会の劇何やるの?
   そろそろ練習始めないとヤバイんじゃないの?」


それを聞いて、令さまと祥子さまが冷や汗を流しながら目を逸らした。
その反応を見て、


祐巳「姉さん、令さま、まさかとは思いますけど、乃梨子に仕事押し付けておいて、
   考えていません、なんてこと、な・い・で・す・よ・ね?」


祥子「ゆ、ゆゆゆ祐巳、
   怖いから殺気出しながら笑顔で区切りながら言うのやめて本当に怖いから」


祐巳「反論が無いって事は考えていないんですね?
   お2人とも、ちょーーっときてくださいね。」


そう言ってお姉さまは令さまと祥子さまを連れて、
もとい引きずって薔薇の館を出て行った。
それから十分後3人は帰ってきた。
その時お姉さまが満面の笑み浮かべている様に見えたのは気のせいに違いない。


令「え〜、私たちの不手際により
  いまだ決まっていない文化祭の劇に関する緊急会議を始めたいと思います。」


祥子「今からでは、劇がギリギリ間に合うくらいしか残されていないわ。
   予定通り劇をするか、するなら何をするか、
   しないなら変わりに何をするか話し合いたいと思います。」


祥子さまがそう言うと、せいかさんがみんなのお茶を持って戻ってきた。
せいかさんは転入2日目からここに出入りをし、
お姉さまと私、志摩子さま(ついでに他の山百合会の面々)のお世話をしてくれる。
主にお茶汲み、掃除をやってくれる、というかやらして貰えない。
お姉さまはまぁ当然として、
物心つく頃からメイドとして生きてきたせいかにとって志摩子さまは初めて出来た友達、
私はお姉さまの妹なら主も同然(当然、お姉さまのほうが優先度が高いが)だかららしい
その割には、実の姉に対する扱いが悪い気がするのだが・・・


せいか「皆様お茶が入りました。」


祐巳「ありがとう、せいか」


祥子「ちょっと、せいか」


せいか「なんでしょうか」


祥子「あなた、家に居た頃よりも熱心に仕事をしているように見えるのだけれど・・・」


怒りを堪えながら祥子さまは言った。


せいか「そんなことありません」


祥子「嘘おっしゃい!!」


令「祥子落ち着いて」


祐巳「せいか、姉さん弄って楽しい?」


せいか「とても」


祥子「せいか、そこになおりなさい!!」


せいか「嫌です、それよりいいのですか?祐巳お嬢様がまた怒りますよ?」


祥子「会議を始めましょう」


どうやらなかった事にしたようだ。
それからしばらくたったが未だに決まらず、
結局前回の衣装を使って『シンデレラ』をやることになった。



【No:2820】へ続く


一つ戻る   一つ進む