もしも桂さんが勇者だったら
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最初から【No:3054】
セーブしたところから【No:3060】【No:3063】【No:3070】【No:3073】【No:3081】【No:3085】【No:3098】
※百合的描写がありますが、百合を主題としたものではありません。
しかし、百合的な描写に嫌悪感を覚える方はご注意ください。
(最近こればっかりですみません)
「長い中断ね」
「2009年12月25日発売予定の『マリア様がみてる 私の巣』の予告SSは書かないのかしら?」
「書いていたらしいんですけど、またバックアップを取らないでクッキーを飛ばしてしまったみたいです」
「のど元過ぎれば熱さ忘れるうp主ね。暇な人は【No:2964】【No:2975】の下コメントを参照してね」
「うp主情報はいいからっ! 前回の続きは!?」
「笙子ちゃんがトラップ出現スキルで『ウサギ小屋(3ターン行動不能トラップ)』を出して、真美さんがスキルを食らったところからよ」
「じゃあ、私はトラップの回避判定はやってないのね」
「そういうことになりますね」
「あれ? もしかしてもう再開してる?」
「うわっ。私、敵役だからちょっと入りこませてもらいますね……ブツブツ」
「大変なのね」
と、いうわけで、真美のトラップ回避判定から再開です。
「こうなったら、全部持ってけ並薔薇ポイント! 全部使って回避に賭ける!」
神秘の力、並薔薇ポイントをつぎ込み真美は回避判定を行う。
勇者パーティーは次回のレベルアップでいい防具を買おうと防具を買い控え、今回の防御戦術は真美のダメージ軽減スキル『プロテクト』頼りだったため、ここで真美が行動不能に陥ると悲惨な事になるのだ。
「ひゃっ!! 6Pつぎ込んだのにクリティカルしない!」
真美は頭を抱える。
「大丈夫! 何とか回避値は達成してるよ」
真美はトラップ回避に成功する。
「あ、危なかった……」
「ですが、これで『プロテクト』を並薔薇ポイントで底上げする事は出来なくなりましたね」
ニタアと乃梨子ちゃんが笑う。
「そこまで考えて……」
「次は瑞絵さんの番です。さあ、桂さまをガツーンと攻撃してください!」
乃梨子ちゃんの声に瑞絵は首を振る。
「抵抗しますか? 『白き花びら』は白薔薇のつぼみが同一フィールドにいるとクリティカル以外では抵抗に成功しないスキルです。ただし、同一フィールドにいない、もしくは倒された場合は精神値を元にした判定で一定の数値を出せば抵抗に成功したものとされれ、成功した場合は操り状態から解放されます。さあ、抵抗するというのであればしてみてください」
あざ笑うかのように乃梨子ちゃんは瑞絵に言う。
「抵抗の判定を……失敗」
瑞絵は下唇を噛んでうつむく。
「抵抗の判定に失敗したら私の言うことを聞いてもらいます! 瑞絵さん、勇者パーティーに『マシンガンショット』で全体攻撃を食らわせてあげてください」
乃梨子ちゃんが指示を出す。
「ごめんなさい! ごめんなさい! 『マシンガンショット』」
瑞絵は涙目になりながら桂のお姉さまから貰ったラケットを振りおろし、多数のテニスボールでサーブを放つような攻撃をしてきた。
「クリティカルですね。スキル『ガンスリンガー』の効果でクリティカルした場合は1Pでもダメージを与えた場合は『転倒』する効果が加わります。『転倒』した場合、それを解除するには行動を一回放棄して『起き上がる』事をしなければあらゆる判定の達成値が1/2になってしまいます。さあ、避けて、避けて」
楽しむように乃梨子ちゃんが言う。
