ごきげんよう、お姉さま方。
×××
「皆様ごきげんよう。瞳子の親友(自称)乃梨子です。最近、瞳子は役作りにはまっているらしく、週替わりで髪型を変えてます。まあ、ほとんどは桂…もとい、カツラなのですが。どんなものか紹介して逝こうと思います(笑)」
○月○日
瞳子はいつものドリルではなかった。
「おはようございます、乃梨子」
「…おはよう、瞳子。何よ、それ…」
「ああ、これですか?役作りの為に今日からこの髪型にしようと思いまして」
「…○子夫人?」
「嬉しい、乃梨子さん。瞳子もそれ位美しく見えるのね♪」
「…(何このスーパードリル)」
○月△日
この日もいつものドリルではなかった。
「おはようございます、乃梨子さん」
「…おはよう、瞳子。これは…」
「ああ、これですか?役作りの為に今日からこの髪型にしようと思いまして」
「…どこキャバ嬢?」
「最近テレビで○王が流行りらしいので」
「悪いことは言わない、止めとけ」
「そうですか…セットに三時間かかりましたのに」
「…(まるで東京タワーみたいだ)」
△月○日
今日もいつものドリルではなかった。
「おはようございます、乃梨子さん」
「…おはよう、瞳子。これは…」
「ああ、これですか?役作りの為に今日からこの髪型にしようと思いまして」
「…どこの世紀末?」
「最近、悪役の気持ちを考えてみようと思いまして」
「…剃ったのか?」
「流石にカツラですわ」
「…ブッ(ヒャッハー、リリアンだぜー)」
◇月△日
今日もいつものドリルではなかった。
「おはようございます、乃梨子さん」
「…おはよう、瞳子。これは…」
「ああ、これですか?役作りの為に今日からこの髪型にしようと思いまして」
「…世紀末よりは…」
「ヒーローの気持ちを考えてみようと思いまして」
「もうそろそろ止めようよ…」
「そうですか?お姉さまも喜んでらしたのに」
「…祐巳さま…(スーパーサイヤ○3は無いと思います)」
×月△日
今日もいつものドリルではなかった。
「おはよう、瞳子。今日は…」
「見ないで下さい、乃梨子さん。恥ずかしいですわ…」
「…(何故恥ずかしがるのだろう?)」
「お姉さまに言われてこの髪型にしては見たものの、やっぱり恥ずかしいですわ」
「…(今までの方がよっぽど恥ずかしいと思う)」
「お姉さまとお揃いなんて…」
「似合ってるぜ、瞳子!」
瞳子は赤面して倒れた