【2895】 やっぱりそういう担当  (クロス 2009-03-16 00:34:23)


【No:2892】の続き

『マリア様がみてる×ローゼンメイデン』(注:クロスオーバーです)

「「どーも(かしらー)」」

由乃「暴走列車の由乃でーす」

金糸雀「ローゼンメイデン1の策士、金糸雀かしらー」

由乃「金糸雀さん、わたし最近ダイエットしてるんですよ」

金糸雀「ほうほう。それで。どんなをダイエットしているかしら?」

由乃「聞いて驚かないでくださいね。流行にのって、なんと朝食をジャガイモだけ食してるんですよ」

金糸雀「ほージャガイモですか、ジャガイモダイエットかしら…………ってうん?」

由乃「そうとも言うんですよ。テレビでも何度も紹介されましたね〜」

金糸雀「いやいやいや。由乃さん、それってもっと黄色くて甘い食べ物かしら」

由乃「それじゃあポテトチップスでしょ」

金糸雀「コンソメ味違うかしら。もっとほら簡単に皮がむけるような感じかしら」

由乃「じゃがいも専用皮むき器のこと?」

金糸雀「なんでそんな限定商品かしら! ジュースとかパフェとかにできるものかしら」

由乃「なるほど、わかったわ」

金糸雀「やっと分かってくれたかしら……」

由乃「スウィートポテトのことね。まったくもっと分かりやすく言いなさいよね」

金糸雀「やっぱわかってないかしら! もっとみずみずしいかしら!」

由乃「もーうるさいわねーいったいなんなのよ!」

金糸雀「果物の1つかしら」

由乃「わからないわからない」

由乃「あー口論してたらお腹がすいちゃったわ。フィリピン産のバナナでも食べたいw」

金糸雀「それーーーーーーーーーーー!!!!!」

金糸雀「そのバナナを待ってたかしら」

由乃「えっ、じゃあエクアドル産は?」

金糸雀「それもーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

金糸雀「何で最初から言ってくれなかったんかしら?」

由乃「金糸雀を試したのよ」

金糸雀「いい加減にしろかしら」

「「ありがとうございマリア像したー(かしらー)」」

 題『マリア像』 作 金糸雀



由乃「…………」

金糸雀「どうかしら? カナにしてはなかなかの出来映えかしら」

由乃「う〜ん、かなり微妙よ」

由乃「って、その前に全然題に沿ってないじゃない!!」

由乃「最後の『ありがとうございマリア像したー』なんか苦し紛れすぎるわよ!!」

金糸雀「題が難しすぎるかしら」

由乃「まあいいわ」

由乃「これを見てたら、なんだか私も書けそうになってきた」

由乃「早速書いてみるわ」


ーーーーー30分後ーーーーーー


由乃「できたー」

金糸雀「おめでとかしらー」

由乃「さあ、金糸雀。読みなさい」

金糸雀「どれどれ」



「「どーも(かしらー)」」

由乃「暴走列車の由乃でーす」

金糸雀「ローゼンメイデン1の策士、金糸雀かしらー」

由乃「金糸雀さん、わたし最近剣道してるんですよ」

金糸雀「ほうほうそれで。どんなを剣道しているかしら?」

由乃「聞いて驚かないでくださいね。なんと剣道してるんですよ」

金糸雀「ほー剣道ですか、ケンドー小林かしら…………ってうん?」

由乃「そうとも言うんですよ。テレビでも何度も紹介されましたね〜」

金糸雀「いやいやいや。由乃さん、それってもっと激しいかしら」

由乃「それじゃあ空手でしょ」

金糸雀「そんな徒手空拳かしら。もっとほら投げ技な感じかしら」

由乃「プロレス?」

金糸雀「なんでチぇホンマンかしら! 曙かしら!」

由乃「わかったわ!」

金糸雀「やっと分かってくれたかしら」

由乃「ボブサップのことね。まったくもっと分かりやすく言いなさいよね」

金糸雀「やっぱわかってないかしら! ジュニアかしら!」

由乃「もーうるさいわねーいったいなんなのよ!」

金糸雀「だからミルコかしら」

由乃「わからないわからない」

由乃「あー口論してたらお腹がすいちゃったわ。ケンタッキーでも食べたいw」

金糸雀「それーーーーーーーーーーー!!!!!」

金糸雀「その言葉を待ってたかしら」

由乃「えっ、じゃあレッドチキンは?」

金糸雀「それもーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

金糸雀「何で最初から言ってくれなかったんかしら?」

由乃「金糸雀を試したのよ」

金糸雀「いい加減にしろかしら」

「「ありがとうございアリマ像したー(かしらー)」」

 題『アリマ像』 作 由乃



由乃「これおもしろすぎるわ! これでMー1も優勝できるわね」

金糸雀「よっちゃん! これ構造がカナのパクリかしら!」

金糸雀「しかも意味が分からなすぎるかしら!!」

由乃「細かいことは気にしちゃダメよ、金糸雀」

由乃「さあ、早速これをお披露目するわよ」

金糸雀「お、お披露目!? お披露目って誰にかしら?」

由乃「決まってるじゃない。令ちゃんによ」
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令 蒼星石「…………」

蒼星石「初登場でなんだけれど、何これ?」

由乃「私が考えた漫才よ!」

金糸雀(カナのパクリのくせに)

蒼星石「ま、漫才?なんだ。ずいぶん斬新な漫才だね」

由乃「そうでしょ!」

金糸雀(絶対ほめられてないかしら)

由乃「今度このネタでMー1にでるわ」

金糸雀(やめてくれかしら。カナはまだ普通人でいたいかしら)

蒼星石「そ、そうなんだ。(多分出ない方がいいと思うけど……)」

蒼星石「マスターはこの漫才をどう思う?」

令「…………」

蒼星石「マスター?」

令「…………」

令「由乃」

由乃「何、令ちゃん」

令「グッジョブ」

令「この漫才おもしろすぎるわ」

令「さすがは私の由乃ね。サイコーすぎる! 由乃サイコー!」

由乃「やだ、令ちゃん。ほめすぎよ」

令「そんなことないよ。褒め足りないぐらいよ」

令「そんな由乃がM−1に出るなんて……」

令「先にサインもらっていいかしら?」

由乃「まったく大げさなんだから。サインならいくらでも書いてあげるわよ」カキカキ

蒼星石「…マ、マスター?」

令「何だい、蒼星石?」

蒼星石「本気で言ってるの?」

令「本気? 本気って何の話?」

蒼星石(ま、まじでですか、マスター……)

金糸雀(……よっちゃんの性格はきっとこの人が原因かしら……)

由乃「ほらっ書けたわよ」

令「ありがとう、由乃。いや、由乃さんかな? 由乃さんはきっと大物になるし」

由乃「もう。考えすぎよ」

令「由乃さ〜ん」

由乃「仕様がないわね」

金糸雀 蒼星石(はあ、これからどうなるんだろ?)

『金糸雀と由乃の漫才』おわり


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