「並薔薇ポイント2使用! あ、クリティカル!」
「1P使って……ごめん、無理だった」
「そんなものはない! 無理!」
「……全部使う。……クリティカル!」
桂と蔦子はクリティカルで回避するが、真美とちさとは回避しきれない。
「瑞絵さん、ダメージ追加スキルの『ダイレクトヒット』をお忘れなく」
容赦なく乃梨子ちゃんは1日1回限定のダメージ追加スキルを要求する。
「ごめんなさいっ! 『ダイレクトヒット』!」
「ちさとさんに『プロテクト』! せめて『転倒』は一人に!」
真美がダメージ軽減スキルを放った瞬間、笙子が宣言した。
「『プロテクト』!」
「なっ……!」
『プロテクト』は重ねがけした場合はSLの低い方が優先するスキルであった。
そして、真美の『プロテクト』はSL8だが、笙子の『プロテクト』はSL1、そして、SLはそのスキルの強さでもあった。
「ダメージは……71Pマイナス防御力ですから……あ、真美さまは戦闘不能ですね」
計算しながら乃梨子ちゃんが言った。
「くうっ!!」
真美は戦闘不能に陥り、ちさとは防御力と『プロテクト』の効果でなんとか生き残るもののHP9P、転倒状態の大ピンチである。
「個別撃破は回復補助のプリーストからのセオリー通り! 次の狙いはもちろんちさとさま。日出実さん、ここで決めてください」
乃梨子ちゃんの言葉を待たずに日出実ちゃんが宣言する。
「もちろん。『阿修羅』で3連続攻撃を!」
「スキルを打ち消す『お蔵入りパン事件』!」
桂のスキルで日出実ちゃんの攻撃が打ち消され、桂の番になる。
「とりあえず『焼きそばパン』でちさとさんの体力を30P回復させる」
「ありがとう。そして、私は『起き上がる』」
ちさとは『転倒』から回復。
続いて蔦子の番になる。
「真美さんを復活させる。復活アイテム『マスタード・タラモ・サラダ・サンド』使用」
真美はHP4Pで復活するが、『行動済み』と同じ扱いになる。
「再行動スキル『号外』は使うべき?」
「やめておこうか」
真美の確認に蔦子が答えて2ターン目に入る。
「温存するんですか? もう、使う機会なんかないかもしれませんよ?」
乃梨子ちゃんが笑いをこらえるように言う。
「アルケミストスキル『改造手術』! これで私の攻撃力は150に達しました」
笙子ちゃんが宣言する。
「次は瑞絵さん……まだ抵抗しますか?」
「抵抗の判定……ダメっ!」
瑞絵はまた判定に失敗してしまう。
「では、再び『ガンスリンガー』の乗った『マシンガンショット』を」
「『マシンガンショット』!」
乃梨子ちゃんの指示で瑞絵はまた全体攻撃を繰り出した。
「最後の並薔薇ポイントを使って……クリティカル!」
「私も全部使う……うう、失敗!」
「無理だーっ!……あ、クリティカルしたっ!!」
「やっぱり並薔薇ポイントないと無理だった」
桂、真美は回避する事が出来たが、ちさと、蔦子が失敗してしまう。
「じゃあ、蔦子さんを『かばう』!」
ちさとは蔦子をかばって戦闘不能になった。
「『リトルホラーズ』で対象はお姉さま。抵抗に失敗したら行動済みになりますね」
すぐに日出実ちゃんがスキルを発動する。
「なんの、精神値なら……えっ、なんでそんなに日出実の精神値が高いのっ!?」
真美は抵抗に失敗し、行動済みになってしまう。
「3人とも、強い……」
「パワーレベリングしましたから、当然ですよ」
乃梨子ちゃんが言う。
「黄薔薇のつぼみと私が相手になり、三人は薔薇さま方と共に闘う。普通じゃなかなか倒せないつぼみ二人をその方法で連続して倒せばレベル60代もあっという間でしたよ」
「れ、レベル60オーバー!?」
「それは勝てないっ!」
