【3740】 肉球なのに貰って嬉しいもの王手飛車取り  (咲坂つかさ 2013-06-24 19:37:15)


〜魔法少女まどか☆なのは〜
魔法少女まどかマギカと魔法少女リリカルなのはの合同作品です
プロローグは謎の女の子で一章はなのはで二章はまどかと視点が変わります
〜プロローグ〜
ボクはかわりはてた町並みを呆然と見ていた
子供のころに遊んだ公園が友達と一緒に買い物をしたデパートがそしていつも学校帰りに
通っていた駅前が全て廃墟に変わっていた
ボクは何もできなかった
いや、この廃墟に変えない方法を知っていながら何もしなかったといってもいい
だからボクはもう迷わない
ボクは魔法少女の呪われた運命に光を導くためにボクは犠牲になる
「願いが決まったかい?」
いつのまにかボクの足元に現れた小さな白い猫みたいな姿の動物を見下ろして
小さく頷いた
「では君の願いを聞かせてくれ、君は命を代償に何を願うんだい?」
「ボクはこの呪われた世界に希望の光を届けたい
たとえそれが他の世界から助けを求めるとしても!」
「それが君の願いだね」
「ボクの願いを叶えて、キュゥべえ!」
キュゥべえがボクを見つめるとボクの体が光輝いて体から小さな宝石が出てきて
それを手に取ると黒のゴスロリみたいな衣装に変身して杖が現れるとそれを手に取る

一人は希望を運ぶ魔法少女
もう一人は絶望をまねく魔法少女
出会うはずがない二人の魔法少女
運命のいたずらにより
二人の魔法少女の出会う時
奏でる物語は
絶望のレクイエムか
それとも希望のシンフォニアなのか
魔法少女まどか☆なのは、始まります

〜第一話〜
〜第一章〜
闇の書事件が解決してしばらくたったけれどもこれといって事件も起こらないで
変わったことと言えばはやてちゃんが私の小学校に転校してきたことでいたって平和だ
今ははやてちゃんとフェイトちゃんとアリサちゃんとすずかちゃんと私で学園生活を
楽しいんでいる
「ごめんな、授業が長引いて…てあれ、アリサちゃんとすずかちゃんは?」
私とフェイトちゃんが中庭に来てから少し遅れてはやてちゃんが現れた
「アリサちゃん達は先生に用事を頼まれて職員室だよ
少し長引くかもしれないから先に弁当を食べていっていたよ」
「そうか…ならアリサちゃん達には悪いけれども先に弁当食べてよか?」
「うん」
私達は弁当のふたを開けた
「いただきます」
「いただきますや」
「いただきます…」
ふとフェイトちゃんの弁当に目をやるとそこには可愛らしいおかずが目に入った
「わ〜〜フェイトちゃんの弁当にはいっているたこさんウインナー可愛いね」
「食べる…?」
「えっいいの!?」
「うん…」
「じゃあ、もらうね」
私はフェイトちゃんの弁当からたこさんウインナーを取り出すとそのまま口にほりこんだ
「うん、たこさんウインナー美味しいかった、それじゃあ、たこさんウインナーの
かわりに私のおかずをあげるね、はい、フェイトちゃん、あ〜〜ん」
「あ〜〜〜ん…」
私は鳥のからあげをはしではさんでフェイトちゃんに向けるとフェイトちゃんは口をあけて口の中にはいっていった
「美味しい?」
「うん…美味しいよ…なのは…」
「本当になのはちゃんとフェイトちゃんは熱々やな〜〜」
「はやてちゃんも食べさせてあげようか?」
「私はええわ
なのはちゃんに食べさせてもらったらフェイトちゃんの機嫌が悪くなるさかい」
「別に機嫌悪くならないよ…」
「ごまかさんでもええってフェイトちゃんとなのはちゃんはクラス公認のカップル
なんやからさ」
「うぅ…」
「なんかこういうのええな
なのはちゃんとフェイトちゃん、それにアリサちゃんとすずかちゃんと学園生活を
楽しめて、家ではシグナム達がいて…
あんな、私な最近、幸せすぎてこれでいいのかと思うんや
私はこれまで沢山の人を不幸にしてきたんやから…」
「でもそれはしかたがなかったことではやてちゃんが悪かったわけではないよ」
「ありがとう、なのはちゃん、でもこれはいずれ私が罪滅ぼしせなあかんことや」
「はやてちゃん…」
「はやて…」
私とフェイトちゃんははやてちゃんにかける言葉が見つからずに黙り込んだら
いきなり頭の中に直接声が響いた
『た…け…て…』
「えっ、今の声が聞こえなかった?」
『お願い…』
「なのはちゃんもフェイトちゃんも聞こえたんやな」
『この絶望からボク達を救って…』
「「「!」」」
突然私達の体が光につつみこまれるとそのまま気を失った
〜第二章〜
私は学校の先生の手伝いのせいで帰りは遅くなったので急いで家に向かった
でも帰り道で意外な出会いをすることになる
「うぅ…帰り遅くなったよ…
あれ?あそになにか…」
前方にツインテールの小学生四年生の女の子が倒れているのに気が付き
「って女の子が倒れている!?」
急いで女の子に近づき女の子の脈をはかったら正常に動いていて怪我もしていなくて
他にも異常がない所は見当たらなかった
「良かった…寝ているだけみたいだね
でもこのまま女の子をほっておくわけにはいかなし…
気が引けるけれども私の家に運ぼしかないよね」
私は小学生の女の子をおんぶして自分の家に運んだ
でもこの女の子と出会う事により私の運命が大きく変わる事になるとは
その時の私は思ってもいなかった
〜続く〜


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