もう、栞さんの学校に転校させてください。
弥生さん【No:3338】、bqex【No:3340】、くま一号さん【No:3342】
「まあ、皆さま。素敵なお召し物で」
そう声をかけてきたのはネコ耳をつけ、ポニーテールにした可南子さんだった。衣装はドラQエの女戦士……寒くないのか。
「その呪われしタヌキの着ぐるみに入られているのは祐巳さまですね」
「いや、本人が嬉々として着てたけど」
由乃さまの突っ込みを無視して可南子さんは続ける。
「私が呪いを解いて差し上げます。具体的にはそれ、脱がせます」
え!?
「祥子がパーティーに加わった! 格闘家として脱がせるのを手伝うわ」
紅薔薇さまが設定を拾った!
「志摩子がパーティーに加わった! 遊び人として手伝います」
志摩子さんまで!
「由乃はパーティーに――」
「戦士と格闘家がいるので結構よ」
祥子さま、断りやがった。
「乃梨子、回復系としてパーティーに参加しなさい」
「志摩子さんがいうなら……」
と乃梨子が参加しようとしたとき。
「お待ちなさい! 回復系なら私がいます!」
瞳子きた!
……。
……瞳子、それ回復系じゃない。
「帰りなさい、踊り子」
「何故ですっ? 癒やしの踊りってあるじゃありませんかっ!」
ところで。
「見逃してください、お侍さま」
「よいではないか、よいではないか〜」
祐巳さま、逃げ場なし。