現在レベル17の勇者パーティーが相手に出来るようなレベルの敵ではなかった。
「このまま降参するんですか、お姉さま?」
「降参? 降参すればペナルティーがあるんじゃないんですか?」
乃梨子ちゃんはちらりと笙子ちゃんと日出実ちゃんを見て言う。
「お姉さま、大人しくキ×したことを認めてください。そして謝罪してください。土下座で」
日出実ちゃんが真美に迫る。
「そんな事、絶対にしないっ!」
真美はきっぱりと断った。
「蔦子さまも。私を弄んだことを反省し、謝っていただければ、考え直さない事もないです」
笙子ちゃんがちょっと赤くなって言う。
「……その、並薔薇ポイントを増やすためとはいえ、突然飛びついて無理やり抱きしめたのは悪かったと思うわ。ごめんなさい」
蔦子は謝罪した。
ぱあああっ、と笙子ちゃんの表情が明るくなる。
「嬉しい! 私のことを妹にしてくださるんですねっ!!」
「いや、そんな事は全然言ってない」
蔦子は間髪いれずに否定した。
笙子ちゃんが凍りつく。
「ちょっと! 今はそんな事言ってる場合じゃないでしょう!?」
「そうよ! 妹にしちゃいなさいよっ!」
桂と真美が蔦子に迫る。
しかし。
「この武嶋蔦子にはポリシーが3つある。一つ、写真を公開する時は必ず被写体の許可を取る! 二つ、姉妹は作らない! 三つ目は、この連載で中の人のネタはやらないという事よっ!!」
「うわ〜、この局面でなんて事を!」
笙子ちゃんは両膝をついて落ち込んでいた。
「上辺だけでもいいから、うまいこといいなさいよ」
「局面を打開したくて上辺だけなら、真美さんこそ日出実ちゃんに謝ったら?」
蔦子はむきになって言い返す。
「何を言ってるのよ! なんで○スしてないのに謝らなきゃいけないわけっ!? それとも、キ×しない事を謝らなきゃいけないのっ!? 姉妹制度を冒涜しないでよっ!」
真美が苛立ちを爆発させる。
「上辺だけの謝罪なんていりません! 私はキス×れたのか、されなかったのかだけ知りたいんですっ!」
日出実ちゃんが叫ぶ。
「伏字がずれてるっ! それに、さっきからやってないって言っているじゃないのっ!」
真美も叫ぶ。
「お姉さまなんて信用できません!」
日出実ちゃんがプイと横を向く。
「信用できない姉の言葉ならどっちだっていいんじゃない? 嫌ならロザリオ返しなさいよ」
ちさとがボソッと言う。
「ちさとさん! 戦闘不能状態になってるのにわざわざ黒い事言わないでっ!」
焦った真美が怒鳴る。
「こっちは倒れてるだけだから暇なのよ」
「あの、口だけでは進みませんから、スキルを使ってはいかがでしょうか? 次は桂さまの番からですよ」
乃梨子ちゃんが呆れたように言う。
「そ、そうね! バトルの途中だものね!」
桂も空気を変えるべく努めるが、気まずいのはすぐには納まらない。
「桂さん、待機してくれる?」
真美が頼んでくる。
「じゃあ『待機』。何か、いい作戦でも?」
「ううん。これで私の番だから、日出実を直接ブン殴る!」
キッ、と日出実ちゃんを睨みつけて真美が言う。
「真美さーん!!」
しかし、あっさりかわされ蔦子の番になった。
「『マジックサークル』プラス『ウィンドスラッシュ』の風属性魔法攻撃を桂さんに!」
「なんで私っ!?」
桂は驚く。
「桂さん、回避しないで入れ替わりのスキル『チョコレートコート』を乃梨子ちゃんに! 乃梨子ちゃんを排除出来れば瑞絵ちゃんを助けられる! 乃梨子ちゃんは装備品がないから、今なら素でダメージを通せるはず!」
「そうか! 回避放棄して『チョコレートコート』で対象は乃梨子ちゃん! 並薔薇ポイント……は、ないっ! さっきので使いきっちゃってるよ!」
クラブハウスを攻略してきたのでアイテムや並薔薇ポイントが減っていたのだ。
