【3042】 可愛い仔猫ちゃんご奉仕するにゃん!  (弥生 2009-08-21 11:13:32)


ごきげんよう、お姉さま方。
1話目【No:3028】2話目【No:3029】3話目【No:3034】4話目【No:3041】番外編【No:3032】
***
「愛の言葉をかけるなり、感動でもさせるなりして妹にしなさい。」
「嫌です!」
恵はそう言ってそっぽを向く。
その瞬間、2人の目が怪しく光る。
「瞳。」
「了解です。舞さま。」
アイコンタクトをする2人。
「名前は?」と言いつつ扉を開ける舞。
ガシッ
「ん?何するのよ?瞳。まさか...」
焦る恵。
恵を羽交い締めにしながら「そのまさか。」と瞳は恵の耳元で囁く。
「三橋 早苗ちゃんでーす。舞さま。」
「な...」
絶句する恵。
「じゃ、軽く拉致って来るから、あとよろしく〜。」バタン
「ま、待ちなさい!」
もがく恵。
「おっと、行かせないよ?」
と、巧みに恵を封じ込める瞳。
「は、放しなさい!」
「嫌。それに恵の弱点はわかってるんだから、無駄な抵抗しない。」
と、恵のうなじにキスをする。
「ひっ...」
ビクッとする恵。
「せっかく2人っきりになったんだし。」
瞳は言う。そして
「揉むと大きくなるって本当かな?」
と、瞳が恵の残念な胸に触れようとした時。
ガン。
「いい加減にしなさい!」
と、瞳に頭突きをかます恵。
バタンと倒れる恵。
「きゅー」
瞳は気絶したようだ。
「まったく、悪ふざけばっかりするからそうなるのよ!」
怒りつつもまんざらではない恵。
気絶した瞳を見つめる恵。
「ごめんなさい、でも貴女が悪いのよ。」
頭突きで赤くなった額にキスをする。
「は...こんな事してる場合じゃないわ!」
と、我に帰る恵。
「あの『婦女子』より先に見つけないと。」
恵は部室から飛び出した。
***
その頃
「待っててね〜、可愛い仔猫ちゃん〜。今お姉さまが優し〜く保護してあげますからね〜。」
と、ご機嫌の様子の舞。
「何が似合うかしら〜。バニーちゃん?『ご奉仕するピョン!』うーん、なんかしっくりこないわね〜。タヌキちゃん?『ご奉仕するんだポコ!』なんか変ね。やっぱりここは、ネコ耳メイド服で『ご奉仕するにゃん!』がいいかしら...」
と妄想しながら廊下を爆走する舞。何か途中でシスターが怒っていたような気がするが、まあキニシナイ。
***
その頃、(いちおう)主人公の早苗達一年生はと言うと...
「ねえ、早苗さん。」
「なぁに?春菜さん?」
「早苗さんはクラブ活動は、どうされます?」


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