再録です。間違えて消去しちゃった。続きは【No:2855】【No:2857】【No:2868】【No:2873】
『守護士達よ。そなた達の願いは何だ?』
『『姫様と共に。』』
『ふむ。その願い聞き届けた。ではその門を潜るがよい。』
『姫様先に行ってます。』
『ええ、またね。』
『では光に愛されし姫君よ。そなたの願いは何だ?』
『私の願いは..................』
『......そなたの願いは歪みが生じてしまう。』
『ではその歪みは全て私にぶつけて下さい。』
『それでよいのか?一つの歪みなら大したことはないが二つ三つ重なるとどんな事になるかは私にもわからぬぞ』
『いいんです。私は今まで皆に護られてばかりでしたから。こんどは私がみんなを護りたいんです。』
『わかった。そこまで言うのならば...聞き届けよう。』
『ありがとうございます。』
『ではその門を潜るがよい。光に愛されし太陽の姫君......ユミ姫よ』
『はい。ではごきげんよう』
『さて、出てきてはどうだね?』
『............』
『思い出したんだろう?クロノスの娘にして太陽に守護されし者・・・』
『あの方は......どうして.........』
『君はどうするんだい?クロノスの元へ帰るのかい?』
『いいえ。私もあの方の......お姉様の元へ......』
『ふふっ。わかったクロノスには私から伝えておこう。』
『一度も会った事の無い父親ですけれど......ねえ、私の願いも聞いて頂けるのかしら?』
『ふむ。そうだな、君にも願いを受ける資格がある。言ってみるがよい』
『では......私は今から自分の時を戻します。そのあと.........』
『承った。だが、後悔しないかい?』
『もちろんですわ。お姉様がみんなを護るのならば、お姉様を護るのは私です。』
『そうか。では行くがよい。』
『クロノスの娘よ......どうかあの娘を救っておくれ......彼の方の大切な太陽の姫君を.........』