「心配いりませんよ。さあ、笙子さん」
「『お蔵入りパン事件』で『チョコレートコート』を打ち消します」
乃梨子ちゃんの指示で入れ替わりスキルが打ち消された。
「これって、そのまま食らうって事!?」
桂が確認する。
「回避放棄しちゃったからね」
「『プロテクト』!」
「『プロテクト』!」
真美と笙子ちゃんが『プロテクト』を打ちあう。
「ちょっとダメージが足りないみたいなので、ここで『レイニーブルー』」
日出実ちゃんのダメージ追加スキルが加わる。
これが決定打となった。
「勇者さま、戦闘不能です!」
「やった!」
桂は戦闘不能になってしまった。
「まだまだ! 私と真美さんが残ってる!」
蔦子がそう言う。
「『号外』で蔦子さんを再行動させる!」
真美のスキルで再び蔦子の番となる。
「『四つ葉のクローバー』で……『チャオ ソレッラ!』使用! このスキルは同一フィールドにいない相手にもスキルを使うことが出来る! そして、この効果で『ウィンドスラッシュ』プラス『マジックサークル』を藤堂志摩子に使用する!」
蔦子は高らかにそう宣言した。
「気付かれましたか。たとえお姉さまには何の影響もないとわかっていても、私はお姉さまの所に戻ります」
乃梨子ちゃんはフッと笑うと部屋を出て行った。
「ど、どうしてそうなるの?」
「姉妹スキルに『そばにくっついて離れない』があるのよ。これは戦闘時に常に姉妹の至近距離につき従うことでパラメータを上昇させるスキルなのだけど、攻撃の対象になったら即座に発動する事になるから、ここにいない志摩子さんを攻撃する事で、乃梨子ちゃんは志摩子さんの所に戻らなくてはならなくなったってわけ」
「なるほど。でも、乃梨子ちゃんのスキルをよく把握してたわね」
「いや、このスキルを取ってるかどうかは知らなかったから、今のは本当に賭けだったわ」
蔦子は胸をなでおろした。
「解説が終わったところで、私の番ですね」
笙子ちゃんがにやりと笑う。
「あああ、攻撃力が150になってたんだ」
「白兵攻撃スキル『スマッシュ』プラス『バーサーカー』で全体攻撃に! どの道勇者さまたちはここで終わりです!」
「蔦子さんをかばう!」
残りHPの少ない真美が迷わず前に出て戦闘不能になった。
「瑞絵! お願い、判定を成功させて!」
桂は祈った。
「抵抗判定……成功!」
「おお!」
「笙子さん、日出実さん。私はお姉さまとともに戦います!」
「う、裏切り者っ!」
「お姉さまにはやっぱり逆らえません!」
というわけで、瑞絵がここで勇者パーティーに助っ人として加わった。
なお、勇者パーティーは敵としての瑞絵を無力化したため瑞絵から得られる経験値を得ることが出来るが、瑞絵のドロップ品を得ることは出来ない。
また、瑞絵は戦闘の途中から勇者パーティーに参加したため、並薔薇ポイントは使えない。
それでも、今の勇者パーティーにとっては強力な戦力である。
「つ、蔦子さまを防御力無視スキル『羅刹』で攻撃!」
日出実ちゃんが攻撃してくる。
「『カバーリング』」
瑞絵は日出実ちゃんの攻撃から回避に失敗した蔦子をかばう。
「そして、リアクションに『カウンターショット』!」
「し、しまった!」
これがクリティカルし、日出実ちゃんはHPを大きく減らす。
「蔦子さま、回復より攻撃を優先させてください! 笙子さんは闇属性の防具をつけてるので光属性があればそれで!」
「わかった! 『ブライトアロー』プラス『マジックサークル』プラス『ブラスト』で日出実ちゃんも狙う!」
「瑞絵さんの裏切り者〜!!」
蔦子のスキルが炸裂する。
二人とも大きくHPを減らすが、倒れない。
「ここで『ファーストブレイク』で割り込む! そして、『マシンガンショット』!」
瑞絵が積極的に動く。
「か、回避するのみっ!」
これがクリティカルした。
二人とも回避できずにそのまま戦闘不能となった。
「瑞絵……」
「お姉さま。ごめんなさいい」
「ううん、謝る事なんてないよ。瑞絵は私たちのために頑張ってくれたんだもの」
「お姉さま……」
「さて、お聖堂に行って復活しましょうか」
「その前にドロップ品を」
《今回ゲットしたアイテム》
ステルスマント(売れば5000G)防御力+7。隠密状態になった時、見つかりにくくなる。プレミアアイテム。
補足:隠し撮り系メディアの必須アイテム。
守りの指輪(売れば5700G)プリーストのスキルの対象を範囲(選択)に変更できる。この効果は1日1回のみ使用可能。
補足:みんなを巻き込む伝説のポニーテールの所持品かどうかは不明。
薔薇の館。
「えー、今回の採用アイテムはケテルさんの『薔薇のシャープペン』っと」
『薔薇のシャープペン』薔薇さま専用アイテム。床に×印を書くと、リリアン女学園の任意の場所に瞬間移動できる。ただし、新聞部のバレンタインイベントで立ち入り禁止のされた所には行けない。
「お姉さま、折り入ってお話が」
瞳子は神妙な顔つきで祐巳の横に立ってそう切り出した。
「ん? どうしたの?」
「このうp主がこっそり上げたSS【No:3105】『紅薔薇仮面』に反応がありまして、【No:3113】『やりすぎ感の塊姫火を噴く瞳子見参』(怪盗紅薔薇シリーズ最新作!)が上がってます」
「どれ……ふむふむ、ほほう」
祐巳、ただいま熟読中。
「このうp主、最近百合SSばっかりかいたり、『ちょっと頭ひやそうか』と突っ込まれたり、と調子に乗りすぎだと思いませんか?」
うんざりしたように瞳子が言う。
「瞳子、怪盗紅薔薇シリーズの私たちは姉妹になってちゃんと『瞳子』『お姉さま』って呼び合ってたはずなのにどうして『瞳子ちゃん』に戻っちゃったんだろうね?」
「言いたい事はそれだけですかっ! お姉さま、とぼけないでください! これはお姉さまが紅薔薇仮面にキスされて平然としていることに対する祐瞳派の怒りの一撃なんですよ!」
「瞳子、それ以上そこに突っ込んじゃ駄目だよ。そこはこの連載のネタバレになるんだから」
「ネタバレと言えば何でも許されると思わないでください!」
「それより瞳子はさ、怪盗紅薔薇なんだよね? 怪盗を名乗るなら、取られたものを奪い返さないと」
「はっ!?」
祐巳はそっと自分の唇を指差した。
「なななな何を言ってるんですかっ!? よよよよよりによってお姉さまのくちゅぶりゅを」
「瞳子、女優なのにかむなんて修業が足りないよ。お姉さまが鍛え直してあげようか?」
そう言って祐巳はゆっくりと立ち上がって瞳子の前に立った。
「おおおおおお姉さま」
「瞳子、今日は百合注意の断り書きもあるんだよ。もちろん、嫌なら断ってもいいけどね」
(ああああ、どうしてお姉さまってばそう言うことをさらりと言っておしまいになれる人になっちゃったんですか!? これが二代目性さまってやつなんですかっ!? どうなるのっ? どうなるの! どうなるのったらどうなるのっ!! ……って、落ち着け、私! 待て待て待て待て、これは絶対に孔明の罠だっ!!)
「瞳子」
「お姉さま……」
その時ビスケットの扉が開いた。
「ただ今戻りました。ありゃりゃ、お邪魔だったみたいですね」
乃梨子だった。
(空気読め! この、仏オタガチ・ギガンティア・アン・ブゥトンがっ!!)
「あ、百合注意は今回で終了だから」
(!!)
->セーブして百合のない【No:3116】へ
百合がないならやめようよ